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毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2019/09 スレ

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Part1
57:毒男 :2019/09/23(月) 22:19:02
病院で掃除のバイトしてた頃の話。掃除は深夜誰もいなくなってからやっていた。
その日、俺は全ての作業を終えエレベーターで一階に降りようとした。
この時間は看護婦も診回りに行かないし、医者も当直しかいない。
まして患者さんなどいるはずも無いから病院の中は本当に静かだった。
下ボタンをいつものように押すとエレベーターは上に上がってくる、はずだった。
なぜだか、その日は下へ下へと降りていく。そしてエレベーターは地下二階で止まった…
その階には『霊安室』といくつかの検査室しかなかった。
誰があの階に?
いるわけがない…今日の深夜バイトは俺一人なんだから…
そう考えているうちにエレベーターは上がってきた。
途中で止まってくれたら、誰か忘れ物でもしたのだ、と思えるのに、エレベーターは俺がいる階まで上がってきた。霊安室のある階からノンストップで最上階まで。
最上階には物置しかなくて俺は掃除用具を片付けに来ただけだった。
誰もここに来るはずが無かった。そしてエレベーターの扉が開いた…
そこには誰もいなかった。
何だ、勘違いか。と安心して乗り込もうとした瞬間、何か血なまぐさい臭いがしてきた。
エレベーターの中からだ。
俺はもう気持ち悪くってエレベーターをあきらめ階段を使って一階まで降りた。
えらく時間が長く感じた。
後ろになにかがいるような気がして後ろも見ず一気に駆け下りた。
次の日は昼番で、そこで初めて聞いた。
あの日患者さんが屋上から飛び降り自殺したのを。
そして遺体は霊安室にあったことを。
俺はそれでも霊とかはあまり信じちゃいなかったからこのことは勘違いで済ませそれからもそのバイトは続けていた。
しばらくしてから、ある友達とアパートで酒を飲むことがあった。
そいつは自称霊感ありの奴だったから俺は病院での出来事をそいつに語ってみせた。
俺が話している間、そいつは静かに聴いてたがだんだんそわそわしだした。
トイレかなと思ったけどそうじゃないみたいだ。
そしたらいきなり
『俺もう帰るわ。』
て言い出した。まだ酒も余ってるのに。
俺は引き止めたけどそいつはさっさと帰ってしまった。
何だあいつ、と少し腹が立ったけど、一人で飲んでも仕方ないのでその日は寝ることにした。
本当に嫌な夢を見た。狭いところに無理やり押し込まれるようなそんな夢を。
次の日俺はそいつと学校で会ったから、何で昨日帰っちゃったんだ?と聞いてみた。
そしたらそいつ、こう言った。
「あの話してる時、なんとなくドアの方見たんだよ…そしたらさあ覗いてんだよ。女がさあ…ポストの受け取りかごの隙間からさぁ…」
ありえなかった。投函口の内側についてるボックス、あんなところに人の頭が入るはずもないし。
その時外から投函口に頭を突っ込んで、ボックスのスダレみたいになってる隙間からこっちを見てる女の顔を想像して気分が悪くなった。
「言っても信じてもらえないと思って…それに血まみれでしかも逆さで…ほんとに置いてってゴメン、ゴメン…」
と最後にはそいつは俺に泣きながら謝ってた。
俺はそれでバイトを辞めた。

58: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:23:06
|ω・` ) 憑いてきちゃったんだねー
しかも友だち泣くほど怖い感じだったのか

59:毒男 :2019/09/23(月) 22:25:37
>>58
|A-) しかしそんなとこでなにしたかったのかね…w
    そこにいてもなんもならんのにww

60: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:26:33
>>59
|ω・` ) 毎回の事だけど原因のところに行けと思う

