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【参加自由】1レス勝負【2章】
[8] -25 -50 

1: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2014/10/16(木) 20:04:50 ID:7lTINYd4eE
日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます


560: 佐藤 ◆p1bw2Xe7LI:2015/7/10(金) 13:02:26 ID:yCHDYUNN02
これは僕、黒井大吾が昔体験した話。
小学四年生の頃、今と違って田舎に住んでいた。
田舎といっても、ど田舎レベルではない。
普通の、田んぼがあるが、別に言葉は訛ってないし、小中高合わせて数人って訳でもない。普通にわんさかいる。
名産品は栗饅頭と林檎ジュース。
特に林檎ジュースは甘酸っぱくてバランスが良く、飲んでいて飽きないのだ。今でも僕は実家から送ってもらっている。閑話休題的な、何か。
話しがずれたようなずれていない様な。
ともかく、僕が前に住んで居た所は若干田舎だった。
「あっついねー」
「あついね」
この時の季節は夏だった。蝉が喧しい程鳴いていてとても煩かったのを覚えている。現に僕はこの時、その煩さに顔を顰めた。風鈴の音は確かに聞こえるのだが、蝉の鳴き声に消されてしまっている。まあ、そんなことはもうどうでも良い、駄菓子と玩具が売っている店で幼馴染みと一緒に買った二個で150円の卵アイスを食べることが優先順位だ。
僕は店のおばちゃんに挟みを借り、先っちょを切る時、おばちゃんが気をつけてねと、心配してくれるのだ毎回。一方の幼馴染みといえば早くしてくれと僕の肩を揺するのだ、日焼けしていて肩が痛いのに。
まあ、切ったので挟みを渡してやると、彼女は嬉しそうにそれを受けとった。
僕らは卵アイスを先から吸いながら、ある噂について話し合う。
ある橋の話。
良くある都市伝説の様な話。
近所からそう遠くない場所に玉蔵山という山がある。
そこに橋があるらしいのだが、なんでもその橋を渡りきるとなんでも願いが叶うらしい。
当然僕は鼻で笑った。
馬鹿らしい。
阿保すぎる。
が、なんと彼女は本気にしていたみたいだった。
ミロ、飼い犬の命を救いたい、彼女はそうアイスを吸いながら言った。
まあ、着いて行くだけ着いて行こう。
僕は気楽に考え過ぎていた。
その日の夜、つまり幼馴染みと解散してから5時間が経過したその時、幼馴染みに異変が起きた。
最初に気づいたのは彼女の祖母。
それに気づいたのは祖父。
彼女の足の指から太ももまで、黒色に変色していた
「時間がないな……。工藤さんを呼ぼう」
祖父は淡々とそう言った。
工藤さんという人物、ぼくは聞いたことがない。
その人に任せればなんとかなる、そう思っていたのに、僕は彼女の家を飛び出していた。
ひたすらに走った。
途中、なんども転び膝や肘を擦りむいたが、何故か迷うことはなかった。
橋だ。
古い、穴だらけの橋が僕の目の前にある。
「そこを渡れば、もう、貴方は修羅の道を歩むことになりますよ
気づくと、僕の横に女性が立っていた。
「関係ない。僕はここを渡る」
「何故? 死ぬかも知れませんよ?」
「死なないよ。幼馴染みが待ってるから」
僕は橋を渡る。
不思議と恐くなかった。
引っ張られる様に、渡っていく。
先にある門が開かれた。
気づくと朝。
布団に寝かされている僕、横に安らかな表情で寝ている幼馴染み。
寝相が悪く、僕を蹴ってくる。
その足は元に戻っていた。
僕は安堵した。
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