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王「ろくな勇者いねえな!」
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1:🎏 :2013/5/8(水) 01:33:08 ID:YHEhymVdsU
王「魔王討伐のため、名高き勇者を募ったが、どのような者が集まっておる?」

大臣「現在、笑顔勇者・弱気勇者・知ったか勇者・川柳勇者の四名が集まっています」

王「ろくな勇者いねえな!」


73:🎏 :2013/5/12(日) 01:21:15 ID:YHEhymVdsU
翌日

大臣「山本翔太が三面で諦めました」

王「諦めちゃったよ!どうしてそこでやめるんだ、そこで!」

大臣「勇ましく進んでいたそうですが、ゴブリンの実力を見て心が折れ……」

王「ゴブリンさん毎度お疲れ様です!いや、それはいいんだよ!」

王「何か今回死因適当じゃね!?いや、死んではいないけどさ!」

大臣「ぶっちゃけ「もういっそ勇者じゃない一般人来たら面白くない?」って思って書きましたからね」

大臣「この辺のくだりを考えてなかったし、メタで乗り切ろうという結論になったんです」

王「そういうの堂々言うのやめない!?俺もちょっとリアクションに困るしさ!」

王「全国の山本翔太さんのためにも頑張ろうよ!ネタとしてポーンと出して、後処理は適当って最悪だろ!」

大臣「思い付きだけで行動すると後悔するっていう教訓ですね。さて、次の勇者いってみましょう」

王「山本翔太さん、大変なとばっちりだよ!全国の山本翔太さん、本当にすみませんでした!」
74:🎏 :2013/5/12(日) 01:22:27 ID:YHEhymVdsU
ぎりぎり勇者「ぎりぎり勇者です」

王「何で辛うじてのラインに甘んじてんだよ!完全に勇者になれよ!」

大臣「勇者になるのも大変なんですよ。ぎりぎりでも一応勇者なんですからいいじゃないですか」

王「そんなのがよくもまあ魔王討伐の大任に立ちあがったな!」

ぎりぎり勇者「400点で合格のところ、402点でどうにか勇者になれました」

王「ぎりぎりだね!一問か二問間違えてたら勇者になれなかったよ!てか勇者ってそういう制度なの!?」

ぎりぎり勇者「手にテーピングして胴着を着て、腰を落として正拳突きを一発二発。ぎりぎり勇者です」

王「勇者じゃねえよ!ぎりぎりどころか圧倒的に武闘家じゃねえか!」

ぎりぎり勇者「道行く人のすれ違いざまに金属バットで頭部をバコン!ぎりぎり許してもらえます」

王「許されないよ!殺傷事件で裁判待った無しだよ!」

大臣「さすがぎりぎり勇者はぎりぎりのラインを突くのがうまいですね」

王「正気かぁ!?全然ぎりぎりじゃねえよ!いかれた方向に振り切っちゃってるだろぉ!」
75:🎏 :2013/5/12(日) 01:24:05 ID:YHEhymVdsU
大臣「なんだかんだぎりぎりで上手くいく勇者なので、魔王討伐もぎりぎり果たすことでしょう」

王「俺にはそう思えないねぇ!こいつのぎりぎりのライン、おかしいんだもん!」

ぎりぎり勇者「コーヒーを1、牛乳を99の割合で入れます。ぎりぎりコーヒー牛乳です」

王「ほぼ牛乳だろ!百人に聞いても全員がただの牛乳って言うわ!」

大臣「しかし、千人に聞いてみたら、あるいは……」

王「変わらねえよ!一緒だよ!例外なくオール牛乳判定だよ!」

王「ほら、こいつのぎりぎりのラインっておかしいんだよ!本当に402点とったのかも怪しいよ!」

大臣「まあまあ。感性が少しずれてても要は魔王を倒せればいいんですから。期待しましょう」

王「どこにどう期待すればいいんだ!?こんな明らかな負け戦に希望なんか抱けねえよ!」

ぎりぎり勇者「ゲーセンの腕相撲のやつで一番強い奴にぎりぎり負けます。ぎりぎり期待できますね」

王「できねえよ!勇者なら余裕で勝ってよ!あれでしょ、一番強い奴がロボコップみたいなやつでしょ!?」

大臣「あれってアームチャンプス2っていうみたいですよ」

王「そうなんだ!?知らんかったわ!いや、それは今はどうでもいい!」

王「正直期待はできんが仕方ない……ぎりぎり勇者よ、魔王を討伐してくるのじゃ!」
76:🎏 :2013/5/12(日) 01:25:39 ID:YHEhymVdsU
翌日