61:毒男 :2019/09/23(月) 22:33:02
高校生のとき、隣の席に座っていた女子に聞いた話です。
彼女が中学生の時、母方の祖母亡くなり、既に祖父も亡くなっていた為、祖父母の家は取り壊し、使えそうな家財は彼女の家で引き取ったそうです。
それらの中に、木でできた箪笥がありました。
大きめであったため置き場所が彼女の部屋にしかなく、本人は嫌がったのですが無理やり押し付けられる形で彼女の部屋に運び込まれました。
彼女と祖母はあまり仲が良くなく、祖母は二つ違いの弟ばかり可愛がり、話すにしてもたまに電話で挨拶をする程度であり、その挨拶も非常に素っ気無いものでした。
だから祖母が無くなった時も、悲しいという感情は殆んど無く、箪笥も渋々部屋に置いたものの、中には何も入れなかったそうです。
その箪笥が部屋に来てから一週間ほど経った頃に奇妙なことが起こりました。
夜、彼女が机に向かって勉強をしていると
「ガタン!」
と大きな音が背後で起こりました。
目の前の窓に反射する部屋の様子を見て彼女は硬直しました。
彼女の机の真後ろにその箪笥はあるのですが、上段右側の小物入れの引出しが無いのです。
彼女はすぐに先程の音はその引出しが床に落ちた音であると察しましたが、驚きと恐怖のためしばらく動くことができず、窓に映った箪笥を見続けました。
しかしその後は何も起こらなかったため、気を取り直した彼女は引出しを元の場所に戻し家族にそのことを話しました。
しかし取り合ってもらえず、そのままうやむやになったそうです。
奇妙な出来事からまた一週間ほど経った時の事です。
その間は何も起こらず、恐怖も忘れかけていました。
その夜も彼女は机に向かって勉強をしていると、例の引出しが床に落ちる音が突然起こりました。
ハッと顔を上げ窓に映る箪笥を見ると、やはり上段右の部分がぽっかり開いており、暗い闇となっていました。
彼女は心の中で
「何で?どうして?」
と繰り返し、呼吸困難に陥る中、必死にその箪笥を見続けました。
縦15cm程の暗闇の中、白い物がゆっくりと姿を現しました。
それは人間の額でした。箪笥の天井に頭頂部が付いたところで動きが止まりました。
彼女がじっと見つめる中、それはゆっくりと時計の反対周りに回転を始め、横向きに顔全体が現れました。それは祖母でした。
声は聞こえないけれども、その口は動いており
「憎らしい、憎らしい」
と言っていました。
彼女はかすれる声で叫び声をあげました。
その声を聞いた隣の部屋の弟が入ってくると顔は消えたそうです。
その後、彼女は家族に起きた事の一部始終を話し、何故自分はそんなにも祖母に憎まれていたのか尋ねました。
すると、母親が渋々その理由を話してくれたそうです。
彼女がまだ小学校中学年だった頃、家族で祖母の家に行った際、祖母が姉弟にそれぞれプレゼントをくれました。
彼女には古い子供用の手鏡、弟には亡くなった祖父の大きな虫眼鏡でした。
当時、男勝りだった彼女は弟の虫眼鏡が非常にうらやましく、それを弟から取り上げようとしたところ祖母に怒られ、悲しくなった彼女はもらった手鏡を壁に向かって投げ割りました。
祖母は激怒し、それから祖母との関係は冷えたものになったという事です。
実はその手鏡はまだ幼かった祖母に、戦争で命を落とした祖母の姉がくれたものでした。
その話を聞いた彼女は後日、祖母の墓に行き、心の中で
「ごめんなさい」
と何度も唱え、花と自分が愛用している鏡をお供えしました。
箪笥はまだ彼女の部屋にあるそうですが、それ以来恐ろしいことは起らなくなったそうです。


62: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:40:45
|ω・` ) この女の子も勝ち気だけどお婆さんもなかなかだね
形見の鏡とはいえ、そんな事知らない子どものした事だし…難しいねぇ

63:毒男 :2019/09/23(月) 22:42:26
|A-) そこまで恨むほどのことじゃないだろと思うなあw

64:毒男 :2019/09/23(月) 22:43:20
もう大分昔の話だが。
まだ小かったうちの娘がね、絵を描いてたのよ。
絵書くのが好きだから別に何でもない事だとその時は思った。
そしたら突然、
『パァン!』
と蛍光灯が弾け飛んだ。
びっくりして急いで子供を部屋から出したんだが、その絵ってのが何ていうか、幾何学模様や、見た事も無いような漢字を羅列してるものだったんだ。
あまりにも怪しいので神社(この判断は正しかったのかどうかわからんが)にそれを持っていったら、
『その子は、とても恐ろしいモノを呼び出そうとしてた』
とか何とか言われた。怖くて詳細は聞けなかったけど。
家に帰って娘と話をすると、
『じいちゃんにもらった本』
といって、糸で綴じてある恐ろしく古い本を見せられた。
中には、娘が書いていたような絵(御札?)が沢山書かれていて、漢文?で説明書きらしきものがしてあった。
これも神社に持って行くと、蒼白な顔で
『また後日、連絡します』
って。
その数日後、別の大きな神社に呼ばれて行ったらなにやら凄く偉そうな人が出てきて、
『この本は燃やしてはいけない。海に捨てる。』
というようなことを言われ、同行するように言われた。行き先は東北のとある場所。
始めは冗談じゃねえよと思ったけど、放っておくのも…と思い行った。
よくわからん儀式が終わって、海に例の本を流した後、一番偉そうな人が
『もし、この類の本をまた見つけたら、絶対に持って来い』
と。
もしかしたらまだまだあるかも知れないといわれた。
その半年後実家に帰り、怖かったが勇気を出して父親に本の事を尋ねた。
すると
『知らない』
と言われてしまい、それ以上追求は出来ずじまい。
その日の夜中に、トイレに行こうと居間の横を通ると、両親の話し声が聞こえてきた。
『○○(娘)も成功させることが出来んかったなぁ。あの歳ならまだ…(云々)…』
『うちの家計ももうおしまいかも知れないねぇ』
だって。特に覚えてるのはこんくらい。
何で家計の話してたんかは不明。別に家に金が無かったわけじゃないし。
どっちにせよ、両親は何か隠してるなと確信した。
その後自分の家に戻りしばらく経ったある日、両親が心中した。
異様な現場だったと聞いた。二人で包丁を互いの胸に突き刺していたらしい。
部屋には、見た事も無いほど大きな紙が敷かれ、その紙には娘が書いていた絵のようなものが書いてあった。
警察にそれを見せられた時は背筋が凍りついた。
葬式の時もかなり悲しかったが、その事が頭から離れなかった。
後日、その紙も神社に処分してもらった。この時は葬式とか何やらの後で付いて行く気にならなかった。
んでこれは最近の話なんだが、その例の娘が何故か
『じいちゃんたちの家で暮らす』
って言い出した。
家は遺言で今も定期的に手入れがされてるんだが、何で突然?
正直こんな事を突然言い出されると怖い。住まわせて良いものかどうか。
ここまで書くと知り合いには分かってしまう話なんだが、見てないだろと鷹を括って書いてみた。

