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電車にて

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Part2
286 :電車にて 9 番号振り間違いごめちゃい 一つ上は8:2011/09/20(火) 02:57:19.97 ID:MpJsRaLP0
西武遊園地についてから、彼女がタクシーを拾った。
私は夜の湖を見ていた。奥さんが「多摩湖です」と言った。
「夜の湖とは、ミステリアスで、デンジャラスな雰囲気がしますね」
平静を取り戻したあとにやってきたのは、ドキドキだ。
奥さんはとても綺麗な方で、そして俺はCherry Boy!
仲良い女性がいなかったわけではない。青春の甘酸っぱさを感じた経験がとぼしいのともちがう。
だが、すべてが良い友達という評価だった。
甘酸っぱいマイナス甘。酸っぱい思い出とでもいうべきだな。
まったくその気になれない相手から好きだと告げられた事が、幸運であったと気づく年齢に俺はなっていた。
ここで巨漢の言葉を思い出した。
『明るくしてりゃ大丈夫』
少なくとも、さっきの悲しみはもうどこにもない。
ついでに、青春の中でやってきていたささやかな幸せを見逃した悲しみも、きっとすぐフライアウェイ。
現実逃避というなかれ。
招かれてお宅にお邪魔した。
結構古びた一軒家だったが、車二台入りそうな駐車スペースをはじめ、広々としていた。
居間にとおされたところで、線香の残り香が感じられた。
仏壇はどこだと見渡して、閉じられたそれをみつけ、真っ先にそこに向かった。
開いてみると、生前の赤ちゃんの屈託の無い笑顔の他に、あの旦那さんの顔写真もかざられていて、位牌が2つあった。
薄々感じていたことだ。あの黒い靄は、明らかに害する目的でいた。
「前回あったあとから、主人が『動く靄が見えるんだ』と喚くようになりまして」
「……そうですか」
奥さんの方は極力みないように、出された珈琲に口をつけた。結構良い豆をつかっているように感じられた。
少なくとも、セールで500g298円の格安豆に慣れた俺の味蕾には高尚がすぎる。
意訳すると、さっぱり味の良さがわかりません。
「四人見えるとおっしゃいましたよね」

289 :電車にて 11:2011/09/20(火) 03:05:51.69 ID:MpJsRaLP0
「そうでしたっけ」
赤ちゃんの心を知ればこそだ。だからこそ鬼にならなければならないと思った。
気づいてもらえず、抱いても貰えず、呼んでも貰えず。
このうち2つは、俺が教えることで解消される。でも、抱きしめるのは無理だろう。
俺のように見えるようになるなら良いが、あれだけ人数がいて見えたのは俺とゲイ人さんだけだったのだ。
奥さんが見えるようになるという前提で教えるのは、奥さんを不幸にするだけだと思った。
そしてそれは、ママを慕う赤ちゃんにとっても、けして幸福なことではないとも思った。
自分が辛いことを言いたくないための言い訳に過ぎないかもとも思って、自分が嫌になりもした。
「確かに、後一人、赤ちゃんもと」
やはりきたかと、心は身構えた。
「ああ、そうでしたね」
「その赤ちゃんは…今は?」
「見えません」
嘘をつくとき、人はおもってもみない行動をする。
視線を避けてきたこの俺がよりにもよって、嘘をいってないと証明するために奥さんの目をまっすぐ見つめた。
奥さんはすぐに違和感に気づいた様子で、それを見て俺が挙動不審であったことを理解した。自分の馬鹿を呪った。
「見えていらっしゃるんですね。では、先ほど泣いてらしたのは」
「それは、ですから、あの四人の黒い靄の子達が成仏したこ…」
俺の意識がそこに及んだ時、全身を悪寒が包んだ。母にすがりつくあかちゃんの一部が黒く霞む。
そのかすみがかった源泉をたどって、俺はまたもあの黒い人形のもやをみた。
四人。いや、四匹だ。そう呼ぶべきだと思った。
悪いが、俺はこの奥さんに同情していた。この赤ちゃんにだってそうだ。
俺の鈍い勘が、この四匹があの男と赤ちゃんの死に関わっているとささやいていた。
不幸を呼ぶものに違いないと、先入観まみれで結論づけた。

