尻「…はっ!!誰か居るのですか!?」
三蔵「見たところ20代そこらか。いや、肌の張りからすると、17、8かな」
尻「ああ…こんな人里どころか鳥の声さえ聞こえない不毛の地に、とうとう人が…!しかも声から察するに殿方…!」
三蔵「しかし無駄に毛深いな」
尻「ついに…ついにメチャクチャにされちゃうんですね…!この通りすがりの名も知らぬ殿方に性の捌け口にされちゃうんですね私のお尻…!あと毛深いとかヒドイ」
三蔵「うるさい尻だな…いくら仏の教えとはいえ、こんなのも助けるべきなのか…?」
尻「仏の教え…?僧侶さま…なのですか?」
三蔵「うむ。僧だよ。玄奘三蔵。…それにしても毛深いな…特に尻のあ」
尻「やめて!!…こ、これは失礼をしました…!仏に仕えるお方は、そのような煩悩は無いのですね!」
三蔵「いや俺ロリコンだから。女は10歳以下しか認めない」
尻「おい」
三蔵「下の毛とか意味わかんない」
尻「おいこら」
2: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 02:34:57 ID:d94KxDYQi2
尻「ふわぁ…!岩が砂に…!」
三蔵「嫌に面倒な封印だったな。術者の性格悪そー」
尻「ふわぁぁ……」
三蔵「…おい毛尻、羽織っとけ」バサッ
尻「わぷ。…あ、私裸ん坊…」
三蔵「目の毒だ」
尻「……なんだかんだ言っても、僧侶さまも男なんですね」
三蔵「いやマジで気持ち悪くなる。おっぱいが気持ち悪い。おおきい。キモい」
尻「そこまで!?」
三蔵「ところで毛尻、なんでまたこんなとこに封印されてたのよ」
尻「そ、それは……てか何ですか毛尻って!私には孫悟空という立派な名前がありますっ!」
三蔵「何ですかって、尻にビッチリ毛がモジャってるから毛尻」
悟空「そこの説明は求めてません泣くぞ」
三蔵「悟空……?その火のような紅い眼……まさか伝説の斉天大聖…?」
悟空「…あ〜……知られてますよねそりゃ……あはは…」
三蔵「17、8歳どころか、ババアかよ」
悟空「泣きますよ?」
3: 名無しさん@読者の声:2013/6/28(金) 11:30:08 ID:An6zq3r.pE
おもしろい
つCCC円
4: 名無しさん@読者の声:2013/6/28(金) 15:02:08 ID:kicSI8Q9o2
なぜか気になる
5: ヨシュア ◆.frSdr10QQ:2013/6/28(金) 17:06:53 ID:VghCuEkDg.
観音『…聞こえますか、三蔵法師……そして、石猿よ…』
悟空「ふぁっ!?か、観音さまっ!?」
三蔵「…観世音菩薩」
観音『…三蔵法師よ…よくぞこの不浄なる妖を救いましたね……釈尊と見紛うその徳、見事です…』
三蔵「見るに堪えないキモさだったからね」
悟空「私のこと嫌いですね?」
観音『…石猿よ……法師の慈悲に感謝しなさい……そして師と仰ぎ、徳を積むのです……天界をシッチャカメッチャカにした大罪、それにてなんとかギリ、赦しましょう…』
三蔵「シッチャカメッチャカ言うたぞ菩薩が。しかもギリて。お前すげえな」
悟空「わ、わ、若気の至りと言うか黒歴史と言うか、うう…」
観音『…玄奘三蔵法師よ……石猿…いえ、孫行者を、よろしく頼みます……』ガチャッ ツーツー
三蔵「…ガチャ?」
悟空「観音さま…ありがとうございます…!」
三蔵「よろしく…って。え〜……」
悟空「…あ、あの」
三蔵「なにお前、ついてくんの?」
悟空「は、はい!許されるならばっ!!うわあ嫌そうな顔」
三蔵「…なんなんだよ、天竺行けっつったり毛尻つれてけっつったり……ムチャ振り大好きか天界は……わーったよ、やりゃ良いんでしょやりゃ…」
悟空「ありがとうございますっ、僧侶さ…いえ、お師匠さま!!この孫行者、観世音菩薩の導きに従い、お供致します!天下無双の怪力に、変幻自在の術数、必ずやお師匠さまのお役に立ってみせます!!」
三蔵「………あー、うん…」ジロジロ
悟空「お、お師匠さま…そ、そんなジロジロと見ないで下さい……羽織り一枚しか、私…」
三蔵「……マジで苦行だわ……はぁ…」
悟空「いくら私でも傷付くんですけど」
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