遭難した女を見捨てたら結婚した
Part4?感謝です。もう少しつづきます。
続きです。
俺なにも考えず思わず
俺「まだ時間ある?」
嫁「????」
俺「時間あるならこの時の設定とか教えますか?良ければだけど」
嫁「いいんですか!迷惑じゃないですか?」
俺「いいですよ、設定なんてそんな時間かかるわけじゃないし」
という流れになっていた、嫁も驚いてたけど俺が一番ビックリしてた。
なんで俺、嫁相手にこんな事言ったんだ??
その時の気持ちは自分の作品好きだと言ってくれる人が目の前にいて舞い上がってたんだと思う
だから深く考えず教えるなんて口から言葉が出たんだろうな。
嫁はパッキングしたリュックから再びカメラ道具だしてセットし始めた。
俺も自分のカメラだしてセットする
互いにカメラをセットして嫁に俺のカメラの設定おしえる。
嫁のカメラはキャノン、俺のカメラはペンタックスだけど設定操作に違いあれど設定数値は参考になるはず
設定数値おしえて撮影のときに気をつけた事やここの風景撮るときに俺が気をつけることとか
時間に30分程度だろうけど嫁に伝えた
嫁はそのひとつずつに「はい」を繰り返しながら自分のカメラに設定反映させていた。
この時には嫁との過去とか頭になくて同じ趣味の同好の人との会話みたいで俺も特に意識することなかった
一通り教えてもう会話のネタもなくなった。
俺「じゃあ、この辺で。俺もそろそろ仮眠しますね。」
356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 13:52:28.23
見返すと誤字脱字、変換間違い多いですね。。
推敲しないで打ち込んでるから間違いはスルーしてください。
?感謝です。
続きです。
嫁「・・あ!はい、疲れてるのに教えて頂いてありがとうございました。」
嫁「この設定参考に色々と自分で試せばいつか私もこの風景撮れますかね?」
俺「俺のよりもっといいのが撮れると思いますよ。」
嫁「頑張りますよ〜」軽くガッツポーズしてた。
俺「じゃあ、そろそろこの辺で」
ちょっと変な間があいてから嫁が
嫁「あの、やっぱりメアド交換お願いできますか?」
嫁「カメラのこと教えて欲しいんです、迷惑にならないよう気をつけますから」
俺「・・・・・・・・・・無言」
やっぱり連絡先教えるのは抵抗がある、それが嫁だろうが他の女性だろうが
嫁「やっぱり駄目ですよね?」
無言の俺からメアド交換は無理と判断したらしい。
でも、嫁は最初の頃と違ったなかなかタフな人だったと知る、というか本当に最初の頃と今の嫁、どっちが本当の嫁なんだ?
嫁「メアド交換無理なんですね、了解です。」
嫁「あ!たとえば今日みたいに撮影場所で偶然会えたら質問してもいいですか?」
この人めげない、くじけない。なんというか申し訳気持ちになってきたけどやっぱり連絡先交換は怖い
でも、こうやって会ったのも何かの「縁」みたいなもんだよね、死んだ両親や爺ちゃんにも「人との縁は大事にしろ」って言われて育った俺は嫁にこう言った。
俺「縁があればどこかでまた会うかもしれないですね、その時はどうぞ」
357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 14:01:06.76
?
358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 14:05:03.83
?
