二人の幼馴染を通じて女友達を増やしたい kkkさん用続き
97 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:32:59 ID:iJwyz34A
〜4月1日(日)〜
ｸﾗｽの打ち上げ日。
晩御飯がﾊﾞｲｷﾝｸﾞだと知っていた俺は、昼飯もほどほどにして腹をすかせてそのときを待っていた。
誰とも待ち合わせをしていなかったので、俺は直接お店の方へと向かった。
こういうときだけは、かなり余裕で着いてしまう性質で、店の外の駐車場には、まだ10人も集まっていなかった。
その中で一番話せそうなｿｳｼﾞのところに行き、他のｸﾗｽﾒｲﾄが来るのを待つ。
予想通り、ｸﾗｽﾒｲﾄの私服姿にｷﾞｬｯﾌﾟを覚え、Hさんなんかはいつも雰囲気とはまるで違っていた。
しばらくして、ﾘｸがやってきた。
男子が集まっている中に、ﾘｸも入り込み、俺と一緒に話をしていた。
次に、愛も到着する。
俺の方をﾁﾗﾘと見たものの、近づいてくることはなく、Qさんと喋っていた。
優、ｹﾝ、Sさんと皆が続々と集まり始める。
男委員長とSさんが話し合い、大方集まったところで、店内に入った。
男子と女子で分かれて座り、Sさんの一言でﾊﾟｰﾃｨｰは始まった。
好き勝手にみんな飲んで食べて騒ぐ。
あ、もちろん、酒を飲む奴なんて一人もいなかったよ。
俺はというと、ｹﾝ、ﾘｸらと一緒に並んで座り、思うが侭に食べまくっていた。
俺「そういや、ｹﾝ。優と漫画喫茶行ったんだろう？どうだった？」
ｹ「ん？どうもこうも･･･ただ漫画読んで終わりだったぞｗ」
俺「何だ、お前のことだからもっと進展してるのかと思ったのに」
ｹ「まぁ、ある程度の関係にはなってきたと思うがなｗ」
優とｹﾝがくっつくまでには、まだもう少しだけ時間がかかりそうだ。
ｹﾝも焦らず、じっくり行く構えのようだな。
98 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:35:53 ID:iJwyz34A
雑談を続けていると、ｹﾝは興味深い話を振ってきた。
ｹ「J組の○○って奴、知ってるか？」
俺「さぁ･･･聞いたことないな」
ｹ「ﾘｸは？」
ﾘ「僕は知ってるよ。話したことはないけど･･･」
ｼﾞｮｳのいるｸﾗｽの男子だから、ﾘｸは見覚えだけはあるそうだ。
俺「そいつがどうかしたのか？」
ｹ「実は･･･優に告白して振られたらしい」
俺「へぇ･････それは初耳だなぁ」
ﾘ「Bさんから聞いたの？」
ｹ「ああ、ｸﾗｽﾏｯﾁのときだったっけな。優がそいつと一緒にいるところを見かけてさ」
ｹ「誰？って聞いたら、教えてくれた」
俺「優もよく正直に答える気になったもんだな･･･」
ｹ「告白されたのは修学旅行の時のﾌｪﾘｰの上でって話だから、もう話してもいいと思ったんじゃね？」
ﾌｪﾘｰの上での告白････。
あの時、俺は愛から、どこが好きになって、告白する気になったのかと聞かれた。
あの日の愛は、いつもと違う雰囲気があった。
もしかしたら優が告白されたことを知っていたから、俺に声をかけられて驚いていたのかもしれない。
30分から1時間くらい経ったころだろうか。
Sさん、Hさん、男委員長やちょいﾜﾙなど、ｳﾁのｸﾗｽを引っ張ってきた面子が集まって話をしていた。
その輪が解けたかと思うと、Sさんがみんなに向かった言い放った。
さ「席替えするよ〜！」
ざわめくｸﾗｽﾒｲﾄ達だが、女子はﾉﾘがよく全然気にしてないようだ。
逆に男子は、ぶつぶつと呟いて乗り気じゃない様子。
男同士の方が気楽ってのは、色んな意味で俺も同じだった。
99 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:37:51 ID:iJwyz34A
席は男子と女子が交互に座りあうという、まるで合ｺﾝのようだった。
ぐだぐだのくじ引きの結果、俺は隅の席となり、隣り合う女子が一人だけで済んだのはよかった。
ただその相手がRさんだったというのは、想定外だったけれども。
俺「･････････････」
れ「･････････････」
居心地悪いことこの上ないｗ
黙々と食べることに集中する俺。
しかし、食べ始めてからもう随分時間が経っていたので、さすがにお腹が膨れつつあった。
周りを見てみても、未だに食べ続けている人は少数だった。
というか、何か周りは結構会話弾んでいる。
さっきまでｿｳｼﾞなんかは、面倒くせえって言ってたのに、笑いながら女子と喋ってるし･･･。
ｹﾝやﾘｸは、元々女子と話をするのに慣れているから、問題なく盛り上がっているようだった。
まぁ、ﾘｸは隣が優だったというのも大きかったかもしれないが。
そして、気になる愛はというと、周りの男女ｸﾞﾙｰﾌﾟの中に加わって笑っていた。
遠すぎて話し声も聞こえなかったが、楽しそうだった。
何をすることなく、周りの会話を遠巻きに聞いていて、ふと気付いた。
隣のRさんも、誰とも会話していない。
本来なら、女子の中でも結構話すﾀｲﾌﾟはずなのに･･･俺が横に座っているからだろうか。
俺はすることもないので、Rさんに話しかけてみることにした。
俺「･･･今日は静かだね」
れ「･･･････････喋る気にならないだけ」
俺「････そう」
そんなこと言われたら、言葉を繋げられなくなる。
またしても沈黙が訪れる。
100 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:39:18 ID:iJwyz34A
しかし、すぐにそれは破られた。
Rさんの方から話しかけてきたからだ。
れ「･･･ｱﾝﾀもあの子に似て甘いねぇ･･･」
俺「････そうか？まだそんなに俺は甘くないと思うんだけど」
れ「あれだけのことをした私に、そんなに親しく話しかけてくる時点で十分甘いよ」
俺「･･････････かもね」
今までの俺と愛の苦悩を考えると、もっと怒っていいもんだろうなとは思う。
だけど、何故かRさんに対して、俺はそれほど怒りがこみ上げてくることはなかった。
俺「･･･俺も自分のことが、よく分からないよ」
れ「意味分からないし･･･ｗ」
Rさんは鼻で笑っていたが、特に不快だとは感じなかった。
もしかしたら、どこかRさんの儚げな姿が、愛と被って見えたのかもしれないな。
その後も、俺はRさんと、ぼそぼそと会話を続けていた。
席替えしてから十分時間が経った頃、ようやく清算の流れとなった。
店の外に出ると、どうやらTOP集団の話し合いにより、次はｹﾞｰｾﾝに行くことが決まったらしい。
歩いてもいける距離にあるので、自転車ではない人も問題なかった。
