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三蔵「…岩から尻が生えている」
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1: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 01:13:20 ID:clfaSnFbdM
尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」

三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」

尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」

三蔵「しかし無駄に毛深いな」

尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」

三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」

尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」

三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」

尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」

三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」

尻「おい」

三蔵「下の毛とか意味わかんない」

尻「おいこら」


337: 名無しさん@読者の声:2013/11/29(金) 00:08:37 ID:6KdyPMHBok
うほっ
338: 名無しさん@読者の声:2013/11/29(金) 00:44:42 ID:2iTqpd5cSg
三蔵さんならこの状況でもロリのことを考えられるはず
339: 名無しさん@読者の声:2013/11/29(金) 12:34:19 ID:TTh33cTPL.
むしろ今の悟空を考えるだけであぶない
340: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/11/29(金) 21:56:12 ID:xJ8tC.QyzQ
哪吒「羅車仙術の壱、斬妖剣っ!」

ビュオッ!!!

小龍「…火龍咆哮!」

ゴォォォォォォォォッ!!!

哪吒「あややや……こら驚きやわ……金剛すら斬り裂くウチの斬妖剣を、ブレスひとつで相殺するやなんて…!ちっさいナリして、お強いわぁ」

小龍「…アナタとそれほど身長は変わりませんよ。それにしても…いちいち何か喋っていないと、死合の一つも出来ないんですか?」

哪吒「いややわぁ、ウチそなぃ安い挑発には乗らんえ?でもまぁ……そんポーカーフェイスが歪むんも見たいし、ギア、上げてこか?」

小龍「…せいぜい全3速くらいですかね」

哪吒「自転車かいな。いきますえ……羅車仙術の弐、砍妖刀(かんようとう)!」

ズォォォォォオッ!!!

小龍「…火龍咆哮!」

哪吒「うふふん……せやったら、その煩い口を塞いでしまおか?羅車仙術の参、縛妖索や!」

小龍「…火龍咆哮!」

哪吒「……ううんっ!羅車仙術の肆(よん)、降妖杵(こうようしょ)!潰れてまえっ!」

小龍「…火龍咆哮」

哪吒「………羅車仙術の伍、綉毬(しゅうきゅう)!四方八方から」

小龍「火龍咆哮」

哪吒「なんやのもーっっっ!!!」

小龍「…なんですか、急に」

哪吒「こっちは色々盛り上げよぉ思て、アレやコレやとしとるんえ!それやのに火龍咆哮火龍咆哮てアホの一つ覚えか!便利か!万能か!」

小龍「…そう言われましても。私、龍ですし」

哪吒「そんなん知らんもん!もう飽きたわ火龍咆哮は!他の!別の!チェンジやチェンジ!」

小龍「…火龍咆哮」

ゴォォォォォォォォッ!!!

哪吒「ど熱っつぅ!?話聞けやこのダァホこらボケカスぅ!!!」
341: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/11/29(金) 21:59:51 ID:AO31P0pYAc
小龍「…それが素ですか。本気を出す前に仕止めたかったですが」

哪吒「ええわ……そなぃ火ぃが好きなら、望みどぉり焼き殺したるわ……羅車が秘術、火輪…!」

小龍「…む」





木叉「なぁにを遊んどるんやアイツは……っと!危なっ!」

沙悟浄「なんだ。そのまま余所見してて良かったんだけどねぇ。サクッと殺させなよ」

木叉「言うてる台詞がモロ悪役やで自分。それも『四天王最弱のなんちゃら』ってレベルの、なっ!」

キィン!!キィン!!ガガガッ!!!

沙悟浄「降魔杖よ!沙僧が名において力を見せよ!怨霊呪!」

オオオオオオオッ!!!

木叉「ユーレイ怖がるトシでもないわいっ!七星剣っ!全部ぶった斬ったれ!」

沙悟浄「…ち、やっぱ最高級の宝具かい。ボンボン丸出しだね」

木叉「元エリートがそれを言うなや。………なあ自分ら、そない頑張っても、たぶん報われんで?ボクとならそら、そんだけの力なら戦り合えもするけど……」

沙悟浄「はん。仏を殺せるだなんて思い上がってないさ。旦那様を取り返すだけさね」

木叉「……辿り着けんと思うけどなぁ……」








八戒「………かはっ…!」

ごくう「八戒ちゃぁぁぁぁぁん!!!」
342: 名無しさん@読者の声:2013/11/29(金) 22:03:34 ID:W1WmOG90fA
はよ
続きはよ
はよ
343: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/11/29(金) 22:05:01 ID:fI31rUQC0k
紅孩児「ダメだよ悟空。今の君が行っても………だから無謀だって言ったんだ…!」

