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少し昔話をしたくなった

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Part2
55 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:01:25.62 ID:2bDrzic0
だが、俺は冷静に言った「そうだな、まだ決まった訳じゃ無いしな」
だが俺の胸はバクバク。
受話器を切った瞬間に俺はすぐに板倉の家に行った。
自慢したかった。板倉に俺は女子とお出かけして来るから!みたいな感じで自慢したかったんだ
板倉に言うと
「俺も行く」
俺は板倉と中学に入って三度目の喧嘩をした
今回の喧嘩は俺が勝った。
板倉は「呪う!!!呪う!!!」と連呼していた
板倉が喧嘩に負けた時にいつも言う台詞だった
その後にアイスを奢ってやると「まあ、でもどうせお前は石原に振られるよ」と
言いながらアイスを食べていた

56 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:04:35.17 ID:2bDrzic0
俺は可能な限りのお洒落をしようと服装を考えた。
その晩は眠れずに夜中に鼻血が出た。
太鼓を見に行った後に晩飯を食べよう、そう思い貯金箱から一万円を持って行く事に決めた。
てか、どこで食べよう。お店とか知らないし・・・俺は夜中の三時に母ちゃんの雑誌を見ていた。お洒落な店を探そうとしていたんだ
俺は初めての女の子とのお出かけで舞い上がり過ぎ。
向こうは単純に太鼓見に行くだけなんだけどね。
でも俺は舞い上がっていた

58 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:08:26.63 ID:2bDrzic0
待ち合わせは13時だったんだけどね
俺は10時に家を出たんだよ
そして駅に着いたのが10時半
俺はコンビ二で雑誌を読み漁る
それでも11時過ぎだった。俺はそのまま駅から離れた木陰に隠れてサトミを待った
みんなが不審な顔で俺を見ていく
どう見ても変質者です

59 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:12:01.72 ID:2bDrzic0
サトミが来たのは俺がデカビタCを三本開けた頃の待ち合わせ10分前。
遠目で見るサトミの服装は可愛かったのを覚えてる
俺はすぐには行かずに、ダルそうにゆっくりと駅に歩きだす
サトミ「あ、福田君ww」
俺「おう・・・てか、ダルイなー」
サトミ「ごめんね」
俺「え?あ、別に・・・」
あああああああああもう俺最悪すぎるうううううううううう
そもそも来る方向が違うし!!!俺の家は俺が現れた方角じゃ無いし!!!!
もう殺して欲しい

60 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:15:57.62 ID:2bDrzic0
サトミと電車に乗り目的地に向かう。
サトミしか場所を知らないのでサトミの言うとおりに電車に乗った
サトミが緊張した顔をしだした
俺「あのさ・・・」
サトミ「え?」
俺「どうしたの?」
サトミ「私、方向音痴だから間違えない様に・・・しないと・・」
ちょっと萌え
しばらく二人で座席に座り黙る。
するとサトミが「あ!!!」
と叫んだ
俺「え???どうした???」
サトミ「逆!!!!!!!!」
俺「え???」
サトミ「方向逆の電車に乗った!!!」
しかも急行です


61 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:19:33.36 ID:2bDrzic0
俺らは慌てて次の駅で降りて逆の電車に
そこからは何故か俺も緊張がほぐれたか、サトミと普通に話す事ができた。
目的地に到着後、楽器を見る。
てか、そこはどうでも良かった
俺楽器見てもわかんねーし
俺は帰りにどうやってサトミと遊びに行くかを考えていた
帰りの電車に乗ると時刻は4時前。
どうにかして遊びに行きたい
が、どうしたもんか・・・

62 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:21:56.02 ID:2bDrzic0
俺「あーまだ4時かー中途半端だな」
サトミ「だねー、でも暑いねえww」
全く気付かない。
俺「あ、映画やってんじゃん」
サトミ「あ、本当だww」
そこからが続かない。うん無理。童貞の厨房には無理。
俺は諦めた。

63 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:26:35.23 ID:2bDrzic0
が、駅に到着して駅前のお好み焼き屋の前を通る時に
その店に「カキ氷」の看板が掲げてあった
サトミ「あ、カキ氷!食べたーいwwww」
来たぜ!
俺「じゃあ、食べる?」
サトミ「あ、行く?入ろうww」
俺はブルーハワイ、サトミはイチゴを食べた
サトミ「ねえ、ねえ、ベロ出してww」
俺「え????」
サトミ「ベロww」
俺は訳も分からず舌を出す
サトミ「あwwwwwwwwww青いwwwwwwwwハハハハハwwwwww」
何が面白いのかサトミは笑ってた

64 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:30:29.30 ID:2bDrzic0
サトミ「ねえwwねえww私は???」
そう言ってサトミが舌を出した
ピンクの舌が可愛いし、なんかエロい
俺「赤い」
サトミ「だってイチゴだもんwwwwww」
サトミはやたらと楽しそうであった
天然よく分からん
サトミ「ねえねえ」
俺「うん?」
サトミ「なんで男子ってエロ本持ってるの?」
突然過ぎる質問に俺はカキ氷を吹きそうになった
俺「え???」
サトミ「だって持ってたじゃん?」
俺「いや・・・あの・・・」
俺なんかキョドって格好悪かった・・・orz

