Part4
328 :
1:2005/08/17(水) 21:21:54 ID:
MFQID4Fw0
優とセックスしてから、しばしの間二人でまったりしてたんだが・・・
俺『おーい、優! まだかーっ!!』
優『もーちょっとー!』
俺『おせーおせー! 俺なら3分で終わらす!』
優『私をRさんと一緒にしないでよっ・・・もぉ!』
いつの間にか時計は6時10分前を指していたわけで・・・
俺達はいそいそと帰りの支度をしていた、優はダッシュでシャワーを浴びている。
まぁ焦ってもしょうがないので、俺はテレビでも見て待つ事にした。
5分くらいした所でガチャ、とバスルームの方から音がした、俺の予想より5分早かったな。
329 :
1:2005/08/17(水) 21:23:41 ID:
MFQID4Fw0
俺『おっ・・・なかなか早かったな』
優『見ちゃだめっ! まだ終わってないんだからっ・・・』
俺『それだったら紛らわしい事すんなよぉ』
ぶつぶつ言う俺を無視して優は話を続けた。
優『あのさー、良く考えたら、適当な理由付けて遅れるって電話しとけばいいんじゃないのー?』
俺『あぁ? そんな事したらおばさんに悪いじゃねーか』
優『ダイジョーブだって、私が電話しておくから』
・・・確かにどっちにしろ間に合わないしな、ここは優に任せよう。
優『うん・・・うん、そう。 結構長い渋滞だってRさんも言ってるから・・・長くて後1時間はかかるかも』
俺『うゎ・・・演技派が現れた』
末恐ろしいヤツだ、優と喧嘩とかはしない方がいいな・・・俺の第6感がそう告げた。
330 :
1:2005/08/17(水) 21:25:19 ID:
MFQID4Fw0
優『しょーがないじゃん・・・≪エッチしてたから遅れるね≫なんて言えないんだからっ』
俺『まぁ、そうなんだけどさ、・・・・おし準備出来たな、行こうぜ』
優『むー、電話したんだからもう少しゆっくりしてもいいじゃんー』
俺『だーめ、早く帰る事に越した事はないんだからな』
・・・と、渋ってる優を引きずりながらホテルを後にした。
家に着いた俺達をおばさんは笑顔で迎えてくれた。時間は7時を回る手前だったので、
俺達は少し休憩した後、すぐに晩飯を食いに出かけた。
≪お客様はどーんと座ってていいのよ≫と、運転にはおばさんが名乗りをあげた。
332 :
1:2005/08/17(水) 21:26:56 ID:
MFQID4Fw0
そして車で進む事10数分、俺達は駅前にあるビアガーデンに到達した。
おばさん『ここの料理っておいしいんだけど、夏だけなのよぉ、勿体無いわよねー
あ、店員さん、生ビール二つとオレンジジュースね。』
俺 『そうなんすかー・・・って二人ともビールはマズイっすよ!!帰れないじゃないすか!』
おばさん『大丈夫よ、代行頼むんだから。だから今日は沢山飲んでねー』
優 『ってゆーかなんで私はオレンジジュースで決定してるのさ』
・・・・こうしてビールとジュースが運ばれて、料理が運ばれて、食事が始まった。
飯の方が重要って事もあったが、俺はこれから始めるミッションの為、酒は控えた。
俺 『そーなんすよ、そこでAのヤツがカーナビの操作まちがえて・・・・』
おばさん『Aだったらやりそうな事よねぇ・・・あの子はビデオすら録画できないんだから』
優 『あっ、ごめん・・・私ちょっとトイレ』
334 :
1:2005/08/17(水) 21:28:07 ID:
MFQID4Fw0
30分くらい話を続けてから優が席を立った。
意外と早く事を起こせそうだな・・・
俺 『あの、おばさん・・・ちょっとお話があるんですけど』
おばさん『なに?話なら今してるじゃない?』
うっ・・・この時に言うと決めていたが、いざとなると緊張するもんだ。
すんませんおばさん・・・俺は今からとんでも無い事を言います・・・・
膝に乗せている拳に力がこもる。
俺 『俺っ!!優と付き合ってます!!』
おばさん『・・・え?』
335 :
1:2005/08/17(水) 21:32:17 ID:
MFQID4Fw0
・・・・時が一瞬止まった気がした。
おばさんは口を開けたままこちらを見ている。うううぅっ、頑張るんだ俺っ!