そこからは、やはりほとんどが男子と女子のｸﾞﾙｰﾌﾟに分かれて行動する。
俺は自分から何かをする気にもなれなかったので、ｹﾝとﾘｸの行く後を付いていった。
他の男子がｹﾞｰﾑに熱中しているのを、ぼんやりと眺めるだけの俺。
やっぱりこういう大勢の場は苦手だ。
少数の気が合う仲間達となら騒いで楽しめるんだがなぁ。
101 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:41:13 ID:iJwyz34A
前編終了。
本当はゆっくりとまとめながら投下していこうかと思ったけど、前後編に分けてみた。
こっちの方が見やすそうだし、ﾚｽもしやすいと思うしね。
というわけで、後編はもうちょっと待ってくれ。
102 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 01:57:41 ID:TtrwdlPh
おつかれｗ
優は結構もてるんだねぇ。
これが、ｸﾘｽﾏｽ会の時に言っていた、3回告白されたうちの一回かぁ。
話してる状況が分からないのでなんともいえないけど、
振ったｱﾄも話すような仲で居ることが優らしいと言うか･･･ｗ
周囲とＲさんの、わだかまりは減ったように見えて、多少は残っている･･･かぁ
ｸﾗｽﾏｯﾁの時はもう大丈夫かな、と思えたけど･･･時間かかるものだねぇ。
少しだけでもかｰ君と話せて、Ｒさんも僅かかも知れないけど気が楽になったかもねｗ
ＧＪだったよ？ｗ
妄想絵を描き上げつつ、後編の報告楽しみにしてるｗｗ
103 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:02:41 ID:BgCG4T/T
いやぁ、賑やかそうで良いねぇww
昔ｸﾗｽのみんなで体育祭の打ち上げで焼肉食いに行った時の事を思い出したよwww
にしても、前編だけでも色々とあって驚いたよ。
優ちゃんが修学旅行中に告白されてた事もそうだけど、Rさんと隣になって話してたりさ。
完全に打ち解けたって感じでは無さそうだけど、彼女と話が出来た事で何かしらわだかまりが払拭できていられれば良いな。
あとｹﾝと優ちゃんはやっぱりもう少しだけ時間が掛かりそうだねwww
でも時間をかけてゆっくりと絆を繋いでいければ、少しずつ距離は近付いていく筈だし……なんかこっちはあんまり心配しなくても大丈夫そうだねwww
ま、ﾏｲﾍﾟｰｽで頑張れ、ｹﾝwwww
では、後編も楽しみに待ってるよ〜〜ﾉｼ
104 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:03:31 ID:nL/5fI6P
優って美人さんなんだな〜
105 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:09:08 ID:iJwyz34A
>>102
ここでも優はﾓﾃﾓﾃだからなｗ
容姿も結構ﾎﾟｲﾝﾄなんだろうな。
大人しくて美人な子として、一目惚れしている奴らがまだいてもおかしくないし。
Rさんは俺たちのｸﾞﾙｰﾌﾟとは話しにくそうだけど、他の女子とかはそうでもないよ。
単純に隣に俺がいたから、話し辛かったんだと思う。
俺も、あんまりRさんと仲良くなるつもりはないけどね。
ｸﾗｽも変わったら、きっと話すこともなくなるだろうな。
>>103
優が修学旅行中に告白されたってのは、全然知らなかったもんな。
過去ﾛｸﾞ見てみたけど、愛が変な様子だった以外は、そんな感じが全然しなかったし。
優とｹﾝは、文字通り時間の問題かもね。
ｹﾝが優とｸﾗｽ変わっても、今まで通りに接していれば、いつかは付き合うんじゃないだろうか。
>>104
無口でﾐｽﾃﾘｱｽな印象も与えているのかもしれん。
俺から見れば、ただのあがり症なんだがなｗ
106 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:30:44 ID:7hdFFz8J
なにかと巡り合わせを感じる打ち上げだったね。
かｰくんは立場上Rさんにはあれこれは言いづらいだろうけど
もう嫌がらせは止めてくれたから責めつづけても辛いだけだし
彼女も少しは救われたとも思うよ。出会い方が違ってたらRさんと愛さん、
Rさんとかｰくんもまた違った関係だったんだろうか。
一人ぽつんと座ってたRさんに話しかけてくれたかｰくん…。
女の子は苦手だって言ってたのに…。これは惚れるｗ
優はもてるね。優本人は美人とか全然そんなつもりじゃなさそうなのが
印象的なのにね。ｹﾝも気が気じゃなさそうだｗ
漫画喫茶でｶｯﾌﾟﾙﾙｰﾑへ行ったと思ったのにｗ
そしてSさんのお楽しみｲﾍﾞﾝﾄ発動ｗ やはりｗ
この先に後編もあるんだｗ 待ってる間修学旅行編を読み返すかなｗ
107 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:30:50 ID:TtrwdlPh
優を形容する言葉･･･
大人しくて無口で美人で、そしてﾐｽﾃﾘｱｽ･･･
見た目だけなら、ﾓﾃる要素独り占めって感じだｗｗ
優とｹﾝは時間の問題･･･
優はけっこうな時間掛かりそうに見えるねぇ。
まぁ、ｹﾝも焦らず腰をすえてじっくりいくようだし、
付き合う事に、なってもならなくても、良い関係を維持していけそうだねｗ
かｰ君が以前言っていたように、付き合うだけが良い男女の関係ではない、しねｗ
優の交友関係を、全力で応援しますよ？ｗｗ
Rさんとの事は、なるようになるかｗ
良い意味で？ｗｗ
108 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:42:04 ID:iJwyz34A
>>106
このｸﾗｽで会うのは最後だからな。
ｸﾗｽが同じってだけで、巡り合わせというほど壮大なものでもないよ。
Rさんもｼﾞｮｳに振られて傷心なんだもんなぁ･･･。
「たられば」はあまり使いたくないが、Rさんとは違った出会い方をしていれば･･･って思ってしまうね。
優は自覚ないだろうなぁｗ
天然発動しまくりｗ
ｹﾝだってﾓﾃるから、ｶｯﾌﾟﾙになったら、お互い周囲が大変そうだなｗ
>>107
優は外見ではSさんとｸﾗｽで双璧を成す存在だからね。
俺としては容姿も愛が一番好みではあるけど、客観的に見たらきっと優やSさんの方が人気あるだろうな。
でも、優は俺に告白してきたように、ｹﾝへ気持ちが向けば案外早いかもよ？
ともかく、二人がこれからどうなろうとも、ずっと友達でいるぜ？
･･･と、椎の恥かしい台詞をﾊﾟｸってみるｗｗ
じゃ、後編いきますか。
