毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2018/05 スレ
Part3
545: 毒男 :2018/05/06(日) 00:14:36
12年前かな、俺が小2か1のとき、当時マンションに住んでいたんだけど、
親が共働きでほぼ毎日友だちの家か近所のおばちゃんの家に預かっていてもらっていて。
それ以外の時間は公園とかで遊んでた。
一応鍵も持っていたけど、当時小学生低学年ということもあり、一人で絶対に家を開けるなとか言われてた。
多分後ろから泥棒とかに入られる危険性があったからだと思うが。
その日もマンションの廊下から見える公園で友だちと遊んでいた。
そしたら髪の毛の長い女の人が公園に入ってきてとても自然に俺たちに話し掛けてきた。
名前とか小学校とか好きな食べ物とか多分そんなんだったと思う。
しばらくすると友だちがもう暗いからと言って帰った。
俺も友だちがいなくなったのでつまらなくなり家に帰ろうとした、すると、その女が家で遊ぼうとか言い出した。
当時馬鹿だったというか無邪気だった俺は疑う事もなく、いつもなら近所のおばちゃん家に帰るのだが、
俺の家に行くことになりマンションの鍵をポケットの中で握りながら、ワクワクしながら家のドアの前まで来た。
鍵を入れて回しかけたとき
廊下の向こうから
「何してんねや!」
とおばちゃんが歩み寄ってきた。
俺は説明しようと仕掛けたところ、女が舌打ちして走りさって行った。
ようやく俺も背筋が寒くなりおばちゃんに抱きついて泣いた。
女は俺の家に上がって何をするつもりだったのだろうか?
547: 秋山 ◆MIO/.JGsks :2018/05/06(日) 00:17:35
>>545
こういうの見ると人間も怖いなって思ふ。
548: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 00:18:14
>>545
|ω・` ) まあろくな事じゃないのは確か
女の人でもヤバイ人いるからねー
550: 毒男 :2018/05/06(日) 00:23:54
もう15年も前の話だけど、当時俺は小田急線の経堂に住んでてさ、夜中に城山通り沿いのコンビニに夜食を買いに行った。
自転車で城山通りを走ってて、コンビニの近くのバイク屋の前を通りかかった時、なんか焦げ臭い匂いがして止まったんだ。
バイク屋はシャッターが閉まってて、中で誰か作業でもしてんのかなと思ったけど、気になったんで建物の横にいってみた。
そしたらそのバイク屋の2階の窓が開いてて、そこから薄っすらと煙が出てる。
2階は電気もついてなく真っ暗で、もしかして火事?と思って見上げてた。
そしたら、その窓から白い下着?かワンピースみたいな服を着たばあさんが顔を出した。
俺は真下にいたんで、思いっきり目があっちゃった。
もし火事とかだったらその段階で何か言ってくるだろ?助けて、とか。
でもおばあさんは、何も言わず俺の顔を見てる。
あまりにも普通なんで何か気まずくなって小さな声で大丈夫ですか?って聞いたら、余計なお世話だ、って感じで何も言わずにすーっと窓を閉められちゃった。
こりゃ、サンマでも焼いてたかな、なんて思ってもう行こうとしたんだけど、どうも気になっちゃって立ち去れずにいたら、都合よく道の反対側を自転車のおまわりさんが通りかかった
俺はおまわりさんを呼んで、
「何かこの家変ですよ」
って言って、二人でバイク屋の裏側に回ってみた。裏に回ってみると、バイク屋の2階は住居になってて、そこのドアの隙間から明らかに異常な量の煙が出てた。
俺は慌てて、おまわりさんに
「中におばあさんがいます!」
って言ったら、おまわりさん、ドアを体当たりで開けちゃった。
その瞬間、ものすごい量の煙が噴出してきて、俺はギブアップ。おまわりさんは何とか中に入ってばあさんを助けようとしてた。
そこはアパート密集地帯だったんで、俺はとにかく大声を出しながら、裏の部屋の扉を叩きまくった。