俺 『だからおばさん、優と付き合う事を許してください、お願いしますっ』
おばさん『あぁ・・・・あらら、随分と急な展開ねぇ、もう少し詳しく話してくれないかな?』
流石に今までラブホにいた事は言わないが、俺は大体のいきさつを話した。
優に告白された事、昨日と今日一緒にいた事で一気に優を好きになったって事・・・
俺 『って事で・・・とにかく俺も優の事が好きですし、何より彼女の気持ちに答えてやりたいんです』
おばさん『へぇ〜、まさか優が告白するなんてねー、思っても見なかったわ』
俺 『は、はい』
おばさん『あぁ、そんなに緊張しないで。私は結構前から、優がR君の事好きって知ってたんだから』
俺 『は、はい・・・って、ええっ!?そうなんですかっ?』
おばさん『そうそう、でも当のR君は全然気付いてなくて・・・私が言っちゃおうとした事もあったのよ?』
336 :
1:2005/08/17(水) 21:36:31 ID:
MFQID4Fw0
おばさんは嬉しそうに話を続ける。
おばさん『これで私もしばらく安心できるわ、変な男の所に行ったらどうしようとか思ってたからね。』
俺 『はい・・・俺、至らない所ばかりですけど、宜しくお願いします』
おばさん『何いってるのよ、貴方のいい所は子供達から耳が取れるほど聞いてるんだから、自身を持ちなさい』
俺 『ありがとうございます、おばさん・・・・』
おばさん『できれば≪義理母さん≫って言える状況まで行って欲しいんだけどね〜』
俺 『善処します(苦笑』
そんな感じで俺のミッションは終了した。
337 :
1:2005/08/17(水) 21:37:13 ID:
MFQID4Fw0
ちなみに、優に溺愛しまくりのオジサンも、≪Rとなら付き合う事を許す≫と、
おばさんにぼやいていた事があったらしい・・・くぅっ、小学生の頃から家族ぐるみで付き合ってて良かった
・・・とにかくコレでひと段落ついた、後はAだけだな。
優 『ただいま・・・ってなに二人で嬉しそうに話してるの?』
俺 『あぁ、優それは・・・』
おばさん『あららららー、R君全然飲まないからビール温くなってるじゃない、店員さーん』
≪なんで?≫って顔をしておばさんを見るとおばさんは一言
おばさん『おもしろそうだから』
優 『何?なにが面白いの?』
俺 『は、ははは・・・・』
Aと優の性格・・・・その原点はここにある、俺はしみじみと感じた(笑
378 :
1:2005/08/18(木) 18:32:57 ID:
2yq2oLTv0
それからしばらく3人で談笑し続けたんだが・・・その間のおばさんは鬼だった。
様々な言葉で優を誘い出し、問答無用に撃沈していく。
おばさん『若い時間って短いんだからね、R君も早く次の彼女見つけなさいな』
優 『あっ・・・わ、わ、私がその時は付き合ったり・・・・しちゃたりとか』
と、ここで優がカマをかけてみると
おばさん『はぁ!?何言ってるのよ。アンタにR君なんて勿体無いにきまってるでしょ
それに、優に恋愛なんて10年早いわよ』
優 『うううっ・・・Rさーん(泣』
俺 『10年て・・・そしたら優27っすよ・・・』
もっと気の利いたこと言って優を安心させたいんだが・・・
何しろ俺の行動はおばさんの目で殺されている。・・・・すまん優よ、もう少し遊ばれてくれ・・・
おばさん『結婚する時は、Aだけじゃなくて私の事も呼ぶのよ?わかった?』
優 『〜〜〜〜〜っっ!!』
381 :
1:2005/08/18(木) 18:38:21 ID:
2yq2oLTv0
そんなやり取りが数回続いたところで、食事はお開きとなった。
おばさんは優をからかう事ができて上機嫌・・・
優はその正反対で、全身から≪どんよりオーラ≫が出まくっていた。
おばさん『ただいま〜』
俺 『おじゃまします』
優 『・・・・・ぁうー』
それぞれが違った様子で家に入る。
俺なんか結構飲まされたので、足元がフラフラしている・・・こんなに飲んだのは久しぶりだ。
おばさん『それじゃぁ・・・飲み物でも持っていくから、部屋で待っててね。』
俺 『はい・・・ありがとうございます』
