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家出したらお姉さんに拾われた

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家出した>>1が出会ったのは赤い髪の美しいお姉さん。コーヒーも飲めないお子様な>>1と大人なお姉さんとのちょっぴりエロマンチックなラブストーリー。
Part1
1 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:18:40.72 ID:veZIivoe0
もう三年前の話なんだがな

2 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:20:20.97 ID:SS7ZyVyN0
聞こう

3 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:20:43.85 ID:qMuajrS10
はよ

6 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:22:14.85 ID:veZIivoe0
家出した理由はそれなりに家庭の事情だった
両親不仲で毎日喧嘩してて嫌になって家飛び出した
十五歳だった
親の財布から抜いた一万円で全く知らない街に行った
自分の財布ぐらいしか持ってなかった
携帯は電話鳴ると鬱陶しいからおいてきた
夜の十時過ぎに電車降りた
それなりに都会だった
とりあえずどうしようと駅前の広場にあるベンチに座って考えてた

7 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:22:43.79 ID:YT3JLU8a0
パンツ脱いどくね


8 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:23:12.49 ID:qMuajrS10
全裸待機しますた

9 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:23:58.50 ID:xv0u+SaSO
もうスレタイがうらやましい

10 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:24:34.85 ID:veZIivoe0
家出した高揚感が次第に収まっていった
だんだん都会が恐く思えてくる
まあガキだったし
歳上の男や女が凄く恐く思えた
だいそれたことをしてしまったんだと思って悲しくなった
半泣きだった
俯いてると声をかけられた
「なにしとん?」
顔をあげるとにやにやと笑う三人がいた
歳上の男と男と女だった
凄く不快な笑みだった
玩具を見つけた、みたいな

14 :名もなき被検体774号+:2013/03/19(火) 21:26:45.07 ID:m4+/Gwyw0
ほうほう なるほど

15 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:27:38.40 ID:veZIivoe0
逃げ出したくて仕方ないのに体が動かない
蛇に睨まれたカエルみたいな?
「なあなにしとん?」
目をまた伏せて震えた
今から殺されるんだぐらいの勢いで恐かった
「大丈夫やって、なんも恐いことせんから」
悪役の台詞だと思った
けど今にして考えれば悪役じゃなくてもいいそうな台詞だ
とにかく当時の俺には恐怖に拍車がかかった
また震えた
ごめんなさい、と呟いた
「つまんね」
開放されると思った
「お金ある?」

16 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:28:02.97 ID:YT3JLU8a0
ふぅ

19 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:30:12.35 ID:HKTjbzRyO
>>16
どこで!?www

18 :名もなき被検体774号+:2013/03/19(火) 21:29:47.79 ID:m4+/Gwyw0
ヤンキーに絡まれたのか

20 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:30:42.67 ID:veZIivoe0
すぐにこれがカツアゲだとわかった
産まれて初めての経験だ
恐い恐い恐いって
あの時の俺はとにかく臆病だった
財布には親から抜いた一万円(電車代でちょっと減ってる)と
自分のお小遣い数千円があった
けどこれを失くしたらもうどうしようもなくなる
金がなくても警察に行けば帰れるとか、当時の俺は思いつかなかった
だからそのままホームレスになって死ぬんだと思った
ないです、と答えた
「嘘はあかんて。な? 財布だせや」
駅前の広場は他にもたくさん人がいたけど
誰も助けてくれる人はいなかった
ドラマじゃよく聞く光景だ
誰も助けてくれない
でもそれは本当なんだな、と思った
「なあ?」
男が俺の頭を鷲掴みにする

24 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:33:58.03 ID:veZIivoe0
言っておくがこの三人はただの不良だ
けどまあ、この三人のお陰で俺はお姉さんに拾ってもらえた
「なにしとん?」
それが初めて聞いたお姉さんの声だった
といっても
俺は向こうの仲間が増えたと思ってまたびくついた
けど三人の対応は違った
「なんやねんお前」
「いやいや、自分らなにしとん? そんなガキ相手にして楽しいん?」
「黙っとれや。痛い目見たなかったらどっかいかんかい」
「流石にガキ相手に遊んどるのは見過ごせんわ。ださ」
「あ?」
まあ、会話はおおよそだから。
でもこんな感じだったと思う。

27 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:35:38.75 ID:zMa0k/oO0
お姉△

29 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:37:34.46 ID:veZIivoe0
恐くてってどんだけ言うんだって話だけどやっぱり恐くて上が向けず
お姉さんがどんな人かもわからなかった
「調子のっとるな、しばいたろ」
三人組の女の声だ
他の二人も賛同したのか視線はそっちに向いた気がした
少なくとも俺の頭を掴んだ手ははなされた
「ちょっとそこの裏路地こいや」
とか、そんな風なことを言おうとしてたんだと思う
けど、それは途中で終わった
「うそやん」
妙に驚いてた気がする
声色だけでそう思ったんだけど
「シャレにならんわ。ほな」
関西弁の人ってほんとにほなって言うんだ
とか調子の外れたことを思った
それから暫くして
俺の肩に手が置かれた
びくっと震える
たっぷりの沈黙の後
「なにしとん?」