そしてまわりの住民と今思えば笑っちゃうけどバケツリレー。
551: 毒男 :2018/05/06(日) 00:24:15
そんなもんで消えるはずもなく、火はどんどん広がっていって、俺はもう完全におばあさんのことはあきらめてて、もう危ないからみんな避難した方がいいよ、なんて言ってた。
そしたらやっぱりおまわりさんはすごいもんで、とうとう燃える家の中から真っ黒な顔をして担ぎだしてきた。
俺達も手を貸して安全なところに横たわらせてよく見たら、それはじいさんだった。
着てるものも全然違う。ありゃーと思って見上げたけど、どう考えてももうばあさんの救出は不可能。
やっと消防車が駆けつけて消火を始めた時には2階は火の海だった。
その後、じいさんは一命を取りとめたらしい。
じいさんはバイク屋とは無関係で、2階を借りてただけ。
家賃もかなり滞納してたようで、自殺?って可能性が高いみたいな話を聞いた。
俺はその後第一発見者ってことで消防から賞状をもらった。
ところでばあさんなんだけど、そんな人いないんだって。
じいさんはずっと一人暮らしだったらしい。
警察も消防もおじいさんと見間違ったんでしょ、ってさらっと流しやがった。
見間違いのはずないんだけど。
だって助け出されたじいさんはハゲ頭だったけど、俺はばあさんの髪型まで覚えてるし、何よりも俺の目の前で窓を閉めやがったんだぜ。
557: 毒男 :2018/05/06(日) 00:31:44
金属製の扉を閉め脇にある緑色の大きなボタン式のスイッチを押すと強烈なバーナー音、ダクトの排気音が狭いこの部屋に響き渡る。
傍らには喪服の女性がすすり泣いている。
いま荼毘(だび)にふすこの男性の奥さんだろう。
男性は突然の心臓麻痺で亡くなったらしい。
火葬が終わるまでの間、親族の方に待合室へ葬儀業者の女性が誘導している。
親類の紹介でこの仕事についてから幾度となくこのような光景をみている。
慣れとは恐ろしいもので今ではただの作業として職務をこなしているだけだ。
火葬終了のブザーが鳴ると親族を部屋に呼び込み遺骨を拾ってもらう準備をする。
金属製の扉を開け寝台を引き出した。
「あっ」
室内の居た誰もが同じ声をあげた。
火葬したはずの遺骨がそこにないのだ。
バーナーで熱くなった炉内がさめるのを待って、炉内をしらべたがやはり遺体も遺骨もなかった。
炉は全部で3基あってひとつの大きな煙突につながっている。
もしやと思い煙突も調べてみることにした。
暗い煙突内にライトを照らすと、そこに清掃用に取り付けたある手すりに、男性がよじ登ろうとしていた。
「だいじょうぶですか?」
声をかけたが返事がない。
しかたなく男性のそばまでよってみた。
さきほどは感じなかったすえたニオイが鼻を襲った。
「だっだいじょうぶですか」
再度声をかけてみた。
だが返事が返る訳がない、そこにあるのは人間の燻製なのだから。
559: 秋山 ◆MIO/.JGsks :2018/05/06(日) 00:34:12
>>557
途中で生き返ったはいいけど・・・ってパターンか
561: 毒男 :2018/05/06(日) 00:52:32
>>559
|A-) ね
生き返るとかあるのかねww
死後硬直とかどうなんだw
562: 毒男 :2018/05/06(日) 01:00:53
俺が高校生のころはよく夜中に風呂入ってたんだよ。夜の2時くらい。
隣の隣の家には俺と同級生で幼馴染の男友達が住んでたんだ。
んである日、そいつと夜中コッソリ遊びに行って2時くらいに帰ってきた時。
いつものように風呂に入ってたわけ。夜中だからあんまり五月蝿くしないようにね。
湯船に使ってる時、突然、さっき別れたばかりの幼馴染の叫び声が聞こえた。
「うわ!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
って。
どしたんだ?ゴキでもでたか?と思ってたら今度は隣の家から音が聞こえてきた。
ドンドンドンドンドオン!