優 『じゃぁわたしも・・・』
おばさん『何言ってるの、アンタも手伝うのよ』
382 :
1:2005/08/18(木) 18:39:36 ID:
2yq2oLTv0
おばさんに引きずられて優はリビングに消えて行った。
・・・これ以上は可愛そうだから、戻ってきたら俺から話すかな。
そんな事を考えならがら俺もAの部屋と向かった。
ベッドに横たわって、一息つく。
このままじゃ寝てしまうのは確実なので、CDを鳴らして、枕元にある雑誌を手に取った。
2〜3曲くらい流れた後だったと思う、下から軽快な足音で階段を上る音が聞こえたかと思うと、
そのまま部屋のドアが開き、優が俺の上に飛び乗ってきた。
俺『ぐは!』
優『ちょっ・・・・ちょっとRさん!コレ、これ見てっ』
俺『いてーなぁ・・・って何コレ?カード?』
優『私のお年玉貯金カード・・・・・お母さんから貰ったの、大事に使いなさいって・・・』
俺『あぁ・・・なるほどね、そう来たか』
383 :
1:2005/08/18(木) 18:40:34 ID:
2yq2oLTv0
珍しく興奮して話す優・・・
その顔を見てると思わず笑いがこみ上げてきそうになる。
優『ねぇ?なんで分かったのかな?Rさんまだ話してないでしょ?』
俺『いや、話したよ』
優『そ、そんな馬鹿なっ』
俺『Aの真似はやめろ・・・とりあえず落ち着け優、全部説明するから』
おばさんにどんな話をされたか分からないけど、
俺は優があの時に席を立ってから、おばさんと話した経由を全て説明した。
優『私がいる時に言っちゃえばよかったのに・・・・』
俺『そんな恥ずかしい真似できるかっ(笑』
優『でも・・・・私がお母さんだったら絶対同じ事するし・・・しょーうがないかな』
だからさらりと聞き捨てなら無い事を言いうなってば・・・
384 :
1:2005/08/18(木) 18:42:22 ID:
2yq2oLTv0
しばらく優と話し込んだ。
俺が一番気になってた事は、優が俺の家に来ても平気かって事、
一見それほど重要な話には聞こえないんだが、俺たちの置かれてる状況だったら、大問題だ。
確かに俺が優に会いに行くのが一番良いんだけど、それじゃAを放置してしまう事になる。
できれば俺が地元に帰るときは、Aと遊ぶ為だけに帰りたい。
要はメリハリを付けたいって事だ。
俺がそっちに行くのはAの為、優が来る時は優の事だけを考えるって感じで・・・
優『お泊りも可って言われた・・・でも頻繁にはダメだって、月2回くらい』
俺『それで十分だ・・・っていうか理想じゃねーか、只でさえ交際を許してくれたんだしな』
優『あの、毎日電話してもいい?』
俺『あぁ、俺もするよ』
優『浮気とかしないでね』
俺『大丈夫だ、俺の周りにはお前以外に魅力的な女がいないから・・・』
385 :
1:2005/08/18(木) 18:43:09 ID:
2yq2oLTv0
優『・・・・いたらするの?』
俺『いや、おまえそりゃ言葉のアヤってゆーんだ』
優『するの?』
俺『・・・・しません、絶対しませんから(苦笑』
優『・・・・よしっ♪』
いつもは俺のペースなんだが、だんだん優にハマっていく自分が分かる。
発する一言に魅力を感じ、優しく微笑まれると俺も伝染して、口元が崩れる。
抱きしめられると落ち着くし、憎まれグチを叩き合うと何故か幸せになる。
もうやばい、初期症状でまくりだ。
その日は、あえて別々に寝た。
おばさんには≪Aがいなくよかったわね〜、今夜は優の部屋に布団敷きましょう≫
と、冗談交じりに言われたんだが
しっかりしたところも見せないといけないって思ったから、ここは我慢だ。
403 :
1:2005/08/18(木) 21:36:20 ID:
2yq2oLTv0
優『おはよーRさんっ ・・・ってあれ? 何処か行くの?』
俺『あぁ・・・・実家に忍び込んで夏服取ってくる・・・あとはお土産かな?』
優『お土産? 誰のさ?』
俺『お前の兄貴のだよ、今日退院するんだから・・・トイザラスでなんか面白そうなの買ってくる。』
Aが退院した時や誕生日の時、俺は必ずお土産を用意する。