大臣「ぎりぎり勇者が三面でやられました」

王「何でだよ!?ぎりぎり勇者なんだから九面でやられろよ!」

大臣「勇ましく進んでいたそうですが、ゴブリンにやられて……」

王「困った時のゴブリン頼りだな!なんかもう死因とかうまく浮かばなかったらゴブリン出せばいいって思ってない!?」

大臣「それだけゴブリンが鬼門なんでしょうね」

王「ていうかさっきも言ったけど、ぎりぎり勇者が三面でやられちゃ駄目だろ!」

王「九面まで行って「名前の通りぎりぎり駄目だったな!」とか言って、ようやく完成するネタだろ!何でそんなとこでやられてんだよ!」

大臣「あ、でもぎりぎり生き残ったみたいですよ」

王「知らないよ!もうちょっとわかりやすいぎりぎり要素を出してよ!」

大臣「ぎりぎり勇者でも駄目だなんて……魔王討伐はやはり厳しいですね」

王「何でお前の中でそんな好評価なんだ!?腕相撲のやつでぎりぎり負ける程度の奴だぞ!?妥当な結果だよ!」

大臣「でもあれかなり強いですよ」

王「店によって強さ違うから何とも言えないよ!仮に凄く強くても、勇者なんだから倒せよ!」
77:🎏 :2013/5/12(日) 01:26:40 ID:YHEhymVdsU
大臣「ぎりぎり勇者も失敗ということで、今回も駄目でしたね」

王「ああもう!勇者全滅に慣れてきてる自分が憎いわ!」

大臣「じゃあいつも通り勇者募集しておきますので、また明日ということで」

王「もう完全にパターン化してるよぉ!どうせ明日も屑共が集まるんだろ!?」

大臣「そんなの明日にならないとわかりませんよ。何を弱気になってるんです?」

王「明日にならんでもわかるわ!ここで急にシリアスパート突入したらびびるわ!」

大臣「見てる方も飽きてるだろうし、変化があるのはいいことでは?」

王「悲しいこと言うなよ!今までの流れで急にマジな勇者来て、急にシリアス突入すんのは無理あるだろ!」

大臣「じゃあ今まで通りで納得するしかないですね」

王「ちくしょう!俺はどうすれば救われるんだよぉ!?」
78:🎏 名無しさん@読者の声:2013/5/12(日) 01:33:42 ID:eXyTaz3oj2
ランキング入りおめでとう!
そして私怨
79:🎏 :2013/5/13(月) 00:58:28 ID:YHEhymVdsU
>>78
マジでランキング入ってるwww
投票してくれた人ありがとう!
ちょっとランキング関係のネタ書いてから投下します。
際どい&人によっては不快なネタになりそうだけど大丈夫かなあwww
80:🎏 名無しさん@読者の声:2013/5/13(月) 00:59:47 ID:IwYnZSawbI
>>79
おk
81:🎏 :2013/5/13(月) 01:25:17 ID:YHEhymVdsU
翌日

大臣「王様。勇者を募ったところ、新たに数名の勇者が集まりました」

王「……」

大臣「王様?聞こえてます?勇者集まりましたよ」

王「もう会いたくない……」

大臣「我儘言っちゃいけません。世界の運命がかかっているのですよ?」

王「かかってねえもん!会おうが会うまいが、どうせ魔王討伐無理な屑しかいねえもん!」

大臣「どうしてそう悲観的なんでしょうかねえ」

王「お前はどうしてそう楽観的なんだよ!?今日まで何を見て来たんだ!?」

大臣「とりあえずどういう奴が来たか聞いてください。それから判断すればいいでしょう」

王「聞くだけ聞いてやるよ……もう叫ぶ準備はしとくけど」

大臣「現在、スペランカー勇者・だれキュラ勇者・魔王・気持ちは勇者の四名が集まっています」

王「駄目だあああぁぁぁ!!こんなんで魔王倒せるわけねえだろおおおぉぉぉ!!」

大臣「叫ぶ準備しといてよかったですね」

王「ていうか、今倒すべき魔物が混ざってなかった!?敵がいよいよ乗り込んで来ちゃったよ!」

大臣「まあまあ、慌てないでいいですから順に見ていきましょう」

王「それでいいの!?ねえ、魔王来てるよ!?やばいんじゃないの!?」
82:🎏 :2013/5/13(月) 01:26:08 ID:YHEhymVdsU
大臣「えっと、スペランカー勇者が死んだみたいです」