雨戸を叩く音だ。何?誰かいんの?と考えていると音が止んだ。
次に隣の家と俺の家の間に植えられている木が揺れる音がする。
俺の入ってる風呂の窓の向こうにその木がある。その木の向こうに隣の家。
もしかして猿でもいるのか?と思った俺は窓から見てみる事に。
すると窓を開けた瞬間、女がいた。女が木にしがみついておれを見ていた。
声を失った俺。動けない。女は無表情で髪が短く、合羽を着ていた。
動けないまま時間が過ぎていく。
そのとき、風呂の天井から水滴が俺の肩に落ちた。
突然動けるようになった俺は叫びながら窓を閉めて鍵を掛けた。
「うウォぁああァああああああ!!!」
ガラガラガチャン。
木が揺れる音。窓の向こうで何がが着地する音。
ザザザザ…ビタンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
風呂の窓の向こうから女が俺を見ながら右手で激しく窓を叩いていた。
音を聞きながら俺は気を失った。気がついたら俺は湯船の中に居た。
湯は水に変わり。俺の体も冷え切っていた。
翌日、学校に行くと幼馴染に聞いてみた。
「昨日、別れた後風呂入ったか?」
…ウン
「……お前もみた?」
…ウンお前も?
「…見た。」
……。
沈黙の後、幼馴染が言った。
「あいつちっちゃい声で言ってた。アケロアケロって」
俺達は互いにそれ以上追及しなかった。分かりたくも無かった。
それから俺が夜中に風呂に入ることは無い。
563: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 01:04:37
>>562
|ω・` ) そこまで見たかったのか…なんて
心スポ行ったわけでもないのについて来ちゃったのか
569: 毒男 :2018/05/06(日) 01:19:08
知り合いにHさんという人がいる。Hさんは会社をすでに退職した身で、退職した後で少し体を悪くしてしまった。
それ以来、医者のすすめで、家の周辺を毎夕、散歩することにしているらしい。
Hさんの家は、山の手の閑静なところにあり、近所付き合いもあまりなく、周囲を出歩く事もすくなかったHさんは、やっと今になって、自分の住んでいるところを見て周る機会に恵まれたという。
そんなHさんが、ある話をしてくれた。
ある日の夕方、Hさんはいつも通りに家の周囲を散歩していたのだが、今日に限って少し遠出をしてみることにしたという。
家から少し離れたところに神社があり、そこへ寄ってみたのだ。神社の奥にはうっそうとした森があり、Hさんはそこへ足を踏み入れた。
木々の間から光が差し込み、ひぐらしの鳴き声があたりに響く。森の中はひんやりしていてとても素晴らしい場所であったらしい。
「はじめて来たけど、いい場所だなあ。もっと早くに来ていれば良かったなあ」
Hさんはそう思い、さらに奥へと足をのばすと、突然、目の前が急に開けたらしい。
深い緑色の水がそこにあった。
そこは溜め池だったらしい。それにしても、大きな池であったらしいのだが。
周囲に木がおい茂り、池の中も水草でいっぱいであり、魚も多くいそうだった。
Hさんは、自分が釣りの趣味があればよかった、などと思いながら、池の周囲を散策していた。
スーッと、Hさんの目の前をトンボが飛んでいった時、
ぼちゃン
水音がしたそうだ。
Hさんが首をまわすと、岸から4〜5mくらい離れた所の水面に大きな波紋が広がっていくところだった。
「魚でもはねたのか?」
そう思ったHさんの目の前に、突然、「それ」が浮かび上がったらしい。
「ボール…?」
Hさんははじめそう思ったそうだ。それは灰色のぐちゃぐちゃしたボールに見えなくもなかった。
ちょうど、サッカーボールくらいの大きさだったらしい。
誰かが、池にボールを落として、それがガスが抜けて、浮かび上がってきた…Hさんはそう考えたそうだが、それにしてはボールがおかしい。
ボールの表面に、血管のような網膜模様がはしり、黒い二つのビーダマのような穴があって、こっちを見ている。それはまるで目玉のように見える…
魚臭い匂いがあたりに漂ってきた…
そのとき、
「キキキキキキキキ…」
突然ヒグラシの大合唱がはじまり、森はその声に包まれた。Hさんの注意は、その瞬間、森へと向けられた。
そして、ハッとした彼が、池に視線を戻すと、そこには緑色の水が広がっているだけだった…
Hさんが言うには、「それ」は、マネキン人形の頭部のようだった、というらしい。
髪の毛も何も無いマネキンそっくりだった、と。
もっとも、普通、池の中にマネキン人形などがあるはずがない。
Hさんは、現在も変わらず散歩を続けているが、依然とはそのコースが微妙に違うという。
570: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 01:24:10
>>569
|ω・` ) おおうカッパの亜種か?
