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三蔵「…岩から尻が生えている」
[8] -25 -50 

1: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 01:13:20 ID:clfaSnFbdM
尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」

三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」

尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」

三蔵「しかし無駄に毛深いな」

尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」

三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」

尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」

三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」

尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」

三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」

尻「おい」

三蔵「下の毛とか意味わかんない」

尻「おいこら」


962: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:05:10 ID:IMo50X/CKw


悟空「もうイヤだ!もうやりたくない!」

八戒「ふわぁぁ……なんじゃ朝っぱらから騒がしい。発情期か?手伝うてやろうか?」

三蔵「おうおはよう八戒。今日はちゃんと起きたな。あ、見たくないから自慰は外で済ませろよ悟空」

悟空「朝から下ネタ自重して!……もう悟浄ちゃんの子供やるの嫌なの!」

八戒「……ん、小龍は居らんのか?」

三蔵「悟浄と買い出し。朝市があるらしくて。お茶は自分でいれなさい」

八戒「なら水で良い……ふあ」

三蔵「ダメ幼女め」

悟空「ねぇたまには私の話をきちんと聞いてくれてもバチは当たんないんじゃないかな!?」

八戒「んく……ぷぁ。しかしじゃな姉者。それをワシらに言うても始まらんじゃろ、本人に言えい本人に」

悟空「通常時に言っても流されるし、ミニ化してる時に言ったら悟浄ちゃん傷付くもん」

三蔵「良い子かお前は。……まぁアイツ、何気に情緒不安定だからなぁ」

八戒「不安定も不安定、と言うかアレは情緒が思春期じゃもの。実のところ小龍はともかく、ワシらの中で最も幼いのは悟浄やも知れぬ。……あ、末妹じゃからそれでエエのか」

三蔵「そもそも何がそんな嫌なんだよ。俺はもうママゴトだと割り切って付き合ってるぞ。前にお前も言ってたろ、『この姿の時は幼女ライフを楽しむ』とかなんとか」

悟空「……そこじゃないんです。別にそれ自体が嫌なんじゃなくて……なんていうか、悟浄ちゃんにとって、ちっちゃい私さえ居ればそれで良くて、この私は必要無いのかなぁとか……そんなことないとは思うけど、なんか寂しくて……」

八戒「………ああ」

三蔵「………うん」

悟空「そんなことないって言ってよ!なにその反応!?なにその何とも言えないみたいな感じ!」

八戒「じゃって思うたより理由が重うて……のう?」

三蔵「…なあ?まさに何とも言えねーよ」

悟空「ごめんね変な空気にして!」
963: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:05:42 ID:IMo50X/CKw
八戒「まあ姉者の憂鬱はさておき、悟浄はやけに『家族』に拘るのう。師匠殿に関してもそうじゃ、彼女恋人ではなく、すっ飛ばして妻を名乗る」

三蔵「あー、確かに」

悟空「さておかないでよ!むぅ……そうなんだよね、なんかもうマジで母親やってるんだよね。この前ちっちゃくなってた時なんか、私クシャミして鼻が垂れちゃったんだけどさ。………口で吸い出そうとしたからね、私の鼻水」

三蔵「うわあ」

八戒「……赤子扱いじゃの、極まっとるわ。……で、吸うてもろうたのか?」

悟空「……抵抗……出来なかったんだ……」

三蔵「うわあ」

八戒「そのうちトイレの世話までされそうじゃの」

悟空「…………」

三蔵「おいコイツもうされてるぞ弟子たちがイケないプレイしてるぞ師匠としてどうしよう」

八戒「三姉妹で除け者は良くないのう、ワシも混ぜろ」

悟空「だいぶ姉弟子の、いや乙女の尊厳がボロボロな話なんだから茶化さないでやめて!」

三蔵「いや泣かんでも。まあアイツにもなんかあるんだろ、色々。それこそ姉弟子の度量で笑って許して……」

『いろいろ………知りたい……?』

悟空「ふへっ!?」

八戒「……何の用じゃ。帰れ」

ズズズ……

玉面公主「あら……いきなり帰れだなんて、ごあいさつね……はぁい、おひさ……」

悟空「うわ、玉面ちゃんだ」

三蔵「流石の俺も、アンタは警戒するぞ。幼女カテゴリで八戒と同じだし」

八戒「一緒にするな、反吐が出る」

玉面公主「…嫌われたモノね………まあ良いわ……ちょっと、新発明の実験をお願いしたいのよ……」

八戒「断る。姉者、客人がお帰りじゃ」

悟空「はいお出口こちらでーす。足もと段差お気をつけくださーい」

玉面公主「……嫌われたモノね……ほんと……」
964: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:06:41 ID:IMo50X/CKw


