勇者「俺が勇者になった理由は女の子にモテるためだ。文句あんのか」
|
Part3
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 18:42:59.22 ID:
nfVCKxWoo
村娘「勇者様。本当に、本当にありがとうございます」
勇者「お礼なんて必要ないですよ」
村娘「そ、そんな!! 寧ろこんな言葉だけでは……!!」
勇者「いいんですよ。貴女の大切なものを守ることができた。それだけで、俺は十分です」
村娘「ゆ、勇者様……」
勇者「俺からもお礼を言いたい」
村娘「え?」
勇者「貴女を守らせてくれて、ありがとう」
村娘「な……なにを……そんな……」モジモジ
勇者「……」
勇者「(決まった……。決まりすぎてヤバい……。というか、これ……)」
村娘「そ、そんなこと……私が感謝しなければいけないのに……私……私……」
勇者「(キスできるんじゃねえ……!? いや!! この雰囲気なら……!!!!)」
村娘「勇者、様……?」
勇者「……」
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 18:51:05.52 ID:
nfVCKxWoo
勇者『ふっ。申し訳ない。貴女の美しさに少し立ちくらみが……』
村娘『も、もう……からかわないでください……』
勇者『からかってなんかいません。俺は、本心しか口にしない男なんで』
村娘『ゆ、勇者様……』
勇者『……いいかい?』
村娘『ダ、ダメ……。わ、私、初めてなんです……。なのに……こんな外でなんて……』
勇者『はははは。外だから開放的になれるんじゃないですか。バカだなぁ』
村娘『勇者様……わ、わかりました……でも……あの……』
勇者『なんだい?』
村娘『や、やさしく……してください……ね?』
勇者『そんなの……無理にきまってるだろぉ!!!! でひゃっひゃひゃひゃひゃ!!!!』ガバッ!!!!
村娘『あっ……そんな……いきなり……あんっ、やめて……』
勇者『そんなこといいながら、こっちは体は嫌がってませんがぁ? 全く、顔に似合わず……はしたないですなぁ……』
村娘『ち、ちがう……んです……わ、わたし……』
勇者『まぁ、俺はそんなスケベな貴女もだーいすきですけどねぇ。にゅふふふ。さぁ、大草原の真ん中で!! 生命の神秘を体験しようじゃないですかぁ!!!』
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 18:59:45.74 ID:lNXgUKLvo
こういうノリの主人公は好きだ
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 18:59:59.74 ID:
nfVCKxWoo
勇者「ーーはっ!?」
医者「気がつきましたか?」
勇者「え? あれ……?」
医者「血を流しすぎたようですね。私が到着する直前に倒れられたみたいです」
勇者「あぁ、そっすか。で、あんたは?」
村娘「この方が獣医です。村の動物たちを診てくれているんです」
勇者「ふぅーん。そっすか」
馬「……」ペロペロ
医者「この子も捻挫しているだけで大した怪我ではようです。これならすぐに元気になるはずだ」
村娘「よかったぁ。それで、どうして凶暴化したのか、わかりそう?」
医者「血液を採取して検査してみないとな。だが、この子はとても落ちついているから治まっている可能性もあるな。足を痛めた所為かもしれないが……」
村娘「そう……。やっぱり貴方でもここでは無理なんだ」
医者「仕方ないよ。でも、こうして調べられるのは勇者様のおかげだ。これで全ての動物を助けられるかもしれないじゃないか」
村娘「うん。そうだね。勇者様に感謝しないと」
勇者「……」
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:01:17.96 ID:
nfVCKxWoo
>>41
医者「この子も捻挫しているだけで大した怪我ではようです。これならすぐに元気になるはずだ」
↓
医者「この子も捻挫しているだけで大した怪我ではないようです。これならすぐに元気になるはずだ」
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:07:20.98 ID:
nfVCKxWoo
医者「それにしても勇者様が酷い怪我だ。応急処置を施したとはいえ、このままでは危ない」
村娘「でも、ここにいたら狼に襲われるかもしれないし……」
医者「そうだが……。この子と勇者様を置いていくわけにも……」
村娘「勇者様は大丈夫だっていってたけど」
医者「え? そうなのですか?」
勇者「え? あ、あぁ、そうですけど?」
村娘「ここは勇者様を信じよう」
医者「でも……」
村娘「貴方が怪我したら……どうするの……?」
医者「……」
村娘「貴方しか動物は救えないんだよ?」
勇者「あの」
村娘「はい、なんですか?」
勇者「そのお医者さんと貴女のご関係は?」
村娘「あ、その……お、幼馴染なんです……彼とは……」モジモジ
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:12:48.36 ID:
nfVCKxWoo
勇者「なーんだ。そっすか。なーんだ。ふぅー。びっくりした。俺はてっきり恋人かなんかだと」
医者「違いますよ」
勇者「ですよねー」
医者「今度、結婚するんです」
勇者「……」
医者「な?」
村娘「……うんっ」
勇者「……あ、そっすか。へぇー。めでたいっすねー。うん。なら、あれだ。ここにいちゃだめだ。おおかみにおそわれたら、ほら、いちだいじじゃん」
医者「よ、よろしいのですか?」
勇者「うん。あなたはかのじょをまもってあげなさい。わたしはこのうまをまもるから」
医者「……ありがとうございます。感謝してもし足りません」
勇者「いいってことよ。おなじほしにうまれたもの、みなきょうだい」
村娘「行きましょう」
医者「そうだな。血液も採取したし、早速調べてみないと。勇者様!!! 本当に感謝しています!!」
村娘「その子のこと、もう少しだけよろしくお願いします!!」
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:13:46.16 ID:LcpYddtco
いい奴じゃん
そこでもうやだおうち帰るーにならんとこが
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:20:11.08 ID:
nfVCKxWoo
勇者「……」
馬「……」ペロペロ
勇者「……」
馬「ヒヒーン……」
勇者「フフフ……ハハハハ……アーッハッハッハッハッハ!!!!!」
馬「……!?」ビクッ
勇者「うわぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」
馬「ヒーン……」ペロペロ
勇者「なんでじゃぁああああああ!!!!! 絶対惚れたじゃん!!! あの子、俺に惚れてたジャン!!!!」
勇者「なんで!! なんで!!! なんで!!!」ダンッ!!!ダンッ!!!!ダンッ!!!!
勇者「寝取られたぁぁぁああああ!!!!! うわぁぁぁあああ!!!!!!」
狼「グルルルル……」
「グルル……!!!」
勇者「……なんだぁ? 寄って来るのは獣だけかぁ!? こいやぁああ!!!!! 狼畜生なんぞ!!! てきじゃねええええ!!!!!」シャキン!!
馬「ヒヒーンっ♪」
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:26:57.20 ID:
nfVCKxWoo
農夫「こ、こっちです!!」
兵士長「分かった」
兵士長「(まさか、初任務でこのような血文字による手紙をよこすとはな……。俺の目に狂いはなかったな。あいつこそ、真の勇者となる器だ……)」
兵士「あ、あれではないですか!?」
兵士長「いたか!?」
勇者「うわぁぁあ!!! うわぁああああ!!!!」ブンッブンッ
兵士長「な、なんだ……。随分、荒れてるなぁ……」
勇者「どうしたぁ!!! 狼どもぉ!!! その程度じゃ俺の怒りは収まらんぞぉ!!!!!」
狼「クゥーン……」
農夫「す、すごい!! 狼が完全に怯えている……!!」
兵士「勇者の称号はやはり伊達ではないのですね」
兵士長「その通りだ。どこの世界に馬一頭のためにあそこまでやれる男がいる?」
農夫「あの方こそ、真の勇者様……」
兵士長「(俺も鼻が高いぜ……。女のケツを追っかけてるだけじゃねえんだな)」
勇者「うおぉぉおおおおお!!!!!!! どうしたぁぁ!!!! かかってこないなら、こっちからいくぞぉぉぉ!!!!」
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:35:14.22 ID:
nfVCKxWoo
翌日 村長の家
村長「この度のことは一生忘れません。村を救っていただき、ありがとうございます」
兵士長「何を仰いますか。まだ解決したわけではないでしょう? どうして家畜が凶暴化したのか判明していません」
村長「そのことなのですが……」
医者「先ほど、結果が出ました」
兵士長「是非、教えてほしい」
医者「まだ詳しいことはわかりませんが、何かを投与されたのは間違いなさそうです」
兵士長「投与? 薬の類ということですか」
医者「ええ。一種の興奮剤のようなものです。いや、成分的には幻覚剤に近いものが……」
兵士長「エサに混ざっていた可能性は?」
医者「確かに幻覚作用をもたらす植物はありますが、この辺りに自生はしていません」
兵士長「犯人がいる、ということですか」
医者「間違いなく」
兵士長「……他の家畜は助かりそうですか?」
医者「ええ。なんとかなりそうです。全てはあの勇者様のおかげですよ」
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:54:48.33 ID:
nfVCKxWoo
村民の家
「勇者様、きいてください。他の動物たちも助かるって。エサに薬を混ぜれば大丈夫らしいんです」
勇者「へぇー。よかったっすね」
「これも勇者様のお力があってこそ!! ありがとうございます!!」
勇者「へぇー。よかったっすね」
「そんな謙遜なさらずに。これでもお食べください」
勇者「へぇー。よかったっすね」
村娘「勇者様」
勇者「……」
