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俺が違う世界で数年間過ごした話をする
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1:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/19(火) 23:39:04 ID:GjHEMZFAE6

写真とか証拠に残るものもない話なんだが
まあ聞いてくれ


22:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/21(木) 15:06:26 ID:Cm7XTEc.9s
例え白昼夢だったとしても、楽しい思い出なんだな
続き楽しみに待ってるよー
23:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 00:59:31 ID:vavxH/02tc
>>21
どんな世界でも通報されるわ

確かに俺も制服は着てるが、なんとなくきすけも若い気がするがまだ高校卒業してからそんなに年取ってないし……とか色々考えて、余計頭がこんがらがったからとりあえずきすけにバイトの帰りに電車に乗って帰っていた事、そこで寝たらいきなり席が変わってて、隣に学生服のきすけがいた事を話した。
24:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 01:17:16 ID:vavxH/02tc

きすけはまあ案の定ハァ?みたいな顔してきた。
き「バイトしてんの? 校則だと禁止でしょ、バレたら停学食らうよ?」
俺「いやもうそんな歳じゃねーべ……大学生だぞ俺ら」
き「何年後の話してんのさ。さっき言った通り高1なんだって、本当に病院行く?」
ここで何年後、ってフレーズにピンと来て慌ててガラケーを取り出した。こいつがどんな手を使って俺を着替えさせたりスマホとガラケーをすり替えたかは知らないが、これでただの悪戯だと証明できる。もう不安でどうしようもなくてほとんど祈るみたいな気持ちで俺はガラケーを開いた。

画面は俺が高1だった時の年を表示していた
25:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 01:28:06 ID:vavxH/02tc

止めを刺されたような気持ちだった。刺したのは自分だけど。
そんでめちゃくちゃ腹が痛くなった。冷静に考えりゃもともと緊張すると腹痛が起きる体質なのに、その時はよっぽど精神的にキツかったのか「飯になんか盛られた!」って謎思考に飛躍した上に、オカルト好きが災いしてヨモツヘグイやらザクロやらぶわーって嫌な想像が一瞬で頭を駆け巡って、汚い話だがトイレに駆け込んでゲーゲー吐いた。
きすけは驚いて着いてきてくれた上に背中摩ってくれてたがもう俺は化物とかがきすけの振りしてんじゃないかって余計怖くて怖くて死にそうだった。
26:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 01:41:24 ID:vavxH/02tc

しばらくしてもう吐くものも無くなった後、きすけが話し掛けてきた。
き「本当に大丈夫? まさかとは思うけど、さっきの話しマジなの?」
俺はもういっぱいいっぱいで半分泣きながらうんうん言うことしか出来なかった。きすけから後から聞いた話によると、最初はまた中二発症したのか(弁解しておくがきすけの方が今でも割とやばい中二病。向こうもこっちも)と思ってたけど、ケイ吐き始めるしメンタル豆腐並みなこいつがこんな身体張った嘘つくのはねーなってなったらしい。
き「わかった。とりあえず落ち着いたら席戻って話そう。ちゃんと聞くから」
長い付き合いだがこいつに抱かれてもいいと思ったのは初めてだった。多分これからはない。
27:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 02:01:07 ID:vavxH/02tc

ちょっとしてから二人で席に戻って、改めて今の俺の認識とか年齢とか、きすけと俺の話で食い違ったところとかを話した。きすけは黙って話を聞いてくれてた。
吐き出して少し俺が落ち着いたし、とりあえずお互いの考えとかを言い合うことになった。
き「聞いててタイムスリップだかリープ的なあれかなって思ったんだけど、それにしては僕がご近所さんじゃないとか中学からの付き合いとか違う所あるよね」
俺「ん? 違う?」
き「近所なんだから小学校から知ってるに決まってるじゃん。幼稚園は別だったけどね」
俺「マジで……じゃあ俺が居たとこと大分違うし、結局ここってなんなの?」
き「なんなのって言われても僕にとっちゃここが普通だし……うーん、とりあえず学校が終わったらぎんなんさん(女友達仮名。今でもきすけ含めて三人で飲む)とか他のにも相談してみる? 信じてもらえるかどうかはノリだけど」
俺「頼む」
だいたいそんな感じで夕方からの予定が決まった。
28:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 02:07:24 ID:vavxH/02tc

そっからはそっちの僕はどうだとかお互い彼女居ない歴更新してるとかくだらない話で心を落ち着かせた。幸いこっちのきすけに彼女がいるとかは無かったが、不幸にもこっちの俺にも彼女は居ないらしい。まあ居ても困るんだけど。ただそうやってふざけてても頭の隅で「ここに元々居た俺はどうなったんだろう」って考えがチラついて、それは多分きすけも同じだったと思う。

駄目だもう寝る。ノロノロ書いてすまん、時間あんまり取れないんだ許せ。
29:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 09:51:06 ID:RgMJ.L.LVo
つC
30:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 12:14:28 ID:XWsYwhsRMc
つ@@@
31:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/22(金) 15:59:45 ID:QukgsNeuLQ
違う世界でも友達がいてよかったな
32:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 01:22:38 ID:KoDhnwWTns
あっちの1はやっぱ、1の世界に行ったかな?
チェンジ・ザ・ワールド!
33:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 01:39:56 ID:X9PoxUrMWw
>>31
本当だよ……精神病院送りにされてたかもしれん……
>>32
帰ってきてこっちで数年間経ってた訳じゃないから何とも……