八戒「……物質の記憶を写し出す、とな?」

玉面公主「……そう。よく言うでしょう…?モノには記憶が宿る、って……特に長年愛用された道具なんかだと、本当に記憶が残ってるのよ……それを映像化するのに成功したの……玉って天才……マジ仙界の諸葛孔明……」

八戒「我褒めも大概にせい。ふむ、大樹などならばともかく、命の宿らぬ道具に、のう…」

三蔵「嫌ってるわりにあの二人、話合いそうだよな」

悟空「似た者同士ですからね。でもあそこが本気で仲良くしたら世界が滅ぶと思う」

玉面公主「……そこで、貴女達の武器の記憶を見せて欲しいのよ………年代物でしょう……?」

八戒「ワシの九歯馬鍬は貸さんぞ。御主になぞ預けたくない」

悟空「じゃあ私の如意棒?」

玉面公主「……猪八戒のは要らないわ……どうせ肉欲に爛れた記憶しか無さそうだし………孫悟空のも、パパの混鉄棒の記憶と変わらない、血で血を洗うスプラッタ劇場しか映って無いだろうし………沙悟浄目当てだったんだけど……居ないのかしら…?」

八戒「ならば留守じゃ、帰れ帰れ出直せ」

悟空「でも悟浄ちゃんの武器なら、そこにあるよ?」

三蔵「あー、両手が塞がるだろうからって、置いてったなそういや」

八戒「……彼奴は禅杖が無くとも術を問題なく使えるからやも知れぬが、武人の魂を置いて行くか普通……?」

玉面公主「あらラッキーね……じゃ、この記憶読み取り装置、名付けて『後から盗撮君』の実験を……」

悟空「どうだろうそのネーミングは!えっ、そんなダメだよ勝手に」

玉面公主「……わかるかもよ……?なぜ沙悟浄が、家族に拘るかが……」

悟空「……うっ」




ジジ……ジ……

三蔵「お、なんか水晶に映った」

八戒「んん……天界じゃな。天帝宮っぽいのう」

悟空「うっわノリノリで観てるよこの二人。ごめんね悟浄ちゃん……」
965: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:07:25 ID:IMo50X/CKw
『天帝陛下、御帰還!天帝陛下、御帰還!』

『玉座への道を清めよ!御帰還である!』


三蔵「どこも帝の周りってのは変わんねーな。ん?なんかこの兵隊さん達が持ってるの、悟浄とおんなじ杖じゃね?」

八戒「これは捲簾隊じゃな……では同じモノであろ。奴等の装備は一律された支給品じゃと聞いたことがある。……表に出ぬ部隊じゃから、あまり詳しくないが」

悟空「ねえ、それより、もしかしてこの人……」


覆面の女将『周囲の警戒を怠るな!羽虫一匹たりとて御陛下に近付けてはならぬ!』

『はっ!捲簾大将様!』


悟空「やっぱり悟浄ちゃんだ!……なんで顔隠してるの?」

八戒「顔、そして本名、出自すら他者に明かさぬのよ、奴等は。天帝の最も近くで警護するが役目じゃからのう、暗殺等を防ぐ為の一環じゃ。太上老君殿ですら、悟浄と面識が無かったであろ?」

三蔵「なんだその秘密戦隊……お、場面が変わった」

玉面公主「やはり途切れ途切れになるわね………仕方ないわ、記憶の欠片のようなモノだもの……」


『……ね、来週御到殿されるのって、どこの竜王様だっけ』

『えっと確か、東海……あれ、南海……?』

沙悟浄『そこ。私語を慎め。陛下のお膝元で、不敬だぞ』

『た、大将様!も、申し訳御座いません!』

沙悟浄『次は無いぞ。それと、何処の誰が宮殿に入るかなど、我等が知る必要も無い。余計な情報は捨てろ。我等はただ、陛下を御護りする事だけを考えて居れば良いのだ』

『こ、この命を賭してっ!』

沙悟浄『よし。持ち場へ戻れ』


悟空「誰あの優等生」

八戒「コテッコテのエリートじゃな……融通が利かなそうじゃ」

三蔵「今がヤンキーなだけにギャップがすげぇな」
966: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:08:26 ID:IMo50X/CKw
悟空「しかしこれかなり観やすく映ってるね。すごいよ玉面ちゃん」