361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 14:19:58.86
?感謝
つづきます。昼はここまでになります。また夜に投稿させてもらいます。
嫁「縁・・・ですか??」
俺「はい、縁があればまた会えるかと」
嫁「・・・・・・・・・・・」
嫁「なんかそういうのいいですね〜」破顔一笑 このときの顔は今でも覚えてる
この人は泣き顔はブッサイクだけど笑顔が似合う人だと思った。
嫁「私、次に会えた時にはもっと上達してますからまた色々教えてください。」
嫁「縁があれば会えますもんね」
俺「ええ〜縁があれば」
嫁「ぷっwww」嫁吹き出した、何かが彼女のツボにはまったらしい。
なんとなく俺も嫁への警戒心が薄れてちょっと聞いてみた
俺「そういえば、あのとき○○さん置いて帰った彼氏?はどうなったの?」
嫁「あ〜事情わかった父に呼び出されてました」
俺「あ〜〜〜〜〜」色々と想像する
嫁「え〜〜〜〜〜」俺の想像に同意したんだと思う
俺「色々と大変だったね、親父さん相手ならね」
嫁「はい、父は私のことになると過剰に反応しちゃって。。普段はあんな感じではないんですけど」
俺「やっぱり殴ってた?」冗談気味に聞いてみた
嫁「・・・・・はい、泣いてましたね元カレ・・」気まずそうに返答
俺「そりゃあそうだw」
嫁「父にも怒られました。あんなヒョロい男と付き合うお前も悪いって」
嫁「あいつと較べて前の奴は誤解で殴ったけど泣きも喚きもせず骨あったなとか言って母に怒られてました」
俺「あ〜〜〜」ちょっと微妙な笑い、やっぱりあの親父は変な人と納得した
こんな長編なのに、批判がないのは珍しい
363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 14:26:26.55
構成がしっかりしてるし話がちゃんと面白いからね
364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 14:51:37.97
自分も同僚の女の子が彼氏に殴られて顔面流血 、たまたま俺の家が近かったから助けを求めて駆け込んできたことがあった。
こういうケースは面倒でも警察署で調書を取ってもらう方が良いよな。真冬の北海道で置き去りとか普通に訴えられるだろうし、警官に間に入ってもらった方が殴られたりせずに済む。
365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 15:20:26.66
>>364
父親の立場だったら警察介入させるよりも殴った方がスッキリするけどね
366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 15:58:08.87
楽しみに読んでるが、嫁父との件がどう解決するのかハラハラする。
読んでて思い出したのが、付き合ってた彼女の親に挨拶に行ったら熱いお茶ぶっかけられて冷めて別れた話だわ。
367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 16:11:47.30
?
368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 17:11:17.54
>>364
確かにあのとき警察に嫁連れていけば殴られずすみましたよね
少しですが時間できたので投稿します。?感謝です。
つづきます。
そんな会話も終わってそろそろ休みたくなったので嫁に「そろそろ仮眠します」と告げた。
嫁「あ!はい、ホントにありがとうございました。私も帰りますね。」
俺「それでは帰り気をつけてください。」
嫁「はい、ありがとうございました。」ペコっと頭さげてからカメラをリュックに詰め込んで帰り支度はじめた
カメラ、食糧、テントなど装備重量はたぶん10キロから20キロ内くらいだから嫁はそれを担いで雪の中1時間弱も徒歩でここまで来て、これから帰るのだから根性あるなぁと思った
リュックを担いでからこっち向いて
嫁「それでは帰ります、ありがとうございました。また縁があれば」と笑いながら言った
俺「はい、気をつけて」
そして嫁は帰っていった、俺はそのまま寝袋に潜り込んで2時間程度仮眠してから帰った。
それから冬の間に何度か撮影に出かけたが嫁に会うことはなかった。
そして、冬が過ぎて春がきた、この年はうちの会社では3年ぶりに新入社員が入社して新人教育やいつもの仕事で忙しい年になった。
トミさんの姪は専門学校卒業して地元の企業でOLしてるらしい。
長老は最近腰が痛いらしく現場より新人教育がメインになりつつあった。
夏はいつものよう休みにロードバイクのって出かけて風景撮影するを楽しんでいた。
この年からブルペという時間設定内に決められた距離を走破する競技を初めてよりロードにハマるようになった。
ブルペにハマると荷物を如何に少なくするか考えるようなった、今までは一眼カメラをバックパックに入れてたけどやはり重い。
ブルペ用にコンデジかミラーレスカメラ購入しようと9月頃にカメラショップへ興味のある機種の実物を見にいった。