村娘「このご恩は一生忘れません。何か困ったことがあればいつでもーー」
勇者「ぐすっ……」
村娘「え!? ど、どうしたのですか!? ど、どこか痛むのですか!?」
勇者「いえ……今後、貴女に訪れるであろう幸せを考えると……こみ上げてくるものがあるんです……よ……」
村娘「あ、はいっ! そうだ! 勇者様、私の結婚式に是非きてください!」
勇者「おえっ……うぅ……うぅぅ……うんっ……いく……っす……」
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:56:44.56 ID:mALP6y4DO
やっぱり簡単にはフラグは立たないよな…
でもなんだかんだで頑張ってるな。報酬(女)がないのは辛いがww
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 19:59:53.75 ID:y0rxhO+ho
女の子求めてそのまま魔王倒しちゃいそうな勇者だなww
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:06:51.89 ID:
nfVCKxWoo
東の村
農夫「いいのですか。ろくなお礼もできていないのですが……」
兵士長「気にしないでください。我々は当然のことをしただけですので」
村長「助かりました。こんな辺鄙な村ではありますが、おもてなしをしますので。またお立ち寄りください」
兵士長「はい。そのときはお願いします」
兵士「隊長。勇者殿が見当たりません」
兵士長「なに? 全く……。折角馬車があるのに徒歩で帰るつもりか、あいつ」
村娘「あのぉ。勇者様なら馬小屋のほうへいくと行っていました」
兵士長「馬小屋?」
医者「あの子に別れの挨拶をしているのかもしれません。半日以上、あの子のそばにいたわけですからね」
村長「愛着がわいたのかもしれんなぁ」
村娘「勇者様って動物に好かれるタイプみたいだもんね」
村長「そうだなぁ。あんなに慈しみの心をもった若者は珍しい。勇者と呼ばれるのも頷ける」
兵士長「見てくるか……。お前たちはここで待っていろ」
兵士「はっ!」
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:12:07.64 ID:
nfVCKxWoo
馬小屋
馬「ヒヒーン」ペロペロ
「ヒヒーン!!」ペロペロ
勇者「……」グイッ
勇者「こんなもんか……」
馬「バヒっ」スリスリ
勇者「母さん……親父……いま、そちらにいきます……」
「ヒヒーンっ♪」スリスリ
勇者「馬に囲まれながら死ぬのも悪くない……」
兵士長「なーにやってんだ?」
勇者「あ、先輩……」
兵士長「帰るぞ」
勇者「……っ」ウルウル
兵士長「帰りの馬車の中で聞いてやるよ。降りて来い」
勇者「せんぱぁぁい……!!! おれ……おれ……!! きっと前世でなにかわるいことしたんすよぉ……!!! じゃないと……納得できねえっすぅ……!!!」ポロポロ
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:20:49.78 ID:
nfVCKxWoo
馬車内
兵士長「ーーなるほどな。確かにあの娘さんは美人だった。あんな村には珍しいぐらいの別嬪さんだ」
勇者「うぅぅぅ……うぅぅ……」
兵士長「お前が一目惚れするのもよくわかる。だが、仕方ねえだろ。あんなかわいこちゃんなんざ引く手数多だ。お前があの村の出身でもないと無理だよ」
勇者「うぅぅ……でも……途中まで惚れたんすよ……俺を見つめる視線がもうなんか、乙女の瞳だったのに……」
兵士長「気にすんなよ。女なんてこの世に掃いて捨てるほどいるんだ。あんな小娘なんざ、お前にはにあわねえよ」
勇者「あの子のことを悪くいわないでくださいっす!!!! いくら先輩でも……!!! ゆ、ゆるさん!!」
兵士長「わぁーった、悪かったよ」
勇者「はぁ……」
兵士長「そういえば、お前が命がけで守った馬。あれを貰えばよかったじゃねえか?」
勇者「は? なんでっすか?」
兵士長「メス馬だからだよ」
勇者「……うっ……うぅぅ……」
兵士長「あぁ……いや、冗談だ……冗談……。そ、そうだ、帰ったら飲もうぜ!! 勿論、俺の奢りだ! どうだぁ? 嬉しいだろう?」
勇者「オゴリ!? いくいく!! いくっす!!!」
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/04/21(月) 20:25:20.22 ID:fYiLZjpO0
この上げて落とす感じがたまらんなwwwwww
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:30:18.60 ID:
nfVCKxWoo
酒場
勇者「すんませーん!!!!」
バニー「はぁい、なんですかぁ?」
勇者「君のハートをください」キリッ
バニー「ビールでよろしいですかぁ?」
勇者「俺の心は既に貴女のもの。あとは会計を済ますだけです。そう、ベッドの上でね」
バニー「マスター。生追加でーす」
勇者「……」
兵士長「すっぱぁー。失恋のあとはやっぱ酒がすすむなぁ。ははははは」
勇者「笑い事じゃないっすよ!!!!」バンッ!!!
