バス停で泣き出した女の子を好きになった
Part31そしたらサキちゃんが急にゆいちゃんと俺のネタをグッチに軽く話し出した。
サキ「見ててもどかしくてさぁ!」
俺「サキちゃん、あんま、あの、やめてね…」
サキ「なんで?なにがダメなの?」
グッチ「ユタはねwww高校の頃からそんなんよ?wwでも、それがユタだよww」
サキ「私思うんだけど、ゆいは多少強引に『俺だけ見ろよっ!』的な?恋愛ゲームみたいなノリで押し切ればいいと思う」
グッチ「壁ドンみたいな?」
サキ「そうそう、いつまでも待つよ!なんて優しくしてたらその方がいいかなって、ぬるま湯になるんだよね」
グッチ「あー、なるほどね、確かにお友達以上の恋人未満みたいなのって、楽しいけどぬるいよね」
サキ「なんせ、あの子は男に慣れてないから、手とか繋いだだけで凄いんだよww『手繋いじゃった!』とか言ってて、聞いてるこっちは、はいはい、中学生乙!みたいな感じだよww」
グッチ「すき見て押し倒せよwwユタww」
サキ「あー、それはダメw恋愛に夢見てるからね。オスを感じたら一気に逃げるね。まだ捕獲前だし。その辺はちゃんと付き合ってからちょっとずつ進めばいいよ」
グッチ「www捕獲wwwサキちゃん面白いねwwえっ?ごめん、こんな事聞いていいの?ゆいちゃんって…処女?」
俺「やめろってのっ!!」
思わずグッチの頭本気ではたいちゃった。
グッチ「ごめん」
俺「…叩いたのはごめん」
サキ「……うーん、そうじゃなきゃウチがビビるわ」
俺「サキちゃんっ!!」
思わずサキちゃんに対しても声がキツくなる。
俺この時にはちょっと腹立ってた、ゆいちゃんがネタにされてるみたいで。
サキ「ごめんwでも、変な話でもないじゃん?ウチらもういい歳でしょ?」
グッチ「まぁね、俺は童貞だけど」
2人「えっ?!?!」
グッチ「ウソwwwごめんwwwノリでwww空気和ませようかなってwww」
サキ「一瞬信じたっwwとにかく!あの子にとってはそういうのも怖いの、踏み出すのが。この歳だと、お付き合いイコールセックスも入ってくる訳じゃん」
俺「ちょっと、サキちゃん!!」
声は大きくしないまでも、つい俺の口調が強くなる。
614 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)17:55:35 ID:TQC
サキ「あのね、私は1度ユタくんとちゃんと話したいなって思ってたのっ!ちょっとふざけた言い方したのは悪かったけど、別にゆいとユタくんをバカにはしてないからっ!怒らないでよっ!」
サキちゃんも口調がキツくなる。
グッチ「ユタ、ま、落ち着け、サキちゃんも」
サキ「落ち着いてるし、私は冷静だよ」
俺「俺も…言い方キツかったのはごめん。でも、聞いてていい気持ちはしない…」
サキちゃんがちょっと姿勢正して、本気で話したいからって真面目に言うから、俺も渋々って感じで、聞きたくなくなったら席離れるよって返事した。
グッチ「サキちゃんも、ユタも、お互いにゆいちゃんの事考えてんだろ?俺はいい機会だから、話したらいいと思うよ」
サキ「うん、私はそうしたい」
俺「……だから、聞く事は聞くってば…ただ、声は落として」
少しお互いにこんなに空気になったのを後悔してるってのは分かったけど、俺もゆいちゃんの事だけに冷静になれなかった。
サキ「ゆいがいい子なのは言わなくてももうわかってるよね。
今日もね、このメンバーはゆいだから集まってて、全員仲良しって訳でもないんだよ。
ウチはマユと合わないし、カツなんて、ゆいいなかったら話してもないww」
グッチ「全員同じ学校でしょ?」
サキ「そんなもんだよ。ゆいは誰とでも仲良くするけどね、この中でもここは話すけどここはそんな仲良くないとか小さく別れてるよ、仲悪いって程じゃないけどさ」
グッチ「なるほど、つまりはゆいちゃんはグループ関係なく話せるタイプなのね?」
サキ「そう、男の人には構えるけど、女だけだと人懐っこいし。ああ、したいのはこういう話じゃないんだ。うーん、何から話そうか…あのさ、〇君の事ってあの子まだ話してる?」
俺「うん」