カメラコーナーは圧倒的に中年率が高い、あまり若い人はいないのが特徴なのかもしれない。
興味ある機種を実際に触ってカタログ数値をみてまた触るを繰り返して候補を2つに絞った。あとは値段との相談でどちらか購入しようと思った。
369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 17:34:00.94
つづきます
購入カメラを2つに絞ってからカメラショップを出て近くのスタバで休憩することにした
休日のスタバは若い男女と声の大きいオバちゃん率が高いと思う、中年のオッサン一人での休日スタバは隅っこがベストポジションだと常々思ってる。
スタバでカフェモカ飲みながら購入検討中の2台について価格コムのレビュー読んで情報あつめた
軽さではやはりコンデジ、レンズ交換して自分の思う撮影するならミラーレス値段はコンデジがやや安いくらい。
結局ミラーレスに決めた。スタバでボーッとしてると「若ちゃん!」と声をかけられた、声の主はトミさんの姪だった。
姪「若ちゃん何やってるの?スタバいるなんて珍しいね」
俺「おう、久しぶり。OLはどうよ、ちゃんとやってるか?」
姪「うん、まだ大丈夫、お局さんグループもないしね。」
俺「ふーん」
姪が対面に座った、まだ話し足りないらしい。コイツはいつも自分のペースで行動するけど不思議と苦手ではない
姪「若ちゃん最近はロード乗ってるの?オバちゃんが最近若ちゃん忙しいって言ってたけど」
俺「忙しいけど休みはあるからね、最近はブルペにはまってるよ」
姪「マジで!凄いね」
俺「そんな事ないぞ、ブルペ参加者は若い人よりオッサン率高いし女性でも参加してるぞ」
姪「へぇ〜そうなんだ、私でもできる?」
俺「慣れればいけるんじゃない?でも好きでなければ辛いだけだろうな。」
姪「そっかぁ〜」
姪は誰かと待ち合わせがあるらしく、少し話した後で席を離れた。
俺も先ほどのカメラショップに戻り購入を決めたミラーレスカメラを購入した、ついでにそれを入れる小さいバッグも買うつもりでバッグ展示コーナーへ足をむけた。
カメラバッグ全体に言えることだけど質実剛健なデザインばかりでもう少し洒落っ気のあるものないかと物色していた。
なんとなく気になるバッグが下段に陳列されていたので中腰に屈んで手にとって見ていた。
「こんにちわ!」後ろから声をかけられた。「ん??」と振り向いた
370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 17:36:34.42
>>「こんにちわ!」後ろから声をかけられた。「ん??」と振り向いた
待ってました!
371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 17:44:40.79
キター?
373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:00:23.03
つづきます
ふりかえると声の主は・・・
新入社員のO君だった。我が社期待の新人君で社員にも現場の人達にも受けがいい
学生時代は野球部で長身で鍛えられたスッとした爽やか君で出入り業者の受付さんにも人気らしい
ちなみにトミさんは密かにO君と姪はいいカップルになるんじゃない?と以前言ってた。
確かに二人が付き合えばお似合いかもしれないなど考えつつ
俺「おう、O君か、君もカメラやるの?」
O君「いえ、僕はやらないんですけど今日は従兄弟の付き添いなんですよ」
俺「へぇ〜従兄弟さんカメラ趣味なんだ」
O君「結構、本格的にやるらしいですよ」
俺「へぇ〜そうなんだ」
O君「俺さんもカメラ趣味ですもんね。気が合うかもしれませんよ。」
O君「従兄弟から見ても結構美人ですから紹介しましょうか?」
俺「いやいいよw」
O君「そうですか?従兄弟フリーですから興味あればいつでもどうぞw。俺さん硬派ですもんね」
俺・・・・お前も女の一面を垣間見たらそんな事言えなくなるぞと思いつつ愛想笑いでその場をごまかした。
O君「それじゃあ、そろそろ俺行きますね。」
俺「おう」
結局、買いたいバッグはないのでカメラだけ購入して帰宅した。
それから色んな場所で撮影したけど写真投稿サイトへはアップせずデータだけが溜まっていった。
単に忙しくて編集する時間なかっただけなのだが、久々にログインしてみた。
投稿した過去の作品へいくつか新規コメントがついてたけど特に気もせずお礼だけ書き込んでログアウトした。
こうして秋は過ぎて冬がきた。
嫁と初めて会ってから2年が経過していた。
374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:02:49.92
なんやねん。しえん。
375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:12:31.87
?
376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:13:38.56
話が上手だな
377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:22:50.29
?