65: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:43:36
|ω・` ) だって知らなかったんだしねーw

66: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:48:21
>>64
|ω・` ) その本見たい!すごい興味ある!w

67:毒男 :2019/09/23(月) 22:49:57
>>65
|A-) ねーw
    年取っても中身は子供なんだな
>>66
|A-) 俺も!
    何を呼び出せるのかも知りたいし!
    追求しないとか調べないとかありえないわー

68:毒男 :2019/09/23(月) 22:50:32
ある日の夜、徹夜続きの実験で疲れた体を引きずるようにして大学を出た。
少し眠かったがまあなんとかなるだろうと自分の車に乗り込む。
走り出して数分もしないうちに、俺はバックミラーに白い影が映っていることに気づく。
えっと思って視線をミラーに向けるが、そこには何も映っていない。
(なんだ、見間違いか)
当然そう考えて、俺は運転を続けた。
だが、しばらくするとやはりミラーに何かが映る。
ちらちらと何度も確認するが、そうするとその白い影は見えなくなってしまう。
「疲れてんのかな……」
俺は諦めて、コンビニの駐車場に車を停め、コーヒーを買いに降りた。
車に戻ってコーヒーを飲みながら気持ちを落ち着かせていると、目の端にちらりと白いものが過ぎった。
ごしごしと目をこすり、バックミラーに目を凝らす。
だが、案の定何も映っていない。
「何なんだよ!」
じんわりと沸き起こった恐怖心を吹き飛ばすように声を上げた俺の首筋に、するりと何かが触れた。
「ヒロシ……」
「ぎゃあーーーーっ!ごめんなさい!ごめんなさい!」
か細い声が耳元で聞こえて、俺はあまりの怖さに目を瞑ってわけもわからず謝っていた。
すると背後からくすくすと笑い声が聞こえて、俺の首に回されていた腕がぎゅうっと力を込める。
その感触のリアルさに俺はあれっと思って目を開け、再度ミラーを見た。
「なんだ、おまえかよ〜っ」
俺は強張っていた体から、はぁーっと力が抜けていくのを感じた。
そこに映っていたのは、同じゼミでいつもつるんでいるTだった。
「脅かすなよな!」
「ごめんごめん、ヒロシめちゃめちゃ疲れてるみたいだったから、今ならだませるなぁーって思ってさあ」
「事故ったらどうすんだ!」
「そんときは、俺も一緒じゃん」
「洒落になんねーっての……ほら、いい加減腕はなせ」
「うん」
俺がTの手を掴んだのとTが手を引こうとしたタイミングがずれて、やつが腕にはめていた数珠みたいなブレスレットがちぎれて落ちてしまった。
「ああ、もう……あっ、コーヒーもこぼれてるじゃないか!」
俺は散らばった玉を拾い集めて、どうするんだこれ、と後ろを振り返った。
「あ……あれ?」
そこには、Tの影も形もなく、シンと静まり返っていた。
また隠れて遊んでいるのかと、俺は車を降りて周囲を探してみた。
だが、どこを探してもTはいない。
俺は仕方なくTの携帯に電話を掛けた。
8回、9回と呼び出し音が続くが、Tは出ない。
俺は腹が立って、Tを置き去りにして車を発進させた。
どうしても帰りたければ駅まで歩くだろうし、反省して電話をしてきたら迎えに来てやってもいい。
すっかり目が覚めたことに多少感謝しつつ、その日はそのまま家に帰った。

69: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:50:56
>>67
|ω・` ) むしろ解読して使えそうならやってみたい!w

70:毒男 :2019/09/23(月) 22:56:15
>>69
|A-) 必ず使うよねw
    自分にデメリットありそうならデメリット回避する手段を用意してから

71: cat ◆TUKUMO3rAI :2019/09/23(月) 22:56:57
>>70
|ω・` ) 毒男さんは普通にはじきそうw

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