290 :電車にて 13:2011/09/20(火) 03:12:17.30 ID:MpJsRaLP0
今でも強く思いだすのは、この時の俺はひたすら頭の中で馬鹿みたいなくっだらない妄想とかを繰り広げていたことだ。
明るく、明るく、前向きに、その感情のためならなんだって想像した。
お決まりの奥さん助けてゴールイーンなんてものじゃない。
俺は昔セザールの宣伝が大好きだったので、
そういえば自己紹介まだだし、うまく終わったらセザールって答えてやろうとか思ってた。
そんくらい必死になっていた。まあ、その甲斐も全くなかったんだけどな。
「…実は、私にも、見えるんです」
「え?」
「あの人が交通事故で運ばれた日に、病院にかけつけたら、見えたんです」
「…はっきり言ってもらえませんか。どんなものが、見えたんですか」
「黒っぽい靄のようなものです。それから、時々…。
 ……まあちゃんは、突然体調を崩して、
 お医者様も原因がわからないといっているうちに、すごく咳き込んで、苦しんで。
 そういえば、その時も、病室が靄に包まれていたような気がします」
『まあちゃん』というのが、赤ちゃんの渾名だと理解する。
『咳き込んで』というところに、俺が感じた息苦しさを思い出させられた。
「ご迷惑だと、思って、本当は挨拶だけにしようと…すみません」
「いいえ。縋りたくなる気持ちは、わかります」
「どう、すれば……」
「私は、霊能者ではないんです。すみません。見えてしまった不運なサラリーマンです」
「…そんな。では……」
黒い靄が奥さんに群がるように見える。奥さんの体がぴくりと震えた。
「でも、本物の方にアドバイスは貰いました」
「え?」
「私にご主人に気をつけるようにと教えてくださった方です」
「うちのに、ですか」
「はい。私も漠然とですが、この黒い靄が、あの人を恨んでいるのを感じていました」
「……表裏の激しい人だと、結婚して割と早くに気づいていました」
「失礼ですが、女性関係も相当…乱れていたのでは?」
「遅く帰る事も…」
「詮索でした。許してください。その先はいわなくてもいいです。
 アドバイスですが、明るくいこう、です」

293 :電車にて 14:2011/09/20(火) 03:21:06.54 ID:MpJsRaLP0
「明るく?そんな、主人が意味深な死に方をして、まあちゃんもいなくなって」
ここでふと直感的に、間違っていた事に気がついた。
彼女はすでに生きる希望を失っている。遠からずあの黒い靄に取り殺されるように思えた。本当に良いんだろうか。
悩んだ末に口を開いた。まとわりつく黒い靄が見える。
「まあちゃんは、生きて、今も、あなたを守ってます」
「え?」
「私がさっき泣いたのは、
 あなたの胸にすがる赤ちゃんが、気づいてもらえず、抱いてもらえず、呼んでもらえない悲しみに…
 でも、今、私の目には、黒い靄に叩かれて、蹴られて、それでも奥さんの胸にすがりついている光景が見えるんです。
 この子が、健在なうちは、奥さん、大丈夫です。彼は、ママが大好きなあなたの守護霊なんですよ」
奥さんの両目に大粒の涙が浮かんだ。
黒い靄がわっとひるんだように遠ざかった。
「いるんですか?ここに」
彼女はふくよかな胸元を自らの手でおさえて、歓喜のあまりに滑舌も悪く、ほとほとと涙を顎から滴らせた。
見ているものを前向きな解釈で述べたまでだ。赤ん坊は今もただ寂しがっている。その感情がたたきつけられてくる。
でも、俺に救うことができるのは、生きている人間だけだ。
赤ん坊に語り聞かせることなんて俺には無理だ。
「見えませんか」
「見えません。でも、いるんですね。だから、あなたは泣いた」
「はい」
「ああ。まあちゃん。まあちゃん」
赤ん坊の幽体が膨らんだようにみえた。いや、膨らんでるのではない。
「まあちゃん、いるのね?ママよ」と呼ばれるたびに、白さが増していく。
黒い靄が一斉に奥さんの顔めがけて殺到した。
赤ちゃんの光がはじけた。
黒い靄の一体が俺の顔面めがけてすっとんできて、俺の息子がちょっとだけ汗をほとばしらせた。
「あら?…黒い、靄が…一瞬見えたような」
「…………トイレ、借りてよろしいですか」
「何か、ご覧にでも?」
「その件は後ほど」