目が合ってそのままだったらどうなってたんだろう?
安全な場所から見てみたいな
571: 毒男 :2018/05/06(日) 01:32:35
>>570
|A-) これっぽい話他にもあったなあw
もっと先まで話があった
首が浮いてきて噛み付いてきたと
噛まれた人は精神に異常をきたしました
572: 毒男 :2018/05/06(日) 01:34:41
母の話。あまりくわしくは書けません。ご了承下さい。名前も仮名です。
母は幼少の頃は徳島の山奥の村に住んでました。その日は親戚が集まり大事な話があったみたいだったので母と兄は隣の部屋に先に寝かされました。
しかし、隣が気になり寝付けずにいると、隣から祖父の声が聞こえてきました。
「洋子(母の名前)は、まだ若いから石鬼神(イオキ)様のご機嫌がとれんやろ、今やったら晴海(母のいとこ)やで」
と、母は意味が全く分からなかったのですが、助かったと思ったそうです。それから次の日に晴海の両親は目を赤く腫らして帰っていったそうです。
1週間後、晴海が山に行って亡くなったと連絡がありました。その連絡を聞いて母の両親はヒソヒソ話したかと思うと、祖父の部屋に行ったそうです。
晴海の葬式はヒッソリと行われましたが、棺桶を担いだ母の兄は今でも
「軽い棺桶やった、誰も入ってなかったんやろか」
と言ってます。
その後、母は兄と両親だけで村から出ました。完全に夜逃げ状態だったらしいです。
母はそのことを今でも思い出すと
「私等が逃げた後、他の親戚が血眼になって山狩りをしててな〜とうとう私等は行くとこがなくなって、山小屋に逃げたんよ。
ほな、そこに叔父さん(晴海の父)が松明を持ってやってきたんや、けどその叔父は私等を見て、はよ逃げ!と言ってくれたんや。両親は何回も叔父に頭下げながら私を担いで逃げたんや」
私が20歳を過ぎたときに、母はこの話をしてくれました。村で何があったかも、おぼろげながら話してくれたましたが他には漏らしたらアカンと言われました。
この話が広まると私達がここにおるのがばれるからなって…
現在私の家庭はとても明るく元気です。しかし、両親にこんな過去があったとわかってから、二人は無理して明るくふるまってのかなと思います。
575: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 01:38:23
>>572
|ω・` ) 集落の怖い話〜
おどろおどろしいけど興味でちゃうんだよね…
ほんとにありそうで怖いよね
なにを祀ってるのか化け物がいるのか…
585: 毒男 :2018/05/06(日) 01:58:06
小さい時の話です。
ある日、兄がカブト虫の幼虫を沢山取ってきました。
僕も、欲しくなり何処で取って来たのか、聞きましたが教えてくれません。
僕は、裏山だと思い、次の日友達と2人で裏山に行きました。
幼かった僕たちは、カブト虫の幼虫がどんな所にいるか判りませんので、手当りしだいに掘って行ったのですが、もちろん取れません。
僕たちどんどん山の奥に、入って行きました。
すると、ちょっと土の色が違う所を、発見しました。
「きっとここだよ。」
僕たちは嬉しくなり、掘り出しました。
すると、急に後ろから
「君たち何やってるの?」
と声がしました。
振り返ると、見知らぬおじさんが立っていました。
僕たちは
「カブト虫の幼虫見つけてるんだ」
言うと、おじさんは
「そんな所には、いないよ。他を探したら」
と優しく言いました
でも僕たちは
「掘った跡もあるし、きっといるよ」
と掘り続けました。
……少し間が空き不意に静かな声でおじさんが、言いました
「それ以上掘ると、オバケになっちゃうぞ」
オバケの言葉にびびって掘るのを、止めるとおじさんは、ニコニコしてカブト虫の幼虫の取れる所に、手を繋いでつれて行ってくれました。
おじさんの手が震えていたのを、憶えています。
今思うと何が埋まっていたのか。そして、オバケがでるぞ!じゃなくオバケになるぞは、言い間違えただけなのかは、判りません
