過疎ってる今ならやれる……?
2: 名無しさん@読者の声:2017/3/28(火) 13:57:07 ID:VfXXWmfwXE
「魔王となりて」
村に、あの勇者が訪れたのが、始まりだった。
暗い森の中、私は旅の理由を思い出している。
陽光、穏やかな昼下がりだった。私は村外れにある父が私に遺してくれた畑へ向かう途中の事。
「おい!そこの女!ヤらせろ!」
突然、そう、突然だったのだ。私の腕を掴み、血に濡れた鎧の男が声をかけたのは。
3: 名無しさん@読者の声:2017/4/22(土) 03:48:59 ID:WBEjxRUfDg
期待してます
つ支援
4: 名無しさん@読者の声:2017/6/13(火) 13:17:21 ID:4WbvZps.Tc
しかしながら、「ヤらせろ」とは、一体何事であろうか。誰に何をヤらせようというのか。もしや、なんやかんやをなんやかんやさせようとでもいうのであろうか。繰り返すが、いまは陽光穏やかな昼下がり。こんなときにそんな不埒な真似をするのが許されるのであろうか。いや、断じて許してはならない。
5: 名無しさん@読者の声:2017/6/13(火) 13:22:08 ID:4WbvZps.Tc
私は、思い切って抵抗した。畑仕事で培った両の腕を力一杯ふりまわす。
「何をする!」
鎧が慌てているのが見ていて面白い。
しかし、腕を振り回したせいで、持っていたランチ用のパンも飛んで行ってしまった。
私は慌てて拾いに行く。少し汚れてしまったかもしれないが、きっとまだ食べられるだろう。
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