?感謝です。
つづきます。このあと所用で出かけるので書き込みはまた夜に行う予定です。
冬が到来すれば年末までに片付けないといけない仕事が溜まるのでより忙しくなる。
12月にかけてはとにかく忙しかった。3人採用した新入社員も全員無事やめることなく働いてるのがなによりだった。
決して多くはないけど昨年度より少しだけボーナス支給額出せたのも会社にとっては嬉しい事だった。
死んだ親父に社員への感謝へは絶対忘れるなと言われてたから少ないけど昨年より支給額多かったのはなんとなく自分の自信にも繋がった。
正月休みはいつも通り1人正月で今回の休みでは撮影に出かけなかった。
ゆっくりとゴロゴロと過ごしていた。俺にとっての冬の撮影本番は1月下旬から2月にかけてだからこの時期は特に撮影意欲もあまりなかった。
1月下旬に入り天候も落ち着いてきたのでいつもの場所へ撮影いく準備始めた
今回は有給もとって4泊5日で予定組んだ。
この頃にタイムラプス撮影というのを始めたので出来るだけ長い期間あの場所に滞在して撮影したかった。
カメラとテント、着替え、食糧などリュックに詰め込み車であの場所へ向かう、ちなみにこの年に撮影用に車購入したんだけど雪の走破性考えた結果、撮影用にジムニー購入した。
仕事おわってから出発したので当然、到着は夜。
駐車場に車とめてリュック担いで徒歩1時間、見慣れた光景だけど気分のおちつく場所に到着
何年間も通ってるけどホントにこの場所が好きでここで撮影するために1年間仕事してるのかもしれないと思う
1年頑張って数日だけ気に入った場所で好きなだけ撮影するのが俺の最大の楽しみ。
その日は仕事明けの事もありテント張って食事とって寝袋にはいり寝た
翌朝、快晴。この場所が好きな理由のひとつにここから更に奥に入ると川が流れていてその川にシカがよく出る。親子連れや子シカが多く気づかれないように撮影もやるのが楽しい
夜の撮影まで時間タップリあるので奥にはいってシカ撮影を試みることにした。
非常食とジェットボイルと水1.5リットルとカメラ機材をリュックにつめて出発
往復2時間、撮影で3時間くらい予定して戻ってくるのが晩7時位か。。こうしてシカ撮影に出発した
379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:42:36.29
そこで遭難して嫁さんに救助されるのだな
380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:45:11.04
違うよ鹿に救助されるんだよ
382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:46:08.14
つづきます。この後、所用で出かけるので次の書き込みは23時頃予定です。
勇んで出発したシカ撮影だけど結果は惨敗、3時間近く粘ったけどシカ現れず。
周囲の景色撮影しながらシカ待つが今日は駄目な日らしい。残念ながら撤収
メインイベントは夜の撮影なのでテントまで戻る
テントに戻りアンダーウェアを履き替えて仮眠をとる2時間くらい寝れば9時位だから撮影にはちょうどよい時間
予定とおり9時過ぎに起きて飯を食う、テントから出ると満点の星空で俺以外には誰もいない最高の条件
思う存分、好きだけ撮影して2日目終了、寝袋に入り込んで寝る
3泊目の朝、快晴今日もシカ撮影に出発
今回は親子連れのシカが撮影できた、川の水で流れてくる何かを食べている。川周辺の土が凍らないので餌を取りやすいのかもしれない、周辺の木もシカが食べて木の皮が剥がれているのがおおい。
撮影終了でテントに戻りまた仮眠、起きてから撮影準備して撮影開始
今回はタイムラプス撮影もするので楽しみ、一定の位置にカメラ固定するので手持ち無沙汰ではあるけど
お菓子食ったり珈琲飲んだりして一人の時間楽しんでた。
暫くすると足音が聞こえてきた
確実にこの場所に近づいてくる足音、他の撮影者かぁ〜1人の時間も終了、残念と思いながらちょっとだけ去年の嫁との会話思い出した
俺「縁があれば」
連絡先も交換せずこの1年互いに連絡もしていない、二人の共通点はここだけなんだよな〜と考えたりしながら足音の主が到着するのを待っていた。
足音が近づき、足音の主は俺と反対側へ荷物おいてテント張り出した。
前にも書いたけど誰かが撮影中はライト照らさないのが夜景撮りの鉄則だと俺は思ってる。
テント張りに苦戦してるのか相手はテントまだ張れてない様子だった、そこで撮影一時中断して相手に聞こえるように伝えた
俺「撮影中断したのでライト点けてOKですよ〜」カメラの撮影とめる
相手がライト点けた。。。
383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 18:54:28.27
話に引き込まれるから、長くても全然嫌にならないなぁ
384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 19:51:35.42
話も面白いがやってる趣味の話も面白いなあ
386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 20:56:39.56
まって、そろそろ風邪引くわ俺
389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/11/03(木) 21:17:51.84
>>386
こらこらパンツを脱ぐんなら俺のように風呂入って布団に潜るという万全の体制を整えるもんだ
で続きは?湯冷めしそうなんだが
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