総ては、裏山の中に、埋まっています…
588: 毒男 :2018/05/06(日) 01:59:52
|A-) 今日はここまでー
元スレ:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/radio/30500/1492337610/
12年前かな、俺が小2か1のとき、当時マンションに住んでいたんだけど、
親が共働きでほぼ毎日友だちの家か近所のおばちゃんの家に預かっていてもらっていて。
それ以外の時間は公園とかで遊んでた。
一応鍵も持っていたけど、当時小学生低学年ということもあり、一人で絶対に家を開けるなとか言われてた。
多分後ろから泥棒とかに入られる危険性があったからだと思うが。
その日もマンションの廊下から見える公園で友だちと遊んでいた。
そしたら髪の毛の長い女の人が公園に入ってきてとても自然に俺たちに話し掛けてきた。
名前とか小学校とか好きな食べ物とか多分そんなんだったと思う。
しばらくすると友だちがもう暗いからと言って帰った。
俺も友だちがいなくなったのでつまらなくなり家に帰ろうとした、すると、その女が家で遊ぼうとか言い出した。
当時馬鹿だったというか無邪気だった俺は疑う事もなく、いつもなら近所のおばちゃん家に帰るのだが、
俺の家に行くことになりマンションの鍵をポケットの中で握りながら、ワクワクしながら家のドアの前まで来た。
鍵を入れて回しかけたとき
廊下の向こうから
「何してんねや!」
とおばちゃんが歩み寄ってきた。
俺は説明しようと仕掛けたところ、女が舌打ちして走りさって行った。
ようやく俺も背筋が寒くなりおばちゃんに抱きついて泣いた。
女は俺の家に上がって何をするつもりだったのだろうか?
547: 秋山 ◆MIO/.JGsks :2018/05/06(日) 00:17:35
>>545
こういうの見ると人間も怖いなって思ふ。
548: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 00:18:14
>>545
|ω・` ) まあろくな事じゃないのは確か
女の人でもヤバイ人いるからねー
550: 毒男 :2018/05/06(日) 00:23:54
もう15年も前の話だけど、当時俺は小田急線の経堂に住んでてさ、夜中に城山通り沿いのコンビニに夜食を買いに行った。
自転車で城山通りを走ってて、コンビニの近くのバイク屋の前を通りかかった時、なんか焦げ臭い匂いがして止まったんだ。
バイク屋はシャッターが閉まってて、中で誰か作業でもしてんのかなと思ったけど、気になったんで建物の横にいってみた。
そしたらそのバイク屋の2階の窓が開いてて、そこから薄っすらと煙が出てる。
2階は電気もついてなく真っ暗で、もしかして火事?と思って見上げてた。
そしたら、その窓から白い下着?かワンピースみたいな服を着たばあさんが顔を出した。
俺は真下にいたんで、思いっきり目があっちゃった。
もし火事とかだったらその段階で何か言ってくるだろ?助けて、とか。
でもおばあさんは、何も言わず俺の顔を見てる。
あまりにも普通なんで何か気まずくなって小さな声で大丈夫ですか?って聞いたら、余計なお世話だ、って感じで何も言わずにすーっと窓を閉められちゃった。
こりゃ、サンマでも焼いてたかな、なんて思ってもう行こうとしたんだけど、どうも気になっちゃって立ち去れずにいたら、都合よく道の反対側を自転車のおまわりさんが通りかかった
俺はおまわりさんを呼んで、
「何かこの家変ですよ」
って言って、二人でバイク屋の裏側に回ってみた。裏に回ってみると、バイク屋の2階は住居になってて、そこのドアの隙間から明らかに異常な量の煙が出てた。
俺は慌てて、おまわりさんに
「中におばあさんがいます!」
って言ったら、おまわりさん、ドアを体当たりで開けちゃった。
その瞬間、ものすごい量の煙が噴出してきて、俺はギブアップ。おまわりさんは何とか中に入ってばあさんを助けようとしてた。
