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毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか 2018/02 スレ

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Part1
277: 毒男 :2018/02/14(水) 22:40:04
私の友人A子さんに関する話をします。
彼女は数年前に離婚を経験しました。
直接的原因は、ご主人の家庭との不和。
一言で言えばそうなのですが、そこにはかなりいろいろ事情があります。
かいつまんで説明しますと、まずご主人の態度の変化から。
新婚半年目あたりから態度に変化が現れたそうです。
一言で言えば、「冷たくなってきた」。
それまで案外うまくいっていた姑にご主人のことを相談した時から、今度は舅・姑にも態度の変化が出現。
ご主人を含め、3人から事あるごとにお前が悪いと非難されるようになった、とのこと。
そして出産後からは息子=孫はかわいがるが、嫁=A子さんに対しての態度は悪化していくばかりとなりました。
それは端から見ている私の目にもひどいもので、いじめとしか思えないようなものでした。
詳細は書きませんが…常識を大幅にはずれたものであったとだけ書いておきます。
ある日、A子さんが
「離婚しようと思う」
と私に相談してきました。
それまでの惨状を見てきた私ですから、もちろん賛成ですが、その理由の一つを聞いて驚きました。
以下、その概略です。
義父は土地持ちで、A子さん夫婦はその義父の持つ広大な土地の一角に家を建てて暮らしていた。
そこは150坪ほどの土地で、義父達が暮らす本家?とは畑を挟んで相対したものであり、
また、A子さんの家の裏にはやはり義父の持っている雑木林が続いてあった。
その雑木林である日A子さんは壊れた材木のようなものを見つけた。
いろいろ聞いたり調べたりしているうちに、以下のことがわかってきた。
・A子さんの住む家はもと雑木林で、そこにはお稲荷さんが祀られていた
・義父の母親が毎日お稲荷さんにお供えをしていたが、母親が亡くなってからは誰もそれをしていなかった
・A子さん達が暮らす家は、お稲荷さんを壊した所に建てられていた、もちろん壊す時にお祓い等は一切しなかった
そこで義父にそれとなく周囲から聞いた話を小出しにし、放置されたお稲荷さんを再祀したらどうかという提言をした。
すると、まるで半狂乱になったような調子で、そんな必要はない、余計な口出しをするなと罵られた。
「私はお稲荷さんとか信じるわけじゃないけど、でもおろそかにすると祟られるとか言うじゃない?
そう思ったから義父に進言したんだけど…でもその時の義父の怒った顔は本当にキツネのようで怖かった」
A子さんはそう言いました。

278: 毒男 :2018/02/14(水) 22:40:21
結局家裁で調停離婚となり、何とか子供も自分の元へ引き取ることもできたので、A子さんにとっては大変良い結果となりました。
その後、A子さん夫妻が住んでいた家は今はご主人の実家の物置と化しているそうで、
雑木林にあったお稲荷さんの祠の残骸は今もそのまま野ざらしにされているそうです。
そして義父は今肝臓を患って入院中、元ご主人は離婚後勤めていた会社で大失敗をやらかしてクビになり失業、
近所のコンビニでバイトしているとのこと。義母は怪しい宗教にクビを突っ込んでいて、毎週末に集会に通っている、とのことでした。
実は私、ここまでの話を1ヶ月ほど前にA子さんに直接会って聞いたんです。
そして彼女は、私との別れ際に、連れてきた子供に笑顔でこう言いました。
「いい気味よね」
その時のにやりとした彼女の顔は今でも夢に出るほどです。
本当にキツネ憑きにあった人のニタリ顔って、一度見たら二度と忘れることができないくらい怖いものなんだと、その時私は思い知らされたのでした…