109 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:45:47 ID:iJwyz34A
俺は他のｸﾗｽﾒｲﾄ達の動きが気になっていた。
いや、厳密に言うと愛と優のことなんだが。
ふと見ると、愛と優は同じｸﾞﾙｰﾌﾟで動いていた。
そして、少しした後、そのｸﾞﾙｰﾌﾟから離れて話し合ってる二人の姿をﾘｸが見つけた。
ﾘ「あの二人、何を話してるのかな」
俺は行くべきかどうか、迷った。
ｸﾗｽ全員で動いている中というのもあるが、二人だけで話し合う必要もあると思ったからだ。
ﾘ「あれ？行かないの？」
俺「え、でも、行っていいものかなぁ･･･と」
ﾘ「今さら何を迷ってるのｗ」
俺「まｰ、俺なしの方がいい場合もあるってことだよｗ」
ﾘ「そんなことないと思うけどねぇ？」
ﾘ「とりあえず、聞いてみないと分からないんだから、向こう側に行ってから迷えばいいんじゃない？」
俺「････それもそうだな」
ﾘｸに発破をかけられ、俺は愛と優の話し合ってるところに駆け寄った。
二人は微笑んで迎え入れてくれた。
あ「克也くん･･････私、優に許してもらったよ」
ゆ「･･･････許してもらえたのは、私の方だよ」
俺「そうか･････うん、よかった」
一時は修復不可能かと思われた愛と優との関係も、長いときを経て、今、また元通りとなった。
とても大きな溝だったが、話し合うことが出来れば、いつかこうして埋めることが信じていた。
110 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:45:57 ID:BgCG4T/T
さりげなく椎ちゃんの台詞をﾊﾟｸり、愛さんの事を惚気るかｰ君に萌えるwww
んでもって、報告来い来い！！！！！！
111 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:46:07 ID:TtrwdlPh
その恥ずかしい言葉を平気で言えるのも、かｰ君の魅力ｗ
報告こいこいｗ
112 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:47:45 ID:iJwyz34A
ｹﾝがﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞｾﾝﾀｰに行きたいと言い出した。
俺、ﾘｸ、ｿｳｼﾞ、その他男子2,3名で近くのﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞｾﾝﾀｰに向かうことになった。
いつしか、愛、優、Mさん、Nさんらのｸﾞﾙｰﾌﾟも一緒に動いていた。
愛と優は、離れたところで、今までの時間を取り戻すかのように話し合っていた。
俺はそれには加わらず、ｹﾝの拙いﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞを見て笑っていた。
その時、いつの間にか背後にいたMさんとNさんに話しかけられた。
み「Iさんと優･･･仲直りしたみたいね」
俺「････うん、そうだよ」
な「･･･････よかった」
俺「･･･････うん」
MさんもNさんも、優の友人として心配してくれていたんだろうな。
優から愛が離れた後、女子ｸﾞﾙｰﾌﾟの中で優を支えていたのは、間違いなくこの二人だったんだろうから。
み「････Iさんと付き合い始めたんだってね」
俺「････ああ、優から聞いたの？」
み「うん」
俺「そういえば、勘違いしてたようだけど、優の告白を断ったときは、まだ愛とそんな関係じゃあ･･･」
み「知ってる」
俺「･･････････」
あの時、Mさんに物凄い剣幕で言いまくられた覚えがあるのですが･･･。
な「翠ちゃんは普段はすごい静かなんだけど、時々暴走しちゃうんだよね」
み「････確かにあの時、私は言いすぎたかもしれないけど、1君には謝らないよ」
み「優のことを考えたら、あれくらい言っておかないと気がすまなかった」
俺「別にいいよ。Mさんの言うことも分かるから」
み「･･････････」
な「翠ちゃんが迷惑かけてて、ごめんね」
み「どうして渚が謝るのよｗ」
この二人も、仲がいいよなぁ。
優もこんな友達思いの二人だからこそ、色々と相談していたんだろうなと思った。
113 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:49:11 ID:iJwyz34A
さ「三次会、ｶﾗｵｹ行く人はこっちに集まってｰ！」
ｹﾞｰｾﾝで一通り遊んだ後、今度はｶﾗｵｹを行くと叫ぶSさん。
もうかなり夜も更けこんだ時間だったため、ここで帰ると言い出す人も多かった。
あ「克也くん」
俺「ん？」
あ「優がね、そろそろ帰らないとお母さんが心配するって言うの」
あ「もうこんな時間だし･･･送っていってあげられないかな？」
優が遅くまで出歩くことなんてないから、おばさん心配するんだろうな。
どっちにしろ、俺もｶﾗｵｹは行く気になれなかったから、ちょうどいい。
俺「ああ、いいよ。愛はどうするの？」
あ「んｰ･･･どっちでもいいんだけど････」
あ「私も･･･送って行ってくれるの？」
俺「もちろん」
あ「じゃ、お言葉に甘えてｗ」
ということで、俺は愛と優を連れて帰ることになった。
Sさんが女子一人一人に声をかけて、ｶﾗｵｹに勧誘していくが、愛は帰る旨を伝えた。
さ「何だ、I帰っちゃうの？」
あ「ごめんね。Sさんたちは楽しんできてよ」
さ「来なかったのを後悔するくらい、楽しんでくるｗ」
Sさんは、すっかりﾃﾝｼｮﾝがMAXになっていた。
こっちは平常ﾓｰﾄﾞだったので、絡まれると辛いなと思っていたのに、俺にも声をかけられた。
さ「ちゃんとIを送っていきなさいよ？」
俺「････そのつもりだけど」
さ「ならよし！」
俺「･･････････」
あ「･･････････」
俺たち二人は、ﾊｲなSさんを黙って見送った。
114 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:50:32 ID:iJwyz34A
ﾘｸも帰るらしいが、ｹﾝは三次会も参加するらしい。
ｹ「優のこと、頼んだ」
俺「お前に頼まれる義理はねえよｗ」
ｹ「わははｗｗそう照れるなってｗｗ」
俺「照れてねえよ！ｗ･･･行こうぜ、優」
ゆ「･･････うん、ﾊﾞｲﾊﾞｲ、ｹﾝ君」
ｹ「おう、またな〜！」
こうして、俺は愛と優を連れて家まで自転車で帰った。
その帰り道、二人に話したいことがあった。
俺「なぁ、今週末辺りにみんなでさ、またﾎﾞｰﾘﾝｸﾞ行かない？」
先ほど、食べているときにｹﾝとﾘｸには話していてOKを貰っていた。