王「まだ対面すらしてねえだろぉ!?ちょっと死ぬの早くない!?」

大臣「城内の階段の段差が高すぎたみたいで……」

王「スペランカーの名に相応しい虚弱っぷりだな!魔王討伐の前に死ぬとは思わなかったよ!」

大臣「でもまだ残機あるみたいですから、今からこっち来ると思います。……あっ」

スペランカー勇者「どうも、スペランカー勇者です」

大臣「来ましたね。どうにか残機を減らさずに来れたみたいです」

王「会うだけでこんなドキドキするとは思わなかったよ!」

大臣「おお、期待してるんですね」

王「逆だよ!余すことなく絶望してんだよ!既に一回死んでんねんで、こいつ!」
83:🎏 :2013/5/13(月) 01:26:58 ID:YHEhymVdsU
大臣「こんだけ虚弱なんですから、命の大切さは熟知してると思われます。慎重に確実に生きて魔王を倒しますよ」

王「残機で生き返る奴に命の重みがわかるかぁ!仮に慎重に生き延びても魔王倒せねえよ!」

大臣「あ、幽霊出てきましたよ。倒さないと」

スペランカー勇者「じゃあ銃を撃ちまーす」シュババババ

大臣「よーし、倒せましたねー」

王「いや、普通に対応してるけど、何で幽霊出て来てんの!?」

大臣「何でって、スペランカーには幽霊出てくるじゃないですか」

王「スペランカーの主人公がいると洞窟じゃなくても幽霊出てくんの!?」

大臣「王様、ここにいるのはスペランカーの主人公じゃなくてスペランカー勇者ですよ」

王「同一人物で片づけたら駄目なの!?面倒臭いな!」

大臣「あ、また幽霊」

スペランカー勇者「じゃあ銃を撃ちまーす」シュババババ

王「同一人物でも別人でもいいから、俺の城を心霊スポットにしないでくれ!」

大臣「スペランカーあるところに幽霊ありです。諦めましょう」

王「じゃあさっさと魔王討伐に行け!……スペランカー勇者よ、魔王を討伐してくるのじゃ!」

スペランカー勇者「じゃあ鍵を探してきまーす」

王「別に鍵なくても城は出られるよ!」
84:🎏 :2013/5/13(月) 01:27:50 ID:YHEhymVdsU
翌日

大臣「スペランカー勇者が九面で戦死しました」

王「大健闘じゃねえか!?正直一面で死ぬと思ってたよ!」

大臣「勇ましく魔界を攻略していたそうですが、残機が尽きて……」

王「あんなに簡単に死ぬのに、よくもまあ九面まで行ったな!何があったんだよ!?」

大臣「プレイヤーが変わったんじゃないですかね」

王「やりなれた奴がやったんだろうな!あんな虚弱野郎を操ってよく頑張ったよ!」

大臣「でも本当にすぐ死ぬからちょっと油断するとやられちゃうんですよね」

王「その油断が終盤でやってきたんだろうよ!もうちょっとだったのに惜しかったな!」

大臣「次にプレイする時は、今度こそクリアできるといいですね」

王「こいつにもう次はないけどな!」

大臣「そういうことなら次の勇者に託しましょう」
85:🎏 :2013/5/13(月) 01:28:53 ID:YHEhymVdsU
だれキュラ勇者「俺がカルマだ!」

王「だれキュラ勇者じゃねえのかよ!?ていうか、これあれだろ!?弟の作ったRPG実況する奴!」

大臣「このサイトでも笑い系でまとめられてるので、知らない人は見てみたらどうでしょう」

王「ていうか凄いの来たな!どうしてこんなとこに来たんだよ!?」

だれキュラ勇者「お前には関係ないだれ」

王「関係あるよ!俺達が募集して、お前が応募して、今この関係性だよ!」

だれキュラ勇者「俺は勇者になりたいんだ。そして、なるためにここに来たんだ」

王「じゃあ勇者として魔王殺してきてくれる?」

だれキュラ勇者「魔王を殺す…!?」

王「何で驚いてんだよ!勇者になるんだからそれくらい覚悟してろよ!」

だれキュラ勇者「俺は誰かを殺してそして平和になる世界にはごめんだぜ!」

だれキュラ勇者「俺は犠牲は払うくらいなら共働きで明日を担うぜ!」

だれキュラ勇者「だから俺は勇者はやめるぜ!だが俺は勇者はやめない!」

王「こいつ何が言いたいんだよぉ!?もう俺には理解不能だよ!」

大臣「あはは、個性的な勇者ですね」
86:🎏 :2013/5/13(月) 01:30:06 ID:YHEhymVdsU
大臣「言動はエキセントリックですが、内に秘めた闘志は確かな物があります。彼なら魔王を倒すでしょう」

