二人の幼馴染を通じて女友達を増やしたい kkkさん用続き
263 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:50:19 ID:CMi09jJq
〜3月22日(木)･後編〜
俺は椎とともに、すっかり人のいなくなった学校に戻ってきた。
し「中庭で待ってるって伝えれば、愛も場所が分かるのね？」
俺「ああ、それだけで大丈夫」
椎が愛をどこに呼び出したらいいかと聞いてきたので、俺は中庭を選んだ。
月曜日に、愛から拒絶された場所。
二人きりになれて、なおかつ学校内での想い出の場所というと、中庭が一番だと思った。
し「かｰくん」
俺「何だ？」
し「ﾌｧｲﾄ！！ｗ」
俺「･････ｻﾝｷｭｗ」
再度、気合が充填された。
俺は中庭の方へと、椎は陸上部の部室の方へを歩き出した。
校舎を回って、運動靴のまま中庭に入る。
陽が落ちるのも、随分と遅くなってきたもので、まだ辺りは明るい。
しかし、季節の移ろい目である今は、昼と夜の気温差が激しい。
校舎の間を吹き抜ける風が、少しだけ肌寒くなりつつあった。
俺は中庭にある、いつも座っているﾍﾞﾝﾁに鞄を置いて、愛が来るのを待った。
とても静かな校内。
風の音の次に大きいのは、自分の心臓の音のように感じた。
思わず肩で息をしてしまうほど、緊張感が高まっていた。
俺「･････ふぅ〜････」
大きく深呼吸をして、落ち着かせる。
息は整えることが出来たが、胸は熱いままだった。
ここに着いてから、どれくらいの時間が経ったんだろう。
それは、とても長いようにも感じたし、一瞬のようにも感じた。
俺は視界の隅に誰かが近づいてくるのを感じていたが、そちらの方を見れなかった。
あ「･････克也くん」
聞き間違えるはずもない、愛の声。
横を向くと、そこには少し離れたところに愛が立っていた。
夕暮れ時。
ﾊﾞｯｸにある校舎がやけに紅く染まっているのが印象的だった。
264 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:52:24 ID:CMi09jJq
愛は、いつもとほとんど変わらない姿をしていた。
先程まで部活をしていたはずだけど、ちゃんと制服に着替えていて、ﾄﾚｰﾄﾞﾏｰｸのﾎﾟﾆﾃも健在だった。
最近は、少し暖かくなってきたから黒ﾀｲﾂを穿くことは少なく、黒のｿｯｸｽを穿いていた。
今まで中庭で見た姿と違うところを挙げれば、鞄を持っていることと、ﾏﾌﾗｰを巻いていることくらいだ。
俺「来てくれて･･･ありがとう」
あ「････････うん」
会話をするのには支障のない距離だが、とても近いとはいえない距離。
愛は微妙なこの距離を詰めてくることはなかった。
俺「愛に、伝えたいことがあるんだ」
あ「･･････」
目頭が熱くなり、声が震える。
まだ早い、まだ何も愛に伝えていない。
俺はもう一度、しかし今度は小さく息を吐いて心を落ち着かせた。
俺「････不思議な縁だよな」
俺「中学のとき、俺が愛に告白して、そして････振られたあの日には考えられないことだよ」
俺「こうして、喋りあって、一緒に高校生活を送っているなんて」
あ「･･･････」
どうやって切り出すか迷っていた。
そういう時こそ、原点に戻るべきだと思った。
俺「あの日、言われた････ありがとうって言葉･･･今も覚えているよ」
俺「すごい嬉しかった････」
俺「あの言葉があるおかげで、今の俺があると言ってもいいくらいだ」
俺「ずっと感謝したかった」
俺「･･･ありがとうの意味を教えてくれて････ありがとう」
あ「･･････」
俺は今までずっと奥底にあった想いを解放した。
あの日から、俺の行動原理になった愛の言葉。
嬉しかったという感情を伝えたかった。
265 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:54:13 ID:CMi09jJq
愛へ感謝したい気持ちは、いくらでもある。
俺「愛から話しかけてくれたとき、驚いたよ」
俺「まさか、俺に話しかけてくれるなんて思わなかったから」
あ「･････････でも･･それは･･･」
俺「たとえどういった理由であったとしても、俺にとっては嬉しかったんだ」
秋もすっかりと深まったあの日。
愛から話しかけられた想い出が蘇る。
あそこから、俺と愛の歯車が再び廻り始めたんだ。
俺「優のいじめを解決しようとして、俺を頼ってくれて･･･ありがとう」
あ「･･･････」
俺は言葉を紡ぎ続ける。
俺「優の告白を断って、俺が周囲から孤立したとき･･･」
俺「一番最初に手を差し伸べてくれたのも、愛だったよね」
あ「････････」
俺「あの1週間は本当に息苦しかったから、愛に助けてもらえなかったら、どうなっていたやら･･･」
俺「それに、他の誰でもない、愛に声をかけてもらえたことが、嬉しかった」
俺「独りになっていた俺に声をかけてくれて･･･ありがとう」
あ「･････････」
全てを言わなくても分かり合えるというのは、おそらく理想の関係の一つだろう。
家族、友人、恋人どの関係だってそう。
しかし、言葉を紡ぐということにだって、素晴らしいことだ。
言葉にすることで、いつまでも相手の心の中に行き続ける。
俺にとっての「ありがとう」という言葉のように。
俺「ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝのﾁｮｺ、おいしかったよ」
俺「まだしっかりと伝えてなかったよね」
俺「俺のために、二度も用意してくれて････ありがとう」
あ「･･････････････」
言葉は無力だという人もいる。
だけど、俺はそうは思わない。
俺「愛はお世辞だって言ったけど、ｸﾘｽﾏｽｹｰｷだっておいしかったんだぜ？」
俺「また愛の作ったもの、食べてみたいな」
あ「･･････････････」
愛は何も言わない。
ただ･･･俺と見つめ合う愛の瞳は、潤み始めていた。
266 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:58:16 ID:CMi09jJq
何故なら、俺はたった一つの言葉でも人の感情が大きく動かされることを知っているから。
俺「今は、もうこうやって名前で呼び合っているけど、最初は恥かしくて顔見ながら言うなんて無理だったよ」
俺「でも、名前で呼び合えることの出来る関係になれて、嬉しかったなぁ･･･」
