幼なじみが春から大阪の大学に行くらしい
Part38PCに移動
83 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/18(日) 22:59:00.10 ID:gCyat/HqO
さてさて
89 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/18(日) 23:13:53.63 ID:75m5JOxMO
やべっちFC
91 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/18(日) 23:17:22.98 ID:y0cEZEfq0
>>89
あせるな、まだ時間あるから
92 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/18(日) 23:18:14.24 ID:75m5JOxMO
>>91
いっちーは先週見逃したんだっけ?
あれからまだ一週間しか経ってないのか……
99 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/18(日) 23:45:31.38 ID:6PAGwIoZO
サッカーがあんまり好きじゃない俺はやべっちFCを観てもあんまり面白くない・・・orz
100 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/18(日) 23:47:47.77 ID:uYVSRW6b0
ウイイレやりたくなった
7しか持ってないが
109 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:08:46.40 ID:QJSrzC8y0
「家でご飯食べてから行くぅ?」
どうすっかな
112 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:13:23.13 ID:Ojh2Gc8o0
お前を食べてから行く。性的な意味で
でおk
115 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:14:34.84 ID:QJSrzC8y0
お前をイタダキマスはねーよwww
代理店があるのはデパートっぽい所なんだが
そこの適当な所で食べるってのはアリだな
120 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:19:17.87 ID:AIKl8Wcm0
モスバーガーでマックシェイク頼んでくれ・・・是非に!!!
123 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:21:36.89 ID:QJSrzC8y0
>>120
それで思い出したがロッテシェーキだっけか?あれ210円もするだろ?
隣でチキンとポテト買ってた奴よりも高くて損した気分になったぞ
しかも「バレンタインのサービスですww」とか言ってチョコ渡された
眼鏡の男に
124 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:21:55.07 ID:Ojh2Gc8o0
ウホッ
128 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:27:06.09 ID:QJSrzC8y0
「○○のどっかで食おう」
○○はデパートの名前 おくた
132 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:33:54.54 ID:QJSrzC8y0
やべ修学旅行の話だけど結構続くかもしれん
なんか打ってると思い出す事があってズルズルと長くなる
133 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:35:37.09 ID:AIKl8Wcm0
好きなだけ書いてくれてかまわないぜw
その長さは一夜の気持ちの大きさに比例しているのだから・・・
135 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:39:26.52 ID:R/i1jEVcO
やっぱり修学旅行はメインの思い出になるよな
136 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:43:53.75 ID:QJSrzC8y0
よっちゃんとの一件は、俺の見えないような深いところに重石を残すことになった。
そんな俺の深層心理とは裏腹に、男たちの夜は刻々と迫っている。
部屋に戻った俺は、まず思わぬ言葉を掛けられた。
男「よう一夜、何処行ってたん?」
俺「いや、別に……」
男「結衣ちゃん待ってたぞ」
俺「な、なんだってー!!??」
男「待ってたっていうか、来てた。廊下のドアんとこに。」
俺「ナ、ナニイッテンダオマエ!!!バカジャネーノ!?サッキダレモイナカッタッツーノ!!」
男「自分の部屋に戻ったんだろ」
俺「まさかそんな………」
男「パジャマ姿だったしな」
ああああああああああああああぁああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ
138 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:45:04.20 ID:R/i1jEVcO
幼を待たせちゃったのかw
まあしかたないね
そんな俺の気も知らず、いよいよ男たちの夜が訪れた。
修学旅行の夜と言えば枕投げなりクラスの気になる子の話なり色々あるだろう。
特に俺のいた男子部屋では部屋を真っ暗にした状態で部屋の中心に集まるといった、宗教めいたものになっていた。
当時男子の間で定期的に行われていた「ホウレンソウ会議」、inトーキョー。
色恋ごとの報告、連絡、相談を義務づけ、秘密は一切無しという、腰にシンボルを持つ者は皆強制会員の寄り合いである。
そして今夜のテーマはクラスの可愛い女子や気になる女子の話。
彼女持ちから彼女いない歴=年齢、童貞から非童貞までもが冗談を織り交ぜながら、時には熱く語り合う話題である。
とある男子曰くランキング上位に位置する幼なじみと付き合っている俺は、やはりというか質問責めにあった。
「どこまでいったんだよ」
「いや……何も…」
「手ぇくらい握ったべ?」
「いや………」
ガチだ。付き合ってからは手も握っていない。付き合う前は何度握ったか分からないのに。
それから当然だがキスもしていない。八百万の神に誓う。それ以上は……考えられないね。
「ヤッたな」
「ああ。間違いない」
「ヤッたぞこいつ」
「ロリコン確定だな」
「ちょwwwwおまwww」
思春期真っ盛りの男子ども。真面目な下ネタ抜きの恋愛話などできるはずもなく、夜は更けてゆく。
最初は騒いでいた勇者たちも一人、また一人と脱落して船を漕ぎ始める。
ちなみに一時期スレを騒がせたヨシ君は会議に参加していた覚えはない。隅で寝ていたんだろう。
141 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:47:50.59 ID:QJSrzC8y0
翌日。朝は無駄に早い。何故学校側はこんな張り切ったスケジュール調整をするのか。
6時半には食堂へ行き、行動班で固まって朝食を取ること。そこまでして団体行動を植え付けたいのか。
俺が学校側が協調性を求めすぎるが故に虐めを生むのではないかと日本の教育現場に危惧を感じていると、頭を叩かれた。
よ「よっ」
俺「よう」
ゆ「おはよー」
俺「おう、おはよう」
よっちゃんとゆうちゃんのコンビだった。俺のすぐ後ろを歩いていたんだろう。気付かなかった。
ちなみに行動班の女子のうち最後の一人である。ちなみに男子ももう一人いるが紹介に値しない。
俺「…………結衣は」
よ「まだ部屋にいるんじゃない?」
ゆ「あのコ髪長いしねー」
よ「あたしも伸ばそっかなー」
俺「案外似合うかもな」
よ「ホント?ま、もとがいいからねっww」
俺「はいはい」
いつものよっちゃんだった。いつもの会話だった。
昨日あったことなど微塵も感じさせず、まるで俺の夢か勘違いだったような気がした。
ちなみにこれから二年後、よっちゃんは剣道を辞めて髪を伸ばし始める。
144 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 00:49:56.89 ID:R/i1jEVcO
よっちゃん強いな
146 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:50:47.70 ID:QJSrzC8y0
丸テーブルに円になって座り、俺は隣のゆうちゃんに小声で話し掛けた。
昨日のこともあるし、よっちゃん以外にも相談してみようという、
何とも小心男の浅はかな考えである。自虐乙。
俺「まだ怒ってる?」
ゆ「結衣?さぁねぇ………」
俺「いや、たのむよ……」
ゆ「うちに言われても……ねぇ?」
俺「昨日なんか俺のこと言ってた?」
ゆ「寝る前に一夜君のこと話してたよ」
俺「………まじか」
ゆ「ま、内容は言えないけどねwww」
こんな感じでゆうちゃんは俺をあざ笑うかのようなニヤケ面。
上手いことはぐらかされた。
「>>1必死だなww」とでも言わんばかり。
ゆうちゃん、恐ろしい子ッ………!
147 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:52:39.96 ID:QJSrzC8y0
そして幼なじみ、ヨシ君、名も無き男子生徒が席に着き、バザー形式の食事。
低血圧の俺は普段から朝食を抜くことが多く、食べたとしても食パン一枚がやっとといったところ。
幼なじみも俺と同じくロールパンとバターだけ。トレイが軽そうだ。
一方、その隣ではよっちゃんとゆうちゃんがわいきゃいやりながらトレイを重くしている。
朝から大食い競争でもしようというのか。それともそれで筋トレするつもりか。
ゆ「一夜、そんだけしか食べないの?」
よ「だからそんなヒョロいんだなー」
俺「朝から食えるか。それに俺はヒョロくないぞ」
多分握力30あったかなかったかそんなところだろう。今でも50いかないかもしれん。
ベンチプレス?だったかうちの高校にあるやつやってみたら60上げられたかどうか記憶がない。多分無理だった。
ゆ「今日どこ行くんだっけー?」
よ「お昼は月島だから………」
俺「もう昼飯の話かよ……」
よ「まずはNHKだったかな?」
俺「靖国はまだ逝きたくないでござる」
ここでもやはり幼なじみは会話に参加しない。
いや、よっちゃんとゆうちゃんに対しては冗談を言ったりして普通に接している。
だが会話に俺が絡んでくると急に押し黙る。
まるで自習の時間騒いでいて、様子見の先生が来た瞬間に静まる教室のようだ。