今回は急な話だったから用意してないから・・・アイツが帰ってくる昼頃までに用意しておきたい。
まだパジャマのままでいる優を置いて、俺は一人家をでた。
405 :
1:2005/08/18(木) 21:39:21 ID:
2yq2oLTv0
妹『あれ、お兄ちゃん! 帰ってきたの!?』
俺『うぉ!!』
びっくりした〜〜〜〜って古都美(妹)か・・・(汗
駐車場に車がないから堂々と入ったのがまずかったな・・・まぁ古都美だから平気だが・・・
妹『お母さんならいないよー』
俺『いねーから帰ってきたんだ。いると帰してくれないからな・・・』
妹『そーなんだ、でもたまには帰ってきてウチでゆっくりしなよ』
俺『あぁ、気が向いたらなー』
妹『あ゛あ゛あ゛ああぁぁーーーーーー』
昔みたいに持ち上げて振り回す事はできないので、頭をぐりぐりしてから俺は古都美に別れを告げた
家族なのに早すぎる、その時間5分(笑)
その後、トイザラスで適当にネタっぽいのをチョイスして、
カレー屋で一人飯を食ってからA宅に戻った。
時間も丁度良い、Aは昼前には帰るって言ってたから、今戻れば家族で昼飯も食い終わってるだろう。
406 :
1:2005/08/18(木) 21:41:24 ID:
2yq2oLTv0
A『いよーーーーぅ!!』
俺『おぅ・・・ご苦労さん、お前はそんな・・・退院したばっかりで元気なのな』
A『俺はもう調子抜群だっつーの、今回は一応その旨を確認したよーなもんだ』
俺『そうだな・・・俺はAが運動できないってのを本当におかしく思う』
そうだ、Aは激しい運動が出来ないっていう条件を除けば、いたって健康な若者同然なんだ。
多少なら走る事もできるし、買い物くらいだったら普通にいける。
俺『でも煙草はやめてないんだな?』
A『やめねーよ、俺はやりたい事をやるんだ。』
持病もちとして・・・煙草とコーヒー大好きなのはどうかと思うけどな、Aが言うなら俺は止めない。
408 :
1:2005/08/18(木) 21:43:24 ID:
2yq2oLTv0
それから・・・大体5時間くらいかな?
俺たちはずーっと話続けた。
良く飽きないもんだなって思うけど、実際話が尽きないんだからしょーがない。
A『・・・それでさ、お前に伝えたい超ビッグニュースがあるんだよっ』
俺『何よ? 好きな女が出来たってのはハッキリ言って聞き飽きたぞ(笑)』
A『あー!残念ハズレだ!!・・・・まぁ、遠くて近い話なんだが・・・』
俺『・・・じゃーなんだよ?』
A『まぁまぁまぁ、落ち着け。今日という日は長いんだ、酒でも飲もうじゃないか』
≪お前が落ち着け≫と突っ込みを入れつつ、俺たちは一息入れた。
Aはベッドの壁を≪どんどん≫と叩き優を召還する。
409 :
1:2005/08/18(木) 21:44:45 ID:
2yq2oLTv0
A『優!!おーいゆうー!!しゅうごー!!』
優『ちょっと、電話してるんだから呼ばないでよ・・・』
A『お前下から酒とつまみもってきて、2分でな、超特急でな、音速を越えてな、光と化してきて』
優『電話してるんだから自分でいってよーもぉー・・・ねぇ・・・Rさん?』
うぅ・・何故俺に同意を求めるんだ優は・・・
いつもは微妙にAと一緒にからかってるのを知ってるくせに・・・
俺『電話が終わってからでいいから・・・持ってきてやってくれ』
俺はAから見えない位置で≪ゴメン≫とジェスチャーした。
410 :
1:2005/08/18(木) 21:46:27 ID:
2yq2oLTv0
優『はい持って来たよ・・・ど う ぞ、召し上がれお兄様』
A『うむ、苦しゅうない。もう行っていいぞ』
この2人のやり取り・・・普段は笑えるやり取りなんだけどなー、
なんでだろう、ムネが痛すぎる。頼むからこれ以上俺を苦しめないでくれ(;´Д`)
しかし優は出て行かない。
コレはいつものパターンだ。大体10分くらい流し続けて(Aなりに会話に参加させてやってる)
その後は本気で追い出すんだよな(汗
A『それで・・・・その看護婦さんが楽しい人でなぁ、
入院中その人を狙って何度ナースコールした事か・・・』