俺「また一つ、愛と仲良くなれたことが、無性に嬉しかったんだ･･･」
あ「････････････････」
たった一つの言葉で、元気になることだってある。
たった一つの言葉で、落ち込むことだってある。
たった一つの言葉で、嬉しくなることだってある。
たった一つの言葉で、新たな一歩を踏む原動力になることだってある。
俺「愛と昼休みに、何度もここで一緒に弁当を食べたよね」
俺「愛にとっては、教室に居られないからという後ろ向きなものだったのかもしれないけど･･･」
俺「俺にとっては、一日の中でも一番幸せな時間だったよ」
俺「いつも俺の隣に居てくれて････ありがとう」
あ「･････････････････」
言葉には、人の心が乗り移る。
優しく声をかければ、必ずしも優しい声で返ってくるわけではないけれど。
それでも、穏やかな心を持っていれば、いつかは相手も開いてくれるかもしれない。
だから、俺は優しく語りかけるようにして、言葉を紡ぐ。
相手のために。
自分のために。
俺「こうやって、女の子と喋ることに抵抗がなくなりつつあるのも愛の協力があってこそだ」
俺「俺のことを想ってくれて････ありがとう」
ｹﾝ、ﾘｸ、ﾀｸから貰ったｴｰﾙを糧にして。
優の想いを忘れず、椎に分けてもらった勇気を抱いて。
俺「･･･いつもいつも俺は愛に感謝していたよ」
俺「言葉足らずだったと思う」
俺「ずっと･･･伝えたかったんだ」
そして、ここのみんなから貰った一つ一つの言葉を胸に刻んで。
俺「感謝してもしきれないくらいだ」
俺「愛のおかげで、普段から優しい気持ちに抱くことが出来るようになったよ」
あ「･･･････････････」
今、俺がこの場に立っていられるのは、決して自分一人の力じゃない。
みんながいたから、俺はここにいるんだ。
至極当たり前のこと。
だけど、意識することで、俺はまた一歩進んでいける。
267 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:01:34 ID:CMi09jJq
この感情を伝えるために、俺は言葉を繋げる。
少しでも、愛に俺の気持ちが届くように願いながら。
この想いを愛に伝えたい。
そして、胸が焦がれそうなこの想いを教えてくれたことに感謝したい。
愛が俺のことをどう思っていようとも、これだけはずっと変わらない俺の想い。
俺「この気持ちを教えてくれて･･･････ありがとう」
あ「････････････････」
愛は、もうこちらをしっかりとは向いていない。
片手で口を押さえて、俯き加減で嗚咽するように堪えている。
俺「この想いを大切にしたいんだ」
愛「････････････････」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛと涙を零す愛愛。
その姿がとても愛しく思えた。
俺「だから、愛にも･･･大切にして欲しいんだ」
あ「････････････････」
何よりも、かけがえのない人だから。
俺「誰よりも、俺にとっては愛が大切なんだ」
あ「････････････････」
俺は愛との距離を縮める。
一歩、一歩、ゆっくり近づいていく。
俺「愛」
あ「･･･････････････････」
手を伸ばせば届く距離。
愛が顔を上げると、涙が頬を伝って流れた。
俺は今までの全ての想いを込め―――
俺「好きだ」
―――愛に想いを言葉にして伝えた。
268 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:05:13 ID:CMi09jJq
愛は泣きじゃくっていた。
今まで留めていたものが、決壊が崩れたように溢れ出ていた。
愛はかすかな声で呟いた。
あ「･････あり･･が･･･とう･････」
愛のその言葉を聞き、俺は愛を抱きしめた。
女の子を抱きしめたことのない俺は、どこかぎこちない動作で愛の背中に腕を回す。
俺「･････････････」
あ「･････････････」
抱きしめて気持ちが安らぐなんて、嘘だと思った。
少なくとも、付き合い始めてある程度したｶｯﾌﾟﾙじゃないとそうは思わないんじゃないだろうか。
俺は、心臓の音が愛に伝わってしまうんじゃないのかと思うほど、緊張していた。
鞄の落ちる音がした。
愛が片手で持っていた鞄を放した音。
愛も俺を抱きしめてくれた。
とても弱弱しい腕の力は、まるで俺を包み込むようだった。
あ「私は･･･三回も･･･克也くんを･･･拒絶したのに････」
俺「･･････････････」
中学時代の告白、優から告白された直後、そしてこの間のことを言っているんだと思う。
あ「私は･･っ･･･ひどいことばかりしてるのに････」
あ「･･･ごめん･････ごめんね････っ」
俺に対しての謝罪なのか、優に対しての謝罪なのか。
どちらにせよ、愛に後ろめたいことがあるのなら、この場で全てを吐き出させてあげたかった。
俺「････愛が俺を支えてくれたように、今度は俺が愛のそばにいてを支え続けたい」
あ「･･･････････････」
俺「これからも、隣に居てもいいかな？」
あ「･･･････････････」
愛は俺の問いかけに応えるように、俺の制服をぎゅっと掴んだ。
それが嬉しくて、俺は愛との隙間を無くすくらいに抱き寄せた。
269 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:07:52 ID:ZBXF7IKQ
ｽﾚﾀｲが遂にかなった
270 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:07:53 ID:CMi09jJq
愛の涙が止まるまで、俺達は抱きしめ合っていた。
それ以上、お互い何も語ることなく、ただその場で互いの温もりを感じあう。
夕陽が落ちていき、段々と薄暗くなる中。
風は冷たくても、心も体も暖かかった。
あ「･･････････ん」
俺「････大丈夫？」
あ「うん･････････」
愛が一歩退いて、距離を置く。
触れていた体の部分に冷気が入り、温度が下がっていくのを感じた。
あ「･･･帰ろっか」
俺「だな」
愛は微笑んでいた。
いつも以上に優しい笑顔に見えたのは、俺がそう思いたいからだろか。
俺達は中庭を後にする。
駐輪場までのわずかな距離を、並んで歩いた。
俺は勇気を出して、愛の手を握り締めた。
あ「････････････」
