バス停で泣き出した女の子を好きになった
Part40俺「お願い、ちょっとだからww」
ゆいちゃん「なに?wwなんで?wwあ、ユタくん、そこの戸棚の上開けて、右側の所に花瓶あるから取って」
俺「え?ここ?開けるよ」
ゆいちゃん「(ラッピングを外しながら)いいよー、ガラスのあるからそれ取ってー、あとね、その横の箱も取って、茶色いの。中にね、ハサミ入ってるから……あ」
その「あ」で分かりました。あ、見ちゃいましたね?って思いました。
一気に自分の耳が熱くなるの分かりました。
棚の上から花瓶と箱取って、かなり緊張しつつゆいちゃんに「これ?」って聞いたら、ゆいちゃんもチラって手元だけ見て「うん」って答えたけど、顔赤かった。
正直、一瞬で頭真っ白になった。
「すぐだから、DVD見ながら先に食べてて」って言われたので、ぎくしゃくと歩いてソファへと戻る。
本当にグダグダで全てのタイミング悪過ぎて、心の中は恥ずかしさMAXで、混乱とパニックだった。
流れてるワンオクのDVDが俺とテンション違いすぎて、全く歌が頭に入って来なかった。
ゆいちゃん「あ、ここら辺!」
急に後ろからゆいちゃん登場でビクッってしちゃったww
ゆいちゃん「私、これ行ったのね、2日目なんだけど、ここらにいたから毎回良く見るんだけど写ってないんだよね」
言いながらゆいちゃんが活けた花瓶をテーブルに置いた。
ゆいちゃん「凄い綺麗だね、一気に春だね」
そう言って、ゆいちゃんが何枚か花の写メを撮る。
思ったより普通のその様子に、あのカードは?なんて聞けなかったし、俺もなるべく自分を落ち着かせる事にした。
嘘は書いてないんだっ!照れくさいけど、ほんとの気持ちだっ!!
少なくとも、嫌がられてはいなさそうだ。
806 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)06:24:54 ID:oKp
ゆいちゃん「もうすっかりおやつの時間じゃんwwいい加減食べよっ!お腹空いたし、ユタくん餓死しちゃうww」
俺「餓死wwうん、食べよう」
ゆいちゃんが改めてソファに座って、お互い好きな飲み物注いでからカンパーイってした。
取り皿に好きなもの取りつつ、うまーって食べた。
ゆいちゃんが選んだエビチリ、結構辛めで酒飲みたくなる味だったw
俺の選んだ唐揚げはちょっと油っこかったw
ご飯食べつつ、ゆいちゃんがDVD見つつライブの話も色々してくれた。
物販ってのがあってグッズが買えるとか、会場によっては着席もあるとか、この時はこうだったとか、この前のはこうだったとか、ゆいちゃんが話してるのを聞いてるだけで幸せだった。
たまに歌って、たまに花見てあの花可愛いって言って、ポーチ手に取って何入れようかなぁって笑って、これ美味しいよって勧めてくれて。
俺に次々話題振ってれて、笑いかけてくれるゆいちゃんが可愛いくて、愛しくて、この子の横にいれるだけで幸せだなって思った。
ゆいちゃんオススメのクリームサンドは中のクリームがフワってしてて甘すぎなくて素朴な味なんだけど凄い美味しかった!