294 :電車にて 15 あと3つほどで終了:2011/09/20(火) 03:29:41.37 ID:MpJsRaLP0
トイレを借りて、カバンの中の真新しい下着に着替えた。あやういところでスラックスには染みずにすんでいた。
営業にいくもの、常に清潔な下着を持ち歩くべしだ。
おかげで、大のおとなにもなっておばけみてしょんべんちびったことがバレずに済んだ。
トイレから出てきたときには、奥さんは落ち着きを完全に取り戻していた。
黒いのがいると気づいてから立ちっぱなしだった鳥肌もおさまっていた。
墓前に向かって手をあわせていて、真新しい線香の臭いが鼻をくすぐった。
「…今、凄く晴やかな気分です」
そういえば、まーちゃんの幽霊はどこだと部屋の中を見渡した。
そして、見てしまった。
墓前に向かう母のその膝の上、かそけく消えかかった白い光が爆ぜて消えた。もう無理だ。
あかちゃんは最後まで、母親のふくよかな胸に手をのばそうとしていた。
俺はもう涙腺様をどうこうすることを諦めた。涙より先に鼻水が垂れた。
黒い靄も赤ん坊の幽霊も最初からいなかったように、安穏とした空気が漂っている。
たんなるサラリーマンに何があったかなんてわからない。
見たまま、まさしく魂を燃え散らせて母を守った光景にしかみえなかった。
『大好き』という思いが俺の心にこみ上げた。同調したのだと気づいた。
目の前の奥さんが、奥さん?違う。まま、大好き。皮膚の感覚が失せていった。
俺の体が勝手に動く。そして奥さんに背後から抱きついた。
「あんまぁ。あんま…あまー。どぅふふふふふ」
俺の口から出た言葉が信じられないような音色で、本物の赤ん坊の声にドスきかせたようなものだった。
体の自由を取り戻すなり、押し倒してしまった奥さんに頭を下げて、飛び退いた。
「え?あんまって…」
「…す、すみません!すみません!こんなことするつもりじゃなかったんです!信じてください」
「おちついてください。あんまって、何故ご存知なんですか?」
「へ?いや、の、乗り移られたみたいで」
消える瞬間に同調したなんて、言えない。言いたくない。やっと前向きになった女性に涙は似合わない。
「…では、今はあなたのなかにまあちゃんが?」
「あ、え…」
言えないんだよド畜生!


298 :電車にて 16(終):2011/09/20(火) 03:39:53.75 ID:MpJsRaLP0
「おいでまあちゃん」
奥さんが胸のボタンを一つ一つはずして、ブラをずらしおっぱいを露出させた。
俺は薄茶色の先端をぼけっとながめながら、股間が盛り上がっていくのを感じた。
俺の野獣が目覚めてしまいそうだ。目覚めたい。目覚めたいけどそりゃいかんだろう。
「あ…いや……いや。もう、そちらに戻っていらっしゃいますよ」
まあ、ちゃんと機能するのね、我が息子。そんなダジャレで息子の沈静化を測った。
青くなったり赤くなったりしてたとおもう。
「ぷっ」
奥さんが吹き出した。
奥さんの目線が股間に向かっていたことは気づかなかった方が幸せだった。
「いるって嘘をついてしったほうが、良かったのではないですか?」
「うーその手もあったか」
嘘とうーそをかけて、息子よ静まれとひたすら念じた。弱みにつけこむようなクズにはなりたくない。
「くすくすくす。笑わせて元気にさせようと?」
「あのアドバイスくれた人、師匠がですね、ゲイ人だったもので」
未亡人に俺は、俺にアドバイスをくれた人が男色家、ゲイだといっていたと告げた。
彼女はお腹を抱えて笑った。
彼女はおっぱいをしまおうとはしなかった。
俺に向けられている目が好意に満ちていた。勘違いではなさそうだった。
得体のしれない亭主の過去。裏表のある男の影。
対照的に、俺は裏表はあんまないと思う。ただし、自覚ありで開き直ってる変人だけど。
一人寝の寂しい一夜を共にする相手として合格とみられたのだと、頭では理解していた。だからこそ我慢した。
収入もさほど多くもなく、会社もけして安泰ではない。
ただ偶然で出会ったというだけで享受していいほど、彼女は安くない様に見えた。
俺はすぐさま荷物をまとめた。
そして、その時がきた。
玄関まで送ってもらったところで彼女がいった。
「あ、そういえばまだお名前をうかがっていませんでした」
「……セザァー√ル!」
昔大好きだったCMのものまねを大音声ではりあげて、後ろは振り返らずに歩んだ。
後ろでくすくす笑う声が聞こえていた。満足だ。

