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白猫「……」ジー 黒猫「なにをジロジロ見ておる、下郎」
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1: ◆x5Sg3YStuI:2017/11/27(月) 21:53:01 ID:xWhtGGZ/nM
白猫「……」ジー

黒猫「なにをジロジロ見ておる、下郎」

白猫「ご、ごめんなさい」

黒猫「礼儀を知るなら、先住者たる妾に筋を通すべきであろう。名を名乗るがよい」

白猫「はじめまして。名前はまだありません」

黒猫「ふん。そなたなぞ下郎で充分じゃ」

白猫「あのー」

黒猫「なんじゃ」

白猫「下郎ってなんですか?」

黒猫「…………飼い主はどこにいったのかの」



101: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/10(日) 23:16:19 ID:7mm9Adh/F6
飼い主「まったくもう、当たり屋かっての」ゴシゴシ

白猫「! 飼い主さーん」スリスリ

飼い主「わ、シロタン危ない」フミ

白猫「フギャー」ダダダダダダ

飼い主「おもいっきり踏んでしまった……」


102: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/12(火) 08:05:55 ID:BzYwWymh3A
飼い主「雑誌もたまっちゃったなーまとめて結んでおこう」シバリ

白猫「姫さまーこれ楽しいですね」バリバリ

黒猫「そうじゃの」バリバリ

飼い主「こらこら、まとめた雑誌で爪とぎしないの。もう、収集日までしまっておくか」

バサバサバサバサ

飼い主「ビニールひもが爪とぎで切れてる……」

上に戻ってエンドレス


103: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/12(火) 08:09:23 ID:BzYwWymh3A
白猫「姫さま、飼い主さんがおうちにいるのに忙しそうです」

黒猫「放っておけ。すぐに妾たちと同じになる」

飼い主「疲れたー」コタツ ゴローン

白猫「本当だ」


104: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/12(火) 12:43:38 ID:yTAunDIDy6
飼い主「疲れたあとのお風呂は気持ちいいなー冬の楽しみだよね」

カリカリ ガラ

黒猫「……」スタスタ

飼い主「くろちゃーん、よくお風呂の扉あけられたね。一緒にお風呂にはいりたいの?」オイデオイデ

黒猫「妾は水はきらいじゃ」クルッ スタスタ

飼い主「いっちゃった。何しに来たんだろ」

白猫「飼い主さーん、何してるんですかー?」

飼い主「今度はシロタンが来た」

白猫「何にはいってるんですか?」ヒョイ ツルッ

飼い主「!」

白猫「!」

バシャーン

飼い主「わー!」

白猫「わー!」


105: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/13(水) 07:56:51 ID:BzYwWymh3A
飼い主「シロタン大丈夫?」

白猫「死ぬかと思いました」ビショビショ

飼い主「……」

白猫「ん?」

飼い主「せっかくだからシャンプーしない?」

白猫「こーろーさーれーるー」ダダダダダダ

飼い主「こら、びしょ濡れのまま逃げるな」


106: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/13(水) 20:42:15 ID:S7H4XSRQ72
飼い主「待てー」

白猫「姫さま、助けてくださーい」ダダダダダダ

黒猫「誰じゃ!?」フー

白猫「え?」

飼い主「捕まえたーあれ?くろちゃんてばシロタンに気がつかないの?いくら濡れて毛がぺったりしてるからってね」

白猫「えー」ガーン

黒猫「消えぬか、貴様!」フー

飼い主「さあさあ、シャンプーシャンプー」

白猫「えーえー」ガーン


107: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/14(木) 08:13:44 ID:At6zJsdFPY
白猫「ギャー」シャワシャワ

飼い主「そんなに死にそうな声ださなくても、もう終わりだよ」

シャワー「ジャー」

白猫「フンギャー」

飼い主「う、うるさい……」


108: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/14(木) 08:15:21 ID:At6zJsdFPY
飼い主「さて最後の仕上げ」

ドライヤー「ゴー」

白猫「フガー」ジタバタ

飼い主「もうヤダ」グッタリ

白猫「もうヤダ」グッタリ


109: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/15(金) 08:16:08 ID:ljgPsdTGmw
飼い主「しかし、苦労のかいあってシロタンたら真っ白。ふかふかほわほわ。かわいいのー」ムギュ

白猫「うわーん」ダダダダダダ

飼い主「逃げた」ガーン

黒猫「ん?そなたいたのか?」

白猫「うわーん」ダダダダダダ


110: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/17(日) 00:58:58 ID:ljgPsdTGmw
黒猫「ほう、湯に落ちてシャンプーという名の拷問にあったと」

白猫「……」コクコク

黒猫「それは災難であったな」

白猫「姫さまは濡れたぼくを見ても、ぼくって気がついてくれないし……」

黒猫「そなたなど見ておらぬ」

白猫「でもー」

黒猫「くどい!」


111: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/17(日) 01:12:04 ID:ljgPsdTGmw
黒猫「妾たち猫族は人間などと違い、自分で自分を清潔に保つことができる」