あとは、この二人に予定を聞いておきたかった。
あ「ﾎﾞｰﾘﾝｸﾞかぁ･･･懐かしいなぁ」
あ「みんなで遊ぶようになったのも、あの時からだよね」
俺「そうだなぁ」
俺たちのｸﾞﾙｰﾌﾟ内に、愛が本格的に加わったのはあの時からだな。
ゆ「･･････私はいけると思う」
あ「私は部活があると思うけど、それが終わった後でいいのなら」
よし、これで後は椎とﾀｸに声をかければ、OKだな。
ﾎﾞｰﾘﾝｸﾞの昔話をしていると、あっという間に俺と優の家の前まで辿り着いた。
俺「じゃあな、優」
あ「おやすみ、優」
ゆ「････おやすみ」
辺りは暗かったが、優が微笑んでいるように見えたのは気のせいじゃないと思った。
115 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:52:37 ID:iJwyz34A
俺「じゃあ、行こっか」
あ「･･･うん、本当にいいの？」
俺「愛が嫌だと言っても、意地でも送っていくよｗ」
あ「克也くんらしいねｗ」
心配だからというのもあるが、この日は愛とあまり喋れなかったので、まだ離れたくなかった。
俺は自分の家がすぐそこにあるにも関わらず、愛を家まで送るため自転車を走らせた。
あ「あｰ、風が涼しいねｰ」
俺「だねｰ」
昼に暖まった空気が夜になっても冷え込まず、逆に風が心地いいくらいだった。
打ち上げのときに話せなかった分、会話が弾んだ。
あ「ねぇ？･･･Rさんと何を喋ってたの？」
俺「ああ、見てたのか」
俺「･････気になる？ｗ」
あ「･････気にならないｗ」
俺「えｰｗ聞いてきたくせにｗ」
あ「気になりませんｗ」
俺「嫉妬してると言えば楽になるよ？ｗ」
あ「してません！ｗ嫉妬するのと、気になるってのは全然違うよ！ｗ」
俺「･････やっぱり、気になってるんじゃんｗｗ」
あ「あ･･･ああもう！ｗｗ」
墓穴を掘った愛は、うｰうｰ唸っていた。
俺も愛も、Sさんほどではないがﾃﾝｼｮﾝ高かったようだｗ
この場面だけ切り取ってみれば、ﾊﾞｶｯﾌﾟﾙと呼ばれても仕方のないことかもしれないｗ
あ、言うまでもないが、Rさんのことは包み隠さず話したよ。
それなりの距離があるものの、話してるとすぐに愛の家に着いてしまった。
あ「火曜日、天気いいみたいだから、お花見いこうね」
俺「ああ、お弁当楽しみにしてるよ」
あ「おやすみ」
俺「おやすみ」
手を振る愛に対して、手を小さく挙げて応える。
俺が見えなくなるまで、家の外で愛は見送ってくれた。
116 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:54:00 ID:iJwyz34A
後編終了です。
昨日のうちにある程度まとめておいたんで、結構な量だったけどすぐに投下できたね。
117 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:54:34 ID:SP4J+jWM
みごとな誘導尋問ですなｗｗ
118 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:06:10 ID:7hdFFz8J
暮れ~年明けのほんわかﾑｰﾄﾞから一転していろいろとあったこの三ヶ月、
ﾊﾗﾊﾗして追いかけてたけどこのような素敵な結末になることができて
本当に良かったと心から思うよ。
かｰくんってさ、いざというときの言葉のﾁｮｲｽがﾍﾞｽﾄだわ。
その場を取り繕うような軽い言葉は言わないけれど、
黙り込まずに相手を思いやった言葉が出てくるよね。
MさんNさんとも仲直りできたなんて最高だ。
Nさんの台詞聞いたのなんて初めてじゃない？ｗ
優の友達枠でﾎﾞｰﾘﾝｸﾞに誘えないかなぁ…。学校の顔だけじゃない部分も
知れたらより仲良くなれると思うんだ。まあ無理にとは言わないけど。
もちろんﾂﾝﾃﾞﾚ委員長様も素敵だｗ
この子が人望があるのもわかるわｗ
前編でｸﾗｽﾒｲﾄに囲まれる愛さんを見てﾌﾟﾁ嫉妬してたのかなぁと思ってたら
愛さんもかｰくんが気になってたんだねｗ Rさんだから余計に気になるかｗ
それでもｲｼﾞﾜﾙしてるしｗ 愛さんの反応も可愛すぎるｗ
優とじっくり話せたのかな。それも嬉しいことだよね。
とても萌えﾎﾟｲﾝﾄの多い報告、お疲れ様でした！
119 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:06:50 ID:TtrwdlPh
おつかれ
>一時は修復不可能かと思われた愛と優との関係も、長いときを経て、今、また元通りとなった
>今までの時間を取り戻すかのように話し合っていた。
･･･本当に良かったよｗ
涙出たよ･･･ｗ
椎じゃないけど、よかったよかったｗｗ
このｼｰﾝは、時間がかかっても絵にしておきたい所だなぁ。
このｽﾚの最大級の出来事の一つだし？ｗ
>俺「じゃあな、優」
>あ「おやすみ、優」
>ゆ「････おやすみ」
不覚にも、泣いてしまったよｗ
あぁｰっ、もう恥ずかしい･･･ｗ
Ｍ･Ｎさんのふたりとも話せてよかったなｗ
てか･･･Ｍさんはあの時暴走してたのかぁ･･･ｗ
そして、それを謝るＮさん、ちょっとかわえぇｗ
120 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:13:25 ID:BgCG4T/T
報告お疲れ様。
いやぁ、愛さんと優ちゃんが仲直りできて本当に良かった。
別れ際の優ちゃんの笑顔が全てを物語ってるね……また、みんなで集まって遊べることが出来て、俺も嬉しいよ。
かｰ君の言う通り、言葉をきちんと交し合う事が出来れば、想いはちゃんと届くんだね。
今回の報告で改めてそう感じられたよ。
ＭさんＮさんとも和解出来たみたいだし、今回のｸﾗｽの打ち上げは実り有るものが多かったようで何よりだ。
しかし、Sさんﾃﾝｼｮﾝ高いなぁwww
ﾉﾘﾉﾘで微笑ましい……その上、ちゃんとかｰ君と愛さんの二人の関係を見抜いてるのはさすがだwww
そして、改めてＳさん＝ﾊﾙﾋ説を押したくなったwww
きっと今回のｷｮﾝ役は男委員長だなww
それと誘導尋問乙！！！！！
あっさりﾊﾞﾗしちゃう愛さんが可愛いwww
前までの彼女なら考えられない事だ……それだけかｰ君に心を許してるって事だねww
それにしても、かｰ君は愛さんの弄り方を心得て来てるねwwww
Ｓっ気が抑えられなくなってきてるのかな？www
あんまりやり過ぎると彼女も泣いちゃうと思うので程ほどに弄って、彼女の新たな一面を引き出してくださいなwww
でも、このまま彼女が終わるはずがないので、反撃も期待してる俺もＳ……か？ww