流石に夕方過ぎまでファミレスに居座ってるわけには行かないってことで、近くをへーこんなとこにゲーム屋あったんだ、とか言いながらぶらぶらしてた。疲れたらたまたま見掛けた公園の遊具とかで遊んでみたり、昼になったらコンビニに寄って弁当買ったりして時間を潰すのは昔に戻った(戻った?んだけど)みたいで楽しかった。

34:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 01:55:14 ID:X9PoxUrMWw

そんなんしてるうちに夕方になって、きすけがそろそろ学校終わったみたい、って言ってメールを送り俺らは駅で皆を待つ事になった。
俺「ぎんなんが居るのは別にいいんだけどさ、他に来るのって誰よ。俺の知らない奴だったらどうしよ」
き「知らない事は有り得ないと思うけど……そうだね、ロコ、P介(仮名。今は殆ど付き合いない)、純位だよ」
わかるでしょ?みたいな感じで言われたが、俺にはP介以外心当たりが無い名前だったから一気に血の気が引いた。
35:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 01:59:14 ID:X9PoxUrMWw

俺「ごめん、P介以外俺、まったくわかんね……」
き「……マジで?いやいや、ロコは流石にわかるでしょ?」
俺「いや、わからん。まるで心当たりがない。」
きすけが苦虫を噛み潰したような顔で俺を見てきたが、本当に心当たりがなかった。

36:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 02:05:39 ID:KoDhnwWTns
心当たりがなかったぉ(´・ω・`)
37:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 02:10:32 ID:X9PoxUrMWw

ミスったすまん

き「……ロコについては色々言いたいことはあるけど……純は?○○△(本名)。小学校の時からの付き合いで、高校からまた一緒になった」
純はそう言われてようやくピンと来た。こっちでは元々俺の小学校の時の友達だが中高どっちも別で、きすけとも一応知り合いでもあるけどそれは大学入ってからだから、高校生のきすけに言われると頭に思い浮かばなかった。こいつも仮名
俺「純か!わかった、けどこっちだと中高別なんだよ。お前とも大学からだし」
き「へー、そうなんだ。損した気分。……で、ロコなんだけど」
冗談っぽく言った後に真剣な顔されて驚きで思わずむせたが、気にせず続けられた。
38:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 02:28:12 ID:X9PoxUrMWw

俺「ぇげふっwwwゴホッwww何」
こっから一気に釣り臭くなるかもしれんが何も考えず聞いて欲しい。

き「ケイの双子の妹だよ」
俺の中の時が止まった。よく頭が働かなくなって頭がぐわんぐわんした。あの時の感覚は今でも忘れられない。俺はもうパニック起こして
俺「……それなんてエロゲwwwwwwwww」
なんて返したがきすけは何も言ってくれなかった。冗談だと言ってくれという願いを込めた言葉だったが、全く面白くなかったらしい。俺自身草生やしといて全く笑えなかったし相当掠れた声だった。
エロゲはよく嗜むが自分に妹が居るとか考え難かったし、俺の事情が信じてもらえなかった場合親にリークされて精神病院行きとか、そもそも知らないどころかこっちの世界に居ない?人間が自分の事をよく知ってるとか、そういう事がどっと込み上げて来て死にたくなった。
39:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 02:36:10 ID:X9PoxUrMWw

き「そういうんじゃなくて、本当に。僕も昔からの付き合いになるしよく知ってるし……顔色さっき以上に悪いよ、座れば」
頭がガンガンして確かに視界もぐるぐるしてたから、言われるまま座った。メンタルの弱い自分が滅茶苦茶情けなかった
き「最初はもしかしたら、っていうか7割悪ふざけに思われるだろうけど、今のケイが変だってのはすぐ分かるはずだから。そんなに心配すんなよ女々しいよ」
きすけは励ましたつもりだったんだろうが、俺にとっては止めに等しかったし俺は現実逃避に俺と同じだったらどんな顔になっちゃったんだろうとか考えたり、夢なら死んだら覚めるんじゃないかとか、完璧に精神病んでた。

40:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 02:44:23 ID:X9PoxUrMWw

そんな調子できすけはずっと励ましてくれてたんだが、俺は今すぐにしにたかった。すると突然きすけが、あ、来たって言って、前の方からワイワイした雰囲気の話し声がすると思ったら、聞き慣れた声が飛んできた。
「おーいサボり2人組ってあれ、ケイ具合悪いの?サボって本当に体調崩すってなんじゃそりゃ」
ぎんなんの声だった。ほっとして顔を上げそうになったが、ぎんなんが来た=妹(仮)が来たってことだと思い出して、そのままでいた。豆腐メンタルがさらに退化したのか、何故かそんときは顔見せたら殺される位の気持ちだった。
41:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/24(日) 02:49:55 ID:X9PoxUrMWw

P「本当だ、そこら辺の土と同じ色してるね〜」
だがいきなりP介が顔を覗き込んできたせいで俺は体育座りのまま後ろにひっくり返ることになった。死にたい度が上がった。頭ぶつけて涙目になってる間にきすけが今デリケートだからとかなんとか言ってて、恥ずかしさを堪えて元の体勢に戻った
その時知らない女の子と目が合った
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