65 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:32:28.30 ID:2bDrzic0
そんな感じでカキ氷を食べ終わり家に帰った
俺はまたもや、「サトミは俺に気がある」そう思い込んで、付き合っちゃおうかなww
とか考えてた
もう最悪だよ

66 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:33:49.11 ID:2bDrzic0
中途半端ですまない
急遽仕事に行かないと行けなくなった
また続きを書くよ
まだ続くんだ

68 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:35:11.42 ID:2bDrzic0
でさ、この昔話は非常に長いんだけどね
急にこんな昔話をしたのは理由があるんだよ
それも話をしたいから
本当にごめんなさい

67 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:34:34.88 ID:5faFAUAO
続き何時ころになりそう?

>>67
今日は戻れるか分からないから一応酉つけとくよ

69 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/06(日) 14:35:55.78 ID:KBQy1WE0
待ってるぜノシ

71 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:37:32.20 ID:5faFAUAO
おk 仕事がんばれノシ

72 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 14:37:49.01 ID:2bDrzic0
じゃあね。本当にごめんなさい

76 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 15:49:53.75 ID:qMCq3KYo
しかし弟吐き過ぎだろjk
板倉の呪いじゃね?

77 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:15:53.67 ID:cGqdg8Q0
会社のPCからこんにちわ
今暇だから続きを書く
ただ、急な呼び出しで突然の終了は勘弁してくれ

78 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:18:35.99 ID:5faFAUAO
wktk

79 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:19:53.24 ID:cGqdg8Q0
それからの夏休みは特に進展も無く終わった
九月になり新学期が始まると最初のHRで和太鼓をする旨を皆に伝えた
なんの反対も無くて速攻で決まった
先生に関しては「とにかくお金が余りかからないように」しか言わない
本格的に和太鼓の練習に入る。
そこから毎日放課後に集まって実行委員で会議をした。
俺は板倉のからかいからか段々サトミを意識する様になっていた。
確かに可愛いし、良い子だけど・・・でも告白とかは無理。
ヘタレの俺には絶対それは無理
俺はサトミとはすっかり仲良しに成っていた。多分俺の人生の中で一番仲良い女の子じゃ無いかと思う。


80 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:22:28.87 ID:cGqdg8Q0
サトミから夜に頻繁に電話する様になった。
そして文化祭の話以外にも話をする様にもなった。
サトミは映画好きで俺も好きだったので話があった。
もうね、凄い楽しかった記憶がある。
文化祭の練習も段々激しくなる。
練習後にふとサトミと目が合う事があった。
その時二人で笑った。サトミが口だけ動かして「お疲れ」と言う。
俺はすげえー幸せだったはず・・・くそ

81 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:28:18.13 ID:cGqdg8Q0
ちなみに森君とも俺らはすっかり仲良くなってしまった
森君との漫画の貸し借りをする様になり、て、言っても俺が借りる一方だった
森君の家は漫画喫茶が開けるんじゃないかと思える位の漫画の量だった
彼はお薦めの漫画をいつも俺に貸してくれた
板倉に至っては、学校帰りに森君の家に直行する様になった
そして飲み物を要求するようになったころ流石に森君が切れて板倉に勝負を挑んだ
これが世に言う「森の乱秋の陣」であった
板倉は森君に泣かされた
俺もそれから森君の神経を逆なでしない様になった

82 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:33:37.28 ID:cGqdg8Q0
文化祭は11月にある。体育大会やら色々とあったが俺はサトミと文化祭の口実で
学校でも、家に帰ってからも電話したりして色んな話をした
俺の中ではサトミは彼女になっていた
うん。ただの俺の勘違いなんだけどね
俺は特にリーダーシップを張れる奴じゃない。にも関わらず皆がよく俺に付いてきてくれたと思う
文化祭当日俺は緊張で吐きそうだった。
だが、俺はサトミの前では「緊張してないぜ」アピール
俺「あれ?石原緊張してんの?」
サトミ「うん・・・すごく・・」
俺「大丈夫だってwwいつも通りで良いんだからww」
多分俺は足が震えてたと思うんだけど
サトミ「福田君は凄いねww」
サトミのその言葉に俺はガチで緊張は吹っ飛んだ

83 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:36:00.91 ID:cGqdg8Q0
結果から言うと文化祭は大成功だった
俺らのクラスは最優秀賞を獲得した。
全員が抱き合って喜ぶ。俺と板倉も柄にもなく握手した
森君に至っては泣いていた
俺も少し感動
サトミも泣いており、同じく実行委員の女の子と抱き合って喜んでいた
まあ、感動したよ
青春だったね