愛は何も言わずに握り返してくれた。
また心が満たされる思いだった。
俺「･･･近いなｗ」
あ「そうだねｗ」
しかし、あっという間に自転車が置いてある場所まで辿り着く。
何で俺達は電車通学ではなく、自転車通学なんだろうね。
あ「でも･･･これからはいつでも出来る･･･よね？」
俺「ああ･･･そうだな」
帰宅途中に会話らしい会話はなかった。
お互い、どこか気恥ずかしかったんだと思う。
それでも、気持ちが通じ合っていると思うと、静寂も悪くなかった。
271 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:09:04 ID:2Ph8sbmG
体力の限界なんで、一言だけ。
お め で と う ！
272 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:09:27 ID:wwfkmKbb
ｷﾀ━━━━(｡A｡)━(ﾟ∀ﾟ)━(｡A｡)━(ﾟ∀ﾟ)━(｡A｡)━━━━!!!!
すいません、取り乱しました
おめでとｰｰｰｰｰ
273 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:10:36 ID:CMi09jJq
愛の家の前まで着く。
俺「････ﾊｯｸｼｭﾝ！」
あ「････風邪？」
鼻をすすっている俺を見て、心配そうな愛。
最近、暖かくなってきたから1枚上の服を減らしたんだが、さすがにこの時間帯は寒かった。
俺「大丈夫だよｗ」
あ「････････････」
愛は巻いていた自分のﾏﾌﾗｰを解き、俺にかけてくれた。
あ「使って」
俺「･････明日の朝、愛のﾏﾌﾗｰがなくなっちゃうよ」
あ「寒かったら、他にもあるから平気だよ」
あ「それよりも、克也くんに風邪引いて欲しくないから･･･」
俺は正直なところ、ﾏﾌﾗｰを巻くのは好きじゃない。
だけど、愛の気持ちがとんでもなく嬉しかった。
あ「･･･はい、できたっ」
俺「ん･･･、ありがとう」
沈黙。
後はもう俺が帰るだけなんだが、なかなか立ち去れなかった。
あ「克也くん････」
俺「････････ん？」
あ「私も･･･････好きだよ」
俺「･････うん、･･･ありがとう」
すっかり陽が暮れて、目の前にいる愛の顔もはっきりとは見えない。
しかし、今はきっと俺の顔も紅くなっているだろうから、よかったとも言えるかもしれない。
あ「やっぱり･･･少し恥かしいねｗ」
俺「そうだねｗ」
あ「克也くんがあんな恥かしいこというからｗ」
俺「ははｗ」
突発的なことだったら、あそこまでの言葉は並べられなかっただろうな。
ここという場所と、考えるだけの時間があったからこそだ。
俺「それじゃあ、そろそろ行くよ」
あ「うん、また明日ね」
俺「また明日」
俺は名残惜しかったが、自分の家へと帰った。
胸の高まりは、すぐには静まりそうにもなかった。
274 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:12:46 ID:CMi09jJq
以上、後編終了です。
みんな、ありがとう。
みんなの助けもあって、念願叶ったよ。
いつも以上に抽象的というか小説っぽいのは、恥かしさからと思って勘弁してくれｗ
275 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:13:24 ID:cRyzaLz5
よかったなぁ、かｰくん。おめでとう！！
276 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:13:45 ID:zruRyp+y
誰かｷﾞｯﾌﾟﾙのAAを！！
277 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:13:58 ID:ufhMRpsf
なんというか、なんと言うか……！
かｰ君おめでとう！！！
278 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:15:00 ID:x2nsyeVL
長々と野暮な事を言う必要は無いな。
ただ一言だけ。
かｰ君、おめでとう！！！！！！！！！！
んでもって愛さんと二人で幸せになれ！！！！！！！
以上！！！！ww
279 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:16:06 ID:9v0civVR
おつかれｗ
おめでとうっ！！！ｗｗｗｗ
そして、暖かい気持ちを･･･ありがとうｗｗ
何か、色々言いたい事あるのに･･･言葉が、これしか出てこないよｗ
初期からｺｺにいるけど、本当にかｰ君成長したよねぇｗ
喜ばしい限りだｗ
ｺｺのｽﾚにいて、本当に良かったと思うよｗｗ
ところでさ･･･ちょっと思い出したんだけどね？
･･･初詣の時のかｰ君の願い事って、なんだったのかな？ｗ
今なら聞かせてくれそうな気がするんだが･･･？ｗｗ
280 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:16:26 ID:qhOog+w1
おめでとう
281 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:16:55 ID:MfbKXq5Z
かｰくんおめでとう、本当におめでとう
そして素晴らしい結末、本当にありがとうね
かｰくんのような人こそが幸せにならないとだめなんだから
282 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:17:21 ID:wwfkmKbb
いい気持ちで眠れるよ、うん！
報告中ずっとSMAPの「ありがとう」がﾘﾋﾟｰﾄしてたｗ
今回のｷｰﾏﾝは椎だった
椎には感謝しても感謝しきれない
俺が感謝してもしょうがないけどｗ
じゃ、今度こそｵﾔｽﾐ！
283 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:17:55 ID:ZIKMcPFR
かｰくんおめでとう
心の底から祝福する
今日のかｰくんと愛さんのやりとりもそうだけど
先日の椎との友情もすごく美しいﾓﾉに見える
眩しすぎて直視できないくらいに
これからのかｰくんに幸多からんことを願う
本当におめでとう
そしてこんなにも美しいﾓﾉを見せてくれてありがとう