三蔵「使いようによっては女湯とか覗き放題だな。ダメだぞ八戒」

八戒「いや覗く必要無いじゃろワシは。元々女湯じゃ」

玉面公主「あら……ほんとにシャワーシーン始まったわね……」

悟空「おっと。一応お師匠さまはあっち向きましょうか」

三蔵「あ、うん。一応な」

八戒「おい玉面。湯気で肝心の部分が見えんぞ」

玉面公主「結局かぶり付きでまじまじと観るじゃないこのスケベは……消したかったら製品版を買って頂戴……」

悟空「売っちゃダメ!」


沙悟浄『ふんふふんふ〜ん♪赤い御髪の悟浄ちゃん〜♪今日もお仕事パーフェクト〜♪とっても素敵な女の子〜♪』


三蔵「……お、おい誰か、ツッコんでやれよ…!」

八戒「……あ、姉者……ぶふっ……」

悟空「……ご、ごめん、出来ない、ぷ、ぷくく……!」

玉面公主「……笑っては可哀想よ……?…あ、自室に戻ったみたいね……もう観ても平気よ……三蔵法師……」


沙悟浄『ぬいぐるみさん達、ただいまっ♪ママが帰ってきまちたよ〜♪』


八戒「く、熊のヌイグルミを抱き締めて……ぶふぉっ、チューまでしたのう……!」


沙悟浄『るんる〜ん♪あっ、そうだ、今日はお酒飲んじゃおっかな?うふふ、悟浄ったら不良なんだぁ〜♪』


悟空「こ、こんなん笑うなって方が、ちょ勘弁して悟浄ちゃ、お腹痛いお腹痛い…!」


沙悟浄『……でね?今日は部下の子たちに、悟浄怒っちゃったの。嫌われてないと良いなぁ……ヘイキダヨ!オシゴトナンダモン、ワカッテクレルヨ!……だよねだよね!真面目にやんないとだもんね!』


三蔵「アカンぬいぐるみと喋ってる……!ア、アテレコまでしてる……!ちょ、一旦停止してくれ、息が、息が苦しい…!」

玉面公主「その機能はまだ無いわね……検討してみるわ………しかしこれ、玉だったら自殺モンの黒歴史ね……」
967: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:09:07 ID:IMo50X/CKw
『捲簾大将に問う。天が宝である玻璃の器。それをその手から落とし、破壊したのは貴様で相違無いか』

沙悟浄『……は。弁解も御座いませぬ。処分は如何様にも……』


悟空「ひぃ、ひぃ……あ、良かった場面変わった……」

八戒「……ふぅ……ふむ、天を追放される段かの」


『……反省もしておる、そして故意では無い……体を装っては居るが』

沙悟浄『……?』

『陛下の宝を、手を滑らせて落とすなど、武技の達人たる貴様には有り得ぬ』

『然り。これは正に、腹に二心を抱く表れ』

『此奴も、器と同じく地に落とすが妥当ぞ』

沙悟浄『なっ……!?』


三蔵「……コップ割っちゃっただけでって厳し過ぎんだろとは思ってたけど、こーゆー事か」

八戒「成る程の。失態に付け入られての追放か。地位の高いオナゴは、方々から軽んじられ、かつ疎まれるでのう」

悟空「あー、やっと落ち着いた……じゃあ八戒ちゃんも、周りに敵多かったの?」

八戒「や、多かったは多かったが、女だからと言うワケでは……そもそもワシ、あの頃は女扱いされとらんかったし」

三蔵「今もされてねーよ」


『元来、このような小娘に近衛の長を任せるが間違いであったのだ』

『所詮武に秀でただけの武骨者……その赤毛も、吉兆の赤などでは無かったな。破壊しか生まぬ、血の色であったわ』

『おお、なんと穢らわしい。陛下の御側に、血髪が賊を置いていたとは。今すぐに排除せねば』

沙悟浄『ぐ……!!貴様ら……!!』


三蔵「あーこりゃグレるわヤンキーにもなるわ」

八戒「初め軽く男嫌いっぽかったのも、この辺からじゃろな」

悟空「さっきのぶりっ娘キャピキャピからの落差がものすごいね…」
968: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:11:43 ID:IMo50X/CKw
沙悟浄『明朝、追放……極刑を免れただけ、慈悲に感謝せよ、か……』