279: 毒男 :2018/02/14(水) 22:42:14
これはつい最近の出来事なんだけど、俺は友人Yと一緒に東京の奥多摩にある○丸ダムってところに釣りに出掛けたんだ。
そこは釣り場にたどり着くのはちょっとしんどいけど結構いい釣り場で、地元の人間くらいしか来ない場所なんだ。
夜中に着いて日が昇るくらいまで釣るつもりで装備もバッチリだったんだけど、その日はなんか釣果が芳しくなくて、竿に鈴付けて放置してYとお喋りしながらまったりと過ごしてた。
その時、放置してあった俺の竿から鈴の音が
「ちり…ちり…ちりーん」
俺は慌ててあわせたんだが、どうやら逃げてしまったようで引きがない…
取り敢えず餌の付け替えをしようとリールを巻き上げ始めると、微妙に何かの感触を感じた…藻でも絡んでるのかな?
…絡んでたのは藻なんかじゃなかった…
30cmはある人の髪の毛がごっそりついて来た!!
俺と見守っていたYは声にならない悲鳴を上げ、俺は思わず竿を放り投げた。
しかし、気持ちが悪いとはいえ竿はかなり高価なものなので、仕方なくラインを切って竿だけは確保した。
まだまだ夜明けには時間があったけど、とても続行する気にはなれなくてその後はもう逃げるようにして立ち去ったんだけど、逃げ切ってはいなかったんだな…
帰りの車の中で俺たちはさっきの髪の毛について話し合い、いつの間にかお互いの持ちネタ(怪談ね)を披露しながら走ってた。
そのうちに、なんだか恐怖心も薄らいできて、俺もさっきの事は面白いネタになったくらいにしか考えなくなってた。

280: 毒男 :2018/02/14(水) 22:42:34
しばらく車を走らせてたんだけど、助手席の友人が喋らなくなったんで
「おい!?俺に運転させといて寝てるんじゃねーよ」
と隣を見ると友人は寝てるわけじゃなく、なんだか青っ白い顔しながら窓の外を見てる…
「おい!?気持ち悪いのか?」
「え!?い…いや…あのさ…変なこと聞くけど…」
「なんだよ!?」
「歩道に女が立ってるんだよ…」
「はぁ!?こんな時間にか!?どこだよ?」
「どこっていうかさ…ずっと居るんだよ…」
「え!?」
「さっきから何回も同じ女が立ってこっち見てるんだよ!!」
俺はYがまた俺をびびらせようとしてるんだと思いながらも、自然に歩道にやって背筋が凍りついた。
本当にいる…確かにYの言ったとおり歩道に女が立ってこっちを見てる。
俺が思わずYのほうを見るとYは黙って頷いた。
その後日が昇り、町へと出るまでに20回以上その女を見た…
もう2人とも無言のままで、地元に帰り着くと俺はYを家の前で降ろしバックミラーを気にしながら(かなり臆病になってた)家まで辿り着き、道具も放りだしてそのまま布団に包まった。
いつの間にか寝込んでいた俺をお袋がすげぇ怖い顔して起こしに来た。
「あんた!!あのクーラーボックスなに!?」
「へ!?いやちっこいのがチョロチョロ釣れただけだから今日は何も入れて帰ってきてないよ?」
そういいつつクーラーボックスの中を覗くと…
俺が釣り上げた「あの髪の毛」がごっそり…
ラインを切って置き去りにした髪の毛が…

281: 毒男 :2018/02/14(水) 22:44:11
|A-) ちょっと爪切ってくる


282: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/02/14(水) 22:45:05
|ω・`) み、見つけた
ウトウトしてしまってた

283: 名無しさん :2018/02/14(水) 22:45:27
A子はひどい目にあってたんだろうか?

290: 毒男 :2018/02/14(水) 23:07:00
怖いかどうかは別として、とりあえず実話を…
俺はK県Z市って所に住んでる。
で、隣がM市って所なんだが、今から20年以上前の話だ。M市の国道沿いに派出所が有った。
中学生だった俺は、結構ヤンチャだったので、M市に行っては色々とゴタゴタ(警察沙汰ってやつね)を起こしてた。
で、ある日ゲーセンで5人ばかしと乱闘騒ぎになり、ツレと俺は補導(まぁ、逮捕に近かったんだけど)されてしまった。
で、その派出所に若い警官がいたんだ。
一緒に捕まったツレと俺を後に気にしていてくれて、たまに顔を見に来ては海外のハードロックとか、バイクの話をして、雑談して行く。
不良中学生と若い警官の交流だった(笑)
秋も深まったとある夜、ツレから電話があった。なにやら慌てている。
「お、おい!○○さん、し、死んじゃったぞ!」
電話の向こうでドモリながら怒鳴るツレ。
実はツレの家は、その派出所のすぐ近所にあり、20歩位歩くと派出所が見える位置にあった。
「マジ?どないしたんや?事故か?…まぁ待っとれ、今からオマエん家に行くわ!」
俺はRZ50(懐かしいでしょ?)に乗って、ツレの家に向かった。
ツレの家に着く前に、派出所が見えた。赤灯が回ってる…。
「…?…何や?」
疑問が湧いたが
とりあえずツレの家に直行した。玄関先でツレは待っていた。真っ青な顔をして。
「どういう事や?○○さん、この間も逢ったばかりやないか?」
「お、俺にも解らん!あのなぁ、○○さん、拳銃でドタマぶち抜いたんや!」
「はぁ〜?この間初めての子供が出来たって、○○さん言うてたやん!マジかよ?」
「マジや!遺書も無かったみたいや。俺、昼にたまたま○○さんに逢って話したばっかりやのに…」
「変わった事無かったんか?」
「無い!いつもみたいに単車の話して、これから警邏に行くって言いよった。」