でも、俺が食べるのヘタでメガネの下にクリーム付いちゃって、ゆいちゃんが爆笑しちゃったww
しかもメガネ貸してって、丁寧にティッシュで拭き取って貰っちゃって嬉しかったww
でも、メガネ常用者って、メガネ外す顔に見られんの恥ずかしいんだよねwww
なんか自分の顔=メガネで生活してるからw
807 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)06:26:00 ID:oKp
ご飯をあらかた食べ終わる頃に1m本めのDVDも終わる。
ライブって意外と長いのね、ぶっ続けで2時間ちょっとなんてびっくり。
客も凄いけど、最後まであの勢いで突っ走るアーティストって本当に凄い、尊敬だ。歌凄い上手いし。
ゆいちゃん「ね?楽しいでしょ?あっという間だよね」
俺「うん、ちょっテンション上がるw」
ゆいちゃん「上がるよねぇ!タカほんっと歌うまいからっ!」
俺「ちょっとワンオクのライブは行きたいかもww」
ゆいちゃん「トゲトゲ付けた、モヒカンとかいないしねwww」
俺「wwwだねwww」
ゆいちゃんが1度テーブルのお皿を片付けるって言うから、俺も手伝うよって言ったら、全部食洗機だから平気って言われた。
洗い物終えたゆいちゃんが戻ってきて、1度ちょっと飲み物飲みつつ休憩。
ゆいちゃん「なんかもう夕方になっちゃったよねw」
俺「wwだねぇ」
ゆいちゃん「あのね、お夕飯…一応作っておいたのね…」
俺「え?!た、食べる!」
ゆいちゃん「wwww今はいい、入らないでしょ?wwあとで、お腹空いたら良かったら食べてww」
俺「うん、じゃあもう何か食べるの控えとこww」
ゆいちゃん「んふふっ、なんか…さぁ」
俺「ん?」
ゆいちゃん「なんかね、一緒住んでるみたいじゃない?w」
あっ、今だって思ったけど、ゆいちゃんがさらっとテレビの方に行って「次はラッド見る?」とか言った頃に流石に俺も気づいた。
実は何回かいい感じのタイミングあったんだけど、ゆいちゃんがサラリとかわすんだよね。
プレゼントの時も、花の時も、DVDにお互い見入ってたいい感じの時も…。
でも態度も言葉も、全部に凄い好意は感じるんだよ。
俺としてはどうしたもんか困った。
ゆいちゃんとしては、告白は照れくさいから、このまま特に何もなくお付き合い的な状態になりたいのか。
恋人にはなりたくなくてはぐらかしてるのか…。
はたまた俺の勘違いで何も考えてなくて、タイミングが合わないだけなのか??
808 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)06:27:59 ID:oKp
↑↑↑
続きは夜だっ!夜じゃないとはじゅかちいw
恥ずかしいの誤魔化す為に余計なとこの文章長いってツッコミしちゃダメよww
自分でも分かってるw買い物からここまで細かく書きすぎw
809 :ぺろ :2016/03/07(月)07:35:22 ID:503
風邪で二日間ダウンしてたから一気に読んだ!
これからの展開が楽しみすぎる。
うわぁぁぁ!
昨日の夜待ってたんだけど寝ちゃって、朝からニヤニヤしてるっっ!
包み隠さず全部載せるのだ!
ポーチを提案したのは私だよ(*`▽´*) ウケケケッ
814 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)12:47:42 ID:oKp
>>809 ぺろ大丈夫か?これからは……夜投下しますww
>>810 ポーチの提案ありがとうなっ!
あんなに喜ばれるもんなんだね。もう持っててもww
先輩いないーっ!休みか??
811 :名無しさん@おーぷん :2016/03/07(月)10:15:46 ID:UHB
週末に未読が凄く貯まってた。
つまり…いい結果が出て、皆で盛り上がったんだな。じっくり読ませてもらう!!
815 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)12:48:56 ID:oKp
>>811 ww元の量からは増やせないwww
恥ずかしいところもなるべくちゃんと書くから許してww
812 :名無しさん@おーぷん :2016/03/07(月)11:47:30 ID:UHB
読み終わった。
端折ったりせずに、むしろボリューム3倍くらい事細かに書いてください。
よろしくお願いします。w
813 :名無しさん@おーぷん :2016/03/07(月)12:23:40 ID:m5p
ドキドキしてきた!
816 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)19:04:57 ID:oKp
帰る!ビール買ってくのだww
待ってろよ、もう、俺少女漫画作家になれる勢いで書いたからなっ!
お前ら読めよww地味リーマンが書いた甘酸っぱいノロケ読めよっwwz
817 :名無しさん@おーぷん :2016/03/07(月)19:19:54 ID:xKK
まってる(*´д`*)ハァハァ
818 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)20:59:15 ID:oKp
長くなるかもだからもう寝る準備してから投下だ。
いい感じでアルコールきたよwww
あーっ!!恥ずかしっ!!!!