八戒「がふっ………げほっ…げほっ……」

鎧姿の少女「あーっはっはっは!あの天蓬元帥が血ヘド吐いてる!いい気味っ!昔から嫌いだったんだよねコイツ!死ね天部の面汚し!」

三つ目の武者「巨霊神よ、うぬは吾の後に隠れておっただけであろう。何を威張っておる」

巨霊神「何って、二郎真君さま、ワタシを助けに来てくれたんでしょ?じゃあワタシの手柄みたいなモンですよ!」

二郎真君「いや、その理屈はおかしい。吾は前部護法殿からの報せでだな」

巨霊神「もー、細かいこと言いっこ無しですよ!さー、残りの二人もチャチャっとやっちゃいましょー!」

二郎真君「いや何故うぬが仕切っておるのだ…?」


紅孩児「……天界一の英雄、二郎真君…!そうだよ、こんなバケモノまで出てくるんだ…!悟空、八戒さんまで失いたくないなら、ここは全力で逃げるんだ」

ごくう「う、うう…!やだ、八戒ちゃんも、おししょーさまも…!」

紅孩児「悟空っ!現状をよく見」

八戒「……それで良い、姉者……」

ごくう「八戒ちゃんっ!!」

紅孩児「馬鹿!逃げる体力を残せ!」

八戒「……出来んのう。……ワシの可愛い小龍が、男を見せた。あの悟浄が、逸る気を抑えて、この愚姉に託してくれた」

ごくう「八戒ちゃん…」

八戒「ほ、ほほほ……いやぁ、流石ワシじゃ。こう、一番オイシイ見せ場が巡ってくる…!」

巨霊神「えええ!立つの!?めんどくさっ!」

二郎真君「面倒も何も、うぬがやるワケでは……ふむ、敵ながら天晴れよ」

八戒「……名高き英雄よ、聞けぇぇい!!!」

ビリビリビリビリッ!!!

二郎真君「……そして、見事な気概」

八戒「貴様を殺す者の名を、忘れず閻魔に告げよ!!!師、玄奘三蔵より授かりしその名を!!!」

八戒「我こそは………猪八戒!!!」
344: 名無しさん@読者の声:2013/11/29(金) 22:52:37 ID:wXxnoAcbM2
前に落ちた株が急上昇やな八戒ちゃん
345: 名無しさん@読者の声:2013/11/30(土) 01:26:11 ID:6KdyPMHBok
お、落とした株なんてねーしっ!
346: 名無しさん@読者の声:2013/11/30(土) 18:05:38 ID:AY51fdUhxg
鳥肌たった
347: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/12/1(日) 16:57:41 ID:xCr1adqKgE
巨霊神「……な、なんなのさ大声出せばビビるとでも思ってんの!?アンタもう負けだから弱いクセに」

八戒「…………」チラッ

紅孩児「…………」

八戒「……一騎討ちじゃ。英雄」

二郎真君「……あい解った。此程の武人が願いを無下にしては、この二郎真君、吾が吾で無くなる。平天大聖が子よ、石猿と共に、ゆけい」

巨霊神「はああああ!?な、なに言ってんですか二郎真君さまっ!門番ワタシなんですけど!怒られるのワタシ!」

紅孩児「………死んじゃうと悟空が泣くから。出来たら死なないでね、八戒さん」

ごくう「えっ!八戒ちゃんダメだって!ほらこーちゃんも手伝えばきっと!わ、わたしもきっともうすぐ戻れるしって…わわっ!?」

紅孩児「行こう。確かに二郎真君を抜けたとなれば、可能性は出てくる」

巨霊神「さ、させるかぁ!百叩きじゃ済まないんだぞコッチは!唸れ宣花斧!あのカスどもをグチャグチャに」

紅孩児「君は怖くない」

ザンッ!!!

