俺が能力授けるから闘え〜デスゲーム編〜を応援して、皆で俺能SSを投稿したり雑談するスレ。
次スレは>>950がたてること
強制sage名前欄とタイトル欄を間違えない事
雑談(俺能に関すること)ならおkの事
〜ひのきの大樹より中継〜
フォウ『祝、10レス目!』
ヒメ『本スレもよろしくね』
なお、本スレのあらすじは>>2-3を参照の事
182:🎏 ネウロ(トシ君遅れたけどお誕生日おめでとう):2015/12/13(日) 04:04:43 ID:yl7GOzFkNE
「ただいま」
彼が家に帰ると、何時もは明かりが付いている家は暗く、彼女が飛び付いてこなかった。買い出しにでも行っているのだろうか、連絡を取ろうと携帯を操作しながらリビングの扉を開けると
「ハッピーバースデー!」
パッと明かりが付いて笑顔の彼女がクラッカーを鳴らす。サプライズという言葉が彼の脳裏に過った。ベタだが彼女なりに考えたのだろう。テーブルの上には彼の好物ばかりが乗っていた。
「…さんきゅな、急いで帰ってきて正解だわ」
「うん、今日早かったね。ほら座って、好きなだけ食べて!」
彼女が椅子を引いて彼に座るよう促した、彼はその好意に甘えて座ると、手前にある肉料理に手を伸ばす。それを見た彼女は奥の部屋に引っ込んだかと思えばすぐに戻ってきた。その手には彼の好きなブランドの名が書かれた小さな紙袋。
「はい、誕生日プレゼント!」
「お前これ高かっただろ」
「だって誕生日じゃん、いいんよ。開けてみて」
「さんきゅ。…流石だな、俺の好み分かってやがる」
紙袋から二つの箱を取り出し、現れたピアスとブレスレットを手に取れば彼は笑って彼女を引き寄せる。唇に感謝の口付けを贈り、今まで付けていたピアスを外して新しいピアスを付けて見せた。
「やっぱトシに良く似合う」
「当然だろ?」
彼女が彼の腕にブレスレットを付けて満足気に笑う。食事を再開する彼を見守りつつ、この後の作戦について彼女は一人考える。勇気を出して彼に少し待つように言えば、また奥の部屋に籠る彼女。
「これうめぇな」
彼女を待つ間も彼は食事を続けたが、内心では次は彼女が何をしてくれるのかと期待に満ちていた。そっと現れた彼女、白い肌にはえる深紅。
「……ぷ、プレゼントは…その…っ」
「…」
「…う、うちも、あげるけぇ…好きにして、いい…よ?」
「…何言ってンだお前」
彼がクスクスと笑って彼女を抱き寄せる。裸にリボンを巻いただけの寒そうな姿、少し冷たくなった身体を強く抱き締めると、彼は彼女の耳元で囁いた。
「ユウはとっくに俺の物じゃねェか、今更だろ?」
「…っ」
「ま、お言葉に甘えて今日は好きにさせてもらうけどな」
「あ、う…う、ん」
happy birthday TOU!
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