284 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:20:18 ID:mtPEa4xU
いつもはＲＯＭのｵﾚが一言。
おめでとう！！！！１１１
本当に好きな人と付き合えるなんてな。
ｵﾚ今の彼女好きじゃないのに付き合っちゃってるから苦しいわｗ
いや、好きになる努力はかなりしたんだけどね？やっぱﾓﾔﾓﾔがあるのよｗ
でも、これってかｰくんがﾎﾝﾄに頑張った結果だもんな。普通は気持ち折れるってｗ
凄い心が洗われた気がするよ。ありがとう。
285 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:23:35 ID:3lXKUq4P
これなんてﾄﾞﾗﾏ？ｗ
286 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:27:07 ID:CMi09jJq
今回の告白前、ｽﾚをざっと読み返してみたんだ。
おかげで、ああいった言葉が出てきた。
ｽﾚを立ててよかったと思える瞬間だったよ。
>>254
本当、みんないい奴ばかりだよ。
>>255
みんながみんな、色んなことを乗り越えてきたんだと思うよ。
>>256
優派としては、少しﾎｯとしたかな？ｗ
>>259
もう後に引けないと思ったしな。
どちらにせよ、今回が勝負だと思ったのさ。
>>269
叶ったねぇ････長かった。
>>271
こんな時間まで付き合ってくれてありがとう。
>>272
取り乱したくなる気持ちも分かるｗ
>>275
ありがとう！
>>276
余計な物を召喚するなｗ
>>277
なんというか、ありがとうｗ
287 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:36:17 ID:9v0civVR
>>286
あぁ、もう！！！
すげぇﾎｯとしたさぁｗｗ
色んな、おめでとうとか･ありがとうとか･
高校時代の思い出とか･妄想とか･･･
色々頭駆け巡って･･･きっと変な顔になってるよ、俺ｗ
288 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:38:44 ID:CMi09jJq
>>278
ありがとう。
幸せに、もうなってるよｗ
>>279
ありがとう。
俺も、おまいさんらに会えてよかったよ。
初詣の願い事は･･･実はまだ叶ってないｗ
これから叶えてみせるさｗ
>>280
ありがとうっ。
>>281
ありがとう。
幸せになるために、権利が必要になったりはしないと思うよ。
>>282
椎がいたから、愛と付き合うことが出来たようなもんだからな。
ｷｰﾏﾝというのであれば、誰しもがそうだと思うけど、椎が特に重要なﾎﾟｼﾞｼｮﾝになったね。
>>283
ありがとう。
誠心誠意を込めて人に接すれば、程度の差はあれど相手も接してくれる。
愛も椎も優も、みんなそうなんだと思う。
>>284
ありがとう。
優と付き合うことも考えたらどうかって意見がいくつかあった頃が懐かしい。
結果論に聞こえるかもしれないけど、例え愛に振られていたとしても、俺はこの道を選んで正解だったと思うよ。
>>285
それなんてｴﾛｹﾞなら聞いたことあるけど、それは初耳だなｗ
>>287
みんなも今、学生時代のことを思い出しているのかな。
ﾓﾆﾀの前でにやけているのは、おまいさんだけじゃないはずさｗ
289 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:42:59 ID:MfbKXq5Z
愛さんの部活でたまたまその時間になったかもしれないけれど
夕暮れどきの描写でかなりｸﾞｯときた
>>77 さんのｲﾗｽﾄのような中庭にたたずむ愛さん
背景に赤く染まる校舎のｲﾒｰｼﾞがぶわっと広がってもうﾎﾞﾛ泣き
かｰくんはまず誠実でしょ 毎日このｽﾚで遅くまで報告してくれた
話しづらいこともあっただろうに
それから友達思いで女の子関連で都合のいいことがあったからって
男友達を出し抜いて自分だけいい思いしようともしなかった
優や愛さんのいじめには親身になって考えてくれてさ
いざというときには苦手な女子とのやり取りも体を張ってくれた
こんな人こそが幸せになってくれなきゃ
かｰくんの長年の想いが報われてほんとに嬉しいよ 良かったよ
これからも愛さんとの関係がずっと続きますように
ごめん 感情があふれてしまってﾎﾞﾛﾎﾞﾛだ…
290 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:43:46 ID:9v0civVR
>ﾓﾆﾀの前でにやけているのは、おまいさんだけじゃないはずさｗ
･･･かｰ君も、だな？ｗｗｗ
そんでね･･･
今日、恋人になってからの最初の学校はどうでしたか？ｗｗ
291 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:49:31 ID:x2nsyeVL
そうだね、もう幸せだよねww
なんか神社でお祈りしてこなくても良かったような気もするけどw
少しでも二人の力になれたんならそれで良いかな？ww
それはそうと、誕生日の話はどうなったの？
やっぱり皆で集まってお祝いするのかな？ww
それとも二人っきりで過ごすのかな？www
292 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:50:10 ID:zruRyp+y
かｰくんおめでとう。
ｽﾚﾀｲどころかｽﾚを立てた動機すらｸﾘｱしてるから、もうそろそろｽﾚ卒業か？
確か最初に立てた時
彼女欲しいでいくと失敗するから女友達から
みたいな立て方だったよな…？
〜3月22日(木)･後編〜
俺は椎とともに、すっかり人のいなくなった学校に戻ってきた。
し「中庭で待ってるって伝えれば、愛も場所が分かるのね？」
俺「ああ、それだけで大丈夫」
椎が愛をどこに呼び出したらいいかと聞いてきたので、俺は中庭を選んだ。
月曜日に、愛から拒絶された場所。
二人きりになれて、なおかつ学校内での想い出の場所というと、中庭が一番だと思った。
し「かｰくん」
俺「何だ？」
し「ﾌｧｲﾄ！！ｗ」
俺「･････ｻﾝｷｭｗ」
再度、気合が充填された。
俺は中庭の方へと、椎は陸上部の部室の方へを歩き出した。
校舎を回って、運動靴のまま中庭に入る。
