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檜佐木 修兵×松本 乱菊

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BLEACH総合女の子ハァハァスレ 10th
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838 :乱菊×修兵1:2009/01/24(土) 03:59:55 ID:ltRpY0ue
誤字あったらすんません。今更ネタ
 木と木の擦れる鈍い音がした。
 まどろみはじめた最中、その音と同じ様に鈍りつつあった頭を回転させようと努めながら
目をやったなら、そこに現れた気配に修兵は首を傾げた。
「乱……菊さん……?」
 どうしてこんな夜更けに、しかも自分の部屋に。そう思い近寄っても乱菊は何も言わずに
ただ佇んでいる。
 修兵は起き上がり、首を傾げたままそちらへ近付いていく。
「乱菊さん、どうし……」
──たのか、と問いかけたが修兵はすぐに一歩、よろけてしまった。乱菊がどさりとその身を
預けてきたのだ。受け止めたなら触れたことのない感触が腕の中にあり、修兵の鼓動がどくんと
高鳴った。一瞬遅れて柔らかな髪がふわりと降ってきて手の甲をかすめた。
 突然舞い込んだこの状況に修兵は戸惑いつつも息を呑む。けれど鼻をかすめたのは酒の香り
だった。
「乱菊さん……酔っ払ってるんすか?」
「ちょっとね……」
 乱菊がこんなになるまで酔うのも珍しい。修兵は寝せてやった方がいいかと、つい先程滑り
込んでいた布団に目をやった。
「とりあえず休んだ方がいいっすよ、俺の布団でよけりゃどうぞ」
 修兵は理性を保てと自分に言い聞かせながら乱菊を促した。
 腕の中には未だ柔らかい感触があって自分に寄りかかっている。布団に運ぶために抱き上げ
ようか逡巡した時だった。
「うわ……!乱菊さん……っ」
 乱菊に押され一歩、二歩後退してしまった修兵はまたよろけてしまい、しっかり受け止め
踏みとどまろうとする。けれど首に回された腕と耳元に感じた息づかいに戸惑ってしまい、
どさりと布団の上に体を沈めてしまった。
「……っつ……乱菊さん! 大丈夫ですか?」
 乱菊に押し倒された形で顔を歪めても、すぐにその状況に驚いた。
「乱菊さん、寝るなら……」
 理性を保とうと促す修兵の口はすぐに塞がれてしまった。
 柔らかい唇の感触をこんなにあっけなく味わえる日がくるとは修兵も信じがたい。
 けれど確かに絡んでいく舌が絡みあい、生暖かい感触にたまらなくなって体の芯を抜かれて
しまう。
「……はあ……っ乱菊……さん……」
 息を漏らす修兵の体に跨り見下ろしている乱菊に笑みはなかった。ただ静かに見下ろしていた。
「乱菊さん……?」
「ごめんね……修兵」
 その夜、修兵がはっきりとした乱菊の言葉を耳にしたのはそれが最後だった。

