テスト
2: 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 14:07:52 ID:MkTilUGGvY
の点数が悪いからと裏山に
3: 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 22:42:35 ID:50/tNXCHZU
隠した国語の85点
4: 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 23:17:01 ID:7CRnoYn3aA
……様子を見に行ってみようか
5: 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 23:18:19 ID:EAB2MfPzmg
――……記憶はそこで途切れてる
6: 名無しさん@読者の声:2014/8/30(土) 23:23:35 ID:7CRnoYn3aA
ここは一体、どこだ?
7: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 07:13:40 ID:IYxck5PCYM
辺りを見回す
8: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 09:48:01 ID:.j6/VgtbBI
誰かいないのかー?
9: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 10:11:21 ID:xc/9MwKxis
すると、声が聞こえた。
10: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 11:07:13 ID:LgpgpQuJgk
「後ろだよ」
11: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 16:05:41 ID:0yuAKq90.2
どこか懐かしい、その声
12: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 16:42:52 ID:XBYLwrLbz2
後ろを振り向くと、そこには
13: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 16:51:31 ID:N4pM8lgNuw
誰もいない
14: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 17:43:39 ID:Hk/jQ3LeFI
かと思ったそのとき
15: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 17:47:09 ID:0HBzgKC4DM
視界が暗転し
16: 名無しさん@読者の声:2014/8/31(日) 18:18:38 ID:S/GYmIwpgY
――……記憶はそこで途切れてる
17: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 01:14:26 ID:GTG3QT.3DY
幼い頃に見た夢だったのだろうか
18: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 13:14:49 ID:NKK3Q3K4qM
疑問に思いながら、ベッドから起き上がった
19: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 19:20:38 ID:gylRuM.yQw
朝飯は何にしようか
20: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 20:12:43 ID:6e44rFmLjU
そんなことを考えながら僕は寝室を後にする
21: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 20:58:06 ID:MRXb5qeiSU
キッチンの方からいい匂いが漂ってきた
22: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 23:15:28 ID:QNwuvV4n66
僕は一人暮らしのはずなのに……
23: 名無しさん@読者の声:2014/9/1(月) 23:29:36 ID:XIN.5t8sUE
額を冷や汗が伝う
24: 名無しさん@読者の声:2014/9/2(火) 00:43:48 ID:N1OBKKJHbk
と同時に足元に忍びよる
25: 名無しさん@読者の声:2014/9/2(火) 08:30:59 ID:uJh.VmhSJg
それは僕の足へと身体を擦り付けた
26: 名無しさん@読者の声:2014/9/2(火) 18:14:56 ID:8Zud5jQTis
「そんなに、怯えるなよ」
27: 名無しさん@読者の声:2014/9/2(火) 21:17:38 ID:xRGby86O1M
金色の瞳の黒猫が、そこにいた
28: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 06:38:56 ID:tuUm9.03bs
「我が名はゴジラ。未来から君を
29: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 09:59:51 ID:WmRXVpY5Uk
ちょっとばかり観察させてもらうために来たんだ」
30: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 13:11:55 ID:eImTeX/G0Y
ニャッと笑うとエプロンを身に付け
「ご飯するかいそれとも
31: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 14:04:21 ID:xOXxUq23vw
おかずにするかい?」
32: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 16:02:22 ID:1I8spIVb62
僕は躊躇いながらも答えた
33: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 17:51:45 ID:lBxyV25BgI
「チェンジ」
34: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 18:20:48 ID:NKK3Q3K4qM
ゴジラの表情が険しくなるのが分かった
35: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 18:27:43 ID:Txmouh0DPw
「ちょっと!! まだ1ストライク1ボールでしょ!?」
36: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 18:46:42 ID:o/9A46zBxE
テレビのあるリビングから怒声が飛んでくる
37: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 21:42:09 ID:1Uy4A9Ir86
「……もう一度聞くよ。どっちが良い?つまりはご飯にするか、それとも
38: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 21:47:50 ID:QNwuvV4n66
ライスか?」
39: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 22:58:13 ID:28PIa7fO16
最初から選択肢なんて無かったんだ、拳を堅く握りしめ僕は答えた
40: 名無しさん@読者の声:2014/9/3(水) 23:10:35 ID:a5CI6Rgw5w
「米なら、何でもいいよ」
ゴジラは満足げにニヤリと笑った
41: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 08:33:40 ID:Ejnnq8QkjA
鼻歌まじりに料理を始めたゴジラを横目に
42: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 08:40:29 ID:tdDkSZWvHM
僕は平静を保とうと、テレビをつけた
43: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 10:21:55 ID:xRGby86O1M
途端にテレビの画面が暗転する。
44: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 14:03:00 ID:YiXASf59EA
何も映っていない画面には赤い文字だけが映し出されていた。
45: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 16:25:59 ID:csl7mk6BJ6
【思い出して】
46: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 21:29:36 ID:U5zWGqPUg.