↓↓↓
ゆいちゃん「これが言ってた一番オススメねっ!本当に、本当にいいからっ!」
DVDセットしてからゆいちゃんが立ったまま説明し始める。
ゆいちゃん「ライブビューイングって知ってる?ライブを映画館で見れるってやつなんだけどね、それでこのライブ見て、絶対、絶対DVD化されたら買うって決めてたのっ!」
俺「wwゆいちゃん力説wwそんないいんだ、ちょっと楽しみ」
ゆいちゃん「いいなんてもんじゃないからっ!…あ、ちょっと待って、にゃんたん忘れてたww」
俺「え?にゃんたん??」
DVD見始めたら忘れるからってゆいちゃんがにゃんたんのご飯あげて、トイレも掃除したいって言うから、俺はにゃんたんのお水替えた。
初めてにゃんたん様のご飯風景をちょっと拝見させてもらいましたww
お手とおかわりとマテしてた。そんな猫初めて見たからびっくりした。
ゆいちゃんはにゃんたんは天才なんですってドヤってたww
あと、猫、食べるの下手すぎて笑えたw口からボロボロ落とすしww
でも可愛いから何枚か写メらせて貰ったw
ソファに戻ろうとしたら、ゆいちゃんがあっ!て小走りで洗面所方向行ってすぐ戻ってきて、ハンドタオルを俺に差し出してきた。
ゆいちゃん「はい、泣く用ww」
俺「えww泣くの!?」
ゆいちゃん「wwww見れば分かるからっ!」
俺「歌が良くて??それともMCとかが感動すんの?」
ゆいちゃん「うーん…とにかく、見てよ。もしも、私だけ泣いても笑わないでよ?」
俺「笑わないよw」
ゆいちゃん「じゃあ、お待たせです、さっきのより長いよww3時間近くあるからね、まぁ、ダラダラと見ようw」
俺「おけww」
ゆいちゃんがソファに座ってリモコンのスイッチ入れる。
819 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)21:00:00 ID:oKp
流れ始めたライブ映像は初めの方は普通の感じだった。
俺、実はこのバンドの人達の顔とか見るの初めてだったから、ああ、こんなんなんだって色々新鮮だった。
ゆいちゃんも見ながら、ラッドは演奏上手いよとか、去年のライブではねとか、ドラムの人がいまちょっと休んでて…なんてまた色々話してくれた。
何回か「洋次郎カッコイイ!」って言ったから、えっ?ってなったww
気になる人はボーカルの顔検索してみてww俺も言えた面じゃないが、女性のカッコイイはたまにわからないww
ちょっとお互い歌ったりして、この曲いいよねとか言いながら、表面上はまったりとした時間が流れてた。
横のゆいちゃんを見て、今日はまだ1度も手も握ってないな…とか思った。
でも、クッション抱えて(俺にも1つ貸してくれてたwビーズクッション気持ちいいw欲しいww)画面見て話してるゆいちゃんの顔を何度も見る。
いつ言えばいいんだろ?って内心1人で焦ってた。
ダメだ落ち着け、ちゃんとチャンスくるからって、何度も言い聞かせたけど、心は浮き沈みして、表情や言葉に出てないかなって不安になってきた。
全部失敗だったのかもって気までして、怖くすらなってきてた。
いい感じの曲流れたら、ゆいちゃんが急に「ジュースばっかだと飽きるね、コーヒーか紅茶飲む?」って聞いてきた。
「じゃあ、コーヒー」って答えたら「お砂糖無しだよね、ミルクはちょっと入れていいんだよね?」って聞かれて、ああ、俺の好み覚えてくれてんだって少し凹みが復活した。
ウィーンバリバリって音がして、コーヒーのいい匂いがする。
「私は紅茶にするー」って言いながら、ゆいちゃんが俺にまずコーヒー持ってきてくれた。
いつもちゃんとした皿付きので出してくれるんだけど、今回はマグカップだった。
同じ様なマグカップに紅茶入れて戻ってきたゆいちゃんがまたソファ座ってクッション膝に乗せる。
一瞬俺を見て「大丈夫?」って言われて、顔に何か出ちゃってるのかな?って慌てた。
俺「いや、ゆいちゃんの家のコーヒー凄い美味しいなぁって」