615 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)17:56:04 ID:TQC
サキ「怒らないでよ?…あのさ、ちょっとさっきの話みたいな、恋愛の事とか…男性経験の事も聞かれてたってのは聞いた?」
俺「え…?」
サキ「〇君の事もあれから改めて聞いたけど、なんかそういう事も〇君から聞かれてたみたい。あの子少し真面目に答えちゃったみたいでさ。だから、ウチはちょっと…ヤリ目ってか、そういうのもあったんじゃない?って今は〇君を疑っちゃってる。まぁ、ゆいにはそうは言ってないけど」
俺「……そうなんだ」
グッチ「あー、そりゃソイツも必死になるよね、可愛い純情な子捕まえたーってなるわ、あ、ユタごめん」
俺「…うん、大丈夫…ゆいちゃんにだけ聞こえない様にして」
サキ「まぁ、もう過去だし、〇君の事はどうしようもないし、私がこれ言ってもゆいは違うって言うだろうけどさ。
とにかくさ、〇君との思い出はちょっとドキドキする刺激はあったけど、実際は触られてもないし、ピュアなままの思い出じゃん」
グッチ「少女漫画みたいな?」
サキ「そうそう、好き!オレも好きだよ。だけで完結だからね、だからその思い出はずーっと綺麗なの」
なるほどなって思うところもあったけど、、俺はちょっとどう答えていいもんか悩みつつだった。
616 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)17:57:35 ID:TQC
サキ「ユタくんってマジで今はゆいしか見てないですってなってるよね、ウチらから見ても。いつもそんなにのめり込むの?」
俺「いや、どっちかっていうと…受身な感じ?…度胸なしで、自信なくて、強く押せないというか…。結構簡単に流されたりもするかも、情けないけど」
グッチ「だってこいつ高校の頃は良くわかんない女に付きまとわれて付き合ってた…あれ?あれって付き合ってたの?ww」
俺「あれは、俺も未だになんだったのか分からんwwでも、本当にこんなの初めてかなぁ。この頃本当にゆいちゃんの事ばっか考えてて、ここ行きたい、あれ見せたいって…この歳でまさかこんな急に恋愛脳になるなんて、去年の年末までは想像もしてなかったよ」
グッチの気遣いと、ノリが、サキちゃんとの間でちょっとだけ救いだった。
サキ「ふーん、なるほどね。よし、信じる。
とにかくゆいは、その綺麗な思い出の〇君と、生身の男である自分を好きだっていう優しいユタ君の存在に揺れてる訳。
あの子も人並みには恋愛にも異性にも興味もあるし、私が聞いてる限りでは、ユタくんに触られたり、好意を示されてるのは嬉しくて、ちょっとときめいてると思うんだ。
でも、ユタくんはリアルじゃん。だからいつかは自分がした事ない事をするかもしれないじゃん。それも含めると、ちょっと怖い、みたいな?そんなので尻込みしてるのもあると思う」
グッチ「可愛いなぁ、ゆいちゃん、純情なんだ」
サキ「この歳までだと純情通り越して、こじらせてるけどねって本人も言ってるww」
俺「……そう言われると、余計にどうすりゃいいのか分からなくなる…どこから嫌がられるのか……」
サキ「変な話、女だらけだと、恋バナだけじゃなくて、ちょっとエッチな話もするんだけどさ」
グッチ「あー…女子高のがエロいって聞く」
サキ「いや、それは違う!女子高のが興味を隠さず同性で話せる環境にあるだけ。共学の子は近くに男子がいるから隠すの上手いだけ。全部の女の子はそういうのに少なからず興味はあるの、人間だもん。恥ずかしいから隠すのは当たり前じゃん!あとはさ、男が勝手に引くからっ!」
グッチ「はい、ごめんなさい…勉強になります…」
サキ「ゆいはさ、話す事ないからいつも聞いてる側なんだけどね、そういう時の反応見てても、まぁ、人並みに興味はあるとは思うよ。
だから、男性不信とか潔癖症ではなくて、いつかは自分にもそんな事がって期待と興味は普通にあるんだと思う。
でも、リアル経験が足りないから、ユタくんに対しては待ちの姿勢ってか、どう進んでくのかすら分からないんじゃない?