白猫「まあだから毛玉を吐いちゃうんですけどね」

黒猫「人間どもは湯を使い自らを清める。それを妾たちに当てはめるはお門違いというにな」

白猫「ですよね」

黒猫「だが、そなたの最近のグルーミングは手抜きであったであろう。薄汚れた毛が真っ白になったのじゃ、シャンプーもよいものではないか」

白猫「そんなこと言うなら、姫さまがシャンプーすればいいじゃないですか」ムー

黒猫「だが断る」


112: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/17(日) 01:19:34 ID:ljgPsdTGmw
飼い主「くろちゃんもたまにはシャンプーしてみる?」

黒猫「よけいなお世話じゃ」ツン

飼い主「美人さんがますます美人になるかもよ」

黒猫「ふん。妾がどれだけグルーミングに時間をかけていると思うのじゃ。化粧時間10分の飼い主なぞに言われとうないわ」

飼い主「なんだかわからないけど、ひどく侮辱されたような気がする……」


113: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/19(火) 07:24:36 ID:S7H4XSRQ72
飼い主「シロターン」

白猫「……」アトズサリ

飼い主「ごめんてばー仲直りしよう。ほらほら、ジャーキーだよ」

白猫「……」ムシャムシャ

飼い主「ゆるしてくれるーシロタン」ムギュ

白猫「まあいいか」ムシャムシャ

114: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/19(火) 10:00:26 ID:ljgPsdTGmw
黒猫「……」ジー

飼い主「あーごめんねくろちゃん。ほら、くろちゃんもジャーキーどうぞ」

黒猫「ふん」ガブッ

飼い主「くろちゃーん」

黒猫「ふん」スタスタ

飼い主「あー行かないで。ジャーキーあげたのにー抱っこさせてぇー」


115: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/20(水) 13:41:36 ID:jZWXiVZnM6
白猫「姫さまは飼い主さんのことをどう思ってるんですか?」

黒猫「なんじゃ、急に」

白猫「だって姫さまは飼い主さんにけっこう冷たいじゃないですか。飼い主さんのことどう思ってるのか気になります」

黒猫「ふん。ならばそなたは飼い主のことをどう思っておるのか」

白猫「好きですよ。だってぼくを拾ってくれて、おうちに入れてくれて、ごはんもくれて、ぼくをかわいがってくれます」

黒猫「なるほど、恩義を感じておるわけじゃな」

白猫「恩義っていうか、確かに感謝してますけど……でも好きな気持ちはまた別なんです」


116: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/20(水) 13:49:53 ID:jZWXiVZnM6
黒猫「感謝と好きは別か……わかっておるではないか」

白猫「えっ!?」

黒猫「感謝しても妾たちは飼い主に負い目をおうことはない。なぜなら猫と人間は互いに求めあって生きてきたからじゃ。
人間は猫と生きることで癒しを求め、猫は人間によって生活を保証される。互いになくてはならぬ関係じゃ。
そして、共に生きていればそこに情というものがうまれる。
猫と人間の生活には情がかよっておるのじゃ。わざわざ好きなどと口にせずともよい」

白猫「えーと」

黒猫「飼い主をどう思っているかなど愚問だということじゃ」


117: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/20(水) 18:46:58 ID:yTAunDIDy6
黒猫「そなたは妾を冷たいと言ったな。別に冷たくしているわけではない。妾は妾のしたいようにしているだけじゃ。
猫が人間に媚をうってどうする。矜持を持って自由に生きるからこそ、人間の求める猫であるのじゃ」

白猫「うーん。よくわからないです。結局、姫さまは飼い主さんをどう思ってるってことなんですか?」ムムム

黒猫「愚問だと言うたのに、まだ聞くか……よかろう、答えてやろう。
妾に奉仕することを飼い主は悦びとしており、妾にとって飼い主は便利な下僕じゃ」

白猫「えーえーえー」

黒猫「……愛すべき下僕じゃな」ボソリ


118: 名無しさん@読者の声:2017/12/20(水) 21:30:10 ID:jDijgIJONo
姫さまったらツンデレww
119: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/21(木) 07:46:50 ID:ljgPsdTGmw
白猫「>>118さんが姫さまのことツンドラって言ってますよ」

黒猫「愚か者が!それでは永久凍土ではないか」

白猫「えー冷たい姫さまにはピッタリかと思いました」

黒猫「それではデレがないであろうが」

白猫「え?姫さまデレるんですか?」

黒猫「ふん」


120: ◆x5Sg3YStuI:2017/12/21(木) 13:43:33 ID:x0Tc3JmgZc
飼い主「洗濯物もたまっちゃったなー」ギュム

白猫「なにするんですかー!」

飼い主「なんで洗濯カゴに入ってるんですかー!洗濯物とまちがえちゃったよ。ほらほら、コタツに行きなさい」シッシッ

白猫「むー」

飼い主「なんでコタツがあるのにわざわざ潜り込むかな」センタクキ パカッ

黒猫「なにか用か?」

飼い主「なんの用があって洗濯機の中にいるのー?てか、どうやって入ったの!?」


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