沙悟浄『は、ははは……ねぇ、くまちゃん……悟浄が、なに、したのかなぁ……?』

沙悟浄『規律だから……友達も作らずに……陛下のため……天界の平安のため……って、ただ、がんばって』

沙悟浄『…ママやパパの顔も知らないで、ちっちゃい頃から、腕を、術を、磨いて……悟浄、これしか、無いのに……!』

沙悟浄『ねぇ……こたえてよ………なんで、なにも、言ってくれないの……?…う、う、うあ、うああああ……!!』


八戒「……これはさっきとは違う意味で、観るに耐えんの」

三蔵「悟空、鼻をかめ。きたない」

悟空「ひぐ、えぐ、うわぁぁぁぁあ悟浄ちゃんかわいそうぅぅ……!」

八戒「繋がりらしい繋がりを持って来なかったからこそ、家族のような強い絆を求める、か。そのへん、姉者の涙腺を直撃したようじゃの。境遇で言うたら姉者のが余程きついと思うが」

玉面公主「……これでお仕舞いね……やはりランダムな一部しか読み込まない……もっと改良しないと、使いようがないわね………じゃ、玉はこれで……」

八戒「待てい女狐、協力してやったんじゃから礼金を」

玉面公主「……ばぁい」ズズズ……

八戒「…くっ、逃げ足のはやい……」

三蔵「しかしまあ、色んな意味で見なかったことに……悟空?」

悟空「う、うわぁぁぁんゴメンね悟浄ちゃん!えっと、肉まんになって如意棒っ!」

八戒「無理を言うな姉者」

ボワンッ

ごくう「ごじょーちゃぁあぁんっっ!」

三蔵「……そーゆー無理でもちっさくなれるんだな」

八戒「……なんか丸ーくなっとるな、如意棒。やろうとはするんじゃな、健気な棒じゃ」
969: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:12:41 ID:IMo50X/CKw

沙悟浄「あぁん今日も姐さんがちいさい!かわいい!」

ごくう「えへへ、ごくう、おかーさんだいすきっ!」

沙悟浄「あぁぁぁんお母さんもだよぅ!」


小龍「……何があったんですか?」

八戒「……ま、色々じゃ」

三蔵「当分あのままなんだろな、あの感動毛玉は。食費が浮いて助かるじゃん」

八戒「他人事ではなかろ?あれを観たからには、師匠殿も腹を括って、ちゃあんと悟浄を娶ってやらねば」

三蔵「それはまた後で考えよう今を生きよう」

八戒「このクズめ」

三蔵「……お前に言われたくねぇ」

小龍「……?」




三蔵「悟浄、ここに居たのか」

沙悟浄「旦那様。ダメだよぅ、一人で出歩いちゃ」

三蔵「ベランダ出ただけだろ」

沙悟浄「最近は旦那様目当ての輩もあんま来ないけど、それでも用心に越した事は無いからねぇ。どしたんだい?寝れないのかい?」

三蔵「お前こそ。悟空は良いのか?添い寝してたろ」

沙悟浄「あはは、寝付いたところで元に戻っちゃったよ。今回短いねぇ」

三蔵「……あんまヘコんで無いんだな」

沙悟浄「そりゃ残念だよぅ、はやくまた小さくならないかねぇ………なんて。姐さんは姐さんさね。ちっちゃくなったらアタイの娘、ってだけ」

三蔵「……なんだ。悟空の取り越し苦労か」

沙悟浄「ん?なんの話だい?」
970: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/1/30(金) 21:14:04 ID:IMo50X/CKw


