日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます
357: 名無しさん@読者の声:2015/3/2(月) 06:59:43 ID:vVCBzGKQ6Y
お題
運命の果実
358: 名無しさん@読者の声:2015/3/2(月) 10:58:32 ID:XuICedpHWc
お題「日差し」
359: 名無しさん@読者の声:2015/3/2(月) 16:37:17 ID:FXmrjjs6bw
お題
そらいろのほし
360: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/3/3(火) 00:38:09 ID:Hd6dBNt7cs
では、続きまして
お題投票期間です。
あなたがコレだっ!って思うお題に投票お願いします。
361: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 07:24:10 ID:oztP7Z9Q8E
>>356
362: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 15:57:42 ID:G3Nr23gx2.
>>359
363: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 18:54:56 ID:vKuMKQKheo
>>358
364: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 18:57:27 ID:UqUmBWug/Q
>>357
365: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 21:06:14 ID:RW9jPHCthI
>>359
366: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 21:28:19 ID:dFC2halaiI
>>356
367: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 21:35:18 ID:nqGKaO/arA
>>359
368: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 22:02:16 ID:8jvqWRXNSs
>>357
369: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 22:36:01 ID:bgVLJvcWjs
>>357
370: 名無しさん@読者の声:2015/3/3(火) 23:48:17 ID:n92CdsTmsI
>>356
371: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/3/4(水) 01:07:25 ID:9675PwRvh.
今週のお題は4票獲得>>356の
「君とついた嘘の話」です
今回、投票者が多数いてびっくり致しました。
参加者表明不要です。
作品が出来次第、参加者様は投稿してください。
締め切りは土曜日20時です!
参加、お待ちしております!
372: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/3/4(水) 02:19:35 ID:lwDdF9F5SI
思い出話をするとしよう。
3月の末、君は黄昏迫った教室で遠い目をしてグラウンドを見てたね。
僕の視線に気付いた君は泣きはらした眼で僕を見て、静かにこう言ったんだ。
「大きな嘘を吐かないか?」って。
僕は君に肯定した。校庭の奴らの声をBGMにして作った計画は簡単だった。いや、思えば難しかった。
4月1日、午前授業体育の時に君の仕掛けた爆発物が花壇で弾ける。
想像よりも過激だったから僕ですら悲鳴をあげたんだよ?
放送室から海外アニメのアヒル声で「この学校はテロの標的になった!下手に逃げると諸君等の校舎は、跡形も無くなるだろう!」
青ざめた体育教師は漏らしていたよ。
……ここまでにしよう。あの日は結果、バレずに上手くみんなを騙せた。
けど、まさか嘘を本当にしてしまうとは夢にも見なかった。
僕は撃たなきゃならない立場だったんだよ?
ごめんね……でも、きっと撃たれるんだろうね、僕も。
373: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/3/4(水) 22:42:29 ID:d69XzQ4gB.
すいません。
嘘つきました。
再度、お題投票数を確認致しましたところ
>>356が3票
>>357が3票
>>359が3票で
この三つのお題の延長投票になるべきでした。
失礼致しました。
374: 名無しさん@読者の声:2015/3/5(木) 08:31:51 ID:XfvLUbdXOk
ドンマイw
今回はそのままでいいんじゃないかな? もう書き始めてる人もいると思うし
375: 脳田林 ◆N6kHDvcQjc:2015/3/5(木) 17:20:57 ID:Fi0a9.0PvA
>>374様
コメントありがとうございます
そうですね……
今回は「君とついた嘘の話」でいかせていただきます。
お題をお出ししてくださった皆様、並びに投票してくださった皆様、申し訳ありません。
以後、このようなことが無いように、気を付けます。
失礼致しました。
376: 名無しさん@読者の声:2015/3/6(金) 21:52:55 ID:woploLDGNc
水平線をするどく睨みながらニナは囁く。
「海の向こうには楽園があるの」
はらはらこぼれるしずくが頬を流れ、雪いろの髪を伝って肩に落ちた。
夜の海は冷気をたたえ月明かりに煌いている。厚着の私でさえ寒いのだから、ワンピース一枚のニナは芯まで凍えていることだろう。
「そこはすべての嘘が本当になる世界。到着したら、まっさきにこう宣言するわ。
『アルトと私、そして優しいパパ。家族3人でずっと幸せに暮らしていく』……」
この島から逃げられないことを私も、そしてニナもよく分かっていた。
彼女をつなぐ枷はあまりに横暴で、毎日聞くに耐えない暴言を浴びせかける。私のお気に入りだった柔らかい髪が鼻をくすぐる感触も、奴は酒代と引き替えに奪っていった。
昨日まで隠れていた背中に容赦なく潮風が突き刺さる。急に短くなった髪に戸惑っているのは彼女ではなく、むしろ私の方だった。
出来ることならニナを抱きしめ、震える身体に熱を取り戻してやりたい。
けれどそんなことをすれば、彼女を支える糸はぷっつりと切れてしまうだろう。だから気配を消し、口をつぐむ。親友が私を必要とするそのときまでは。
あの男はニナを嘘つきだとののしった。空想など止めて現実をみろ。お前は一生ここから出られないんだ、と。
その嘘がぎりぎりで彼女を生かしているなど、からっぽの頭には及びもつかないのだ。
ニナは深く深く息を吸った。そして長い時間をかけて吐き出すと、振り向いて私に微笑みかけた。
「おいで、アルト」
美しく澄んだ瞳を見て、首尾よく自分を取り戻せたことを知る。
夢中でかけよる私の尻尾はきっと、ちぎれんばかりに振られているはずだ。
「ふふ、くすぐったいよ」
ニナは嘘つきだ。そして、私も。
おとなしく従順な「犬」を演じるのは、あの男に警戒心を抱かせない為だ。
数年後。ニナを見る目に欲が滲んだ瞬間、狩人の牙は獲物の喉笛に食らいつき、羽虫にも劣る命を終わらせる。どす黒い朱に染まる獣は、友を守れた嬉しさに咆哮するだろう。
けれど、今はまだ。
「アルトの毛並みはきれいだね。白銀に光ってる」
背中をなでるニナの手は冷え切っている。
そっと鼻先で触れた。少しでも温もりを与えられたら、いい。
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