【85点の国語のテストを】
47: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 22:26:34 ID:CgA8HzLzqw
「出来たよ〜」はっと振り返ると満面の笑みでゴジラが料理を運んで来るのが見えた。
48: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 22:43:30 ID:MRXb5qeiSU
「はい、炒飯とピラフとご飯の浅漬け
49: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 22:52:00 ID:vNld4klj7Q
〜炊き込みご飯のおかゆを添えて〜
たんと召し上がれ」
50: 名無しさん@読者の声:2014/9/4(木) 23:03:39 ID:cz7cfSsS7w
唖然とする僕には気づかず、ゴジラの金色の瞳が楽しげに笑う。
51: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 00:40:33 ID:iZxPbsX/.2
選択肢のカードが頭に浮かぶ。
1:食べる、2:逃げる、3:それとも……。
「よし、決めた。」
どうしたんだい?と不思議そうな顔を浮かべたゴジラに対し
52: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 12:39:05 ID:qHxaBK2R3U
俺はおもむろにポケットからクシャクシャになった国語のテストを取り出した
53: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 13:43:21 ID:cz7cfSsS7w
「この点数の…意味が分かるか」
僕は水戸黄門の印籠のように、テストをゴジラに突きつけた
54: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 22:28:12 ID:2APC18cZUQ
まずは、ドンっ
食器が二センチ浮かび上がった。
「食べてからだよね」
満面の笑みを越えて灼熱の笑顔でゴジラは笑った。
55: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 22:32:28 ID:3llrLnXBcI
無意識に小便を撒き散らしながらガタガタ震える体。
無理やり料理を口に詰め込むがご飯の浅漬けでギブした
56: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 22:38:49 ID:4YniPGdJm.
なんというくどさ、ご飯オブご飯。
押し寄せるご飯の波に、朦朧とし始めていた意識などいとも容易く刈り取られてしまった……――
57: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 23:03:53 ID:CS/mmhgbE2
三度、目を覚ます
どうやら今までは夢だったようだ
58: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 23:11:36 ID:.uTYvIAcrw
「あ、おはよう、起きたのね」
声のする方を見ると
59: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 23:15:05 ID:u7XOqrfazE
ギンギンにカチカチなアレをカチンコチンにしたゴジラがまっすぐな目でこちらを見据えていた
60: 名無しさん@読者の声:2014/9/5(金) 23:29:46 ID:ddoUfvGG5o
僕は再び寝た、悪い夢ならさめてほしいと念じながら…
61: 名無しさん@読者の声:2014/9/6(土) 00:26:54 ID:9xjmRimPKI
「逃がさないよ。」
がしっと眠ろうとする僕のアゴをつかまれたかと思ったら、はxはっはっと笑い声が聞こえる。
どんぶりに一切合財を詰め込んだごはんオブごはんの特盛り丼。
「どーん」
口の中に放り込まれるごはん丼。
「話の続きは食べた後、ちなみに隠し味として
62: 名無しさん@読者の声:2014/9/6(土) 00:40:57 ID:3llrLnXBcI
無洗米をブレンドしておいた」
63: 名無しさん@読者の声:2014/9/6(土) 13:16:31 ID:YigaL9arg6
「おはよー」にこやかに笑うゴジラ。気を失っていたらしい。また朝御飯が始まるのか、先に階段を降りて行くゴジラを目で追いながらため息をつく、こうなったら
64: 名無しさん@読者の声:2014/9/6(土) 13:26:57 ID:CS/mmhgbE2
能力[チカラ]を使うしかない
65: 名無しさん@読者の声:2014/9/6(土) 18:44:11 ID:GFsSc.PLow
僕はゴジラの出て行ったドアに近づき、床へうつ伏せの形で寝転がった。
66: 名無しさん@読者の声:2014/9/6(土) 22:38:25 ID:1sPDbj7nec
僕の能力はテレパス。人の考えを読み取ることができる。ただし、
67: 名無しさん@読者の声:2014/9/7(日) 01:17:30 ID:Y8QbWY/sGw
うつ伏せにならないと使えない能力なのだ
68: 名無しさん@読者の声:2014/9/7(日) 03:01:54 ID:2em7yCuToM
「おっと忘れ物…」
Uターンしてきたゴジラに、思い切り踏みつけられた
69: 名無しさん@読者の声:2014/9/7(日) 03:16:47 ID:iUTEi08luA
柔らかい肉球が、背中を容赦なく襲う
70: 名無しさん@読者の声:2014/9/7(日) 10:54:04 ID:CS/mmhgbE2
「観測者として、君が能力を使うことは許せないな。というわけで、我が能力にて君を拘束させてもらうよ。我が能力の条件は肉球に触れさせること。そして、その効果は
71: 名無しさん@読者の声:2014/9/7(日) 11:14:25 ID:6D0Xn0bDko
………になるんだ。って聞いてるかい。これは……かもしれんね」
72: 名無しさん@読者の声:2014/9/8(月) 11:30:59 ID:3.C1MN2n8M
本日4度目の気絶から目を覚ます
73: 名無しさん@読者の声:2014/9/8(月) 21:54:20 ID:lA/H.rhD.6
ゴジラは……居ないな。目を閉じたまま気配を探る。よしっ今だ、
74: 名無しさん@読者の声:2014/9/9(火) 13:12:51 ID:U5zWGqPUg.