ゆいちゃん「あーww良く言われるw豆から入れてるからじゃないかな?」
俺「そうだよね、やっぱり違う。凄い美味しい………ねぇ、手繋いでいい?」
ゆいちゃん「え、あ、うん」
唐突すぎたなってちょっと思ったけど、もう、何かしらで距離縮めたくて、ゆいちゃんのクッションの上の手を取って、手を繋ぐ。
ゆいちゃん「あ、あのね、ワンオクのやつにフォトブック付いてたんだ、後で見る?…他にも何本か見せたかったのになぁ、今日全部はやっぱり見きれないね」
またゆいちゃんがいっぱい話し出す。
絶対ゆいちゃんわざと避けてるww
今まで、いっぱいいっぱいゆいちゃん見てきたから、120%ゆいちゃんが俺からの告白を避けてるのは分かった。
ちょっと落ち着いて考えれば、ゆいちゃん色々不慣れだし、怖いのかもって気がしてきた。
サキちゃんが多少強引にしていいって言ってた意味も分かった。
でも、どっかで強引すぎて嫌がられたら怖いって俺も思ってた。
820 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)21:01:11 ID:oKp
ゆいちゃんが「そろそろやばいよww」って、紅茶置いてタオルを取る。
正直、もうライブDVDどこじゃなかったんだけど、泣くってのもちょっと気になったから、俺もコーヒー1度置いて、少しだけゆいちゃんの方に近づけて座り直した。
ゆいちゃんも少し手を握り直してくれたから、何回かギュッギュッって強めたり弱めたりして無駄な主張したw
ゆいちゃんがんふふっって笑って真似してやってきた。
ライブ会場のモニタに、ちょっと違う映像が流れる。
内容は被災地で泥を被ったピアノを復活させて、今回のライブで使うなんてやつで、5年前のあの日を思い出して俺もちょっと感慨深い様な気持ちになる。
ゆいちゃんも俺もなんとなく口を噤んで画面を見つめる。
チラっと横見たらゆいちゃんはもうハンドタオルで半分程度顔を覆ってた。
今だ、今だって気持ちが焦るのになかなか口から言葉が出ない。
ゆいちゃん「〜〜…」
何かゆいちゃんが言ったけど、タオルで声がくぐもってるから良く聞こえなかった、なに?って聞き返そうかと思った瞬間、ボーカルがそのピアノを弾いてまた演奏し始めた。
あ、もう無理って、その前奏聞いて俺の感情が一気にせり上がる。
だってさ、よりによって、ここでブレス流れるんだよ?
もうここからは半分衝動。
ゆいちゃんの肩に腕回して引き寄せる。
思ったより素直にゆいちゃんが身体預けてくれたから、俯いてるその頭に自分の顔を近づけた。髪に唇触れる距離で、ゆいちゃんって名前呼ぶ。
間にある邪魔なクッションを引き抜いて床に落として、もうちょっと引き寄せたら、ゆいちゃんがおデコを俺の胸に押し付けてきた。
もう片方の手も回して、苦しく無いようにだけ気をつけながら、ゆいちゃんをちゃんと抱きしめる。
言わなくちゃって感情だけがから回るのを、何度か深呼吸して落ち着かせる。落ち着かないけど。自分の吐く息が震えてて凄い恥ずかしい。
絶対自分の心音がゆいちゃんに丸聞こえだし、耳の辺りがマジで熱い。なのに緊張で首筋が寒く感じる。
821 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)21:01:55 ID:oKp
何回か名前呼んだ気もする。なんでかごめんって言った気もする。
俺「ゆいちゃん、好き…」
ゆいちゃん「ん…」
俺「ゆいちゃんが好きです」
ゆいちゃん「うん」
いざとなったら色々用意してた言葉が出ない。
付き合って下さいって言葉すら出ない。
俺は何度も好き、好きですって繰り返して、ゆいちゃんは何回もうんって答えてくれた。
ゆいちゃんが少しもぞもぞって動いたから、慌てて少し動ける程度に手を緩める。
ちょっと顔をタオルで拭いてから、顔半分にタオル当てたままで、ゆいちゃんが俺を見上げてくる。
ゆいちゃん「ありがと」