ユタくんが嫌われないかな?って考えてるのと同じで、ゆいも嫌われないかな?って思ってるんだよ」
617 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)17:58:46 ID:TQC
グッチ「普通の女の子ってそのタイプ多くない?ガンガン来る子もいるけど…」
サキ「だからあくまでもゆいも普通の女の子だからっ!wwでもさ、恋愛経験積んでけば、相手が好意を態度で示したら、こっちもそうだよって態度に出すのも上手くなるじゃん。
例えば、手を繋いできたら、次は自分から繋いでみるとか、腕とか組んでドキドキしてくれないかな?って期待したり、女の子だって好きな相手には触りたいし、態度でも示したいよ」
グッチ「ああ、そうね、確かに。男は相手から来られたら超嬉しい!おっ!好きなのかな?ってすぐ思い込んで逆上せるよねwwたまに、思い込みだけで空振りもあるけどwwww」
サキ「それはきっとお互い様wwww」
俺「ん…まぁ、俺も少ないながらもそこらの経験はあるから分かるよ…でも、相手がゆいちゃんだと、つい、構えちゃう」
サキ「ゆいを大切にしてくれてんのね。でもね、多少はユタくんが強引にした方がいいのかな?って思うんだよね。今までなにかで嫌がられた?ないでしょ?嫌な事だったら私とかに相談してきそうな気がする。
ゆいにとってはユタくんが何かやれば、全部がこんなもんなのかっ!てなると思うよ。
漫画とかドラマみたいな展開じゃなくても大丈夫だよ、現実で、自分に起こってきたら、全部新鮮でドキドキして、徐々に自分もって考え始めるんじゃない?
もしくは言葉とかは?『俺だけ見て』とか『俺の事好き?』とか、言葉でグイグイ攻めちゃうとかどう?」
俺「俺のキャラじゃないっていうか…」
サキ「キャラってなによww言葉はでも恥ずかしいかwwじゃあ、行動だとしたらハグくらいは絶対大丈夫だと思うんだよね。後ろからハグとか、もう漫画まんまな感じでやっちゃいなよ。そのくらいしたら、ゆいの脳内は沸騰するよww」
俺「ああ…少女漫画は参考になるって…(ここで教えて貰ったとは言えずww)聞いたことはある」
グッチ「あー、分かる。女の子ってなんだかんだそういうの好きだよね」
サキ「そりゃそうだよwwウチらの好きを詰め込むから漫画もドラマも売れるんだもんw
ウチのママですらさ、韓流みてキュンキュンしてんだよwww女なんて永遠にそうなんだよw」
俺「でも、抱きしめたりってちょっと急じゃない?そういうのは、お付き合いしてから、段階を踏んでって俺なりには考えてたんだけど…」
サキ「んーまぁ、急に抱きしめたらそりゃ変だけど、大丈夫かな?って流れでならいいんじゃない?
段階って言うけどさ、世の中の恋人の何割がその段階ちゃんと踏んでお付き合いしてんだろうね?じゃあ付き合うまでは手ぐらいしか繋がないの?wほんとに今までそんなだった?違うでしょ?
ゆいも絶対に期待してるから、突然のドキドキを。告白前に抱きしめたっていいんじゃない?意識してる人に抱きしめられて、さらに意識しちゃうってあるでしょ?