兵士長「な、なんだよ」
勇者「俺!! 先輩にモテにモテるって言われたから!!! 2年も血反吐を吐くような訓練をして勇者になったっていうのに……!!」
勇者「なんすかぁ、これぇ!? 俺!! 昨日初めて女の子に触れたんすよぉ!? あんなに柔らかいんっすね!!! たまらんっす!!!」
兵士長「よかったじゃねえかぁ。勇者になれなかったら、触れることすらできなかったかもしれねえんだぜ?」
勇者「あ。そっか。まぁ、それなら……。いや、騙されないっす!!! 先輩!!! 俺は別に女の子に触れるのが目的じゃねえんすよぉ! 美人の彼女、お嫁さんが欲しいんすよ!!」
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:40:06.40 ID:
nfVCKxWoo
兵士長「そうは言ってもなぁ。そればっかりは運命ってやつだからよぉ。いい出会いがあれば明日にでもできるし、なけりゃあ……」
勇者「なければ?」
兵士長「ま、今回のことは忘れろ。これ、食ってみろ。うまいぞー」
勇者「あ、うっす。恐縮っす」
兵士長「話は変わるけどよ。あの村での事件、誰かの手によるものの可能性が高いってことは言ったよな?」
勇者「あぁ、はい。みたいっすね」
兵士長「他の町や村でも同じようなことが起こっていないか調べないといけなくなりそうだ」
勇者「へぇー。たいへんっすね」
兵士長「お前も調べるんだよ。バカ」
勇者「なんで? 俺、傷心休暇とるっすから」
兵士長「勇者に休暇なんざあるわけねえだろ」
勇者「はぁー!? いやだぁいやだぁ!! 暫く休まないとやってらんないっすぅ!!!」ジタバタ
バニー「はぁーい。おまたせしましたぁー」
勇者「ありがとう」キリッ
バニー「……ぷっ。駄々こねちゃって、可愛い」
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:47:19.36 ID:
nfVCKxWoo
城下町
勇者「バニーちゃんにも笑われた……」
兵士長「ありゃあ、お前が悪い」
勇者「はぁ……」
兵士長「いい店、紹介してやろうか? 上玉ってほどじゃねえが、まぁそれなりのが揃ってる」
勇者「へぇ……?」
兵士長「金さえ払えば女は抱けるんだ。行ってこい」
勇者「……断固、拒否っす」
兵士長「あのなぁ」
勇者「俺はそんな邪まなことしないって心に誓ってるっす。初めては愛する人に捧げたいと」キリリッ
兵士長「それよぉ、気持ち悪いだけだからやめろって」
勇者「先輩にはわかんねーっすよぉ!!! あんなに美人の嫁さんがいて!!! 今晩もしっぽりしちゃうわけなんすよねぇ!?」
兵士長「あははは、てれるぜ」
勇者「こんな世界なんて滅べばいいんだぁ!!!!!」ダダダダッ!!!!
兵士長「おーい。明日、陛下に報告するんだから寝坊するなよぉー。……ま、ねりゃあ、元に戻るだろ。俺も帰ろう」
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:50:55.00 ID:lNXgUKLvo
事情というか、デフォルトの態度さえ知らなければ、物凄く良い奴に見えるだろうなこの勇者
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/04/21(月) 20:54:21.90 ID:
nfVCKxWoo
墓地
勇者「うぅぅ……おやじぃ……おしえてくれぇ……。どうすりゃ、母さんみたいな美人を手にいれることができるんだぁ……」
勇者「おやじぃ……おしえてくれぇ……このままじゃおれぇ……どうにかなっちゃうよぉ……」スリスリ
勇者「うぅぅぅ……」
勇者「おぇぇ……」
シスター「誰ですか!?」
勇者「あぁ……?」
シスター「あ、貴方は……」
勇者「……なんかようっすかぁ?」
シスター「こんな夜更けにいったい何をなさっているのですか?」
勇者「みてわかんないっすかぁ? 墓参りっすよぉ!! 墓参りぃ!!!」
シスター「え……? でも……」
勇者「なんすかぁ?」
シスター「い、いえ。とにかく、もう夜ですから家に戻られたほうがいいですよ」
勇者「……そうなんすかぁ? かえるっす……おじゃましましたぁ……」