121 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:18:31 ID:BgCG4T/T
あ、それと弄って欲しそうだから、言っておこうかな？ww
よっ！！！！このﾊﾞｶｯﾌﾟﾙ！！！！！www
〜4月1日(日)〜
ｸﾗｽの打ち上げ日。
晩御飯がﾊﾞｲｷﾝｸﾞだと知っていた俺は、昼飯もほどほどにして腹をすかせてそのときを待っていた。
誰とも待ち合わせをしていなかったので、俺は直接お店の方へと向かった。
こういうときだけは、かなり余裕で着いてしまう性質で、店の外の駐車場には、まだ10人も集まっていなかった。
その中で一番話せそうなｿｳｼﾞのところに行き、他のｸﾗｽﾒｲﾄが来るのを待つ。
予想通り、ｸﾗｽﾒｲﾄの私服姿にｷﾞｬｯﾌﾟを覚え、Hさんなんかはいつも雰囲気とはまるで違っていた。
しばらくして、ﾘｸがやってきた。
男子が集まっている中に、ﾘｸも入り込み、俺と一緒に話をしていた。
次に、愛も到着する。
俺の方をﾁﾗﾘと見たものの、近づいてくることはなく、Qさんと喋っていた。
優、ｹﾝ、Sさんと皆が続々と集まり始める。
男委員長とSさんが話し合い、大方集まったところで、店内に入った。
男子と女子で分かれて座り、Sさんの一言でﾊﾟｰﾃｨｰは始まった。
好き勝手にみんな飲んで食べて騒ぐ。
あ、もちろん、酒を飲む奴なんて一人もいなかったよ。
俺はというと、ｹﾝ、ﾘｸらと一緒に並んで座り、思うが侭に食べまくっていた。
俺「そういや、ｹﾝ。優と漫画喫茶行ったんだろう？どうだった？」
ｹ「ん？どうもこうも･･･ただ漫画読んで終わりだったぞｗ」
俺「何だ、お前のことだからもっと進展してるのかと思ったのに」
ｹ「まぁ、ある程度の関係にはなってきたと思うがなｗ」
優とｹﾝがくっつくまでには、まだもう少しだけ時間がかかりそうだ。
ｹﾝも焦らず、じっくり行く構えのようだな。
98 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:35:53 ID:iJwyz34A
雑談を続けていると、ｹﾝは興味深い話を振ってきた。
ｹ「J組の○○って奴、知ってるか？」
俺「さぁ･･･聞いたことないな」
ｹ「ﾘｸは？」
ﾘ「僕は知ってるよ。話したことはないけど･･･」
ｼﾞｮｳのいるｸﾗｽの男子だから、ﾘｸは見覚えだけはあるそうだ。
俺「そいつがどうかしたのか？」
ｹ「実は･･･優に告白して振られたらしい」
俺「へぇ･････それは初耳だなぁ」
ﾘ「Bさんから聞いたの？」
ｹ「ああ、ｸﾗｽﾏｯﾁのときだったっけな。優がそいつと一緒にいるところを見かけてさ」
ｹ「誰？って聞いたら、教えてくれた」
俺「優もよく正直に答える気になったもんだな･･･」
ｹ「告白されたのは修学旅行の時のﾌｪﾘｰの上でって話だから、もう話してもいいと思ったんじゃね？」
ﾌｪﾘｰの上での告白････。
あの時、俺は愛から、どこが好きになって、告白する気になったのかと聞かれた。
あの日の愛は、いつもと違う雰囲気があった。
もしかしたら優が告白されたことを知っていたから、俺に声をかけられて驚いていたのかもしれない。
30分から1時間くらい経ったころだろうか。
Sさん、Hさん、男委員長やちょいﾜﾙなど、ｳﾁのｸﾗｽを引っ張ってきた面子が集まって話をしていた。
その輪が解けたかと思うと、Sさんがみんなに向かった言い放った。
さ「席替えするよ〜！」
ざわめくｸﾗｽﾒｲﾄ達だが、女子はﾉﾘがよく全然気にしてないようだ。
逆に男子は、ぶつぶつと呟いて乗り気じゃない様子。
男同士の方が気楽ってのは、色んな意味で俺も同じだった。
99 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:37:51 ID:iJwyz34A
席は男子と女子が交互に座りあうという、まるで合ｺﾝのようだった。
ぐだぐだのくじ引きの結果、俺は隅の席となり、隣り合う女子が一人だけで済んだのはよかった。
ただその相手がRさんだったというのは、想定外だったけれども。
俺「･････････････」
れ「･････････････」
居心地悪いことこの上ないｗ
黙々と食べることに集中する俺。
しかし、食べ始めてからもう随分時間が経っていたので、さすがにお腹が膨れつつあった。
周りを見てみても、未だに食べ続けている人は少数だった。
というか、何か周りは結構会話弾んでいる。
さっきまでｿｳｼﾞなんかは、面倒くせえって言ってたのに、笑いながら女子と喋ってるし･･･。
ｹﾝやﾘｸは、元々女子と話をするのに慣れているから、問題なく盛り上がっているようだった。
まぁ、ﾘｸは隣が優だったというのも大きかったかもしれないが。
そして、気になる愛はというと、周りの男女ｸﾞﾙｰﾌﾟの中に加わって笑っていた。
遠すぎて話し声も聞こえなかったが、楽しそうだった。
何をすることなく、周りの会話を遠巻きに聞いていて、ふと気付いた。
隣のRさんも、誰とも会話していない。
本来なら、女子の中でも結構話すﾀｲﾌﾟはずなのに･･･俺が横に座っているからだろうか。
俺はすることもないので、Rさんに話しかけてみることにした。
俺「･･･今日は静かだね」
れ「･･･････････喋る気にならないだけ」
俺「････そう」
そんなこと言われたら、言葉を繋げられなくなる。
またしても沈黙が訪れる。
100 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:39:18 ID:iJwyz34A
しかし、すぐにそれは破られた。
Rさんの方から話しかけてきたからだ。
れ「･･･ｱﾝﾀもあの子に似て甘いねぇ･･･」
俺「････そうか？まだそんなに俺は甘くないと思うんだけど」
れ「あれだけのことをした私に、そんなに親しく話しかけてくる時点で十分甘いよ」
俺「･･････････かもね」
今までの俺と愛の苦悩を考えると、もっと怒っていいもんだろうなとは思う。
だけど、何故かRさんに対して、俺はそれほど怒りがこみ上げてくることはなかった。
俺「･･･俺も自分のことが、よく分からないよ」
れ「意味分からないし･･･ｗ」
Rさんは鼻で笑っていたが、特に不快だとは感じなかった。
もしかしたら、どこかRさんの儚げな姿が、愛と被って見えたのかもしれないな。
その後も、俺はRさんと、ぼそぼそと会話を続けていた。
席替えしてから十分時間が経った頃、ようやく清算の流れとなった。
店の外に出ると、どうやらTOP集団の話し合いにより、次はｹﾞｰｾﾝに行くことが決まったらしい。
歩いてもいける距離にあるので、自転車ではない人も問題なかった。