沙悟浄「………あっはは、変にナイーブなこと考えてたんだね、悟空姐さんらしいよ」

三蔵「やっぱ心臓にだけは毛ぇ生えてねーのかもな、豆腐メンタルだし」

沙悟浄「ひっどいねぇ旦那様、あはは。……それにしちゃヤケに今日、『お母さん』に甘えてくれたけど……他にもなんかあったのかい?」

三蔵「……いや、別に?」

沙悟浄「んぅ?あやしいねぇ……。ま、良いか。……そうさねぇ、どうしても娘扱いがイヤだ、ってんなら、方法が無いでも無いケドね?」

三蔵「当分平気だとは思うが……や、なんでもない。…方法?」

沙悟浄「んふふぅ♪……アタイにホントの子供が出来たら、姐さんも解放されるんじゃないかい?ねぇ旦那様?」

三蔵「おっふ」

沙悟浄「……なーんてね♪じゃ、アタイはそろそろ寝るよ。おやすみ、旦那様♪」

三蔵「……おう、おやすみ」



三蔵「……何だよ居るなら出てこいよ出歯亀」

八戒「…ほ、珍しく勘が冴えとるの。いつぞやの仕返しじゃい。……いやしかし、愛いのう悟浄は。なぁにが子供じゃ、生娘が耳まで真っ赤にして無理しよってからに、ほほほ」

三蔵「……なー、可愛いなー」

八戒「お?おお?何じゃ奇跡が起こったか?」

三蔵「俺がロリコンじゃなかったら、一発で落ちてるんだろうなぁ」

八戒「……このクズめ」

三蔵「お前に言われたくねぇ」



悟空「んぅ……おかあさん……」

沙悟浄「……おや、夢の中では娘の方なんだねまだ。……恋をして、みんな居て。幸せ者だね、アタイは。ふふ、姐さんは可愛いねぇ♪」

悟空「……いやでもおかあさんのおっぱいじゃ……あんまりないから無理じゃない…?……むにゃ……」

沙悟浄「起きなクソ姐ゴルァ」


終っ!
971: 名無しさん@読者の声:2015/1/31(土) 22:01:53 ID:J4I.nSkhJk
残りのスレ数、そして各キャラのショート…
もうすぐ終わりなんて言わずにもっと続いて!(私欲)

残り僅かですが、これ置いときますね。C
972: 名無しさん@読者の声:2015/2/1(日) 04:51:58 ID:jkvkHh/shU
いつも楽しみにしてます。
もっと続いて欲しいな。
CCC
973: 名無しさん@読者の声:2015/2/3(火) 12:54:09 ID:N.OnNK6csY
最後クソワロタw
作者さん作者さん、色々都合があるのは百も承知で言わせていただくけど、終わりにしないでほしいな。
974: ヨシュア【なんかわかんないけど特番】 ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:42:44 ID:k6sxJkXSBQ


ー此処ではない、何処かにてー



金吒「……ち、波長センサーには、なあんも引っ掛からんな……しっかし、見渡せど見渡せど森、森、森。んで居るんはでっかいトカゲばっか……うぅん、ここには居れへん気ぃするなぁ、金蝉子様……」

雀「金にーさまっ!食料調達してきたっス!お魚も果物もたくさんっス!偉いっスか?自分よくやったっスか?」

金吒「ああ?あー、ご苦労さんご苦労さん。えらいえらい」

雀「えへへ……褒められちゃったっス♪」

金吒「あぁもう、引っ付くなやウザい」

青「こら雀……金にーさまが嫌がっておいでだぞ…?離れようか…?ですよねぇ金にーさまぁ…?」ビキビキ

白「ほら雀ぇ、金にーさまのお仕事邪魔しちゃあいけねーよ…?金にーさまはお忙しそぉだからよぉ…!」ビキビキ

金吒「お前ら兄弟子に向かって殺気飛ばすん止めや。あとムサい野郎からの『にーさま』呼ばわりはキツい」

雀「ちょ、なんスか青兄さん、白兄さん!引っ張んないで欲しいっス!」

青「何だは此方の台詞だ雀!如何に恩人であり兄弟子だとは言え、年頃の娘が男に対して、ああもベタベタとスキンシップをしてはならぬ!」

白「そぉだぜ今回ばかりはアニキの言う通りだぜ!お前そこそこマブいんだからよ、あのメガネに食われちまうぜ男はウルフなんだぜ!?」

雀「そんなこと言われても……自分も女子っス、イケメンには弱いっス!」

青「い、いけめ……おいおい雀、真に男前と呼ぶはだな、某の様に威厳と風格を漂わせておる男だぞ?あのような線の細い優男のどこが良いのだ?」

白「バッカおめー、イケてる男子ってのはよ、俺みてーなヤツよ。あんなガリ勉臭いシャバ僧なんてお呼びじゃねーよ、男はこうビシッと尖ってキメてねーと」

雀「ええぇ……青兄さんとか白兄さんみたいなのは……」

青「ん?す、雀?なんだその奥歯に物の挟まったような物言いは。い、言いたい事があるならば言ってみよ」

白「そ、そーだぜ兄妹で遠慮は良くねーぜ。なんだ雀、兄ちゃん達はお前が何を言っても動じねーからよ?」

雀「……じゃあ………青兄さんみたいな人は嫌っス。男前は男前でも一昔以上前の男前っス。眉毛が太いっス全体的に暑苦しいっス海が似合いそうっス。イケメンってより若大将っスおばあちゃんにしかウケないっス」

青「がふっ」

雀「そんで白兄さんもちょっと……だって白兄さん、髪形とファッションで誤魔化してるだけで顔面偏差値は中の下っス、不良っぽいからモテてる田舎の学生みたいなもんス。都会じゃ通用しないっスむしろヤンキーとかもうダサいっス」

白「ぐはっ」

金吒「おいやめたれ、流石に可哀想や」
975: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:43:32 ID:k6sxJkXSBQ
釈迦「あっはっは、新弟子達とも随分と打ち解けたな、金吒」

