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毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2015/08/14 スレ

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Part1
1 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:16:13.407 ID:6tMQDk+30
|A-) 怖い話は探しながら人がいる限りゆっくりと
    怖い話書ける人、貼れる人はどうぞー
    レスがなくなったらさるさんくらったか寝たか人いなくなったと思ってね
    インスト好きは音楽をどうぞ
    聴くには音楽プレイヤーの ファイル→URLを開く→http〜8000/までをコピペ
http://dokuobd.orz.hm:8000/

14 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:31:28.944 ID:6tMQDk+30
中学生のころ、年寄りの先生から聞いた話。
実家のあたりは未だにコンビニすらない田舎だが、先生が子供の頃はそれはもう山奥、という感じだったそうだ。
四面を山に囲まれ、見渡す限り田んぼで、6月のこの時期はカエルの合唱やらホタルが凄いらしい。(ちなみに現在も凄い)
田植えも済んだ頃、先生はまだ暗くなりきってない夜の農道を歩いていた。
見回りが子供の仕事だった。
ぶらぶら歩き、何個目かの田んぼを覗き込もうとしゃがむと、少し離れたところから何かの足音が聞こえてきた。
ドタドタとした…たとえるなら、太った人が裸足で歩いているような感じだった。
『なんだろ?』
猪だと危ないので、しゃがんだまま息を殺した。
音のした方を見てみると、草むらごしに何かが走っているのが見えた。
長い髪でやたら太い手足の(恐らく)女が、蜘蛛みたいに四つん這いで走っていた。
前方を見据え、頭と背中は動かさず、直角に曲がった手足だけが凄い勢いで動いていた。
あまりの出来事に呆気に取られていると、それは川の方から山の方へ走り去っていった。
先生は驚いたが、まだ子供だったので
『すごい生き物がいるものだな』
程度にしか思っていなかったらしい。
大人に聞いてみても誰も知らないというので改めて怖くなったが、祟りだのといったものはなかった。
『しゃがんでたから良かったけど、もし見つかってたらどうなってたんだろうな?』
でこの話は終わった。
子供が農作業を手伝わなくなるといけないので、あまり子供には話さないらしい。
こないだ実家に帰ったら思い出した。
九州の話でした。

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/14(金) 23:32:06.778 ID:vy0RQS8c0
岩手とか遠野あるじゃん
いいなぁ

16 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:32:18.077 ID:6tMQDk+30
|A-) 今日はお盆ということでちょっと頑張ろう

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/14(金) 23:52:10.842 ID:wElo25AUa
おー、ドックン久しぶり
元気してた?


31 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:53:38.053 ID:6tMQDk+30
>>29
|A-) おひさねーw
    それなりに元気だったかな?
    でもここしばらくちょっと下降線

34 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:55:20.225 ID:6tMQDk+30
愛知県の出る、と噂の多いとあるトンネルの話。
おれの友達のバイクの走り屋仲間が実際に体験したという。
その日、夜中にみんなで峠を走らせがてら、肝試しで例のトンネルへ行こうかと計画をリーダーが立て、
人を集めた所7人の走り屋仲間が集まった。
深夜2時頃、時間帯もあってかバイクのエンジン音のみが峠の道で響き渡る。
「着いたぜ!」
と本来公道として使われているトンネルとは違う、今はトンネルの端が封鎖されているもう一つの旧トンネルに7人は到着した。
ぽっかりと口を開けた真っ暗なトンネルと森からの冷気が、蒸し暑さによるじっとりとした汗を冷やす。
その心地よさとは逆に7人は何か嫌なものをそれぞれ感じ取っていた。
「ビビってんじゃねーよ!んじゃルールな!おれがまず最初にトンネルの端の壁まで行って、ロウソクを7本、
人数分置いてくる。1人ずつトンネルの端まで行き、そのロウソクに火を点けて帰ってくる!」
とさすがリーダー。
そう言うとさっさと人数分のロウソクを持ってトンネルの闇に消えていった。
6人はトンネルの闇をじーっと見ているしかなかった。それほど場に圧倒されていた。
しばらくすると闇の奥の方でかすかにオレンジ色が見え、それがだんだんこちらへ近づいてきた。
「お〜!やべやべ!!やっぱなんかいるよあそこ!」
と顔を引きつらせてまずリーダーが帰ってきた。
ロウソクを置き、自分が持って帰るロウソクに火を点けようと、
ジッポを擦って場が明るくなった瞬間に何かが視界の隅で動いたのだという。
このリーダーの嘘に見事に引っかかった6人は完全にビビってしまい、
かと言って年頃の男が集まっているのだから腰抜けには見られるわけにもいかないと、
ガクガクいいながら一人ずつトンネルに入りロウソクを持って帰るという度胸試しが始まった。