そこからは、やはりほとんどが男子と女子のｸﾞﾙｰﾌﾟに分かれて行動する。
俺は自分から何かをする気にもなれなかったので、ｹﾝとﾘｸの行く後を付いていった。
他の男子がｹﾞｰﾑに熱中しているのを、ぼんやりと眺めるだけの俺。
やっぱりこういう大勢の場は苦手だ。
少数の気が合う仲間達となら騒いで楽しめるんだがなぁ。
101 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 01:41:13 ID:iJwyz34A
前編終了。
本当はゆっくりとまとめながら投下していこうかと思ったけど、前後編に分けてみた。
こっちの方が見やすそうだし、ﾚｽもしやすいと思うしね。
というわけで、後編はもうちょっと待ってくれ。
おつかれｗ
優は結構もてるんだねぇ。
これが、ｸﾘｽﾏｽ会の時に言っていた、3回告白されたうちの一回かぁ。
話してる状況が分からないのでなんともいえないけど、
振ったｱﾄも話すような仲で居ることが優らしいと言うか･･･ｗ
周囲とＲさんの、わだかまりは減ったように見えて、多少は残っている･･･かぁ
ｸﾗｽﾏｯﾁの時はもう大丈夫かな、と思えたけど･･･時間かかるものだねぇ。
少しだけでもかｰ君と話せて、Ｒさんも僅かかも知れないけど気が楽になったかもねｗ
ＧＪだったよ？ｗ
妄想絵を描き上げつつ、後編の報告楽しみにしてるｗｗ
103 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:02:41 ID:BgCG4T/T
いやぁ、賑やかそうで良いねぇww
昔ｸﾗｽのみんなで体育祭の打ち上げで焼肉食いに行った時の事を思い出したよwww
にしても、前編だけでも色々とあって驚いたよ。
優ちゃんが修学旅行中に告白されてた事もそうだけど、Rさんと隣になって話してたりさ。
完全に打ち解けたって感じでは無さそうだけど、彼女と話が出来た事で何かしらわだかまりが払拭できていられれば良いな。
あとｹﾝと優ちゃんはやっぱりもう少しだけ時間が掛かりそうだねwww
でも時間をかけてゆっくりと絆を繋いでいければ、少しずつ距離は近付いていく筈だし……なんかこっちはあんまり心配しなくても大丈夫そうだねwww
ま、ﾏｲﾍﾟｰｽで頑張れ、ｹﾝwwww
では、後編も楽しみに待ってるよ〜〜ﾉｼ
104 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:03:31 ID:nL/5fI6P
優って美人さんなんだな〜
105 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:09:08 ID:iJwyz34A
>>102
ここでも優はﾓﾃﾓﾃだからなｗ
容姿も結構ﾎﾟｲﾝﾄなんだろうな。
大人しくて美人な子として、一目惚れしている奴らがまだいてもおかしくないし。
Rさんは俺たちのｸﾞﾙｰﾌﾟとは話しにくそうだけど、他の女子とかはそうでもないよ。
単純に隣に俺がいたから、話し辛かったんだと思う。
俺も、あんまりRさんと仲良くなるつもりはないけどね。
ｸﾗｽも変わったら、きっと話すこともなくなるだろうな。
>>103
優が修学旅行中に告白されたってのは、全然知らなかったもんな。
過去ﾛｸﾞ見てみたけど、愛が変な様子だった以外は、そんな感じが全然しなかったし。
優とｹﾝは、文字通り時間の問題かもね。
ｹﾝが優とｸﾗｽ変わっても、今まで通りに接していれば、いつかは付き合うんじゃないだろうか。
>>104
無口でﾐｽﾃﾘｱｽな印象も与えているのかもしれん。
俺から見れば、ただのあがり症なんだがなｗ
106 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:30:44 ID:7hdFFz8J
なにかと巡り合わせを感じる打ち上げだったね。
かｰくんは立場上Rさんにはあれこれは言いづらいだろうけど
もう嫌がらせは止めてくれたから責めつづけても辛いだけだし
彼女も少しは救われたとも思うよ。出会い方が違ってたらRさんと愛さん、
Rさんとかｰくんもまた違った関係だったんだろうか。
一人ぽつんと座ってたRさんに話しかけてくれたかｰくん…。
女の子は苦手だって言ってたのに…。これは惚れるｗ
優はもてるね。優本人は美人とか全然そんなつもりじゃなさそうなのが
印象的なのにね。ｹﾝも気が気じゃなさそうだｗ
漫画喫茶でｶｯﾌﾟﾙﾙｰﾑへ行ったと思ったのにｗ
そしてSさんのお楽しみｲﾍﾞﾝﾄ発動ｗ やはりｗ
この先に後編もあるんだｗ 待ってる間修学旅行編を読み返すかなｗ
107 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:30:50 ID:TtrwdlPh
優を形容する言葉･･･
大人しくて無口で美人で、そしてﾐｽﾃﾘｱｽ･･･
見た目だけなら、ﾓﾃる要素独り占めって感じだｗｗ
優とｹﾝは時間の問題･･･
優はけっこうな時間掛かりそうに見えるねぇ。
まぁ、ｹﾝも焦らず腰をすえてじっくりいくようだし、
付き合う事に、なってもならなくても、良い関係を維持していけそうだねｗ
かｰ君が以前言っていたように、付き合うだけが良い男女の関係ではない、しねｗ
優の交友関係を、全力で応援しますよ？ｗｗ
Rさんとの事は、なるようになるかｗ
良い意味で？ｗｗ
108 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:42:04 ID:iJwyz34A
>>106
このｸﾗｽで会うのは最後だからな。
ｸﾗｽが同じってだけで、巡り合わせというほど壮大なものでもないよ。
Rさんもｼﾞｮｳに振られて傷心なんだもんなぁ･･･。
「たられば」はあまり使いたくないが、Rさんとは違った出会い方をしていれば･･･って思ってしまうね。
優は自覚ないだろうなぁｗ
天然発動しまくりｗ
ｹﾝだってﾓﾃるから、ｶｯﾌﾟﾙになったら、お互い周囲が大変そうだなｗ
>>107
優は外見ではSさんとｸﾗｽで双璧を成す存在だからね。
俺としては容姿も愛が一番好みではあるけど、客観的に見たらきっと優やSさんの方が人気あるだろうな。
でも、優は俺に告白してきたように、ｹﾝへ気持ちが向けば案外早いかもよ？
ともかく、二人がこれからどうなろうとも、ずっと友達でいるぜ？
･･･と、椎の恥かしい台詞をﾊﾟｸってみるｗｗ
じゃ、後編いきますか。
109 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:45:47 ID:iJwyz34A