ジャンピング土下座ー!!
75: 名無しさん@読者の声:2014/9/9(火) 22:20:43 ID:y85N3zWWcs
「君はときどき予想GUIだな」
予想通り目の前いたゴジラ。
土下座した僕の頭に当然のように
76: 名無しさん@読者の声:2014/9/9(火) 23:12:08 ID:MRXb5qeiSU
ほかほかご飯と五目飯を乗せてきた。
熱い!と思うより先に僕の体は
77: 名無しさん@読者の声:2014/9/10(水) 10:31:27 ID:J0KywNAcUU
テレパスの能力を使用しようとしていた
これでゴジラの思考を読み取る!
78: 名無しさん@読者の声:2014/9/10(水) 11:12:26 ID:H7vQTk0AHI
【冷めないうちに召し上がれ】
頭上にお粥が降り注ぐ
79: 名無しさん@読者の声:2014/9/10(水) 16:09:57 ID:l25kJFNyF2
いい加減ゴジラに対して腹が立ち、僕は怒りに任せて叫んだ。
80: 名無しさん@読者の声:2014/9/10(水) 17:52:06 ID:edG7p9a.JE
「僕は白米より雑穀米派なんだ!!」
81: 名無しさん@読者の声:2014/9/11(木) 00:56:44 ID:pA8eO6k.kk
カランっ。空になった皿を床に落とすゴジラ。
82: 名無しさん@読者の声:2014/9/11(木) 06:13:57 ID:uZeHO0w4fQ
「雑穀米派は殺す!」
83: 名無しさん@読者の声:2014/9/11(木) 12:55:38 ID:6srMT6Se/Q
そう言い放つと、ゴジラは右前足にしゃもじ、左前足に米とぎ棒を構えた。
84: 名無しさん@読者の声:2014/9/11(木) 15:13:48 ID:i7eC1mmRSs
しかしそんな非道をお隣の小池さんが許す筈はなく、案の定ラーメンをこれでもかと啜りながら壁を突き破て現れた
85: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 00:28:30 ID:/qMZarqySQ
僕「解説しよう。小池さんとは
86: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 07:09:01 ID:Cf0CoF58E6
アパートの僕の部屋の隣の部屋に住んでいる、
87: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 08:33:04 ID:U5zWGqPUg.
炭水化物はラーメンしか認めない、
88: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 10:48:10 ID:CiKCRA4/6c
メガネと天然パーマが特徴的な
89: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 11:23:05 ID:pmwwE1Zfec
美しいお姉さまで、
90: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 11:50:14 ID:uJh.VmhSJg
金色の瞳を持つ黒猫を飼っている。」
91: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 18:21:58 ID:U5zWGqPUg.
小池さん「ゴジラァァァ!!あんたまた米ばっかり……!!この豚骨ラーメンウマー!!」ズルズル
92: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 22:14:25 ID:Txmouh0DPw
「おい貴様、まずは怒るよりも先にやるべきことがあるだろ?」
ゴジラは大きな声を上げずにプレッシャーをかけていた。
思うに壁を壊されたことを怒っているのだろう。
「行儀が悪いから座って食え!!」
……違ったようだ
93: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 23:34:07 ID:HCo7bQv8/Q
しかし小池さんは座らない
ラーメン以外の炭水化物を認めない小池さんにとって、今のゴジラは敵なのだ
小池さんは敵に容赦しない
たとえそれが、自分の飼い猫であっても……!
94: 名無しさん@読者の声:2014/9/12(金) 23:44:19 ID:Nccwp8GMMw
BATTLE1
ゴジラ
金眼の黒猫
VS
コ イ ケ
拉麺食主義
START!!
95: 名無しさん@読者の声:2014/9/13(土) 11:17:07 ID:KAT0boB2xI
「カンッ」
キッチンに場所を移すとフライパンによるゴングが鳴った。
96: 名無しさん@読者の声:2014/9/13(土) 12:03:31 ID:3D0kLr5ATQ
ゴジラは考える
飼い主に勝つ方法を
97: 名無しさん@読者の声:2014/9/13(土) 12:12:29 ID:rDLllUbYg6
肉球を触れさせることにより発動される能力を使うか…
98: 名無しさん@読者の声:2014/9/13(土) 18:40:44 ID:0yiMEok8qM
考え込むゴジラをよそに替え玉を茹でる小池さん。流れるように麺を投入し、薬味を投入して次の一杯の準備に余念がない。だがその間も小池さんに一部の隙も無いのは過去の経験が教えてくれる。
だがゴジラの目がキランッと光る。
99: 名無しさん@読者の声:2014/9/15(月) 10:15:34 ID:Pj0FTvplwI
ゴジラ「くらえっ!」
100: 名無しさん@読者の声:2014/9/15(月) 11:22:04 ID:U5zWGqPUg.
必 殺 猫 パ ン チ !!
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