33 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:41:20.52 ID:veZIivoe0
さっきまでの三人組みたいな声じゃなくて
ちょっと優しい雰囲気があった
おそるおそる顔をあげると
綺麗なお姉さんがそこにいた
髪は長くて
真っ赤だった
化粧もしてて
大人のお姉さんだと思ったけど
今にして考えてみればあれは多分、V系だったんだろう
なんにせよ綺麗だった
同級生の女子なんてちっさく見えるぐらい綺麗だった
「ありがとうございます」
と、つっかえながらもなんとか言えた
「んなもんええけど、自分アホやろ? ガキがこんな時間うろついとったらアホに絡まれんで」
家出したと言ったら怒られると思って下を向いた
お姉さんは大きな溜息を吐いた
「めんど、訳ありかいや」
やけに言葉が汚いお姉さんだと思った

32 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:41:11.38 ID:1ZFlneqT0
お姉さんのスペック

34 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:43:26.51 ID:veZIivoe0
お姉さんスペック
身長170越(自称)
外だと厚底履いてるから175は越えてる
スレンダー
Dカップ
赤髪ロング
耳にピアスごじゃらら
関西人っぽい
年齢不明(見た目18〜21)
綺麗だと思う


39 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:47:54.73 ID:veZIivoe0
暫く沈黙が続いた
というかお姉さんタバコ吸ってるみたいだった
タバコの匂いがやたら甘かった
「ああ……腹減った」
お姉さんが言う
言われてみれば俺も腹が減っていた
家出してかれこれ五時間
電車の中でポッキー食べたくらいだった
「ファミレス行こか」
「?」
「ファミレス。ほら、行くで」
近くのファミレスに行く
着いて適当に注文する
お姉さんは凄く目立つ
赤髪、ロング、黒服、ピアス
綺麗だし、目立つ
「自分なんも喋らんな。病気なん?」
「ちが、ちがいます」
「ああ、あれ? 恐い? そやな、よく言われるんよ、恐いって」
「い、いや」
なんて言おうとして否定したのかは知らんが、まあだれでもそう反応するだろ?

48 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:51:00.15 ID:veZIivoe0
俺はハンバーグ
お姉さんは野菜盛り合わせ
「んで、なんで家出したん?」
驚きすぎてむせた
なんでわかるんだこの人は、超能力者か
とか考えたかは知らんが驚いた
でも今にして考えれば解ることかもしれん
夜の十時すぎに家に帰らない子供
思いつくのは塾帰りで家に帰りたくないか
夜遊びするガキか
家出か
なのにその時の俺は塾に行くような鞄持ってなかったし
遊んでそうなガキに見えなかったろうから
家出
カマかけてきたんだろう
でも当時の俺はただただ
大人のお姉さんすげーって思うだけだった

49 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:51:22.16 ID:BLlXNGmZ0
なんでおっぱいのサイズ知ってんだ?
てことは…ゴクリ…

50 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:52:38.14 ID:GU6Wyvr50
俺も一人暮らしだけど家出したらこんな出会いあるかな

51 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:55:13.04 ID:veZIivoe0
「家が……色々」
「ふうん、そっか」
「まあその歳やといろいろあるわな」
「で、どないするん? いつかえるん?」
「……帰りたくないです」
「そりゃ無理やろ。仕事もないし、ってか仕事できる歳なん?」
「15です」
「ギリやな。家もないし金もないやろ?」
「……」
それでも帰りたくなかった
俺にとってあの当時の家はかなり地獄だった
まあ、もっと酷い家庭はあると今ならわかるけど
「一週間もしたら帰りや」
「……はい」
「ほんじゃ、飯食ったら行こか」
「?」
「うち、ヒト部屋空いとるから」
こんな経緯で俺はお姉さんに拾われた

52 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 21:56:09.66 ID:zMa0k/oO0
おお

57 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 22:00:16.89 ID:veZIivoe0
お姉さんの家は都会の駅から四つ
閑散とした住宅街だった
見た目とは裏腹な場所に住んでるなと思ったけど
住んでるのは高層マンションの最上階だった
お金持ちなんだと思った
「片付けてないけどまあ歩けるから」
「おじゃまします」
玄関入ると左手に一部屋
右手にトイレ、浴室
奥にリビング
リビングの隣に一部屋
「ここ、物置みたいなもんやから使って」
俺は玄関入って左手の部屋に案内された
ほんとに物置だった
「衝動買いしてまうんよね、はは」
お姉さんが照れくさそうに笑う
知れば知るほど見た目とのギャップに困惑した
でもそのギャップに惹かれた

67 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 22:05:25.52 ID:veZIivoe0
「とりあえず風呂でも入ってきたら?」
「はい」
初めて女の人の部屋に泊まるわけだけど
だからどうだって緊張感はなかった
ガキだったから
そりゃエロ本も読んだことあったけど
そんな展開になるわけないって思ってたし
シャワーを浴びて体を拭く
「洗濯機の上にパジャマと下着出しとるから」
見るとそれは両方とも男物だった
なんで男物があるんだろうと考える
以前同棲してたから?
ありうる
だから一部屋余ってるんだと思った
こんな綺麗なお姉さんだ、彼氏がいない方がおかしい
下着とパジャマを着てリビングに行く
「サイズちょうどええみたいやな、よかったよかった」
「やっぱうちとおんなじくらいやねんな」
「……?」
「それ両方うちのやねん。男もんの方が楽でな」
途端に俺は恥ずかしくなった
いつもお姉さんが着ているものを着てるのだ
下着も

69 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 22:06:35.22 ID:fSOfcJZ80
パンツ爆発した

70 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 22:07:27.57 ID:4tx4M/Mk0
パンツ吹き飛んだ

71 :名も無き被検体774号+:2013/03/19(火) 22:07:40.33 ID:oIWT3/Ee0
パンツイオナズンした

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