俺は他のｸﾗｽﾒｲﾄ達の動きが気になっていた。
いや、厳密に言うと愛と優のことなんだが。
ふと見ると、愛と優は同じｸﾞﾙｰﾌﾟで動いていた。
そして、少しした後、そのｸﾞﾙｰﾌﾟから離れて話し合ってる二人の姿をﾘｸが見つけた。
ﾘ「あの二人、何を話してるのかな」
俺は行くべきかどうか、迷った。
ｸﾗｽ全員で動いている中というのもあるが、二人だけで話し合う必要もあると思ったからだ。
ﾘ「あれ？行かないの？」
俺「え、でも、行っていいものかなぁ･･･と」
ﾘ「今さら何を迷ってるのｗ」
俺「まｰ、俺なしの方がいい場合もあるってことだよｗ」
ﾘ「そんなことないと思うけどねぇ？」
ﾘ「とりあえず、聞いてみないと分からないんだから、向こう側に行ってから迷えばいいんじゃない？」
俺「････それもそうだな」
ﾘｸに発破をかけられ、俺は愛と優の話し合ってるところに駆け寄った。
二人は微笑んで迎え入れてくれた。
あ「克也くん･･････私、優に許してもらったよ」
ゆ「･･･････許してもらえたのは、私の方だよ」
俺「そうか･････うん、よかった」
一時は修復不可能かと思われた愛と優との関係も、長いときを経て、今、また元通りとなった。
とても大きな溝だったが、話し合うことが出来れば、いつかこうして埋めることが信じていた。
110 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:45:57 ID:BgCG4T/T
さりげなく椎ちゃんの台詞をﾊﾟｸり、愛さんの事を惚気るかｰ君に萌えるwww
んでもって、報告来い来い！！！！！！
111 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 02:46:07 ID:TtrwdlPh
その恥ずかしい言葉を平気で言えるのも、かｰ君の魅力ｗ
報告こいこいｗ
112 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:47:45 ID:iJwyz34A
ｹﾝがﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞｾﾝﾀｰに行きたいと言い出した。
俺、ﾘｸ、ｿｳｼﾞ、その他男子2,3名で近くのﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞｾﾝﾀｰに向かうことになった。
いつしか、愛、優、Mさん、Nさんらのｸﾞﾙｰﾌﾟも一緒に動いていた。
愛と優は、離れたところで、今までの時間を取り戻すかのように話し合っていた。
俺はそれには加わらず、ｹﾝの拙いﾊﾞｯﾃｨﾝｸﾞを見て笑っていた。
その時、いつの間にか背後にいたMさんとNさんに話しかけられた。
み「Iさんと優･･･仲直りしたみたいね」
俺「････うん、そうだよ」
な「･･･････よかった」
俺「･･･････うん」
MさんもNさんも、優の友人として心配してくれていたんだろうな。
優から愛が離れた後、女子ｸﾞﾙｰﾌﾟの中で優を支えていたのは、間違いなくこの二人だったんだろうから。
み「････Iさんと付き合い始めたんだってね」
俺「････ああ、優から聞いたの？」
み「うん」
俺「そういえば、勘違いしてたようだけど、優の告白を断ったときは、まだ愛とそんな関係じゃあ･･･」
み「知ってる」
俺「･･････････」
あの時、Mさんに物凄い剣幕で言いまくられた覚えがあるのですが･･･。
な「翠ちゃんは普段はすごい静かなんだけど、時々暴走しちゃうんだよね」
み「････確かにあの時、私は言いすぎたかもしれないけど、1君には謝らないよ」
み「優のことを考えたら、あれくらい言っておかないと気がすまなかった」
俺「別にいいよ。Mさんの言うことも分かるから」
み「･･････････」
な「翠ちゃんが迷惑かけてて、ごめんね」
み「どうして渚が謝るのよｗ」
この二人も、仲がいいよなぁ。
優もこんな友達思いの二人だからこそ、色々と相談していたんだろうなと思った。
113 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:49:11 ID:iJwyz34A
さ「三次会、ｶﾗｵｹ行く人はこっちに集まってｰ！」
ｹﾞｰｾﾝで一通り遊んだ後、今度はｶﾗｵｹを行くと叫ぶSさん。
もうかなり夜も更けこんだ時間だったため、ここで帰ると言い出す人も多かった。
あ「克也くん」
俺「ん？」
あ「優がね、そろそろ帰らないとお母さんが心配するって言うの」
あ「もうこんな時間だし･･･送っていってあげられないかな？」
優が遅くまで出歩くことなんてないから、おばさん心配するんだろうな。
どっちにしろ、俺もｶﾗｵｹは行く気になれなかったから、ちょうどいい。
俺「ああ、いいよ。愛はどうするの？」
あ「んｰ･･･どっちでもいいんだけど････」
あ「私も･･･送って行ってくれるの？」
俺「もちろん」
あ「じゃ、お言葉に甘えてｗ」
ということで、俺は愛と優を連れて帰ることになった。
Sさんが女子一人一人に声をかけて、ｶﾗｵｹに勧誘していくが、愛は帰る旨を伝えた。
さ「何だ、I帰っちゃうの？」
あ「ごめんね。Sさんたちは楽しんできてよ」
さ「来なかったのを後悔するくらい、楽しんでくるｗ」
Sさんは、すっかりﾃﾝｼｮﾝがMAXになっていた。
こっちは平常ﾓｰﾄﾞだったので、絡まれると辛いなと思っていたのに、俺にも声をかけられた。
さ「ちゃんとIを送っていきなさいよ？」
俺「････そのつもりだけど」
さ「ならよし！」
俺「･･････････」
あ「･･････････」
俺たち二人は、ﾊｲなSさんを黙って見送った。
114 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:50:32 ID:iJwyz34A
ﾘｸも帰るらしいが、ｹﾝは三次会も参加するらしい。
ｹ「優のこと、頼んだ」
俺「お前に頼まれる義理はねえよｗ」
ｹ「わははｗｗそう照れるなってｗｗ」
俺「照れてねえよ！ｗ･･･行こうぜ、優」
ゆ「･･････うん、ﾊﾞｲﾊﾞｲ、ｹﾝ君」
ｹ「おう、またな〜！」
こうして、俺は愛と優を連れて家まで自転車で帰った。
その帰り道、二人に話したいことがあった。
俺「なぁ、今週末辺りにみんなでさ、またﾎﾞｰﾘﾝｸﾞ行かない？」
先ほど、食べているときにｹﾝとﾘｸには話していてOKを貰っていた。
あとは、この二人に予定を聞いておきたかった。
あ「ﾎﾞｰﾘﾝｸﾞかぁ･･･懐かしいなぁ」
あ「みんなで遊ぶようになったのも、あの時からだよね」
俺「そうだなぁ」