291: 毒男 :2018/02/14(水) 23:07:19
その後、二人で派出所に行ってみた。まだ鑑識(?)の奴等が出入りしていた。
1人を捕まえて
「○○さん、どないしたんですか?」
と、聞いてみた。
「五月蝿い!あっち行っとれ!オマエ等には関係ないこっちゃ!」
と、とりつく島もなく、俺達はけんもほろろで追い返された。
次の日俺は、オヤジの親友であるM市の警察官**さんに電話を掛けた。
小さい時から俺を知っているし、色々な犯罪捜査の話もしてくれていたから、きっと何か話してくれる筈。
そう思ってオヤジに連絡を取って貰った。
**さんの話は、俺の想像以上のものだった。
まず、○○さんは遺書さえも残さず、突然自分の頭を拳銃で撃ち抜いたらしい事。
派出所には二人勤務していて、もう1人が20分程留守にした間に自殺したって事。
その夜、同僚と夜釣りに行く約束をしたばっかりだったって事。
そして、**さんの話で一番怖ろしかったのが、その派出所で拳銃自殺をしたのが、○○さんで2人目だった。
しかも10年後のまったく同じ日に、同じ場所だったって事…
実は**さんは10年程前にその派出所に勤務していた。その日、**さんもそこに居た。
そして、**さんが20分程席を外した間に、一緒に勤務していた後輩が拳銃で頭を撃ち抜き、自殺。当然遺書など書いてはいない。
その人も自殺など考える様な悩みも無く、見合いで知り合った彼女と結婚間近の幸せな時だったらしい。
**さんが所用から帰って来た時には、完全に事切れていたって話だった。
その事件があってからしばらくして、その派出所は撤去され、長い間空き地になっていた。
今では某地方銀行のATMの駐車場になり、当時の面影はまったく無くなっている。
事件の夜、ツレの爺さんが俺達に言っていた事が忘れられない…
「あそこはなぁ昔、真裏にある神社の境内やったんや。それを戦後潰して、道を作った。たぶん神さんの通り道やったんやろうなぁ。世の中には触ったらいかんもんは、ようけある。」

293: 秋山 ◆MIO/.JGsks :2018/02/14(水) 23:10:24
神社絡みの話も結構くるものがあるよね('A`)

294: 猫好き :2018/02/14(水) 23:11:45
〇〇さん気の毒すぎる

295: 毒男 :2018/02/14(水) 23:12:29
去年まで大学のある大阪にいたんだけど、住んでたのは西成にあるワンルームマンション。
西成、って書けば分かる人もいると思うけど、変な人がすごく多い。
ホームレスは盛り沢山だし、やくざ事務所もいっぱいあるし(黒いつなぎの黒○会は見た目からしてかなり怖い)
売春宿もジャンキー(シャブ売ってるとこ知らん?って聞かれた事もあった)も頭おかしい人もまぜこぜの町。
まぁそれはいいんだけど、その西成のマンションの一階に住んでたのね。
オートロックじゃないから、不審者も結構マンション内に入ってきたりして、ポストに電波文入れられたり、
勝手にドア開けられそうになったり、マンション内にあるコインランドリーのお金入れる部分だけもぎ取ってく奴いたり…
で、ある日の深夜、家でテレビ見てたら、ドアの向こうから猫の鳴き声が聞こえてきたの。
かん高い声で寂しそうに何回も何回も鳴いてた。
しばらくしたら郵便受けの所を、カリカリカリって。
多分爪で引っ掻いてるんだろうな、そんなに中に入りたいのかな?
とか思って、鳴くのも止めないし、中に入れてやろうかなって思って玄関まで行って、ドアスコープ覗いたのね(場所柄ドア開けるとき覗く癖ついてたw)。
そしたらドアの向こうで女がこっちじいーっと見てた。
びっくりしてすぐに目を離したんだけど、今度は郵便受けがガッチャンガッチャン鳴って、さっきのカリカリってのも女がやったんだなって分かった。
怖くて動けなくてしばらくしたら足音聞こえてどっか行ったのが分かったから、すごくほっとした。
あの女、完全にイってたと思うけどあれはほんと怖かった。