そこはアパート密集地帯だったんで、俺はとにかく大声を出しながら、裏の部屋の扉を叩きまくった。
そしてまわりの住民と今思えば笑っちゃうけどバケツリレー。
551: 毒男 :2018/05/06(日) 00:24:15
そんなもんで消えるはずもなく、火はどんどん広がっていって、俺はもう完全におばあさんのことはあきらめてて、もう危ないからみんな避難した方がいいよ、なんて言ってた。
そしたらやっぱりおまわりさんはすごいもんで、とうとう燃える家の中から真っ黒な顔をして担ぎだしてきた。
俺達も手を貸して安全なところに横たわらせてよく見たら、それはじいさんだった。
着てるものも全然違う。ありゃーと思って見上げたけど、どう考えてももうばあさんの救出は不可能。
やっと消防車が駆けつけて消火を始めた時には2階は火の海だった。
その後、じいさんは一命を取りとめたらしい。
じいさんはバイク屋とは無関係で、2階を借りてただけ。
家賃もかなり滞納してたようで、自殺?って可能性が高いみたいな話を聞いた。
俺はその後第一発見者ってことで消防から賞状をもらった。
ところでばあさんなんだけど、そんな人いないんだって。
じいさんはずっと一人暮らしだったらしい。
警察も消防もおじいさんと見間違ったんでしょ、ってさらっと流しやがった。
見間違いのはずないんだけど。
だって助け出されたじいさんはハゲ頭だったけど、俺はばあさんの髪型まで覚えてるし、何よりも俺の目の前で窓を閉めやがったんだぜ。
金属製の扉を閉め脇にある緑色の大きなボタン式のスイッチを押すと強烈なバーナー音、ダクトの排気音が狭いこの部屋に響き渡る。
傍らには喪服の女性がすすり泣いている。
いま荼毘(だび)にふすこの男性の奥さんだろう。
男性は突然の心臓麻痺で亡くなったらしい。
火葬が終わるまでの間、親族の方に待合室へ葬儀業者の女性が誘導している。
親類の紹介でこの仕事についてから幾度となくこのような光景をみている。
慣れとは恐ろしいもので今ではただの作業として職務をこなしているだけだ。
火葬終了のブザーが鳴ると親族を部屋に呼び込み遺骨を拾ってもらう準備をする。
金属製の扉を開け寝台を引き出した。
「あっ」
室内の居た誰もが同じ声をあげた。
火葬したはずの遺骨がそこにないのだ。
バーナーで熱くなった炉内がさめるのを待って、炉内をしらべたがやはり遺体も遺骨もなかった。
炉は全部で3基あってひとつの大きな煙突につながっている。
もしやと思い煙突も調べてみることにした。
暗い煙突内にライトを照らすと、そこに清掃用に取り付けたある手すりに、男性がよじ登ろうとしていた。
「だいじょうぶですか?」
声をかけたが返事がない。
しかたなく男性のそばまでよってみた。
さきほどは感じなかったすえたニオイが鼻を襲った。
「だっだいじょうぶですか」
再度声をかけてみた。
だが返事が返る訳がない、そこにあるのは人間の燻製なのだから。
559: 秋山 ◆MIO/.JGsks :2018/05/06(日) 00:34:12
>>557
途中で生き返ったはいいけど・・・ってパターンか
561: 毒男 :2018/05/06(日) 00:52:32
>>559
|A-) ね
生き返るとかあるのかねww
死後硬直とかどうなんだw
562: 毒男 :2018/05/06(日) 01:00:53
俺が高校生のころはよく夜中に風呂入ってたんだよ。夜の2時くらい。
隣の隣の家には俺と同級生で幼馴染の男友達が住んでたんだ。
んである日、そいつと夜中コッソリ遊びに行って2時くらいに帰ってきた時。
いつものように風呂に入ってたわけ。夜中だからあんまり五月蝿くしないようにね。
湯船に使ってる時、突然、さっき別れたばかりの幼馴染の叫び声が聞こえた。
「うわ!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
って。
どしたんだ?ゴキでもでたか?と思ってたら今度は隣の家から音が聞こえてきた。
ドンドンドンドンドオン!