気になる相手に異性として見られてて、嫌な子なんているかな?相手が嫌いだと確かに嫌だけどさ」
グッチ「それってさ、相手が意識してるって分かればいいんだけど、勘違いだったら男としては怖いよね?www」
サキ「ゆいは完全にユタくん意識してんじゃん!だって今回の飲み会前、なにあれ?ユタくんと私は合コン参加者じゃないからってwww
つまりはユタくんを誰かに取られたくないんでしょ?独占欲じゃん。それは好意があるから言う訳じゃん」
俺「うん、それは、俺も嬉しかった」
サキ「うん、だよね、どう考えたって特別視だもんね」
俺「うん、だと思いたい」
サキ「自信ないねwww」
俺「ないよwww」
話してるうちにサキちゃんとの間の険悪さもなくなってきて、こういう話をしてくれる女友達って存在がいない俺には、凄い為になるなって、もっと話聞きたいなって思ってた。
グッチ「良くわかってないけど、その〇君ってのは元カレ?」
サキ「違う、なんてーの?ネット恋愛みたいなのの相手」
グッチ「え?!ゆいちゃんが?ネット恋愛??意外だね!」
サキ「でも中学生のお手紙交換みたいな、そんなんで終わったんだけど」
グッチ「ふーん」
サキ「あのね、ユタくんは〇君の事すっごい気になるでしょ?」
俺「うん、でももう思い出話って割り切って聞いてる」
サキ「うん、思い出話だよww恋愛アプリと変わらないよw主人公はあなたみたいなww
〇君は距離あるのに…距離あったからかな?うまかったよ。参考程度に聞いたこと話したげるよw
まずはお互いの趣味で意気投合して、自分の事を教えつつ、ゆいの事を数ヶ月かけて聞きだす。
そこからちょっとずつ恋愛の話に持ってきて、経験不足なの知ってからはゆいを褒めて、優しい言葉かけて、たまに少し意地悪とかもして。
で、ゆいがドキドキマックスになったら「好き?」って聞いて、答え貰ったら「両思いだね」とか「会いたいね」って。まずさ、ゆいに先に言わせるの狡いよね、でも上手いよね」
グッチ「なるほどねぇ、慣れてたのかな?相手が」
サキ「分かんない。ま、聞いてても言葉のチョイスも上手いなぁって思ったよ。夢見る女子はキュンってすんじゃない?
しかもその途中で親にバレて反対されて、周りに相談したら反対されるって…ま、あの時はウチらも頭ごなしで悪かったのかもだけど…そういう障害もあってさ。ロミジュリみたいじゃん。
余計に2人だけの世界になっちゃって、もうその頃は、○君の意見がゆいには全部正しく聞こえてたと思うよ」
グッチ「ある種の洗脳ww」
サキ「んーまぁ、それに近いかな、相手がどこまで意図してたかは分からないけど。
でもさ、恋愛なんて半分程度思い込みと洗脳じゃん?じゃなきゃさ『こんな人だと思わなかった』とかないってばww」
一気に知らなかった〇君とのやり取りを知ってしまった。
ゆいちゃんがなんて答えてたのかとか考えるのはやめた。いらない嫉妬はしたくないし。
619 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)18:00:07 ID:TQC
サキ「だからリアルのドキドキで、〇君との事を霞ませてっちゃいなよ!現実のがさらにドキドキじゃん!」
俺「あのさ…」
サキ「なに?あ、待って先に言っとく。さっき怒ってたけど、私味方だよ。分かってもらえた?」
俺「うん、さっきはごめん…」
サキ「私もごめん」
俺「うん…ゆいちゃんに絶対言わないで欲しいんだけど…」
サキ「内容によりけり」
俺「えっ?!」
グッチ「サキちゃん的に言った方がいい事は2人が上手く行くなら言うし、黙ってた方がいい場合は言わないって事でしょ?」
サキ「グッチ、よろしい。飲み込みが早い!」
グッチ「あざっす!ユタ、俺は話半分しか分かんないけどさ、サキちゃんに言うのは損にはならないって、絶対!!言いたい事言って、聞きたい事聞いとけよ」