1度そう言ってから、ちょっと涙拭いて、今度はタオルは当てないで顔上げる。
大きな目がちょっと赤くて、潤んでて、目の周りもほっぺも鼻も赤かった。でも凄い可愛いかった。
長いまつ毛に付いてる小さい涙が綺麗でドキドキした。
ゆいちゃん「私も…ユタくんが好きです」
少し小さい声でそう言いながら、ゆいちゃんが急に俺のほっぺにタオル当てる。
ゆいちゃん「2人して泣いてる」
少しはにかんだ声でそう言われて、あ、俺泣いてんだって気づいた。
ちょっとだけ、かっこ悪いなって思ったけど、ゆいちゃんがメガネ少し持ち上げながら丁寧に拭いてくれたから、そのまま顔みてちゃんと伝えなきゃって、口から声を押し出した。
出たのは想像以上に情けない声だったけど、ゆっくり区切って、なるべくハッキリと言葉にした。
俺「ゆいちゃんが、好きです、俺と付き合って下さい」
ゆいちゃん「はい…よろしくお願いします」
同じ感じの弱々しい声で答えたゆいちゃんが恥ずかしそうに笑う、思わず反射的に引き寄せて顔近づけたら、結構強めなね胸を押し返されてえっ?って俺、思わず止まっちゃったw
ゆいちゃん「ちょっとだけ、ちょっとだけ待って」
言いながらゆいちゃんが自分の胸をタオル握った手でトントン叩く、でももう片方の手は俺の胸をぐっと結構強く押してくるwwゆいちゃん、力思ったより強いww
俺もテンパって「ごめん」とか言ったら「違う、違くて」って困った様にゆいちゃんが言う。
ゆいちゃん「違う、ごめん、本当に…緊張しすぎて…」
俺「うん…」
ゆいちゃん「だって……もうっww急だとびっくりするっ!」
ふざけ調子でそう言いながらゆいちゃんがペシペシリズム取るみたいに手で俺の胸元叩くww
822 :◆H3mLWPGv9Y :2016/03/07(月)21:02:46 ID:oKp
可愛いかったけど、ああ、またこのペースに巻き込まれたらダメだなって、腹くくって、抱きよせて、そのまま髪にキスした。
ゆいちゃんが気配で察したのか、ちょっと首竦める。
そのまま次は髪の隙間からおデコにキスする。
またちょっと反射的にビクッてしたゆいちゃんが少し顔上げて何か言いかけたから、もう誤魔化されてなるものかって、片手をゆいちゃんのほっぺに当てて、反対の頬にキスした。
ゆいちゃんが息飲んだのは分かったけど、そのままの勢いで顔近づけていい?って確認してたら、ゆいちゃんが軽く俺の胸押してから、本当に小さく頷いた。
両頬に手を添えて、今度は少し長くキスしてからおデコくっつけて「好き」って言ったら、ゆいちゃんも囁くくらいの小声で「うん…好き」って返してくれた。
手に触れてるほっぺが柔らかくて、赤かったのに、ちょっとヒヤッとしてて気持ち良かった。
キスしたらとか、抱きしめたらっ想像は俺も何回もしてたww(皆もするよね?w)
実際なったら、もっと……表現アレだけど、性欲的なもんがグワッときちゃうかなって思ってたんだ。
でも、実際って違う。
好きな子を抱きしめて、その体温感じるのって、それだけで安心する。
すごいドキドキもするけど、胸いっぱいに好きって気持ちがせり上がって、でも穏やかで、ちょっと泣きたくなる、何度も名前呼びたくなる。
しばらくあー…幸せだぁって浸りながら抱きしめてたら、ゆいちゃんが急に腕の中でふふって笑う。
ゆいちゃん「ね、ユタくんww今、髪の毛の匂いかいだでしょ?ww」
俺「あwwえ?ww(無意識でした)」
ゆいちゃん「前も…さっきもやってたよね?www」
俺「えwwごめんっww嫌だった?」
ゆいちゃん「別に嫌ではないけど……でも、なんで?ww」
俺「そういうのは真面目に聞かないでwwww」
雰囲気最高の時に自分のフェチズムをズバリと言われて俺盛大に照れるww
いや、ここで声を大にして言う!女の子の髪の匂い嗅ぎたい男は絶対多いっ!!(賛同よろしくww)
バス停で泣き出した女の子を好きになった
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