雨戸を叩く音だ。何?誰かいんの?と考えていると音が止んだ。
次に隣の家と俺の家の間に植えられている木が揺れる音がする。
俺の入ってる風呂の窓の向こうにその木がある。その木の向こうに隣の家。
もしかして猿でもいるのか?と思った俺は窓から見てみる事に。
すると窓を開けた瞬間、女がいた。女が木にしがみついておれを見ていた。
声を失った俺。動けない。女は無表情で髪が短く、合羽を着ていた。
動けないまま時間が過ぎていく。
そのとき、風呂の天井から水滴が俺の肩に落ちた。
突然動けるようになった俺は叫びながら窓を閉めて鍵を掛けた。
「うウォぁああァああああああ!!!」
ガラガラガチャン。
木が揺れる音。窓の向こうで何がが着地する音。
ザザザザ…ビタンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
風呂の窓の向こうから女が俺を見ながら右手で激しく窓を叩いていた。
音を聞きながら俺は気を失った。気がついたら俺は湯船の中に居た。
湯は水に変わり。俺の体も冷え切っていた。
翌日、学校に行くと幼馴染に聞いてみた。
「昨日、別れた後風呂入ったか?」
…ウン
「……お前もみた?」
…ウンお前も?
「…見た。」
……。
沈黙の後、幼馴染が言った。
「あいつちっちゃい声で言ってた。アケロアケロって」
俺達は互いにそれ以上追及しなかった。分かりたくも無かった。
それから俺が夜中に風呂に入ることは無い。
563: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 01:04:37
>>562
|ω・` ) そこまで見たかったのか…なんて
心スポ行ったわけでもないのについて来ちゃったのか
569: 毒男 :2018/05/06(日) 01:19:08
知り合いにHさんという人がいる。Hさんは会社をすでに退職した身で、退職した後で少し体を悪くしてしまった。
それ以来、医者のすすめで、家の周辺を毎夕、散歩することにしているらしい。
Hさんの家は、山の手の閑静なところにあり、近所付き合いもあまりなく、周囲を出歩く事もすくなかったHさんは、やっと今になって、自分の住んでいるところを見て周る機会に恵まれたという。
そんなHさんが、ある話をしてくれた。
ある日の夕方、Hさんはいつも通りに家の周囲を散歩していたのだが、今日に限って少し遠出をしてみることにしたという。
家から少し離れたところに神社があり、そこへ寄ってみたのだ。神社の奥にはうっそうとした森があり、Hさんはそこへ足を踏み入れた。
木々の間から光が差し込み、ひぐらしの鳴き声があたりに響く。森の中はひんやりしていてとても素晴らしい場所であったらしい。
「はじめて来たけど、いい場所だなあ。もっと早くに来ていれば良かったなあ」
Hさんはそう思い、さらに奥へと足をのばすと、突然、目の前が急に開けたらしい。
深い緑色の水がそこにあった。
そこは溜め池だったらしい。それにしても、大きな池であったらしいのだが。
周囲に木がおい茂り、池の中も水草でいっぱいであり、魚も多くいそうだった。
Hさんは、自分が釣りの趣味があればよかった、などと思いながら、池の周囲を散策していた。
スーッと、Hさんの目の前をトンボが飛んでいった時、
ぼちゃン
水音がしたそうだ。
Hさんが首をまわすと、岸から4〜5mくらい離れた所の水面に大きな波紋が広がっていくところだった。
「魚でもはねたのか?」
そう思ったHさんの目の前に、突然、「それ」が浮かび上がったらしい。
「ボール…?」
Hさんははじめそう思ったそうだ。それは灰色のぐちゃぐちゃしたボールに見えなくもなかった。
ちょうど、サッカーボールくらいの大きさだったらしい。
誰かが、池にボールを落として、それがガスが抜けて、浮かび上がってきた…Hさんはそう考えたそうだが、それにしてはボールがおかしい。
ボールの表面に、血管のような網膜模様がはしり、黒い二つのビーダマのような穴があって、こっちを見ている。それはまるで目玉のように見える…
魚臭い匂いがあたりに漂ってきた…
そのとき、
「キキキキキキキキ…」
突然ヒグラシの大合唱がはじまり、森はその声に包まれた。Hさんの注意は、その瞬間、森へと向けられた。
そして、ハッとした彼が、池に視線を戻すと、そこには緑色の水が広がっているだけだった…
Hさんが言うには、「それ」は、マネキン人形の頭部のようだった、というらしい。
髪の毛も何も無いマネキンそっくりだった、と。
もっとも、普通、池の中にマネキン人形などがあるはずがない。
Hさんは、現在も変わらず散歩を続けているが、依然とはそのコースが微妙に違うという。
570: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 01:24:10
>>569
|ω・` ) おおうカッパの亜種か?