陽が落ちるのも、随分と遅くなってきたもので、まだ辺りは明るい。
しかし、季節の移ろい目である今は、昼と夜の気温差が激しい。
校舎の間を吹き抜ける風が、少しだけ肌寒くなりつつあった。
俺は中庭にある、いつも座っているﾍﾞﾝﾁに鞄を置いて、愛が来るのを待った。
とても静かな校内。
風の音の次に大きいのは、自分の心臓の音のように感じた。
思わず肩で息をしてしまうほど、緊張感が高まっていた。
俺「･････ふぅ〜････」
大きく深呼吸をして、落ち着かせる。
息は整えることが出来たが、胸は熱いままだった。
ここに着いてから、どれくらいの時間が経ったんだろう。
それは、とても長いようにも感じたし、一瞬のようにも感じた。
俺は視界の隅に誰かが近づいてくるのを感じていたが、そちらの方を見れなかった。
あ「･････克也くん」
聞き間違えるはずもない、愛の声。
横を向くと、そこには少し離れたところに愛が立っていた。
夕暮れ時。
ﾊﾞｯｸにある校舎がやけに紅く染まっているのが印象的だった。
264 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:52:24 ID:CMi09jJq
愛は、いつもとほとんど変わらない姿をしていた。
先程まで部活をしていたはずだけど、ちゃんと制服に着替えていて、ﾄﾚｰﾄﾞﾏｰｸのﾎﾟﾆﾃも健在だった。
最近は、少し暖かくなってきたから黒ﾀｲﾂを穿くことは少なく、黒のｿｯｸｽを穿いていた。
今まで中庭で見た姿と違うところを挙げれば、鞄を持っていることと、ﾏﾌﾗｰを巻いていることくらいだ。
俺「来てくれて･･･ありがとう」
あ「････････うん」
会話をするのには支障のない距離だが、とても近いとはいえない距離。
愛は微妙なこの距離を詰めてくることはなかった。
俺「愛に、伝えたいことがあるんだ」
あ「･･････」
目頭が熱くなり、声が震える。
まだ早い、まだ何も愛に伝えていない。
俺はもう一度、しかし今度は小さく息を吐いて心を落ち着かせた。
俺「････不思議な縁だよな」
俺「中学のとき、俺が愛に告白して、そして････振られたあの日には考えられないことだよ」
俺「こうして、喋りあって、一緒に高校生活を送っているなんて」
あ「･･･････」
どうやって切り出すか迷っていた。
そういう時こそ、原点に戻るべきだと思った。
俺「あの日、言われた････ありがとうって言葉･･･今も覚えているよ」
俺「すごい嬉しかった････」
俺「あの言葉があるおかげで、今の俺があると言ってもいいくらいだ」
俺「ずっと感謝したかった」
俺「･･･ありがとうの意味を教えてくれて････ありがとう」
あ「･･････」
俺は今までずっと奥底にあった想いを解放した。
あの日から、俺の行動原理になった愛の言葉。
嬉しかったという感情を伝えたかった。
265 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:54:13 ID:CMi09jJq
愛へ感謝したい気持ちは、いくらでもある。
俺「愛から話しかけてくれたとき、驚いたよ」
俺「まさか、俺に話しかけてくれるなんて思わなかったから」
あ「･････････でも･･それは･･･」
俺「たとえどういった理由であったとしても、俺にとっては嬉しかったんだ」
秋もすっかりと深まったあの日。
愛から話しかけられた想い出が蘇る。
あそこから、俺と愛の歯車が再び廻り始めたんだ。
俺「優のいじめを解決しようとして、俺を頼ってくれて･･･ありがとう」
あ「･･･････」
俺は言葉を紡ぎ続ける。
俺「優の告白を断って、俺が周囲から孤立したとき･･･」
俺「一番最初に手を差し伸べてくれたのも、愛だったよね」
あ「････････」
俺「あの1週間は本当に息苦しかったから、愛に助けてもらえなかったら、どうなっていたやら･･･」
俺「それに、他の誰でもない、愛に声をかけてもらえたことが、嬉しかった」
俺「独りになっていた俺に声をかけてくれて･･･ありがとう」
あ「･････････」
全てを言わなくても分かり合えるというのは、おそらく理想の関係の一つだろう。
家族、友人、恋人どの関係だってそう。
しかし、言葉を紡ぐということにだって、素晴らしいことだ。
言葉にすることで、いつまでも相手の心の中に行き続ける。
俺にとっての「ありがとう」という言葉のように。
俺「ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝのﾁｮｺ、おいしかったよ」
俺「まだしっかりと伝えてなかったよね」
俺「俺のために、二度も用意してくれて････ありがとう」
あ「･･････････････」
言葉は無力だという人もいる。
だけど、俺はそうは思わない。
俺「愛はお世辞だって言ったけど、ｸﾘｽﾏｽｹｰｷだっておいしかったんだぜ？」
俺「また愛の作ったもの、食べてみたいな」
あ「･･････････････」
愛は何も言わない。
ただ･･･俺と見つめ合う愛の瞳は、潤み始めていた。
266 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 02:58:16 ID:CMi09jJq
何故なら、俺はたった一つの言葉でも人の感情が大きく動かされることを知っているから。
俺「今は、もうこうやって名前で呼び合っているけど、最初は恥かしくて顔見ながら言うなんて無理だったよ」
俺「でも、名前で呼び合えることの出来る関係になれて、嬉しかったなぁ･･･」
俺「また一つ、愛と仲良くなれたことが、無性に嬉しかったんだ･･･」
あ「････････････････」
たった一つの言葉で、元気になることだってある。
たった一つの言葉で、落ち込むことだってある。
たった一つの言葉で、嬉しくなることだってある。
たった一つの言葉で、新たな一歩を踏む原動力になることだってある。
俺「愛と昼休みに、何度もここで一緒に弁当を食べたよね」
俺「愛にとっては、教室に居られないからという後ろ向きなものだったのかもしれないけど･･･」
俺「俺にとっては、一日の中でも一番幸せな時間だったよ」
俺「いつも俺の隣に居てくれて････ありがとう」
あ「･････････････････」
言葉には、人の心が乗り移る。
優しく声をかければ、必ずしも優しい声で返ってくるわけではないけれど。