35 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:56:13.829 ID:6tMQDk+30
真っ青な顔で戻って来る者、恐怖に耐えられなくなり走って戻って来てつまづいて転ぶ者もいれば、
余裕じゃんと笑いながら戻って来る者もいた。
そして残された、7人の中では最年少の後輩。
彼はただ1人、最後まで青い顔をして震えていた。
「お前が最後だからな!ロウソクちゃんと火ぃ点けて持って来いな!」
とリーダーが肩を押した。
後輩は顔面真っ青にしてフラフラと闇に消えていった。
「う〜ん、おせぇな…」
後輩がフラフラとトンネルの闇に消えて30分が経とうとしていた。
他の者は遅くても10分ほどで戻ってきていた。
うんこしてんじゃねーの?と話しながら、万が一の事があったら何なので、みんなでトンネルに入ろうとした時、
小さなオレンジ色の光がこちらへ近づいて来た。
おー来た来た!と皆でロウソクに照らされた後輩の顔を見た。
後輩は顔が変形していた。
目は髪の生え際まで細くつり上り、目の下は墨を塗ったように真っ黒になり、
口からは泡を吹き出し仮面のような固定された笑みを浮かべ、その目は完全に左右違う方向を睨んでおり、
「ん゛〜ん゛〜」
と唸りながら後輩は戻って来た。

36 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/14(金) 23:56:51.558 ID:6tMQDk+30
6人はそれだけで正気じゃないと思ったが、リーダーがあるものを見て後輩の顔を
「正気に戻れやドアホ!!」
と力一杯ぶん殴った。
後輩は右手にロウソクを、左手に腐った獣の死体を大量に抱えて戻ってきたのだった。
殴られた瞬間、後輩は
「ギャイン」
と獣の鳴き声のようなうめき声を出し、気絶した。
しばらくすると後輩は目を覚まし、正気に戻っていた。
皆が話を聞くと、トンネルに着いた瞬間からすでに意識が無かったという。
その後輩は頬の腫れとともに、目の下の真っ黒いクマはしばらくとれなかった。
「ホント遊び半分で肝試しとかやらない方がいいよ。」
と友達は忠告してくれた。

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/14(金) 23:55:03.399 ID:MrnJI2P0p
毒ちゃん久々!

46 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:11:05.038 ID:oO1QCRbT0
私は、元陸上自衛官で、関東にある某普通科連隊にいました。
残念ながら、私が体験した話ではなく、在隊時にMという上官から聞いた話を書きます。
本題に入る前に、陸上自衛隊の演習場について説明します。(興味無い方、すみません。)
陸上自衛隊には、全国各地に演習場があり、関東甲信越の部隊がよく訓練に利用するのが「富士演習場」です。
ここは総合火力演習なども行われるので、民間の方でも行った事がある人がいると思います。
富士演習場は、静岡県側の「東富士演習場」と山梨県側の「北富士演習場」の2箇所にわかれており、
今回の話の舞台は、東富士演習場です。
この演習場の歴史は古く、明治時代に作られたそうで、演習場内にも固有の地名があり、
正規の地図にはちゃんと地名が記載されています。
古い地名が多く(中には戦後付けられたのもある)、今の時代では変に思える地名がたくさんありました
さて、ここから本題に入ります。
その、たくさんの変な地名の中に、「砲兵森」という場所があります
(今でもありますし、正式な地名であり、俗称等ではありません。)
私にこの話をしてくれた上官が、新隊員の頃に初めての野営訓練をした宿営地が、この砲兵森でした。
その時の野営訓練は、3日間で、詳しい訓練内容は聞きませんでしたが、初日の夜に、夜間歩哨の訓練を行ったそうです。
2名ずつ交代で夜間歩哨に立ち、深夜2時になって、当時新隊員だったM上官(以後M新隊員)達の番になり、
班長に夜間歩哨につく旨を申告して前任者と交代しました。
その日の夜は、雲ひとつ無い、怖いくらい奇麗な月夜で、眼前に広がるのは
月明かりで青白く染まったススキの平原で、後方には宿営地のある真っ暗な森がありました。
2人でタコツボに入り、小銃を腰だめに構えて警戒をしていました。
演習とはいえ、いつ敵役の教官達が襲ってくるかわからないので、緊張して警戒していました。