巨霊神「きゃふっ!?な、生意気っ!下界の妖怪風情が生意気生意気生意気っ!………って、な、な、ナニこれ!?熱いっ!熱い熱いっ!熱、苦し…!!!」

紅孩児「三昧真火。見えない焔に焼かれて死ね。これでも結構イライラしてるんだよね、僕」

巨霊神「た、たす、助け、じろ、しんく、さまぁ…!!!」

二郎真君「…………」

紅孩児「行くよ悟空。……助けるんだろう?」

ごくう「……うん!八戒ちゃんっ!勝ってよ!絶対だよっ!!!」

八戒「…応さ。はよ行けぃ」
348: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/12/1(日) 17:00:03 ID:xCr1adqKgE




巨霊神「……あ………が………」

二郎真君「…この緊張感、久しいぞ。生きてみるものだ、このような嬉しい事が起こる」

八戒「…そこの黒焦げ、まだ助かるやも知れんぞ?良いのか?」

二郎真君「地位に驕り己を失った者の末路であろう。……もう、言葉は要るまい。真の武人よ」

八戒「……ほほほ…ゆくぞ…!」






(……ちょ、なによコレ……なんかスッゴいのと戦ってんだけど)ヒソヒソ

(……額の眼に三又の大刀……で、伝説の顕聖二郎真君ではないであるか…!)ヒソヒソ

鹿力大仙「へー、物知りだな羊力。……で、どっちに味方すんだ?やっぱ助けてくれたし三蔵側だよな、虎力?」

虎力大仙(バカ鹿っ!声が大きいわよ隠れてる意味を考えなさいよホント脳ミソ使いなさいよっ!)ヒソヒソ

羊力大仙(うううむ…!それは勿論、借りを返さねば我ら三大仙が沽券に関わるからして、だがしかし、いくらなんでも武神が相手では……!)ヒソヒソ

鹿力大仙(んだよわかったよ頭抑えんなよ!……で、やるの?やらねえの?)ヒソヒソ

虎力大仙(……や、やるわよ!やるけど、でも、ええと……)ヒソヒソ

鹿力大仙(さっきもそー言って、あの褐色のねーちゃんと竜のガキが天部の野郎とかと戦ってる所スルーしたじゃんかよお前ら)ヒソヒソ

羊力大仙(いやあれはだな、あの木叉が相手ではその、ああも簡単にやられてしまった我等では……しかしまだアッチの方が良かったであるな……)ヒソヒソ

虎力大仙(……あっ!ヤバイヤバイ!あのエロ豚負けそう!)ヒソヒソ

羊力大仙(ぬ、ぬう…!ど、どうする?)ヒソヒソ

鹿力大仙(…どうすんだよ、虎力)ヒソヒソ

虎力大仙(もー!アンタらさあ、ここぞって時にいっつもアタシに振るのやめてよ!……うう……い、いくわよ!あのエロ豚に2度も助けられたとか、耐えらんないわよ!てゆーかそろそろ出ないとアイツ死んじゃう!)ヒソヒソ

鹿力大仙(……殺す殺す言ってたワリにゃあ、やけにあのガキを心配するよな、虎力)ヒソヒソ

羊力大仙(……女心は解らんであるな)ヒソヒソ

虎力大仙(ああゴメンその勘違いだけはやめて虫酸が走る)ヒソヒソ
349: 名無しさん@読者の声:2013/12/1(日) 20:09:41 ID:3PtiMlAxMk
虎力でたら本気でるだろうな
はっかいちゃん
350: 名無しさん@読者の声:2013/12/3(火) 16:36:15 ID:FxVdLkvea.
八戒ちゃんカッコいい…けど…いまだに…ピンクの…ナース服…なのか…?
351: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/12/3(火) 21:33:59 ID:szjIbTswGY
二郎真君「覇ぁあ!!!」

八戒「つあっ!!!」

ギャリンギャリン!!!パキィンッッ!!!