それでも、穏やかな心を持っていれば、いつかは相手も開いてくれるかもしれない。
だから、俺は優しく語りかけるようにして、言葉を紡ぐ。
相手のために。
自分のために。
俺「こうやって、女の子と喋ることに抵抗がなくなりつつあるのも愛の協力があってこそだ」
俺「俺のことを想ってくれて････ありがとう」
ｹﾝ、ﾘｸ、ﾀｸから貰ったｴｰﾙを糧にして。
優の想いを忘れず、椎に分けてもらった勇気を抱いて。
俺「･･･いつもいつも俺は愛に感謝していたよ」
俺「言葉足らずだったと思う」
俺「ずっと･･･伝えたかったんだ」
そして、ここのみんなから貰った一つ一つの言葉を胸に刻んで。
俺「感謝してもしきれないくらいだ」
俺「愛のおかげで、普段から優しい気持ちに抱くことが出来るようになったよ」
あ「･･･････････････」
今、俺がこの場に立っていられるのは、決して自分一人の力じゃない。
みんながいたから、俺はここにいるんだ。
至極当たり前のこと。
だけど、意識することで、俺はまた一歩進んでいける。
267 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:01:34 ID:CMi09jJq
この感情を伝えるために、俺は言葉を繋げる。
少しでも、愛に俺の気持ちが届くように願いながら。
この想いを愛に伝えたい。
そして、胸が焦がれそうなこの想いを教えてくれたことに感謝したい。
愛が俺のことをどう思っていようとも、これだけはずっと変わらない俺の想い。
俺「この気持ちを教えてくれて･･･････ありがとう」
あ「････････････････」
愛は、もうこちらをしっかりとは向いていない。
片手で口を押さえて、俯き加減で嗚咽するように堪えている。
俺「この想いを大切にしたいんだ」
愛「････････････････」
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛと涙を零す愛愛。
その姿がとても愛しく思えた。
俺「だから、愛にも･･･大切にして欲しいんだ」
あ「････････････････」
何よりも、かけがえのない人だから。
俺「誰よりも、俺にとっては愛が大切なんだ」
あ「････････････････」
俺は愛との距離を縮める。
一歩、一歩、ゆっくり近づいていく。
俺「愛」
あ「･･･････････････････」
手を伸ばせば届く距離。
愛が顔を上げると、涙が頬を伝って流れた。
俺は今までの全ての想いを込め―――
俺「好きだ」
―――愛に想いを言葉にして伝えた。
愛は泣きじゃくっていた。
今まで留めていたものが、決壊が崩れたように溢れ出ていた。
愛はかすかな声で呟いた。
あ「･････あり･･が･･･とう･････」
愛のその言葉を聞き、俺は愛を抱きしめた。
女の子を抱きしめたことのない俺は、どこかぎこちない動作で愛の背中に腕を回す。
俺「･････････････」
あ「･････････････」
抱きしめて気持ちが安らぐなんて、嘘だと思った。
少なくとも、付き合い始めてある程度したｶｯﾌﾟﾙじゃないとそうは思わないんじゃないだろうか。
俺は、心臓の音が愛に伝わってしまうんじゃないのかと思うほど、緊張していた。
鞄の落ちる音がした。
愛が片手で持っていた鞄を放した音。
愛も俺を抱きしめてくれた。
とても弱弱しい腕の力は、まるで俺を包み込むようだった。
あ「私は･･･三回も･･･克也くんを･･･拒絶したのに････」
俺「･･････････････」
中学時代の告白、優から告白された直後、そしてこの間のことを言っているんだと思う。
あ「私は･･っ･･･ひどいことばかりしてるのに････」
あ「･･･ごめん･････ごめんね････っ」
俺に対しての謝罪なのか、優に対しての謝罪なのか。
どちらにせよ、愛に後ろめたいことがあるのなら、この場で全てを吐き出させてあげたかった。
俺「････愛が俺を支えてくれたように、今度は俺が愛のそばにいてを支え続けたい」
あ「･･･････････････」
俺「これからも、隣に居てもいいかな？」
あ「･･･････････････」
愛は俺の問いかけに応えるように、俺の制服をぎゅっと掴んだ。
それが嬉しくて、俺は愛との隙間を無くすくらいに抱き寄せた。
269 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:07:52 ID:ZBXF7IKQ
ｽﾚﾀｲが遂にかなった
270 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:07:53 ID:CMi09jJq
愛の涙が止まるまで、俺達は抱きしめ合っていた。
それ以上、お互い何も語ることなく、ただその場で互いの温もりを感じあう。
夕陽が落ちていき、段々と薄暗くなる中。
風は冷たくても、心も体も暖かかった。
あ「･･････････ん」
俺「････大丈夫？」
あ「うん･････････」
愛が一歩退いて、距離を置く。
触れていた体の部分に冷気が入り、温度が下がっていくのを感じた。
あ「･･･帰ろっか」
俺「だな」
愛は微笑んでいた。
いつも以上に優しい笑顔に見えたのは、俺がそう思いたいからだろか。
俺達は中庭を後にする。
駐輪場までのわずかな距離を、並んで歩いた。
俺は勇気を出して、愛の手を握り締めた。
あ「････････････」
愛は何も言わずに握り返してくれた。
また心が満たされる思いだった。
俺「･･･近いなｗ」
あ「そうだねｗ」
しかし、あっという間に自転車が置いてある場所まで辿り着く。
何で俺達は電車通学ではなく、自転車通学なんだろうね。
あ「でも･･･これからはいつでも出来る･･･よね？」
俺「ああ･･･そうだな」
帰宅途中に会話らしい会話はなかった。
お互い、どこか気恥ずかしかったんだと思う。
それでも、気持ちが通じ合っていると思うと、静寂も悪くなかった。
271 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:09:04 ID:2Ph8sbmG
体力の限界なんで、一言だけ。
お め で と う ！
272 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:09:27 ID:wwfkmKbb
ｷﾀ━━━━(｡A｡)━(ﾟ∀ﾟ)━(｡A｡)━(ﾟ∀ﾟ)━(｡A｡)━━━━!!!!