48 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:12:17.045 ID:oO1QCRbT0
しばらくすると、後方から誰かが歩いてくる音がかすかに聞こえ、M新隊員達は
「敵の斥候か?」
と一瞬ドキッとしたものの、どうも足音は後ろから近づいてくるようなので、
「味方の伝令だな」
と思い、緊張していた気持ちが緩んだのです。
しかし、歩哨は、常に敵方(自分の前方)を監視していなければならないので、
後ろを振り向かず、きちんと任務を遂行していると足音がすぐ後ろまで迫ってきました。
そしてその足音が、M新隊員達のいるタコツボのすぐ後ろでピタリと止まったのです。
M新隊員は
「ははーん、班長が俺達がちゃんとやってるか様子を見に来たんだな」
と思ったのだそうです。
となりの同期もそう思ったのか、しっかり前方を監視していたそうです。
しかし、タコツボのすぐ後ろにいるものは、話しかけてくるわけでもなく、まったく動かないのです。
さすがにM新隊員は、おかしいと思いましたが、
「もし班長だったら振り向いたら怒られるんじゃないか」
と思いなかなか振り向けずにいると、隣の同期が、どうやら好奇心に負けたらしく、後ろを振り向いてしまったのです。
その瞬間、隣の同期がガクガクと震えだし、小銃や装具がガチャガチャ鳴りはじめ、
やっぱりおかしいとM新隊員も後ろを振り向くと、そこには、
「明治時代の軍服を来た兵隊」
が不動の姿勢で立っていたのです。
一瞬、何かの冗談かと思ったのも束の間、月夜で青白く照らされたその兵隊の顔を見て、目が合った瞬間に、
「この世のものじゃない!」
と確信したそうです。
(彼が言うには、言葉ではうまく説明できないが、葬式などで遺体を見たときの、なんとも言えない気持ちになる顔、だそうです)

49 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:13:36.190 ID:oO1QCRbT0
兵隊と目が合ったまま、恐怖で動けないでいると、突然兵隊が大声で
「砲兵第○○大隊の陣地はどこでありますか!!」
と聞いてきたそうです。
M新隊員達は恐怖で答えられずにいると、その兵隊は、
「砲兵第○○大隊の陣地はどこでありますか!!」
「砲兵第○○大隊の陣地はどこでありますか!!」
「砲兵第○○大隊の陣地はどこでありますか!!」
と何度も何度も壊れたプレイヤーのように聞いてきたそうです。
M新隊員が目が合ったまま恐怖で動けずにいると、隣の同期がいきなり無言で走って
宿営地のほうへ逃げてしまい、M新隊員が一人取り残されてしまいました。
とっさに
「ヤバイ!」
と思って、M新隊員も、その兵隊の横をすり抜け、宿営地へ走って逃げました。
後ろでは、まだ、
「砲兵第○○大隊の陣地はどこでありますか!!」
と言う兵隊の声が聞こえてきます。
そして腰が抜けそうな、かくかくとした駆け足で宿営地に着くと、そのまま班長達のいる天幕(テント)へ走りこみました。
いきなり飛び込んできたM新隊員に班長は当然に、
「何をしている!持ち場はどうした!」
と怒鳴りつけました。
M新隊員は、カチカチと歯を鳴らし、涙を流しながらも、今までの状況をすべて班長に報告しながら、
「やっぱり、あそこにもう一度行って来いって言われるんだろうな」
と思ったそうです。

50 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:14:22.657 ID:oO1QCRbT0
ところが、意外なことに、班長はこの報告をあっさりと納得し、
「わかった、自分の天幕に帰ってもう寝ろ!」
と一言だけ言うと、外へ出てどこかへ行ってしまったそうです。
天幕内にいた、この騒ぎで起きだした他の班長達も、
なぜかみんなM新隊員を同情するような顔をして、黙ってまた寝てしまったそうです。
この反応に、ちょっと肩透かしをくらったようになりましたが、
もうあそこに行くのは絶対に嫌だったので、素直に自分の班の天幕に戻ることにしました。
とぼとぼと自分の天幕へ戻っている途中で、先に逃げた同期の事を思い出しました。
「俺より先に逃げたのにどこにいったんだろう?迷子になったのか?」
と考えていると、班長が外へ出て行ったの思い出し、
「あ、班長はあいつを探しに行ったんだな、じゃ安心だな」
と自分に都合良く考え、一人で納得し、自分の班の天幕に戻りました。
そして、自分の班の天幕で、寝るために装具を外していると、天幕の入り口あたりで、ガサガサと音がしました。
「あ、あの野郎が帰ってきたな、先に逃げやがって!」
と思いつつ、天幕の入り口を開けてやると、さっきの兵隊の顔がいきなり現れました!
今度こそ腰が抜け、へたり込むと、その兵隊がニヤリと笑い
「砲兵第○○大隊の陣地は ここ でありますか!!」
と言い、そこでM新隊員は気絶、気がついたらもう朝だったそうです。
ちなみに、先に逃げた同期は、班長達の天幕の近くで隠れているところを、
班長に見つかり(やっぱ探しに行ってたw)班長から
「仲間を置いて先に逃げた罰だ」
と言われ、班長と一緒に例のタコツボで朝まで歩哨をやらされていたそうです。