俺「うん…あのさ、本当は今日、俺、告白するつもりだったんだよ、帰りに」
サキ「うん」
グッチ「おおっ!」
俺「ゆいちゃんが今回の合コンであんな感じでヤキモチ妬いてくれて、ちょっと自信出て、バレンタインも貰ったしって。
少しね、なんとなくそんな流れの話しにもなってね。
でもさ、まだ俺ら知り合ってから2ヵ月だし、つまりはゆいちゃんが〇君と切れてからも2ヵ月じゃん…」
サキ「え?出会った期間と過ごした時間を悩んでるって事?」
俺「うん」
サキ「そんなん関係なくない?」
俺「そうかな?」
グッチ「あ、俺。一番続いた彼女って3日で付き合ったww」
サキ「そう!付き合ってからの過ごし方のが大切だよね。
だいたいさ、半年かけても〇君はゆいと会えもしなかった訳じゃん。絶対あれはゆいもどっかで怖かったんだよ。だっていくら知ってるつもりでも、会ったことない知らない人じゃんww
でもユタくんはもう知ってて、目の前に存在してるんだしさ、ゆいと、何回出掛けてるんだっけ?」
俺「うーん…10回くらいかな…」
グッチ「え?凄くね?2ヵ月で10回って!」
サキ「ま、時間でも回数でもないけどね、だって毎日顔合わせても会社の嫌な奴は好きにならないしねww」
グッチ「俺はこの短時間でサキちゃんのファンだけどねww」
620 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)18:00:36 ID:TQC
サキ「wwwありがとwwとにかく、それだけの時間過ごして、あの娘もおしゃべり好きだし、色々なことを話したりしたんでしょ?ゆいにとってはもう十分、ユタくんって存在は2.5次元の〇君より大切じゃない?」
俺「うーん…だと、思いたい…、自分でもヤキモチ妬かれる程度には好かれてるとは思ってる。でも、やっぱり、まだ迷う。
俺はゆいちゃんの気持ちが落ち着くまで待つつもりだったんだ。混乱させたくないし。後悔もさせたくないし。
でも、その気持ちと同時に…やっぱり会えば会う程に早く言いたいってのが我慢出来なくて、今日って思ったんだけど、お酒飲んじゃったから、今日はちょっと…辞めるけど。
ごめん、話してるうちになんか着地点見失った…でもちゃんと近々告白する。それは決めてはいるけど…」
サキ「あー!めんどっ!wwほんと2人共めんどくさいっ!はい、読んでっ!ゆいと私のLINE」
サキちゃんがそう言ってスマホを操作して突きつけてきた。
一瞬見るの躊躇したけど、サキちゃんがいいから見てってちょっと怒った口調で言うから画面を見る。
サキ「少し戻って見ていいから読みな。そこまで変な話してないから。ゆい、もうずーっとユタくんの話だよ?」
621 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)18:01:07 ID:TQC
少しだけ上に戻りつつざっと見る。
『ユタくんがケーキ美味しい…』
『ユタくんとそう話してて…』
『うん!ユタくんが来るまでには…』
文字を目で追いながらドキドキしてきた。
サキ「あの子はさ、自分で勝手に整頓出来てないって、ちゃんと〇君を好きだったから、こんなすぐに忘れられないって思い込んでんの。
でも、ほっといた方が実は混乱のままなんだよ。もうとっくにユタくんが好きなんだけど、自覚してないだけだよ。
こんだけユタくんユタくん言ってて、それをちゃんと自覚出来ないってのがゆいらしいけどさ、好きじゃない相手にヤキモチ妬く?どうでもいい人間の話しこんなにする?」
サキちゃんが1度スマホを取って、指を滑らして、こことかって見せる。
『ユタくんに頭ポンポンってされた!きゃーっ♥♥』
『途中から〇君の事で泣いてるのか、ユタくんに優しくされて泣いてるのか分からなくなって』
『ユタくんが上着で風避けてくれて、優しいなって、余計涙出て』