すいません、取り乱しました
おめでとｰｰｰｰｰ
273 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:10:36 ID:CMi09jJq
愛の家の前まで着く。
俺「････ﾊｯｸｼｭﾝ！」
あ「････風邪？」
鼻をすすっている俺を見て、心配そうな愛。
最近、暖かくなってきたから1枚上の服を減らしたんだが、さすがにこの時間帯は寒かった。
俺「大丈夫だよｗ」
あ「････････････」
愛は巻いていた自分のﾏﾌﾗｰを解き、俺にかけてくれた。
あ「使って」
俺「･････明日の朝、愛のﾏﾌﾗｰがなくなっちゃうよ」
あ「寒かったら、他にもあるから平気だよ」
あ「それよりも、克也くんに風邪引いて欲しくないから･･･」
俺は正直なところ、ﾏﾌﾗｰを巻くのは好きじゃない。
だけど、愛の気持ちがとんでもなく嬉しかった。
あ「･･･はい、できたっ」
俺「ん･･･、ありがとう」
沈黙。
後はもう俺が帰るだけなんだが、なかなか立ち去れなかった。
あ「克也くん････」
俺「････････ん？」
あ「私も･･･････好きだよ」
俺「･････うん、･･･ありがとう」
すっかり陽が暮れて、目の前にいる愛の顔もはっきりとは見えない。
しかし、今はきっと俺の顔も紅くなっているだろうから、よかったとも言えるかもしれない。
あ「やっぱり･･･少し恥かしいねｗ」
俺「そうだねｗ」
あ「克也くんがあんな恥かしいこというからｗ」
俺「ははｗ」
突発的なことだったら、あそこまでの言葉は並べられなかっただろうな。
ここという場所と、考えるだけの時間があったからこそだ。
俺「それじゃあ、そろそろ行くよ」
あ「うん、また明日ね」
俺「また明日」
俺は名残惜しかったが、自分の家へと帰った。
胸の高まりは、すぐには静まりそうにもなかった。
274 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:12:46 ID:CMi09jJq
以上、後編終了です。
みんな、ありがとう。
みんなの助けもあって、念願叶ったよ。
いつも以上に抽象的というか小説っぽいのは、恥かしさからと思って勘弁してくれｗ
275 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:13:24 ID:cRyzaLz5
よかったなぁ、かｰくん。おめでとう！！
276 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:13:45 ID:zruRyp+y
誰かｷﾞｯﾌﾟﾙのAAを！！
277 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:13:58 ID:ufhMRpsf
なんというか、なんと言うか……！
かｰ君おめでとう！！！
278 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:15:00 ID:x2nsyeVL
長々と野暮な事を言う必要は無いな。
ただ一言だけ。
かｰ君、おめでとう！！！！！！！！！！
んでもって愛さんと二人で幸せになれ！！！！！！！
以上！！！！ww
279 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:16:06 ID:9v0civVR
おつかれｗ
おめでとうっ！！！ｗｗｗｗ
そして、暖かい気持ちを･･･ありがとうｗｗ
何か、色々言いたい事あるのに･･･言葉が、これしか出てこないよｗ
初期からｺｺにいるけど、本当にかｰ君成長したよねぇｗ
喜ばしい限りだｗ
ｺｺのｽﾚにいて、本当に良かったと思うよｗｗ
ところでさ･･･ちょっと思い出したんだけどね？
･･･初詣の時のかｰ君の願い事って、なんだったのかな？ｗ
今なら聞かせてくれそうな気がするんだが･･･？ｗｗ
280 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:16:26 ID:qhOog+w1
おめでとう
281 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:16:55 ID:MfbKXq5Z
かｰくんおめでとう、本当におめでとう
そして素晴らしい結末、本当にありがとうね
かｰくんのような人こそが幸せにならないとだめなんだから
282 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:17:21 ID:wwfkmKbb
いい気持ちで眠れるよ、うん！
報告中ずっとSMAPの「ありがとう」がﾘﾋﾟｰﾄしてたｗ
今回のｷｰﾏﾝは椎だった
椎には感謝しても感謝しきれない
俺が感謝してもしょうがないけどｗ
じゃ、今度こそｵﾔｽﾐ！
かｰくんおめでとう
心の底から祝福する
今日のかｰくんと愛さんのやりとりもそうだけど
先日の椎との友情もすごく美しいﾓﾉに見える
眩しすぎて直視できないくらいに
これからのかｰくんに幸多からんことを願う
本当におめでとう
そしてこんなにも美しいﾓﾉを見せてくれてありがとう
284 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:20:18 ID:mtPEa4xU
いつもはＲＯＭのｵﾚが一言。
おめでとう！！！！１１１
本当に好きな人と付き合えるなんてな。
ｵﾚ今の彼女好きじゃないのに付き合っちゃってるから苦しいわｗ