俺『やっぱり好きな女ができたんじゃねーか』
A『ばっか!最後まで聞けって!・・・・って優、もう行っていいぞ?』
優『ぇーー、やだ』
A『いいか良く聞けよ?俺達は男同士の超重要な話をしてるんだ・・・そんな中、ハッキリいってお前は邪魔だ』
413 :
1:2005/08/18(木) 21:50:04 ID:
2yq2oLTv0
渋りつつ、優は部屋の入り口まで歩いていく・・・
俺は何も言わないが、その分は二人きりの時に埋め合わせればいいだろう。
優が出て行ってドアが閉まる寸前で、Aが口を開いた。
A『R・・・お前、看護婦は好か?』
・・・と、Aが口にして数秒後、優の部屋のドアが閉まる音がした。
あぁ、多分聞かれたな。・・・優のヤツ、誤解してなきゃいいんだが・・・
A『ダメモトで聞いたんだけどさ、オッケーもらっちゃってな? もう看護婦と飲み会決定ですよ?』
俺『つまり・・・俺をその面子に加えるってわけだ』
A『当たりまえだろ、Rが来なかったら・・・俺を抑える存在がいなくなる』
414 :
1:2005/08/18(木) 21:51:03 ID:
2yq2oLTv0
Aの話に答えつつ、俺は片手で携帯をいじる。
えーっと・・・≪合コン誘われたけど断るから、あと今から話すから優はそこにいて≫っと・・・
A『メチャメチャ良い話じゃね? これ行くしかねーだろ!』
俺『あぁ、その話なんだが・・・』
その途端、メールが入った。
素早く開いて見ると、差出人は当然優からだった・・・・画面には一言、≪がんばって!≫
俺『わりぃんだけど俺・・・今彼女いるんだよ』
415 :
1:2005/08/18(木) 21:53:32 ID:
2yq2oLTv0
俺『わりぃんだけど俺・・・今彼女いるんだよ』
A『・・・・え?マジ?』
俺『あぁ、大マジ』
A『お、お、おおおおぉぉぉおお!! おめでとう!!ってゆーかいつの間に!!』
俺『うん、急に付き合う事になったからな』
A『で、相手は誰よ?・・・お前の状況からして大学の子だよな?』
俺『いや、・・・・違う、隣の部屋にいる女だ』
A『・・・・は?隣?』
一瞬時が止まった。
Aはしばらく考えて・・・・無言で椅子から立ち上がり、てくてくと優の部屋に向かった。
数秒後、優がAと共に入ってくる。
417 :
1:2005/08/18(木) 21:55:36 ID:
2yq2oLTv0
415の1行目は無視でお願いします(´・ω・)
A『Rの彼女って・・・・・これの事?』
優『コレってゆーな!』
優は強気な態度こそ見せるが、その顔は赤く染まっている。
わかるぞ・・・・俺も同じ気持ちだからな。
俺『そうだ、優と付き合ってんだよ、俺』
A『・・・・・・・・・さ、寝るか』
俺『おいおいおい、現実逃避すんなっ!』
優『ちょ、ちょっとお兄ちゃん!』
A『僕は今悪い夢をみてるんだ・・・』
俺は無理矢理Aを起こし、事情を説明した。
419 :
1:2005/08/18(木) 21:57:01 ID:
2yq2oLTv0
A『なるほどな・・・・まぁ、優がお前に惚れてたのは知ってたんだけど』
優『・・・・そうなの?』
A『あほか!そんなの余裕で分かるわ!!・・・・むかしからお前はRにべったりだったじゃねーか』
優『ううっ・・・』
A『いつかは優が告ると思ってたけど、・・・俺は絶対振られると思ってたからなぁ』
俺『まぁそう言うなって・・・・それでA、お前はどーなんだよ?賛成してくれるのか?』
優『そう、それが知りたいの』
Aは頭に手をやって、呆れた様に言った。
A『あのなぁ、俺は関係ないだろ。 だからお前等で好きにすりゃいーじゃん』
俺『でも・・・・俺は一応親友として・・・』
A『俺も親友として言わせて貰うと・・・これから一緒に女遊びできなくなるのが悲しいって事くらいだ』
420 :
1:2005/08/18(木) 21:57:47 ID:
2yq2oLTv0
そんな感じで、Aとはアッサリ話が付いた。
本人は、優にRは勿体無いって連発してたけど、優がいなくなってから
Aに≪優を大切にしてやってくれ≫と言われて―――
