日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます
405: お題:ファンタジーと天体観測 ◆/H.xzMYYpc:2015/3/19(木) 18:01:45 ID:QGT/gdlHlo
サアアア…
「う~っ、さぶいさぶい」ブルブル
「風が出てきたわね…。見張りの仕事も辛いもんだわ」
「あ~あ、暖炉の火にでもあたりて~」
「…やめなさいよ。空しくなるでしょ…」
「あっ、すごい。雲が晴れて良い空…」
「星がよく見えそうだな…。ちょっとかがり火を消してくれ」
「えっ、でも、そんな事したら上官に…」
「…多分、それどころじゃないだろ。いいから」
「…ん。まあ、そう…ね」フッ
パアアアッ
「うわあ~っ、一面星の海…」
「…そうだな。何年ぶりかな、こんな空を見るのは…」
「衛兵になってから、そんな暇ないものね」
「ガキん頃はよく祖父ちゃんと一緒に天体観測したんだぜ。家に望遠鏡があってさ…」
「へえ、意外じゃない。あなたにそんな趣味があったなんて」
「…まあ、祖父ちゃんが魔族に殺されてから、その望遠鏡も触らなくなっちまったんだけどさ」
「…」
「…わり、湿っぽくしちまって…」
「ううん。…でも、あなたが兵士を志願したのも、そのため…?」
「…ああ、まあ、な」
「あ~っ!俺にも魔法ってヤツが使えたらよ!」ノビッ
「ど、どうしたの急に?」ビクッ
「…祖父ちゃんも守れたかもしれねえ。魔族なんぞ、簡単に消し飛ばしてやれるかもしれねえ」
「…そうかもしれないわね」
「まあ、魔導師になる人なんかは皆頭が良い奴だから、俺なんかには無理だろうけどな!」
「ふふっ、そうね、あなた脳筋だもの」
「るせっ」
サアアア…
「…とっても静かね。でも、明日にはこの辺りも…」
「ああ。多分、戦火に包まれるだろうな」
「どうなるのかしらね。人間界は…」
「さあな。ま、もし生き残ったら実家に帰って、さっき言ってた望遠鏡でも探してみるかあ!」
「どうしたの、急に…」
「こんな綺麗な星空、こっから見るだけじゃ勿体ない。もっとよく見たくなったからな」
「…そうね。見れる内に見ておかないと…ね」
「あ、あの…さ。見つけたら…お、お前にも見せてやるよ」
「なに照れてるの?」
「て、照れてなんざ…!」
「…ええ、絶対よ。絶対に見せてちょうだい」
「…ああ、絶対にだ」
ー魔王軍との決戦前夜、見張り場にてー
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