いや、好きになる努力はかなりしたんだけどね？やっぱﾓﾔﾓﾔがあるのよｗ
でも、これってかｰくんがﾎﾝﾄに頑張った結果だもんな。普通は気持ち折れるってｗ
凄い心が洗われた気がするよ。ありがとう。
285 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:23:35 ID:3lXKUq4P
これなんてﾄﾞﾗﾏ？ｗ
286 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:27:07 ID:CMi09jJq
今回の告白前、ｽﾚをざっと読み返してみたんだ。
おかげで、ああいった言葉が出てきた。
ｽﾚを立ててよかったと思える瞬間だったよ。
>>254
本当、みんないい奴ばかりだよ。
>>255
みんながみんな、色んなことを乗り越えてきたんだと思うよ。
>>256
優派としては、少しﾎｯとしたかな？ｗ
>>259
もう後に引けないと思ったしな。
どちらにせよ、今回が勝負だと思ったのさ。
>>269
叶ったねぇ････長かった。
>>271
こんな時間まで付き合ってくれてありがとう。
>>272
取り乱したくなる気持ちも分かるｗ
>>275
ありがとう！
>>276
余計な物を召喚するなｗ
>>277
なんというか、ありがとうｗ
287 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:36:17 ID:9v0civVR
>>286
あぁ、もう！！！
すげぇﾎｯとしたさぁｗｗ
色んな、おめでとうとか･ありがとうとか･
高校時代の思い出とか･妄想とか･･･
色々頭駆け巡って･･･きっと変な顔になってるよ、俺ｗ
288 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/03/24 03:38:44 ID:CMi09jJq
>>278
ありがとう。
幸せに、もうなってるよｗ
>>279
ありがとう。
俺も、おまいさんらに会えてよかったよ。
初詣の願い事は･･･実はまだ叶ってないｗ
これから叶えてみせるさｗ
>>280
ありがとうっ。
>>281
ありがとう。
幸せになるために、権利が必要になったりはしないと思うよ。
>>282
椎がいたから、愛と付き合うことが出来たようなもんだからな。
ｷｰﾏﾝというのであれば、誰しもがそうだと思うけど、椎が特に重要なﾎﾟｼﾞｼｮﾝになったね。
>>283
ありがとう。
誠心誠意を込めて人に接すれば、程度の差はあれど相手も接してくれる。
愛も椎も優も、みんなそうなんだと思う。
>>284
ありがとう。
優と付き合うことも考えたらどうかって意見がいくつかあった頃が懐かしい。
結果論に聞こえるかもしれないけど、例え愛に振られていたとしても、俺はこの道を選んで正解だったと思うよ。
>>285
それなんてｴﾛｹﾞなら聞いたことあるけど、それは初耳だなｗ
>>287
みんなも今、学生時代のことを思い出しているのかな。
ﾓﾆﾀの前でにやけているのは、おまいさんだけじゃないはずさｗ
289 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:42:59 ID:MfbKXq5Z
愛さんの部活でたまたまその時間になったかもしれないけれど
夕暮れどきの描写でかなりｸﾞｯときた
>>77 さんのｲﾗｽﾄのような中庭にたたずむ愛さん
背景に赤く染まる校舎のｲﾒｰｼﾞがぶわっと広がってもうﾎﾞﾛ泣き
かｰくんはまず誠実でしょ 毎日このｽﾚで遅くまで報告してくれた
話しづらいこともあっただろうに
それから友達思いで女の子関連で都合のいいことがあったからって
男友達を出し抜いて自分だけいい思いしようともしなかった
優や愛さんのいじめには親身になって考えてくれてさ
いざというときには苦手な女子とのやり取りも体を張ってくれた
こんな人こそが幸せになってくれなきゃ
かｰくんの長年の想いが報われてほんとに嬉しいよ 良かったよ
これからも愛さんとの関係がずっと続きますように
ごめん 感情があふれてしまってﾎﾞﾛﾎﾞﾛだ…
290 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:43:46 ID:9v0civVR
>ﾓﾆﾀの前でにやけているのは、おまいさんだけじゃないはずさｗ
･･･かｰ君も、だな？ｗｗｗ
そんでね･･･
今日、恋人になってからの最初の学校はどうでしたか？ｗｗ
291 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:49:31 ID:x2nsyeVL
そうだね、もう幸せだよねww
なんか神社でお祈りしてこなくても良かったような気もするけどw
少しでも二人の力になれたんならそれで良いかな？ww
それはそうと、誕生日の話はどうなったの？
やっぱり皆で集まってお祝いするのかな？ww
それとも二人っきりで過ごすのかな？www
292 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/03/24 03:50:10 ID:zruRyp+y
かｰくんおめでとう。
ｽﾚﾀｲどころかｽﾚを立てた動機すらｸﾘｱしてるから、もうそろそろｽﾚ卒業か？
確か最初に立てた時
彼女欲しいでいくと失敗するから女友達から
みたいな立て方だったよな…？
二人の幼馴染を通じて女友達を増やしたい kkkさん用続き
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