俺達は≪この先親友じゃなく、兄弟になれるかもな≫って握手をしたんだ。
ちなみにこの日、俺が用意したお土産は【江田島平八のフィギュア(団旗付き)】で
A『やっべーコレかっこよすぎだ・・・コレで田沢があれば最強なんだが・・・』
俺『そんなマイナーキャラでねーよ(笑』
本人は超喜んでいた。
460 :
1:2005/08/19(金) 19:07:24 ID:
cc7uiye/0
少し早めに帰宅したので、ちょっと余計かもしれませんが、
優とは関係ない話を書いてみました、大体このスレを立てる直前の話です。
お泊りの話を期待していた方すいません、今から書きますので・・・
あと、俺の妹は眼鏡で陸上部な中2ですよ。可愛いもなにもありませんw
まだガキですからね(笑
461 :
1:2005/08/19(金) 19:10:16 ID:
cc7uiye/0
俺『あぁぁあああ!!やべぇえ遅れる!!!』
・・・・っていうか、すでに遅れている。
俺は自転車のペダルを全力で回してバイト先へと急いだ。
Aが戻ってきてから俺は、なんだかんだで2日間も帰りを先延ばしにした。
その間優との接触もコレと言って無く・・・俺はAと釣りに行ったり、映画を見に行ったりした。
A 『それじゃぁ・・・次に会うときは、年末か?』
俺 『おぅ、大晦日に行くわ・・・っつーかたまにはお前が来い』
おばさん『待ってるわ、R君』
優は玄関に見送りには来なかったが、
俺が車を出すまで、2階の窓からずっと手を振っていた。
462 :
1:2005/08/19(金) 19:11:40 ID:
cc7uiye/0
それから数日後・・・今に至るんだが・・・
長期休み明け、間もないのに遅刻かよ・・・カコになんて言われるか分からんぞ(´・ω・)
そんな心配をしていたが、どうやら大丈夫らしい・・・まぁ仕込みは店長一人でも平気だしな。
一応電話連絡したんだし・・・
俺 『すんません遅れました!』
店長 『ああいいよいいよ、どうせ平日のランチは暇だし・・・Rがいたら俺が出ようと思ってたから』
俺 『はぁ・・はぁ・・・そうすかー』
店長 『今日は10時までだったっけ?』
俺 『はい、そうっす!』
店長 『じゃー 時間合わせるから・・・30分したら入ってきて、多分その時にはお客様きてるから』
あぁ、適当な店長で良かった・・・・
この人俺が朝仕込みに行く途中、パチ屋で並んでたりするからな(汗
・・・その代わり店長以上にうるせーヤツがこの店にはいるんだよな・・・
463 :
1:2005/08/19(金) 19:13:30 ID:
cc7uiye/0
カコ『・・・ちょっとアンタ!なんで遅れてるのよ!!』
俺 『うわ! びっくりした・・・』
事務所で休憩していた俺を怒鳴りつけるこの女は≪薫子(通称カコ)≫っていうんだが・・・
コイツとは同じ大学で、同じゼミだったりする。
人が足りない時に店長が≪だれか接客経験あるヤツ引っ張ってきて≫って言ってきて俺がスカウトしたんだけど
いつの間にかアルバイトリーダーに上りつめて、この店を引っ張っていく存在となっていた。
まぁ表面上はカコが≪ホールリーダー≫で俺が≪キッチンリーダー≫なんだが・・・
他の面子は・・・俺がリーダーだなんてもう一切思ってないだろう、
いつもキッチンにいるし、ホールの事は一切口出ししてないしな。
464 :
1:2005/08/19(金) 19:14:41 ID:
cc7uiye/0
俺 『うるせえなー、寝坊だよ寝坊、悪いか?』
カコ『わ、悪いわよっ!! アンタリーダーでしょ!? 後輩に示し付かないでしょが!!』
俺 『いーんだよ、俺はもう今年一杯で辞めるんだから』
カコ『全然よくない!他の子がまじめにやってるんだからっ!
・・・だいたいRはいつもおちゃらけてばっかりで・・・』
俺 『あーあーあーあー聞こえねー、もうタイムカード押したからいくぞ』
カコ『・・・・・死ね!』
・・・・とまぁいつもこんな感じだ。
五月蝿いカコを一蹴して、俺は仕事に出る。
そして仕事が終わった後・・・俺たちは恒例の飲み会を行っていた。
そこでチョット一悶着あったりしたんだけど・・・・