俺たちのｸﾞﾙｰﾌﾟ内に、愛が本格的に加わったのはあの時からだな。
ゆ「･･････私はいけると思う」
あ「私は部活があると思うけど、それが終わった後でいいのなら」
よし、これで後は椎とﾀｸに声をかければ、OKだな。
ﾎﾞｰﾘﾝｸﾞの昔話をしていると、あっという間に俺と優の家の前まで辿り着いた。
俺「じゃあな、優」
あ「おやすみ、優」
ゆ「････おやすみ」
辺りは暗かったが、優が微笑んでいるように見えたのは気のせいじゃないと思った。
115 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:52:37 ID:iJwyz34A
俺「じゃあ、行こっか」
あ「･･･うん、本当にいいの？」
俺「愛が嫌だと言っても、意地でも送っていくよｗ」
あ「克也くんらしいねｗ」
心配だからというのもあるが、この日は愛とあまり喋れなかったので、まだ離れたくなかった。
俺は自分の家がすぐそこにあるにも関わらず、愛を家まで送るため自転車を走らせた。
あ「あｰ、風が涼しいねｰ」
俺「だねｰ」
昼に暖まった空気が夜になっても冷え込まず、逆に風が心地いいくらいだった。
打ち上げのときに話せなかった分、会話が弾んだ。
あ「ねぇ？･･･Rさんと何を喋ってたの？」
俺「ああ、見てたのか」
俺「･････気になる？ｗ」
あ「･････気にならないｗ」
俺「えｰｗ聞いてきたくせにｗ」
あ「気になりませんｗ」
俺「嫉妬してると言えば楽になるよ？ｗ」
あ「してません！ｗ嫉妬するのと、気になるってのは全然違うよ！ｗ」
俺「･････やっぱり、気になってるんじゃんｗｗ」
あ「あ･･･ああもう！ｗｗ」
墓穴を掘った愛は、うｰうｰ唸っていた。
俺も愛も、Sさんほどではないがﾃﾝｼｮﾝ高かったようだｗ
この場面だけ切り取ってみれば、ﾊﾞｶｯﾌﾟﾙと呼ばれても仕方のないことかもしれないｗ
あ、言うまでもないが、Rさんのことは包み隠さず話したよ。
それなりの距離があるものの、話してるとすぐに愛の家に着いてしまった。
あ「火曜日、天気いいみたいだから、お花見いこうね」
俺「ああ、お弁当楽しみにしてるよ」
あ「おやすみ」
俺「おやすみ」
手を振る愛に対して、手を小さく挙げて応える。
俺が見えなくなるまで、家の外で愛は見送ってくれた。
116 ：かｰ ◆riEcolFADU ：07/04/04 02:54:00 ID:iJwyz34A
後編終了です。
昨日のうちにある程度まとめておいたんで、結構な量だったけどすぐに投下できたね。
みごとな誘導尋問ですなｗｗ
118 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:06:10 ID:7hdFFz8J
暮れ~年明けのほんわかﾑｰﾄﾞから一転していろいろとあったこの三ヶ月、
ﾊﾗﾊﾗして追いかけてたけどこのような素敵な結末になることができて
本当に良かったと心から思うよ。
かｰくんってさ、いざというときの言葉のﾁｮｲｽがﾍﾞｽﾄだわ。
その場を取り繕うような軽い言葉は言わないけれど、
黙り込まずに相手を思いやった言葉が出てくるよね。
MさんNさんとも仲直りできたなんて最高だ。
Nさんの台詞聞いたのなんて初めてじゃない？ｗ
優の友達枠でﾎﾞｰﾘﾝｸﾞに誘えないかなぁ…。学校の顔だけじゃない部分も
知れたらより仲良くなれると思うんだ。まあ無理にとは言わないけど。
もちろんﾂﾝﾃﾞﾚ委員長様も素敵だｗ
この子が人望があるのもわかるわｗ
前編でｸﾗｽﾒｲﾄに囲まれる愛さんを見てﾌﾟﾁ嫉妬してたのかなぁと思ってたら
愛さんもかｰくんが気になってたんだねｗ Rさんだから余計に気になるかｗ
それでもｲｼﾞﾜﾙしてるしｗ 愛さんの反応も可愛すぎるｗ
優とじっくり話せたのかな。それも嬉しいことだよね。
とても萌えﾎﾟｲﾝﾄの多い報告、お疲れ様でした！
119 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:06:50 ID:TtrwdlPh
おつかれ
>一時は修復不可能かと思われた愛と優との関係も、長いときを経て、今、また元通りとなった
>今までの時間を取り戻すかのように話し合っていた。
･･･本当に良かったよｗ
涙出たよ･･･ｗ
椎じゃないけど、よかったよかったｗｗ
このｼｰﾝは、時間がかかっても絵にしておきたい所だなぁ。
このｽﾚの最大級の出来事の一つだし？ｗ
>俺「じゃあな、優」
>あ「おやすみ、優」
>ゆ「････おやすみ」
不覚にも、泣いてしまったよｗ
あぁｰっ、もう恥ずかしい･･･ｗ
Ｍ･Ｎさんのふたりとも話せてよかったなｗ
てか･･･Ｍさんはあの時暴走してたのかぁ･･･ｗ
そして、それを謝るＮさん、ちょっとかわえぇｗ
120 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:13:25 ID:BgCG4T/T
報告お疲れ様。
いやぁ、愛さんと優ちゃんが仲直りできて本当に良かった。
別れ際の優ちゃんの笑顔が全てを物語ってるね……また、みんなで集まって遊べることが出来て、俺も嬉しいよ。
かｰ君の言う通り、言葉をきちんと交し合う事が出来れば、想いはちゃんと届くんだね。
今回の報告で改めてそう感じられたよ。
ＭさんＮさんとも和解出来たみたいだし、今回のｸﾗｽの打ち上げは実り有るものが多かったようで何よりだ。
しかし、Sさんﾃﾝｼｮﾝ高いなぁwww
ﾉﾘﾉﾘで微笑ましい……その上、ちゃんとかｰ君と愛さんの二人の関係を見抜いてるのはさすがだwww
そして、改めてＳさん＝ﾊﾙﾋ説を押したくなったwww
きっと今回のｷｮﾝ役は男委員長だなww
それと誘導尋問乙！！！！！
あっさりﾊﾞﾗしちゃう愛さんが可愛いwww
前までの彼女なら考えられない事だ……それだけかｰ君に心を許してるって事だねww
それにしても、かｰ君は愛さんの弄り方を心得て来てるねwwww
Ｓっ気が抑えられなくなってきてるのかな？www
あんまりやり過ぎると彼女も泣いちゃうと思うので程ほどに弄って、彼女の新たな一面を引き出してくださいなwww
でも、このまま彼女が終わるはずがないので、反撃も期待してる俺もＳ……か？ww
121 ：名無しだけど(´･ω･｀)相談に乗るよ ：07/04/04 03:18:31 ID:BgCG4T/T
あ、それと弄って欲しそうだから、言っておこうかな？ww
よっ！！！！このﾊﾞｶｯﾌﾟﾙ！！！！！www
二人の幼馴染を通じて女友達を増やしたい kkkさん用続き
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