299: cat ◆TUKUMO3rAI :2018/02/14(水) 23:17:19
>>295
|ω・`) これは怖いw
その女の人猫のマネうまかったんだなぁw
まあ中に入れてたらどうなってたんだろうw

298: 毒男 :2018/02/14(水) 23:16:55
うちには1歳8ヶ月になる息子がいます。
最近言葉が増えて、
「でんしゃ、くるま、じいじ、ばあば」
など言えるようになりました。
4歳になるお姉ちゃんと一緒に出かけた時のことです。
近所のお寿司やさんの前を通ると
「ワンワン、ワンワン」
と言うのです。
子供の視界から見える所にいるんだろうと思い放っておくと、お寿司やさんを過ぎたら何も言わなくなりました。
それから幾度となくその場所を通るたび
「ワンワン、ワンワン」
といいます。それもお寿司やさんの前限定。
他の人に話すと信じてもらえませんが、一緒に行くと納得してくれます。
皆さんが想像する通り、そのお寿司やさんには犬がいました。
毎日店主の奥さんと一緒に店に来ては、店が閉まるまで店先で待っていました。
穏やかな犬で、私の息子が産まれたころにはかなりの年寄りになって、立ってるのもやっとという感じでした。
店の人や、誰か通りかかると、気丈にしっぽを振っていましたが、いつのまにか姿を見せなくなりました。
上の子には見えてないようですが、下の子には御主人を待ってるあのワンコが見えてるんだろうなと、なんとなくしみじみしています。

308: 毒男 :2018/02/14(水) 23:31:53
山の話を3つほど
ひとつめ。
自分の親の知り合いが登山が趣味でそいつから聞いた話らしい。
この男がマニアで登山道の無いところを踏破する、通称「ルートファインディング」の
趣味の持ち主。
彼が言うには、奥地に行くと絶壁を人がものすごいスピードで上がって行く様が見られるらしい。
当然、絶対にそれはこの世の人間ではない。
ふたつめ
その後、自分は大学でワンゲル部に入った。
先輩から先輩が雪山に入って避難小屋の中にテントを張って深夜、
猛吹雪の中で外でアイゼン(登山靴に付ける雪用の鉄製の爪)を外す音がガチャガチャすると言う。
その後誰も入ってこない。
深夜、吹雪の中でアイゼンを扱う人間など居るはずが無い。
ましてや入ってこないのはおかしい。
このようなカタチで遭難者の霊がさまよっているとのことだった。

309: 毒男 :2018/02/14(水) 23:32:24
みっつめ
その後社会人になってからヒマだったので社会人山岳会に少し居た。
その会では遭難しそうになって恐ろしくなりそれ以来、山はやめた。
遭難は会津の吾妻連峰に山スキーで入ったときのこと。
天気が回復するとの天気予報を信じて入山したんだが、一向に回復せず、吹雪が続いた。
やめれば良かったんだが深入りした我々3人パーティーは見事にホワイトアウト(吹雪で目の前が真っ白)に遭って道を見失い、気が付くと日没寸前でそのまま夜になった。
樹林帯を寝ずに突っ切らないと凍死するため、夜間強行を実施しずいぶん遅くまでさ迷った。
余談だが、人間って極限状況になると幻覚が見えるのよ。
自分の場合は木々の向こうに「家」が見えてかなり参った覚えがある。
あ、家だ、と思うって近づくと森があるばかり…。これはかなり嫌な経験だね。
前を歩いていたメンバーは怒っていたし、後ろのメンバーは話していることが時間と共に脈絡を失っていった。ホントどうしようもない思い出。
その後、慶応小屋を見つけて僕らは命拾いしたんだけど、快晴となった翌日は自衛隊が捜索に出動してきた。
昨日の天気予報の誤報のせいで僕ら以外のかなりの人が雪山に閉じ込めれていたらしい。
慶応小屋のおじさんによると小屋に向かっていた人達の中でも「来なかった」人が居た。
その人のものかどうかは知らないが、昼前に小屋に向かう道の真中で、山スキーが一本刺さった状態で見つかったとの連絡が入ったのを聞いた。
深夜、山スキーしか移動手段が無いのにそれを刺すことなどあり得ない。
しかも一本だけ…。命の掛かるスキー板は絶対に手放せるもんじゃない。
感覚的だけどね。
多分、このスキー板の持ち主は最期何か見たか気が触れたんだと思う。
そういう事が起こっても全く不思議じゃないから。

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