839 :乱菊×修兵2:2009/01/24(土) 04:02:18 ID:ltRpY0ue
 修兵を戸惑わせていることなど乱菊は気にしているのかいないのか。
 修兵の下肢の間がまさぐられ、びくんと脈打った。
 あっという間に性器を露出され、手に包み込まれて修兵は快楽を引きずり出されていく
感覚に苦しげに眉を寄せた。
 女など知らないわけじゃないのに、この相手はどうしようもなく駆り立てられる。
 ずっと憧れ羨望の眼差しを向けていた乱菊が今、自分の男根を舐め上げているなど
信じられなかった。
「う……ぁあ……っ乱菊さん……っ」
 乱菊は唇で先端をなぞり、そっと口内に含んだ。
 逆らえない快楽に修兵は体を反らせ、どうにか上半身を起こそうとしても支える手に
力が入らない。
 乱菊の舌が彼女の口内で螺旋を描くように修兵を舐めまわし、頭は上下に動いてその唇で
締め付けながら修兵を悶えさせていく。
「……っそれ以上……やったら……っ」
 修兵が顔を歪め叫んでも乱菊はやめようとしない。容赦なく修兵に快楽を与え続けていた。
「……中に……出しちまう……っ」
 抗えず、なされるがままに出してしまった液体が乱菊の口内を満たていき、喉がごくりと動いた。
 修兵が荒い呼吸を繰り返して乱菊を見つめたなら、彼女はすっと口元を手の甲で拭い
のそりと体を傾けた。再び修兵の上に跨り、静かに修兵を見下ろしている。
「乱菊……さん……っどうして……」
 問いかけは新たな快感となって返ってきた。乱菊がそっと指先を這わせながら修兵の
胸元を舌でつつ、となぞっていく。
 あまりに静かな行為は永遠に続くと思われるほど恍惚とさせるのになぜか切ない。
修兵はどうしてかなど分からず、荒い呼吸を繰り返していた。
 跨っている乱菊の腰が次第に動きはじめ、またも修兵を刺激していく。修兵の股間に
湿っている秘部を下着越しにこすり付け、くねらせ淫らに動く。
 出しっぱなしの舌で修兵の唇を舐め、するりと侵入させたなら口内で蠢かせる。
「……ん……っ」
 下着の上からでも充分感じる感触に修兵はたまらず乱菊に手を伸ばした。
 唇が離れ、そこから乱れた呼吸が交わされる。
「乱菊さん……っもう、我慢できねえ……」
 修兵は両手で衿を思うままにはだけさせ、乱菊の乳房を露出させた。はだけさせた
衿が力なく支えているそれを目にしただけで堪えきれずに修兵は荒々しく手のひらで
揺さぶり、掴みあげ、指でピンと立ちはじめた突起を弾く。
「ん……っあっ……あ……」
 鼻から抜ける乱菊の声が少しずつ響いていく。
 乳房を両手で揉みあげながら摘んだ突起を指で擦り、舌を伸ばした。

840 :乱菊×修兵3:2009/01/24(土) 04:09:27 ID:ltRpY0ue
「あ……んっ……」
 口に含んで舐めまわしながらするりと伸びた指は乱菊の下肢の間に伸びていく。
 下着の脇から指を差し入れたならそこは既に充分に潤っていた。
「……っ乱菊さん……こんなに……」
 自分の愛撫に乱菊が感じているのかと思えば修兵はたまらず、乱菊の秘部を激しく
刺激する。
「あっ……はあぁ……っ」
「すげえ……濡れて……」
 乱菊の乱れていく姿に修兵はただ途方もなく煽られる。
 愛液を溢れさせる入り口を指先で叩くように動かしたなら水を舐めるような音が
響いて、侵入させれば内壁が時々ひくひく動く。そこを擦り奥へ進めば乱菊が一瞬
甲高い声を発して腰をくねらせた。
「乱菊さん……ここ」
「あっ! あん……っあぁっ」
 突き入れた修兵の指が小刻みに出し入れされ、乱菊を一層悶えさせる部分を執拗に
刺激し続けて行く。
「あんっ……あっ、ああぁっ……!」
 ひたすら刺激され続けた乱菊が腰をくねらせ上下に動き、修兵の指を自らくわえ込んで喘ぐ。
「あんっ……イっちゃ……イっちゃう……っあああ……っ」
 一際高い喘ぎ声が響き、びくびく動く膣内は修兵の指を締め付ける。
「はぁ……っあ……」
 荒く交わす呼吸、修兵が乱れた乱菊の姿を目にしたままに指をぬるりと引き抜けば
乱菊が溢れさせた快楽の証が指に纏わりついていた。
「乱菊さん……俺の指で……」
「ん……っも、っと……」
 修兵の上半身に乱菊の柔らかな髪が垂れ、彼女は自ら下着をずり下ろした。
「はぁ……っ」
 再びぺたんと修兵の上に跨ったなら、露出した性器が今度こそぴたりと合わさり、
垂れ流すどろりとした液体が修兵に絡み付く。
「乱菊さん……っもう……」
「ん……っはぁ……っ」
 乱菊は何も言わず、小さく嬌声を漏らしながら修兵の性器を掴み、すっと腰を上げて──
「んっ、あっ……」
 ずるり、滲み進んだ瞬間二人は更なる快楽に襲われた。
「あぁあ……っあぁん……あっ、あっ……!」
「く……っ乱、菊さんっ……すげえ、いい……っ」
 修兵の上で柔らかな乳房を揺らしながら、乱菊は淫らに腰を上下させ続ける。
「はぁっ……んっ、あぁ……いっ、いい……っいいの……っ」
「俺も……っやべえ……すっげえ……気持ちい……乱菊さん……っ」
「あんっあぁ……っやぁあ……!」
 たまらなくなった修兵が激しく揺れていた乱菊の腰をぐっと掴み、下から強く突き
上げた。体を仰け反らせた乱菊が一瞬耳をつんざくかの声を漏らし、その目には
快楽の色が深く滲んでいる。
 乱菊の膣内が締め付けてくる中、修兵はくっと眉を寄せてまた強く突き上げる。
もう既にこの悦楽に支配されかけていた。──
「あぁんっ、ああっ、いい……っ凄い……っあぁあん……っ」
「……っはぁ……俺、もう……」
 絶頂に昇っていく最中、修兵はぐるりと体を反転させ、乱菊を組み敷いた。
 半裸の乱菊が溢れさせる息づかい、その淫らな姿に掻き立てられ、厭らしく蜜を
溢れさせているそこに再び自身をぐっと突き入れた。
「はぁ……っああんっ」
 思うままに広げた乱菊の足をぐっと押し倒し、一層淫らな姿にさせて悶えさせていく。
一心不乱に突き上げたなら襲う快楽に抗えない。