149 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:56:17.11 ID:QJSrzC8y0
修学旅行二日目。東京見物。
見物といっても回る所なんてほとんど決まっている。NHKか靖国かお台場だ。
当時は今ほど電気街の知名度は無かった。あったとしても逝こうとは思わなかったろうが。
ちなみに今でも逝った事はない。
そして修学旅行の王道とも言えるコースを回った後、夜は屋形船の川下りである。
美味しい天ぷらを食しながらお台場の夜景を堪能できるといういたりつくせりだ。
そこ、ジジくさいとか言うなよ。
よ「 王 様 ゲ ー ム ! ! 」
俺「ねーよwwwぜってー誰もやらねwwww」
幼「割り箸あるよー」
よ「採用」
ゆ「あたし黒ペンあるよー」
よ「採用」
俺「あっれぇえええええええええええええ」
「おうさまだーーーれだーーー」
よ「あたしだーwwww」
ゆ「うわ、最悪だ」
幼「一番当たってはいけない人に……」
俺「(今気付いたがこの人数はキツいな………)」
151 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/19(月) 00:58:48.84 ID:1xlfOtd/0
うらやm
152 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 00:59:32.97 ID:QJSrzC8y0
よ「じゃあダンディなんとかの真似 >>3」
ゆ「ksk」
幼「ksk」
俺「かs……俺かよ」
所詮は中学生のお遊びである。おらおらベロチューしろぃげへへへとかそういうノリ的なものはない。
ちなみに当時は意味不明な掛け声とともに両手を突き出す奇抜なおっさんはまだ生きていた。
俺「ゲット!!!」
よ「…………」
ゆ「…………」
幼「…………」
俺「……アンド、リターン………」
よ「…………」
ゆ「…………」
幼「…………」
ちなみに流行っていたとはいえ、俺は同年代の中でもテレビを見ない人間だった。
去年HGが流行った時も、「フォー」というネタは一体誰が言い出したのか把握していなかった。
当然、間違えるのは仕方がない。これは言い訳ではない。繰り返す。これは言い訳ではない。
153 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:01:27.61 ID:R/i1jEVcO
ダンディー全盛期じゃね?w
156 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:03:05.87 ID:QJSrzC8y0
他にも何やら色々あったがよく覚えていない。ただとにかく楽しかったことは間違いない。
今だって幼なじみやよっちゃんの、あの時の笑顔を思い浮かべることができる。
それが鮮明な映像ではなくセピアに染まっているのは、俺の心境のせいなのだろうか。
俺「ふう」
よ「どうした」
俺「いや、何となく溜息」
よ「相変わらずだね」
俺「せっかくの旅行なんだがなあ」
よ「せっかくあたしが仲直りのチャンスあげたのに」
やはりか。道理でやたらテンションが高いと思った。
こちらを意味深な目で見てくるゆうちゃんも一服持ってるんだろうな。
よ「明日には仲直りしなよ」
俺「最終日だけどな」
よ「まあ頑張って」
俺「はいはい」
やはりよっちゃんは面倒見がいいというか、気配りが利くというか。
そして屋形船から下り、バスを待っていたところで、
幼なじみが、泣き出した。
157 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:05:07.50 ID:R/i1jEVcO
なんでえええええええ
158 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:05:10.23 ID:AIKl8Wcm0
ちょwww子の展開wktk!の嵐
159 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:05:47.82 ID:QJSrzC8y0
早くも書き溜めオワタ\(^o^)/
162 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:08:02.35 ID:AIKl8Wcm0
ちょwww気になるじゃねぇかwwww
だが乙
167 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:13:16.63 ID:QJSrzC8y0
そのことにいち早く気付いたのは、よっちゃんだった。
流石というか何というか、幼なじみをなだめにかかっている。
幼なじみは両手で顔を覆い、どうやら真剣に泣いているようだ。
泣くことに真剣もクソもないのだが。ええい、もちつけ、俺!
と、とまねく素数を数えるんだ……えっと、西向く侍だから2,4,6,9……
ゆ「一夜くん………」
俺「11…いや13?サムライってなんだブシドー!」
ゆ「行ってあげなよ……」
俺「………まじで?」
ゆ「それが彼氏ってもんだよ」
彼氏。カレシ。加齢死。
俺は結衣の幼なじみではなく……彼氏。
169 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:14:38.43 ID:hdiWvBwY0
市原のタイピングが火を吹いた!!!
次wktk!!!