51 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:15:05.024 ID:oO1QCRbT0
この
「砲兵第○○大隊の陣地はどこでありますか!!」
と聞いてくる兵隊の霊は、何十年も前から目撃され続けているそうです。
ここまで書けば、みなさんはもうお気づきでしょうが、この「砲兵森」という名前の由来は、
旧軍時代から目撃され続けてきた砲兵の幽霊が元で、
「砲兵が出る森」
「砲兵森」
と呼び、それがそのまま大正、昭和と旧陸軍時代、戦後の陸上自衛隊と続き、いつしか正式な名称になったという話です。
実際に明治時代に、旧陸軍の砲兵大隊がここで陣を張り訓練をしていたところ、
一人の兵隊がいなくなり、捜索するも結局見つからなかったという事件あったそうです。
私も実際に、この「砲兵森」で何度か野営しましたが、たしかに薄気味悪いところでした。
幸いにも私はここでは何も見ることは無かったのですが、他の場所では色々と体験させていただきました…
それはまた次の機会に書きたいと思います。

59 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:29:17.439 ID:oO1QCRbT0
私の地元には首塚があります。
盛りあがった土の上に縦長の岩が突き刺さっているだけという非常に地味な代物です。
誰の首かと訊くと鬼の首だそうで、いわゆる霊感持ちにはそれが見えるそうです。
他人事のように書きましたが、実は私も首を見たことがあります。
祖母と伯母が親族内では見える人で、私はよく二人に首の話をおねだりしたものです。
祖母も伯母も首の話はタブーのようではなく、あんたにも見れたら良いねという感じで
逆に縁起物のように話をしてくれました。
二人によれば首は全長約1mほどの大きさで岩の裏に隠れるように鎮座している。
それは影絵のように形はよくわかるのですが、表情や細部は濃い影が落ち伺い知る事ができません。
しかし上部に二つ小さな角らしきでっぱりがあるために鬼の首に見えるそうです。
またそれ自体何をするわけでもなくただ石の側に佇んでいるのが見えるだけ。
常に見れるわけではなく。
雨の日、特に降る直前に見える事が多く。
ある種の天気予報として重宝していたそうです。
当時、漫画のうしおととらが大好きだった私は餓眠様(巨大な生首)を想像して震えていましたが、
段々とこの周辺を守っている良い妖怪へとイメージを変え、
一目で良いからこの目で首を見てみたいと思うようになっていました。

60 :毒男 ◆B.DOLL/gBI :2015/08/15(土) 00:30:39.861 ID:oO1QCRbT0
そんなある夏の日、私は遊びに行っていた友達と別れて帰り道を一人で歩いていました。
遠くの方にあの首塚が見えます。
今日は見れるかもと思い首塚を凝視しながら歩いていました。
少し歩いた所である違和感を覚えました。
首塚の後ろを寄り添うように黒いモノが見えます。
鬼の首だ!確信した私は勢い良く走り出していました。
夕方とはいえまだまだ明るい時間帯で全く怖くありません。
むしろ感動の再会(初めてですが)のように興奮して走りました。
しかし遠くからは伯母達の話の通り黒い大きな首に見えたのですが、
近付くにつれその首を覆っていた影が薄くなっていきます。
つまり伯母達には陰になり決して見ることのなかった首の細部がうっすらと見えるのです。
だいぶ近付き首の全体を把握した時、汗と体温が恐怖で一瞬に引いていったのを覚えています。
これは鬼の首ではない。
これは人の形だ。
大きめの男の人が歪な三角座りをしている形だと気付きました。
縄か鎖で強制されているんだと思います。
強く縛り過ぎて変形した体はシルエットのみなら大きな生首に見えたのです。
足首の間に顔が挟まり頭の上には強く結んだ両手、突出した両膝が角の部位に見えたのでした。
恐怖で固まった足をどうにか動かして友達の家に戻りました。
なんとか親に迎えに来てもらい、首塚を横切らない別ルートで帰りました。
その夜はひどい土砂降りだったのを覚えています。
あの日以来首塚には近づいていません。

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