303 :電車にて まとめその他:2011/09/20(火) 03:49:31.38 ID:MpJsRaLP0
かくして、俺の生涯ではじめての経験は終わった。
俺は子供の霊と波長があうようになってしまって、今もよく見る。
とはいっても、霊は消えるものらしいので、そう頻繁に出くわすわけでもない。
ただ、見えるときは決まってかなり感応してしまって、好意的にせよそうでないにせよこっぱずかしい目にあう。
嬉し恥ずかし初体験よりはすこしマシに対応できるようになってきたけど、パンツの替えは欠かせません。

338 :質疑応答?:2011/09/20(火) 18:12:00.08 ID:MpJsRaLP0
>>300,304
二人もリクエストがあっちゃ、見過ごすのもあれなので簡単に。
セザールさんが普通の生活に戻って二ヶ月程してだな。
深酒してふらふらになりながら、八坂の改札を出た時にだ。
「こんばんは、セザールさん」という声が聞こえた。
セザール?ってかんじで、改札周辺でたむろしてる人がちらちらこっちを見ているのが分かって、
そういえばセザールなんて名乗ったこともあったなあ。……あれ?それって…。
振り向いてみると、なんとも朗らかな、影のない表情をした未亡人がいた。
セザールさんは本当にバカでな。最寄り駅を教えてしまっていたことその時まで失念していた。
さすがに、二ヶ月も経ってやってきた意味は分かったよ。吊り橋効果ではなさそうだ、と。
挨拶を済ませた途端、彼女が横に寄り添ってきて、腕を絡めてきた。
肘が、肘がなんかやらかいものに触れとる。酔いが一気に醒めた。
野獣のくせに、結構堅物だと自認していたんだけど。まあ、風俗すらいかずにCherry君だったからね。
それに比べ、俺なんかよかよっぽど彼女のほうが野獣だった。
初体験はもう犯されたっていってもいいくらい、凄い誘惑攻勢から…そうなった。
恋人として一年近くつきあって、ある日、彼女が俺の室内を見渡して言った。
「荷物が少なくて楽そうだわ」と。
そんなわけで、多摩湖まで徒歩五分程度の広い家が今の住処。

340 :本当に怖いもの:2011/09/20(火) 18:24:03.61 ID:MpJsRaLP0
ちょっと報われなさすぎるし、敢えて書かなかった結末だけど、ついでだから書いとく。
俺はあんまり長く生きられないことに、彼女との再会後に気がついた。
アドバイスは2つあったんだよな。すっかり忘れてたよ。
『明るくしてりゃ大丈夫』そして、『受け入れちゃいけない』。
同調っていう言葉でごまかして、やっちゃってたんだ。気づいた時には手遅れだった。
ロストチェリーした夜、すやすや寝入ってる彼女を見つめながら、甘酸っぱい想いに寝付けずにいた。
人生はじめての春が名残惜しかったのかもしれん。
翌日仕事なのにと思いながら、相手が寝てる分素直になれて、頬に口付けとかしたっけな。
お母さん取っちゃってごめんなっていう気持ちになって、意識がそちら側に傾いた。
最近わかったんだけど、
俺は周波数を変えるダイヤルを回すみたいにして、無意識に見る見ないをコントロールしてるらしい。
そして、見えたんだ。
俺の胸のあたりに半分体埋まってる赤ちゃんがいて、なんだか笑っている様子。
憑かれるっていうのは本当に疲れる。けれど、悪いものでないだけに、どうしようという気も起きない。
それどころか、この子もまた被害者であるわけで。
せっかく拾った健在を、俺がどうこうするのはいくらなんでも、なあ。
思い出したよ、はっきりと。あの師匠のこと。
彼がなんで下手なジョークを交えてまで逃げたか、今は断言できる。
赤ちゃんの前ではだらしなく笑ってたいた。奥さんのことも凄く好感をおぼえていた様子だった。
肩一発叩いただけで、俺を一時なりとも助けてくれた御人だ。力のある方だったんだと思う。
それでも、彼が敢えて俺たちを見捨てたのは、彼自身、この赤ちゃんを受け入れてしまう性格をしていたからさ。
受け入れてしまったら追い出す気にもなれないんだと、彼は自覚があったんだろうな。
『優しい人』っていう彼の言葉が思い出されて、耳が痛い。
ほんじゃま、ばっははい。

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