841 :乱菊×修兵4 終:2009/01/24(土) 04:13:22 ID:ltRpY0ue
「乱菊さん……っもう……出ちまう……っ」
「出して……っあぁ……っ一杯出して……っあ、あぁ……っ」
 込み上げる快感に制止などきかず、修兵は強く突き上げたなら一気に引き抜いた。
 見る間に乱菊の腹部が白く斑に染まっていき、修兵は絞りつくしたなら荒げた
呼吸をも乱菊に浴びせた。
「はぁ……っ乱菊さん……良かった……んすか……」
 薄暗闇の中で腹部を拭いもせず、下肢を広げたまま小さく頷いた乱菊の姿が修兵の
目に映った。
 突き抜けた快感の名残を引き摺ったまま、修兵が手をつき体を傾けた。物言わぬ
乱菊の様子をそっと窺えば、小さく漏れた声が聞こえた。微かなそれに修兵は聞き
間違いかと思う。
「乱菊さん……?」
 乱菊は目を逸らしたまま、ぼうっと宙を目に入れている。
 しばらく快楽の余韻に浸ったのだろうか、のそりと体を起こし、おぼつかない手つきで
修兵が浴びせた白い液体を拭っていく。その表情は垂れた髪に阻まれ見えない。
「乱菊さん……大丈夫ですか……」
 ほの暗さを感じた修兵は心配ゆえそう問うも、すぐにもっと気のきいた事を言えや
しないのかと年下である自分をふがいなく思う。
 乱菊がすっと立ち上がり、ふらりと歩み出した。
「あ……っ帰るん……すか……」
 あっさりした行為に戸惑う。けれど修兵はそれよりも乱菊のかもし出すほの暗さに
不安になる。もしや乱菊は後悔したのか。──仕掛けたのは乱菊なのに焦るのは
思いを寄せているからだ。
「乱菊さん……っふらついてるし、帰るなら送りますから……!」
 帰って欲しくないけれど。──そう口にしたくとも今は乱菊の様子が気に掛かる。
 部屋の出口に辿り着いた乱菊はすっと襖を開けた。廊下の鈍い光が修兵の私室に
差し込んで、乱菊の表情をはっきりさせた。
「……っ」
 修兵は何も言えなかった。──乱菊は最後に力ない微笑みをくれたならするりと
歩んで行ってしまう。その背をただ見つめるしかできない修兵が廊下に一人佇んで、
去って行く背が見えなくなったならずるりとその場に座り込んだ。壁に背を預け、
放心したように。
「くそ……っ」
 乱菊を責めはしない。ただ悔しさが募った。
 乱菊が最後に見せた切なげな微笑み、その目に浮かんでいたのは涙だった。
「やっぱり……聞き間違いじゃねえのかよ……」
 うな垂れて髪を掻き乱した修兵の耳に蘇ったのは、聞き間違いかと思った、微かに
聞こえたあの言葉。先に乱菊が口にしていた謝罪の言葉が真実味を帯びた。──
「やっと……叶ったと思ったのによ……」
 吐き捨てても修兵はとても責めきれなかった。乱菊の心中を思えば自分のそれも
痛むばかり。罪な人は誰か──そう自身に問えば決まってるじゃねえか、とまた
吐き捨てたくなる。離反していったあの人に。
 乱菊が滲ませた切なさ、微かに漏れたあの言葉。──行かないで。その一言が
いつまでも修兵の耳に残っていた。

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