金吒「……そぉですねぇ。少なくともアンタよりかは社交性がありますよって」

釈迦「おいこらー?なっがいこと新弟子なんてとってなくて弱冠どう絡んで良いかお悩み中の師匠を苛めるなー?」

雀「お師匠もイケメンだから好きっス!でもなんかそーゆー目では見れないっス不思議と!」

青「す、雀……そんな娘に育てた覚えは……!」

白「ありえねぇマジ落ちるマジブルー……!」

釈迦「面食いもここまで明け透けとしていると気持ち良いな、あっはっは。そうだな、一応元仏陀だからな俺は。なんか悟っちゃったオーラ的な物が邪魔してるんだろうな。……お師匠、か。……まったく、何処に居るんだか……お前らの姉弟子は」


『超短編・三蔵法師の再会』


三蔵「ん〜っ、いーい天気だなあ……」

悟空「ですねぇ……」

三蔵「悟浄が居ないと左腕が楽で良い。外で腕を組まれない日は無いからな……」

悟空「うっわ言ってや……言わないですけどね涙目の悟浄ちゃんとか胸が痛くなるし」

三蔵「いやほんと肉体的な問題でだな、見ろ俺左右で腕の太さが」

悟空「わ、ホントだ左腕のが明らかに太い気持ち悪い」

三蔵「多分加圧トレーニング的な何かが起こってる怖い。しかし意外だな悟浄のヤツ、まさか虎さんとお出掛けとは」

悟空「お洋服とか見に行く約束だって言ってましたねー。私も今度、虎力ちゃんとボー……女性向け漫画を買いに行く約束してますよ」

三蔵「ボーイでラブな漫画だろもういいよ濁さなくて。で、八戒と小龍はカジノで、お前だけ余ったと。可哀想に」

悟空「護衛ですよみんな出掛けるワケに行かないじゃないですか失礼な!それに用事が無いのはお師匠さまもおんなじじゃん!」

三蔵「いや俺は重要な用事があってこのベンチに座ってる」

悟空「座ってグダってるだけじゃないですか」

三蔵「これから前の広場で、近所の子供会が運動会を催すらしい。気合いを入れてガン見せねばならん」

悟空「うわあ通報待ったなしだ!」
976: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:44:56 ID:k6sxJkXSBQ

三蔵「お、開会式だ。うんうん、なんて平和な光景だろうか」

悟空「パッと見は本当に、無邪気な子供達を笑顔で見守る僧侶さまなのに、頭の中は性犯罪者なんですよね世の中は恐ろしいね」

三蔵「しっぽ?」

悟空「ノーしっぽ。あれおっぱい触られるより恥ずかしいし、おっぱい握り締められるより痛いんですから」

三蔵「ふむ。『じゃあ優しく触られるとおっぱいとどっちが感じるんだ?』みたいな質問が頭をよぎったが、お前にセクハラしても始まらんからやめた」

悟空「なんでそれを口に出すかなあ」

三蔵「うおおブルマーだ!わかってるね子供会!そうだよブルマーじゃなきゃダメだよ!」

悟空「はぁ……」

『最初の競技は……男女混合徒競走……男女混合徒競走……小等部の皆さんは……』

三蔵「なんだよ男子はいらねーよ、女子だけで走らせろよそんな男女平等はいらねーよ」

悟空「ふわぁ……そーですねぇ。男の子のが速いですもんねぇ」

三蔵「む、おい悟空、向こうのベンチに移るぞ」

悟空「へ?ここのがグラウンドよく見えますよ?」

三蔵「俺は走ってる幼女より、走り終わって息を切らした幼女が見たいんだよ。ほらあっちに一等とかの旗持ってる人がいるから」

悟空「すごい良い顔ですごいダメなコト言いますね!」

三蔵「んだよ、来ないなら一人で移るぞ俺は」

悟空「行くに決まってるじゃん合法的に事後のショタを拝めるんだからやべぇヨダレが止まらねぇ」

三蔵「………悟空?どうした、壊れたか?」

悟空「ごくう?……お、おおっ、三蔵さんだ!おお、じゃあこれ悟空ちゃんか!おっぱいデカっ!重ぉっ!」

三蔵「おいマジでどうした脳ミソに毛が絡まったのか?しっかりしろ悟空!」

悟空「しっかりしてるんですけど?しっかりとショタを堪能してる」

三蔵「ご、悟空…?」

悟空「ふっふっふ。悟空ちゃんじゃないよー?愛と正義と半ズボンの味方、金蝉子ちゃんだよ!おひさっ!」

三蔵「…………あ?」
977: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:46:30 ID:k6sxJkXSBQ