二郎真君「…うむ、うむ…!吾が三尖両刃も、合を重ねる度に喜んでいるぞ。強者との戰こそ、この命を輝かせる…!」

八戒「……ゼェ……ゼェ……こ、言葉は要らぬ、とか……言うとった、クセ、に……ゼェ……」

二郎真君「や、これは失敬。しかし此処迄の武士とは、正直期待をしていなかった。珍奇な装いに、その体躯……吾もその様な事で侮るとは、未だ鍛えるべきが残されていたか」

八戒「……我が師お手製のスク水じゃ……ゼェ……萌え萌えじゃろ……ほほ……!」

二郎真君「…眼に諦めが微塵も見えぬ……好い。なんと好き敵よ!終りが来ること、生まれて初めて惜し」

「「「ちょっと待ったぁぁぁぁあ!!!」」」

二郎真君「……?」

八戒「……ほ?」

虎力大仙「縞々模様は愛の模様!恋するハートを見せタイガー!ラブラブキュートなプリティ妖仙、虎力大仙!」

鹿力大仙「雄々しき角は勇気の証!真のお前にディアいたい!勇気凛々パワフル妖仙、鹿力大仙!」

羊力大仙「高貴な白は希望の色!輝く未来はトップシープレット!明日も煌めくダンディ妖仙、羊力大仙!」

虎力大仙「我らっ!」

鹿力大仙「三妖揃ってぇ!」

羊力大仙「三・大・仙っっ!!!」


二郎真君「…………」

八戒「…………」

虎力大仙「……なによ反応しなさいよ!なに黙ってんのよ豚!その沈黙はアレ!?ガッカリってこと!?アタシらでガッカリってこと!?」

鹿力大仙「んあ?なんでガッカリなんだ?助けに来たんだろ俺ら?」

羊力大仙「鹿力、それは流石にバカが過ぎるぞ………ガッカリされても仕方無い戦歴であろう、我輩らは」

二郎真君「…新手か。悪いが暫し待たれい。今はこの者と武を交えておる。吾が生き残れば、その後に御相手しよう」

八戒「…………」
352: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/12/3(火) 21:35:40 ID:szjIbTswGY
虎力大仙「ふんっ!それでハイそーですかって引き下がると思ってんの!?その豚はアタシが殺すんだから、勝手に横取りしてんじゃないわよ!」

鹿力大仙「売られたケンカを待ったするなんざ、男のすることじゃねーぜ!テメエの都合なんて知らねえな!」

羊力大仙「我輩らは義によって駆けつけた。例え数の利を避難されようとも、この義心は微塵も陰らぬ!」

二郎真君「…此の好き死合を、横から汚すと……そう云うか…!!!」

ゴオオオオオッ!!!

三大仙「…っっ!!!」

二郎真君「…今一度、頼む。終わるまで、待て…!!!」

虎力大仙「こ、怖い怖い怖い怖い何アレ怖すぎるっ!………よ、良かったチビってなかった…!」

鹿力大仙「こ、この…なんだ?このそのあれ、ぎゅ、牛魔王様とかのレベルじゃねーのか?」

羊力大仙「こ、ここまでのレベルになると、もう我輩らでは解るモノでは無いような……!か、帰りたい…!」

二郎真君「……ふん…黙ったか。……よし、待たせたな。さあ、愉しき時を、また始めよう」

八戒「…………ふむ」

二郎真君「どうした。毒気を抜かれたと言うならば、待つぞ。闘志を燃やせ」

八戒「…よぉし!おーい三バカ!手伝え!」

二郎真君「……な!?」

三大仙「……へ?」

八戒「ほれ、はよコッチに来い。あ、お主はちょっと待っとれ?作戦会議じゃ作戦会議」

二郎真君「……な……な…!?何を言っているのだ!?今、吾とうぬは、その武を、命をぶつけて…!」

八戒「あーもぉそーゆーの後にしてくれい。これ三バカ、なぁにモタモタしとるか!はよ来いと言うに!」

三大仙「え……あ、はあ……」

二郎真君「そ、そーゆーの……!?ほ、誇りはどうした!師の為に奮った気概は!?あの鬼気迫る名乗りはなんだったのだ!?」

八戒「よいか、鹿の、お主はだな……ああ?うっさいのう静かに待っとれんのか英雄のクセに。誇りや気合で勝てたら苦労せんわい、世間の常識じゃ、常識」

二郎真君「な……!?は……!?あぁあ……!?」

虎力大仙「えと、なんかアオスジ立ててワナワナしてるけどあの人……良いの?」

八戒「放っておけい。それよりワシの話を真面目に聞くのじゃ。………お主らを三バカから、伝説の英雄を打ち負かした、真の大仙と成らせてやるわい…!」

三大仙「……!」
353: 350:2013/12/4(水) 13:32:33 ID:g4AwWwN3dY
スク水でマジバトルとか新しすぎる…!
益々支援!
354: 名無しさん@読者の声:2013/12/4(水) 20:27:50 ID:fwgN3hVBiI
三大仙の決め台詞がちょっと上手くてワロタ
完全にかませ役の台詞やめれww

しえーん
355: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/12/4(水) 22:09:42 ID:RKcCHY8Ai.
鹿力大仙「鹿力雷迅脚っ!」

二郎真君「……温い…!」

八戒「身体を引けぇい!」

ブンッ!!!