『大丈夫って何度も言ってくれたから大丈夫なんだって』
『ユタくんに全部話せて良かった。やっぱりユタくんには隠しておくのは嫌だから』
そんな感じの文字読んでたら、俺涙出ちゃって、ヤバって言いつつ後ろ向いた。
サキ「トイレ行ってきなwww」
俺「…そうする」
グッチ「ヤバイ、俺、なんでかもらい泣きしそう」
サキ「グッチはここにいてっ!ウチを1人にすんなっww」
622 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)18:01:34 ID:TQC
急いで隠れる様にトイレ行って、ちょっと落ち着くまで泣いた。
サキちゃんが言ってた事とか、ゆいちゃんのLINEの文字を思い出したら、次々涙出てきた。
トイレが男女別れてて良かったなとか、個室2つあって占領しちゃわないで良かったなとか、頭の隅に変に冷静な自分もいた。
俺が思ってた以上にゆいちゃんの中に俺がいるのが本当に嬉しくて、サキちゃんの言葉も全部が本気の応援だって分かって、告白する気持ちは固まった。
でも今日じゃない、こんなお酒飲んでたら、どんな言葉も酔った勢いに取られちゃうだろうって。
ただ、せめてもうちょっとお酒の力借りて距離縮めようとは思った。何かしら行動したいなって。
俺との話しをゆいちゃんがサキちゃんにしてるって事がこんなに嬉しいなんてね。
本当に俺は涙腺弱いなぁって呆れつつも、ただ、ただ嬉しくてしばらく泣いた。
↑↑↑今日ここまで↑↑↑
打ちつつまた泣いたww新幹線で泣いてたメガネリーマン見た人、それ、俺かもですwwはじゅかちっ!
623 :名無しさん@おーぷん :2016/02/23(火)18:19:12 ID:xiw
ヤバイ、全俺も泣いた
624 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/23(火)18:21:04 ID:TQC
>>623 下手な文章でも俺の気持ち伝わって嬉しい!
だがお前のせいでまた俺も目が潤んでるww
625 :げすたん :2016/02/23(火)22:18:10 ID:qpd
ひさびさに来たらなんかボロ泣きしちゃった
頑張れ イッチくん
626 :ルイージ :2016/02/23(火)23:55:23 ID:gea
>>イッチ
合コン乙。実はモテ期が来てたんじゃないか!?(笑)
トイレを出てからの展開を楽しみにしてる。
オヤスミ!
627 :◆H3mLWPGv9Y :2016/02/24(水)06:16:36 ID:3PT
もう薄ら明るいね、本当に日が登るの早くなったな。
>>625 げすたんありがと!
昨日帰ってから俺も何度もまた泣いてたww
>>626 ルイージ残念ながらモテ期じゃないと思うw
でもいいんだよ!俺が好かれたいのは1人だけだからっ!
ゆいちゃんに、昨日寝る前、お土産に肉まん買ったけど賞味期限までに渡せないや、ごめんね、お土産選び失敗しちゃった。。ってLINEしたら
「日帰り出張お疲れ様!お土産気にしてくれたの?嬉しい♥ユタくんが食べた感想で味わうよ(o^^o)」
「そこの肉まんは皮が美味しいんだよね〜♪お醤油とカラシ付けて食べるとさらにウマーだよ!」
って返事がきた。
ついこの間会ったばっかなのに、もう会いたい。
628 :ぺろ :2016/02/24(水)17:30:09 ID:NfO
読んでてサキちゃんにもいい彼氏出来て欲しいと思った。
サキちゃんもいい子やなー。
629 :名無しさん@おーぷん :2016/02/24(水)18:17:42 ID:xMJ
やばい、全BBAも泣いた、恋愛物など嫌いで十年以上観てないが枯れた心に響いたぞ
バス停で泣き出した女の子を好きになった
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