三蔵「うおおおお何最近の創作ダンスってここまですんのかそんなに脚を広げたらぁぁぁあ!」

金蝉子「いやいやいやこれはやはり西国特有の開放的なアレじゃないかな今見えた!白いブリーフが見えたぁぁあ!」

三蔵「じゃねぇよ俺もナチュラルに対応してんじゃねぇよ」

金蝉子「自分にまで突っ込むとかレベル高いね三蔵さん」

三蔵「……わかりやすく説明してくれ。俺は理解力には自信があるが、如何せん知識に乏しい」

金蝉子「えっとね。私さ、魂すら無いからさ。意識の欠片みたいなのがあちこちに散らばってるんだよね。この大陸とか地球とかなレベルじゃなくて、もっと広範囲で。で、他の生物の生命力を寄り代に、なんとか存在してる、みたいな?この私も、本体じゃ無いと思う」

三蔵「ウイルスかなんかかよ」

金蝉子「あ、うん近い近い。だからね、いつもはこんなハッキリクッキリ意識を持てないのよ。でもさっすが悟空ちゃんだね……生命力がめっさ強いからかな、勢い余って身体乗っ取れちゃったよ」

三蔵「それ逆に弱くね?」

金蝉子「……あんま心配そーじゃないね。可愛い弟子の身体だよ?」

三蔵「アンタは俺らになんもしねぇよ」

金蝉子「……あっはは。相変わらず、なかなか悪くないね」

三蔵「……そりゃどーも」




金蝉子「ふぅん……お師匠が私を探して…………えへへへ、さびしんぼうだな、お師匠ったら」

三蔵「今呼んだり出来ねーのか?」

金蝉子「こんなちっさい欠片の私なんて、見つけてもすぐ消えちゃうよん。多分本体はそこそこ力があるはずだから、見つけられれば復活の可能性も……何百年、いや何千年……いや何万、何億……」

三蔵「スケールがデカ過ぎてついていけん」

金蝉子「あっはは。でもこんなお喋り出来るくらいに自由になれるのは、相当ラッキーチャンスだね……よし…!」

三蔵「…なに見てんだよ、俺は法力とか使えねーぞ」

金蝉子「あのショタクール君はどこっ!?ショタクール君!」

三蔵「……小龍か?あー、どこだろ、この街に居るかどーかすら」

金蝉子「えええええええええ!?こんなチャンスなのにぃ!?この姿なら、濃っっっ厚なオネショタが出来るのにサクランボのパイ包みが出来ちゃうのにぃぃっ!!」

三蔵「いやそのカップリングは止めとけ方々に怒られる。主に悟空が」
978: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:47:30 ID:k6sxJkXSBQ
金蝉子「くっそぉぉぉ……せっかくの生身なのに……せっかくの爆乳なのに……!」

三蔵「マジ泣きとか。え、なに俺も端から見たらこんなんなのか」

金蝉子「うう……あっ!組体操やってる!汚れた膝小僧ってなんであんなセクシーなんだろう!」

三蔵「こんなんなのか……」

金蝉子「あ、次は女子のパン食い競争だって。女子限定とか変態かよ」

三蔵「女子限定とかわかってんじゃねぇか変態かよ!」

金蝉子「うわ双眼鏡。次貸して次」




三蔵「ふう……堪能したぜ……!」

金蝉子「これで我が国は十年は戦える……!脳内ベストショットなんだった?私綱引きのメガネの子!歯を食いしばってちょー可愛いの足ピーンってなってんのピーンて!」

三蔵「……お弁当の時間の、サンドイッチを頬張る幼女だ…!」

金蝉子「なっ…!」

三蔵「……みんなで外でお弁当を食べるのが、とても楽しかったんだろう……慌ててしまったのか、水筒のお茶を溢しちゃったりしてな……眼福、ここに極まれりだ……」

金蝉子「きょ、競技そのものでは無く、食事風景……!普段よりたくさん身体を動かして、より空腹な状態で迎える昼食……!三大欲求のひとつを満たすその姿は、どんな競技種目より幼さ故の素が出る……そういう事か……!」

三蔵「……ケチャップで汚れてしまった体操服を、こしこしして誤魔化そうとする姿なんて……萌えるしかねぇだろ?」

金蝉子「ぐううっ……!ま、敗けだ……今回は、私の敗けだ……!私は、私は上っ面のエロスしか見えてなかった……!小児嗜好で地を舐めるなんて、この金蝉子もヤキが回ったか……!」

男「あのー」

三蔵「ふふふ……はい?」

男「自治会の者なんだけど、アンタらどこの子の関係者?ちょっと親御さんから苦情が……」

金蝉子「……脚に自信は?」

三蔵「……ふ、ガキの時分、韋駄天の紅流と呼ばれた俺に愚問を」

金蝉子「よし」

ダダダッ!!!