鹿力大仙「うおおおっ!?よ、避けれたっ!?」

二郎真君「……ふん」

八戒「無闇に突っ込むなと教えたであろうが!じゃが今の蹴り、悪くなかったぞい。お主は元より膂力、格闘センス共に優れておる。しかしマトモな教えを受けなんだのであろう、戦い方を知らぬ。……ほれ!右脇っ!」

鹿力大仙「おおっ!鹿力三段突きぃ!!!」

二郎真君「…ぬっ!猪口才…!」

八戒「そーじゃ、それで良い!攻めて、引く。そして攻める。基本中の基本じゃが、実戦でこれを徹底することは難しく、される側は嫌なモノじゃ!」

鹿力大仙「うおーっ!これがさっき言ってた、『ヒットエンドラン』だな!なるほどだぜ!」

八戒「……ヒットアンドアウェイ、じゃ。誰が塁に出ろと言うた」

鹿力大仙「それそれ!そのアウェー!」

八戒「とにかくお主は基本じゃ。そこにフェイント等を絡められるようになれば、ウチの姉者に近い動きとなろう。あれは滅茶苦茶に動いとるように見えて、実に基本に忠実な武技を使う。どうも天然でやっとる辺り、天才じゃな。……さて、次は」

二郎真君「……ぬ、く…!ちょこまかと…!」

羊力大仙「ふっ、ふっ、てぇあ!」

八戒「うむ。流石お主は覚えが良い。お主の持ち味は、ウチの悟浄も誉めておったそのスピードじゃ。少なくともワシより、お主のトップスピードは上じゃと見る。なのに何故攻撃が当たらぬのか、それは」

二郎真君「…落ちろ!」

ガキィィィンッ!!!

八戒「おっと。コレじゃ……当てる前に、負けるからじゃの」

羊力大仙「か、かたじけない…!」

二郎真君「……邪魔を…!どこまで吾を怒らせれば気が済むか…!吾を教材か何かのようなこの扱い、このような愚弄を」
356: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/12/4(水) 22:12:42 ID:RKcCHY8Ai.
八戒「良い。じゃがもっと足を使え。延々と動き回り、その細剣で一撃必殺を狙うのがお主向きの戦法じゃ。む、来るぞ」

二郎真君「無視か貴様等ぁっ!!!」

羊力大仙「む、むんっ!はあっ!羊力・山茶花の舞っ!!!」

二郎真君「えええいっ!!!疎ましいっ!!!」

八戒「ほほ、良いぞ!体運びは、戦闘における要じゃ。その技術こそ、ウチの悟浄の強さの根源よ。あれは動きに一切の無駄が無い。洗練された武は、それこそ舞のように美しくなる!」

鹿力大仙「おっと足元がお留守だぜ!鹿力地刈蹴っ!」

羊力大仙「ここである!羊力・金木犀の舞ぃっ!」

二郎真君「ぐあああああ!!!鬱陶しいぃぃい!!!」


虎力大仙「……すごい………アレが、うちの鹿力と羊力…?」

八戒「……ふうっ。ま、ワシが茶々を入れて乱して居るからの。冷静に対処されては、二人とも一瞬で真っ二つにされかねん。勝ちを急ぐぞ、虎娘」

虎力大仙「いや、アタシもさっきから気弾撃ちまくってんだけど……あたんない……」

八戒「それで良い」

虎力大仙「いや、よくないから!アタシ役に立ってないつらい!」

八戒「そもそも、お主はその虎力砲、じゃったか。その技に頼り過ぎじゃ。いや頼るのは良い。しかしお主それしか無いではないか。虎力砲、虎力砲、虎力砲って、バカの一つ覚えも甚だしいわい」

虎力大仙「し、真虎力砲だから!ちゃんとパワーアップしてるし!てゆうかアタシだけダメ出しキツくない!?なんかどっか誉めろよ!」

八戒「誉める所………乳首がピンク色でエロい」

虎力大仙「殺す!」

八戒「ほほ、まあ冗談は良しとして。気弾を軸に戦うならば、それのみでは駄目じゃ。更に一枚、奥の手を用意せねばならぬ」

虎力大仙「奥の手…?」

八戒「うむ。ワシの可愛い、小龍のようにのう」
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うpろだ
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