172 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:17:23.81 ID:QJSrzC8y0
よ「ねえ……どうしたの……」
幼「………うっ……グス」
よ「大丈夫?ごめんね……」
幼「う………グス」
よ「結衣……ごめんね……ごめん」
何故か謝り続けるよっちゃん。
そして顔を上げることなく泣き続ける幼なじみ。
俺には何故よっちゃんが謝っているのか分からない。
そして自分の彼女である結衣が何故泣いているのかもよくは分からない。
ただ、ひとつだけ分かること。
俺は、自分が思っている以上に、
どうしようもない大馬鹿野郎だったということだ。
174 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:21:38.34 ID:QJSrzC8y0
よ「一夜………」
俺「ありがとう、よっちゃん」
よ「一夜……ほんとに、あたし……」
俺「わかってる」
すいません。本当は何もわかっちゃいませんですた。
俺「俺の問題だ」
よ「………ごめん」
俺「謝んなってww」
よ「…………」
俺「大丈夫だから。な?」
何が大丈夫なのか。お前みたいな万年童貞に何が出来る。
だが、その時の俺は何故かイケメン並の自信に溢れていた。
というより、決意が不安に圧し勝っていたのだ。
実銃を握ったこともなかった新米兵が、歴戦の勇士になった瞬間だった。
175 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:26:47.73 ID:R/i1jEVcO
携帯のリロードの遅さに唖然
177 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:30:10.86 ID:QJSrzC8y0
俺「………」
幼「………」
言葉が見つからない。さっきはカッコイイ事いったくせに何も言えない。
しかもよっちゃんから俺に変わったとたん、幼なじみの嗚咽が大きくなった気がする。
事態は悪化の傾向にあり。援助は……今さっき俺が断った。
俺「………結衣」
幼「…………」
俺「………ごめん」
幼「…………」
結局平謝りすることしかできないのか。
何が俺の問題じゃボケ。お前が問題なんだよ、お・ま・え・が!!
心の中の俺が俺をフルボッコにする中、俺はというと為す術もない。
ぶっちゃけ幼なじみに言葉が届いているのかすら怪しい。
そして………よっちゃんは離れたところで、こちらを心配そうに伺っている。
179 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:33:07.87 ID:AIKl8Wcm0
何か昔を思い出すよ・・・ガチで2回ほど泣かれたが話しかけるとひどくなるあれ・・・
どうすればいいんだよって空気・・・嫌いだったなぁ。
181 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:34:25.53 ID:QJSrzC8y0
幼「いまも………」
俺「え?」
幼「別のとこ、見てた」
俺「………」
突然幼なじみがしゃべり出したかと思えば、訳の分からないことだった。
何のことだか分からない俺は、とにかく理解しようとする。
だがそんな低速な頭の回転に幼なじみの言葉は待ってくれない。
幼「一夜はいつも、別のところばっか見てるね……」
俺「…………」
幼「よっちゃんとかさ……」
俺「…………」
幼「うちらは付き合ってるのに……」
俺「…………」
幼「なんでなの……?」
全世界が、終わった。
もう停止とかそういうレベルじゃなかった。
本当に終わった気がした。
184 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:36:49.41 ID:R/i1jEVcO
パジャマで待っていた夜のことも気付いてたのかもな・・・
186 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:41:25.03 ID:QJSrzC8y0
俺には無理だ……助けてくれ。
俺がよっちゃんを目で追う時は、決まってそうだ。
俺は事あるごとによっちゃんに頼っていたんだ。
よっちゃんがいないと告白も出来なかった。幼と普段通りに喋ることも。
そしてくだらない喧嘩の仲直りすら満足に出来ない。
しっかりしろよ、何とか言えよ、チキン野郎。
もう助けはないぞ。戦場にただ一人。お前が行くしかないんだ。
俺「心からごめん」
幼「…………」
俺「本当に悪かったと思ってる」
幼「…………」
全力で謝る。言い訳なんかしない。言葉で誤魔化さない。
俺にはそれしかできなかった。
悔しくも、あの時と同じ心境だった。
余計な飾りはいらない。その心に光る原石があるならば。
俺が生涯忘れることはないであろう、
夏祭りの後と。
190 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:49:28.20 ID:QJSrzC8y0
その後すぐにバスが来て、俺たちは言葉も無いままに乗り込んだ。
よっちゃんとゆうちゃんがいる席からは離れて座った。
恋人間のいざこざに我関せずを決め込んだ生徒達から隔離された空間で、
俺と幼なじみは一緒にバスに揺られた。
こうして同じ動きで揺れることとか、
同じ花火を見て綺麗だと思うとか、
同じ物を食べて美味しいと思うとか、
同じ映画を観て泣いたりするとか、
そういうかけがえのない一つ一つこそが大事で、
それが「付き合う」ってことなんだと悟った。
ようやく、分かった。
バスから下りてロビーへ行く途中。
幼「ぜったいもう口聞いてやるか、って思ったのになぁ」
俺「ごめんなさい」
幼「昨日、何処言ってたの?」
俺「よっちゃんに相談してた……結衣のことで」
幼「ふぅーん……」
俺「何だよ」
幼「ラスト一日かぁ………」
俺「あっという間だったな」
幼「思いっきり楽しもうね」
どこかで聞いたような台詞だと思いつつ、
俺「おう」
俺は本日初めて、心から笑った気がした。
こうして修学旅行二日目の夜は更けていった。
191 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:50:17.51 ID:1vAb1/Av0
よかったあああああああああああああ
195 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 01:55:05.23 ID:QJSrzC8y0
書き溜めてる時よりも小出しのほうがノってるから断然早いんだよなあ
本日の投下は終了です。それでは携帯に移りますノシ
196 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:55:29.44 ID:R/i1jEVcO
本当によかったと、心からニヤける俺きめえ
198 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 01:56:16.05 ID:AIKl8Wcm0
ちょっときりがいい感じするしそろそろ寝るわ。
あとひとつ質問何だが幼やよっちゃんになんてよばれてるの?