目が合ってそのままだったらどうなってたんだろう?
安全な場所から見てみたいな
571: 毒男 :2018/05/06(日) 01:32:35
>>570
|A-) これっぽい話他にもあったなあw
もっと先まで話があった
首が浮いてきて噛み付いてきたと
噛まれた人は精神に異常をきたしました
572: 毒男 :2018/05/06(日) 01:34:41
母の話。あまりくわしくは書けません。ご了承下さい。名前も仮名です。
母は幼少の頃は徳島の山奥の村に住んでました。その日は親戚が集まり大事な話があったみたいだったので母と兄は隣の部屋に先に寝かされました。
しかし、隣が気になり寝付けずにいると、隣から祖父の声が聞こえてきました。
「洋子(母の名前)は、まだ若いから石鬼神(イオキ)様のご機嫌がとれんやろ、今やったら晴海(母のいとこ)やで」
と、母は意味が全く分からなかったのですが、助かったと思ったそうです。それから次の日に晴海の両親は目を赤く腫らして帰っていったそうです。
1週間後、晴海が山に行って亡くなったと連絡がありました。その連絡を聞いて母の両親はヒソヒソ話したかと思うと、祖父の部屋に行ったそうです。
晴海の葬式はヒッソリと行われましたが、棺桶を担いだ母の兄は今でも
「軽い棺桶やった、誰も入ってなかったんやろか」
と言ってます。
その後、母は兄と両親だけで村から出ました。完全に夜逃げ状態だったらしいです。
母はそのことを今でも思い出すと
「私等が逃げた後、他の親戚が血眼になって山狩りをしててな〜とうとう私等は行くとこがなくなって、山小屋に逃げたんよ。
ほな、そこに叔父さん(晴海の父)が松明を持ってやってきたんや、けどその叔父は私等を見て、はよ逃げ!と言ってくれたんや。両親は何回も叔父に頭下げながら私を担いで逃げたんや」
私が20歳を過ぎたときに、母はこの話をしてくれました。村で何があったかも、おぼろげながら話してくれたましたが他には漏らしたらアカンと言われました。
この話が広まると私達がここにおるのがばれるからなって…
現在私の家庭はとても明るく元気です。しかし、両親にこんな過去があったとわかってから、二人は無理して明るくふるまってのかなと思います。
575: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/05/06(日) 01:38:23
>>572
|ω・` ) 集落の怖い話〜
おどろおどろしいけど興味でちゃうんだよね…
ほんとにありそうで怖いよね
なにを祀ってるのか化け物がいるのか…
585: 毒男 :2018/05/06(日) 01:58:06
小さい時の話です。
ある日、兄がカブト虫の幼虫を沢山取ってきました。
僕も、欲しくなり何処で取って来たのか、聞きましたが教えてくれません。
僕は、裏山だと思い、次の日友達と2人で裏山に行きました。
幼かった僕たちは、カブト虫の幼虫がどんな所にいるか判りませんので、手当りしだいに掘って行ったのですが、もちろん取れません。
僕たちどんどん山の奥に、入って行きました。
すると、ちょっと土の色が違う所を、発見しました。
「きっとここだよ。」
僕たちは嬉しくなり、掘り出しました。
すると、急に後ろから
「君たち何やってるの?」
と声がしました。
振り返ると、見知らぬおじさんが立っていました。
僕たちは
「カブト虫の幼虫見つけてるんだ」
言うと、おじさんは
「そんな所には、いないよ。他を探したら」
と優しく言いました
でも僕たちは
「掘った跡もあるし、きっといるよ」
と掘り続けました。
……少し間が空き不意に静かな声でおじさんが、言いました
「それ以上掘ると、オバケになっちゃうぞ」
オバケの言葉にびびって掘るのを、止めるとおじさんは、ニコニコしてカブト虫の幼虫の取れる所に、手を繋いでつれて行ってくれました。
おじさんの手が震えていたのを、憶えています。
今思うと何が埋まっていたのか。そして、オバケがでるぞ!じゃなくオバケになるぞは、言い間違えただけなのかは、判りません
総ては、裏山の中に、埋まっています…
588: 毒男 :2018/05/06(日) 01:59:52
|A-) 今日はここまでー
元スレ:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/radio/30500/1492337610/
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