84 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:40:14.16 ID:cGqdg8Q0
ただ、俺は少し残念だった。
これでサトミとの接点が無くなってしまう・・・その不安が残った
今までは文化祭にかこつけて電話したりしていたが、これで完全に接点は無くなってしまう
サトミが泣いているのを見ながら俺は別の意味で泣きそうになっていた
閉会式の後に、俺ら実行委員だけで集まって「お疲れ」と言う言葉を交わす
女子三人は泣いていた
俺も泣きそうになる。
素直に泣ける森君が羨ましかった。
だが、俯いていた板倉がナイス提案をする
板倉「なあww実行委員で打ち上げしね?」
GJ板倉

85 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:44:33.13 ID:cGqdg8Q0
一週間後、俺らは実行委員女子Aの家に集まる。
幸い女子Aの家には家人が不在だった
俺は女子Aの家に向かう為に板倉の家に誘いに行く
すると板倉がデカイ鞄を担いで出てきた
俺「なんだそりゃ?」
板倉「ムフフ・・・」
板倉が不敵に笑う
板倉「酒だww」
俺「え?」
板倉「良いっしょww盛り上がるっしょww」
俺「大丈夫か?」
板倉「酔わせる・・・絶対に酔わせる・・・!」
俺は板倉を有る意味尊敬している

86 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:50:43.46 ID:cGqdg8Q0
女子Aの家で宴が始まった
板倉が持ってきた酒を見せると女子二人は盛り上がった
ただサトミは「だめだって・・・」
と優等生発言。
サトミ「ねえ?福田君?」
俺「え??ああ・・うん・・・」
俺は曖昧な返事
が、なんやかんやと女子二人に押し込められて結局サトミも酒を飲み始めた
正直、俺は初めて酒を飲んだ
て言うか全員そうだったんじゃ無いだろうか?
全員のテンションがあがる
板倉は女子Aに「パンツ見せて」といい続けてる
女子Bは寝てしまっていた
森君は一人でエヴァンゲリオンに付いて語りだしていた・・・壁に向かって
サトミは俺の隣でケタケタと笑っていた
俺は既に頭が痛くなっていた
サトミ「だいじょうぶ〜?」
俺「だいじょうぶ・・・じゃない」
サトミ「なんだそりゃ〜wwwwwwww」
なんかこんな会話を繰り返してたと思います

87 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 17:53:00.79 ID:cGqdg8Q0
いつの間にか、俺は外にいた
隣にサトミがいた
二人で歩いていた
サトミは俺と手を繋ぎながら笑っていた
なんでそうなったか全然覚えてない
ただ、夜道を二人で手を繋いで歩いていた
少し肌寒かった事を覚えている
サトミが笑いながら話してた事位しか覚えてない
これが俺の脳内妄想なのかどうかも分からないんだよね

91 名前: ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 18:01:47.18 ID:cGqdg8Q0
翌日からはごくごく普通の毎日となった
俺とサトミとの接点が全く無くなってしまった
俺はサトミを目で追う毎日だった
敢えて話しかけるチャンスが全く無い。
そうなると、俺は毎晩妄想でサトミと会話をする
俺きめえな
そして俺はすっかりサトミを好きになっていた
本気で惚れていた

92 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 18:05:17.83 ID:cGqdg8Q0
板倉に相談してみた
まともな答えが来るとは思ってなかったが、それでも親友だ・・・そう思って相談する
板倉「女はチョコを食べるとやりたく成るらしいぞ」
駄目だった
俺は仕方なしに何故かそのまま接点が残っていた森君に相談
森君「恋愛漫画の王道は、二人がくっつく前に必ず喧嘩をする!」
俺は一理あると思い作戦を練った

93 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 18:08:56.02 ID:cGqdg8Q0
森君「福田君が違う女の子と仲良くしているの見せ付けて嫉妬を誘うんだ!」
俺は違う女にサトミの前で違う女子に話しかける
俺「なあなあ」
女子「は?」
俺「昨日のテレビ見た?」
女子「・・・え?」
俺「いや、見たかどうか・・・」
女子「・・・・」
作戦失敗
そう言えば忘れていたが俺は殆どの女子と接点が無かった
サトミだけだったんだ

94 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/06(日) 18:09:29.91 ID:KBQy1WE0
なんとかく落ちが見えてきたが・・構わん続けろ

>>94
多分君が考えている結末では無いと思う

95 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 18:14:19.87 ID:cGqdg8Q0
森君の家で作戦を考える
が、良い案が浮かばない
板倉が「明日天気になあれ」を読みながら適当に呟いた
板倉「ラブレター書けば良いんじゃね?」
そう言われて俺は「はあ?」と思っていたが・・・ちょっと良いかも
そう思い俺はラブレターを書き綴った

96 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/06(日) 18:15:27.90 ID:cGqdg8Q0
ごめんちょっと呼び出しになった
すまんがまたね

99 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/07(月) 00:46:20.73 ID:gyVyaWko
続きを期待ww

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