男「おいっ!ちょっとアンタらっ!?こ、こら待てーっ!」

979: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:48:42 ID:k6sxJkXSBQ

三蔵「あー、あー、走ったぁ……!」

金蝉子「さすがに……はぁ……人様の身体でお縄になるのはマズイからね…!」

三蔵「………お前、良いのか?」

金蝉子「んう?何が?」

三蔵「よくわかんねーけど、本当に色々チャンスだったんじゃねーの?こんなバカやってないで、お師匠さんに会おうと出来たんじゃねーのか?」

金蝉子「……うーん………ま、良いよ」

三蔵「あっちは必死で探してるだろうに、薄情だなオイ」

金蝉子「………だって、見つけてくれるもん」

三蔵「……む」

金蝉子「私のお師匠も、きっとまた私を見つけてくれる。三蔵さんが、悟空ちゃんを見つけてあげたみたいに、ね?」

三蔵「……声が変だな。時間か?」

金蝉子「……うん。今度こそ、うーん……あんま早くは会えないかな?あー、『子供がどの程度の性知識を持ってるのが萌えるか』、また語れなかったね」

三蔵「あー、言ってたなそれ」

金蝉子「ま、それも次ってコトで♪」

三蔵「……見つけてもらえよ、お弟子さん」

金蝉子「……そっちも、この子を見失っちゃダメだよ、お師匠さん」

シュウウ……

悟空「んぅ……はっ!へっ?どこココ!?えっ!?……ゆ、夕方!?なんで!?」

三蔵「お前歩きながら寝てたんだよ、すげえな」

悟空「スゴい!って絶対ウソだ!えっなに、怖い怖い、お師匠さまっ、どうなったの何があったの!?記憶が無いんだけど!私どうしてたの!?」

三蔵「ショタコンになってた」

悟空「いやワケがわからないよ!?」

三蔵「……こんだけ騒がしいヤツ、見失えって方が難しいっつの」

悟空「?」


終了。
980: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2015/2/4(水) 22:51:29 ID:k6sxJkXSBQ
>>971
>>972
>>973
とりあえずこのスレ綺麗に終わらせてからで。あんがと。
981: ヨシュア【特番おまけ】 ◆.frSdr10QQ:2015/2/8(日) 20:44:02 ID:cSLvU9Mz7A
オークの首領「……部下が随分と世話んなったらしいじゃねぇか……ナニモンだ、テメェら……?」

紅孩児「ふう、こっちじゃウチの名前も意味無いから、面倒臭いね。ビジネスの話をしに来たのさ。……大人しく僕らの傘下になるか、死ぬか。はい選んで?」

オークの首領「……おい兄ちゃんよ。オレぁ『ナニモンだ』って訊いたんだぜぇ…?喧嘩は売った方から名乗れや…!!」

紅孩児「……正論だね。僕は紅孩児、中華最きょ」

鹿力大仙「中華最強の俺らを知らねーたぁ、嘗められたモンだぜ!」

紅孩児「あの、まだ僕がしゃべっ」

羊力大仙「我輩達は、かの地最大の義侠集団、牛魔である!」

紅孩児「ちょ、羊力さんまで」

虎力大仙「知らないってんなら、身体に教え込んでやるわ!いくわよ!」

紅孩児「ねえ聞いて!?僕の話を聞いて!?……って、え、なになんでちょっと下がるの?」

虎力大仙「縞々模様は夢見る模様!貴方のキモチを知りタイガー!乙女全開プリティ妖仙、虎力大仙!」

鹿力大仙「雄々しき角は勇者の証!更なる強敵とディアいたい!筋骨隆々パワフル妖仙、鹿力大仙!」

羊力大仙「高貴な白は忠節の色!染まらぬ義心はトップシープレット!知将良将ダンディ妖仙、羊力大仙!」

虎力大仙「我ら!」

鹿力大仙「三妖そろって!」

羊力大仙「三・大・仙!」

ドドーン!!!

オークの首領「………おい、兄ちゃん」

紅孩児「……オンナノコだってば」

オークの首領「…ギューマってのは、サーカスの一座かなんかか?」

紅孩児「……そうだね、アニマル率は高いね……」



『超短編・牛魔の未来』
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