下の名前?あだ名?ってことなんですが・・・
204 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 02:07:46.78 ID:h2Ce1WpZO
>>198
二人とも下の名前で呼ぶ
俺のことを名前で呼ぶのは二人だけ
あとはみんな名字だぜ……あだ名?そんなのないぜ……
207 名前:愛のVIP戦士[] 投稿日:2007/02/19(月) 02:12:40.08 ID:R/i1jEVcO
そういえば、以前に「幼を閉じ込めて泣かした奴を殴りにいった」とあったけど、今後の投下に関係ある?
208 名前:一夜 ◆Ifzsr.6s6Q [] 投稿日:2007/02/19(月) 02:15:15.59 ID:h2Ce1WpZO
投下はいつ終わるか分からなくなってきた……
ゲッツとかパジャマとか書いてる最中に思い出したからな
伏線回収はきっちりやるつもりです
209 名前:愛のVIP戦士[sage] 投稿日:2007/02/19(月) 02:26:27.69 ID:OB/pcVD9O
誰も保守しないのか?
幼なじみが春から大阪の大学に行くらしい
Part1<< Part34 Part35 Part36 Part37 Part38 Part39 Part40 Part41 Part42 >>Part61
評価する!(9298)
恋愛系の人気記事
バス停で泣き出した女の子を好きになった
アメリカ人の友達ができた結果wwwww
アメリカに留学した>>1、そこで彼が出会った国籍の違う友人達。そんな中、>>1はとあるアメリカ人と仲良くなり…?家族愛に溢れる大長編アットホームストーリー、オススメです!
ガチでエロゲっぽい状況になった。
この物語は>>1の元に親戚の女の子が家に訪ねてくるシーンから始まる、sneg?女の子慣れしていない>>1は住民のヌクモリティを受け実況プレイをして各所でフラグ回収しつつ複数ルートも発見しながら着々と進んでいく。弟が仕掛けるバッドエンド回避して無事トゥルーエンドへ辿り着けるか…
幼なじみとセクロスしたいんだが
1◆2XbomQws8Iと相手のMさんは近所の幼馴染の高校生。学校も一緒らしい。毎日Mさんに安価メールを送ってる割には保守気味。1はセクロスだけできれば良いという。しかし、体だけの関係を求める事が許さない良心派VIPPERが1とMさんを付き合わせようと作戦を考え中。1とVIPPERの攻防にご期待あれ。
これから彼女つくるwwwww
リア充古田こと>>1が思い付いた電話帳の女の子全員に告白をすれば彼女ができる理論。終始ハイテンション、時に賢者モードで鬼畜安価にも苦境にも負けず理論の証明に励む物語。第二の古田をあなたが是非。
俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて
30近くのおっさんの俺の前に現れた超絶かわいい少女しかしそれは俺と同じで曰く付き物件だった。だがその子に恋をしてしまった中二オタ霊能者の運命は…笑いあり涙ありラップ音ありの最恐恋愛コメディ!
近所の女子高生がギター教えてくれとたずねてきた
1人暮らしの男の部屋に、近所の女子高生が母親とたずねて来た。どうやらその女子高生、ギタリストの男にギターを習いたいらしい。ひょんなことから女子高生にギターを教える事になったお話です。
新入社員から寝ぼけたメール来た
新入社員の女の子から>>1に海の日何してました?私は海に行ってました!みたいなメールが来た。しかし海の日は会社が休みではなかった。新入社員の同期にいじめられてるのかな?と思いスレを立てた>>1。なかなかキャラの濃いメンバー達で、楽しく切なく最後は悲しい話もある物語です。
コンビニくんとヤンキーちゃん
ヘタレな報告者が爺ちゃんとの約束を守った時、その行動をちゃんと見ていた女性が現れました。報告者に幸あれ!