王「大丈夫かなあ!?なんか凄い心配なんだけど!」

だれキュラ勇者「そんな気苦労は心配無用だ!俺は勇者でしかもアサシンでしかもだからな!」

王「しかも理解不能だもんな!心配すんなって方が無理だろうぜ!」

大臣「魔王を倒したら報酬として9999ゴールド出すので頑張ってください」

だれキュラ勇者「お前、俺を金で釣るつもりか!のったぜ!」

王「乗るのかよ!?ていうかお前も勝手に報酬出すなよ!」

大臣「まあまあ、勇者のやる気をあげるのも大切ですよ」

だれキュラ勇者「こうして俺は世界は救う冒険に出るんだれ!」

王「確かにやる気上がってる……心配だけど託してみるか」

王「だれキュラ勇者よ、魔王を討伐してくるのじゃ!」

だれキュラ勇者「魔王討伐…!?」

王「だから何で予想外なんだよ!お前、勇者でしかもアサシンでしかもじゃねえのかよ!?」

大臣「まあ、はやく行けよ」
87:🎏 :2013/5/13(月) 01:30:59 ID:YHEhymVdsU
翌日

大臣「だれキュラ勇者が八面でやられました」

王「意外にけっこういけたんだれ!正直序盤で死ぬと思ってたよ!」

大臣「勇ましくがんものある生活ん選んだそうですが、たかまさにやられて……」

王「待って待って!お前の今の台詞のほぼ全てが理解できない!」

王「がんものある生活って!?八面にてたかまさが出てきてるけど!?」

大臣「言葉の通りですよ。だれキュラ勇者はたかまさにやられたんです」

王「たかまさとか出しちゃっていいんかよ!?」

大臣「いいんじゃないですか?面白いでしょ、あのスレ」

王「徹底的にやっちゃってんな!ていうかネタにした時点で覚悟は決めるべきか!」

大臣「まあだれキュラのスレもそうなんですが、このサイトには他にもたくさん面白いスレがまとめられてます」

大臣「素敵な管理人が厳選してまとめたスレは素晴らしいの一言です。この素敵なサイトで皆さんも存分に楽しみましょう」

王「宣伝じゃねえか!急に媚び始めたな!こないだ過疎掲示板とか言っちゃったのが今頃怖くなってきたんだろ!」

大臣「ま、とにかくだれキュラ勇者はやられました。セーブポイントもないから大幅なやり直しです。なので次行きましょう」
88:🎏 :2013/5/13(月) 01:31:50 ID:YHEhymVdsU
魔王「我こそはこの世界を漆黒に包みし悪魔!魔王その人である!」

王「最初にも言ったけど、やっぱ魔王本人が来ちゃってるよ!どうするんだよ、これ!?」

大臣「いやあ、迫力満点の勇者ですね」

王「勇者じゃないよ!人でもないよ!俺達が倒さんとする最終目的だよ!」

魔王「我がその気になれば世界を炎に包んでくれよう!」

王「ほら!ものっそい物騒なこと言ってるよ!これが勇者であるはずないよ!」

大臣「ジャージ勇者とかこんな感じじゃなかったですか?」

王「そうだね!この世界の勇者おかしいんだったね!今のは俺の言い分が間違ってるわ!」

魔王「弱き勇者など我が絶望に包んでくれるわ!」

王「どうでもいいけど魔王さん包みたがる御方っすね!」
89:🎏 :2013/5/13(月) 01:33:07 ID:YHEhymVdsU
大臣「この勇者は見た目からして最強なオーラに包まれてます。これは期待できますね」

王「問題は勇者じゃなくて魔王ってとこなんだよね!あと、お前まで包みだすのかよ!?」

魔王「我が未来は勝利に包まれておる!完全勝利を約束してみせよう!」

王「それ困るわー!人間の方の代表としてそれ聞き逃せないわー!」

大臣「頼もしい勇者です。前祝としてパーティでも開いて喜びに包まれましょう」

魔王「ならば、我が挽肉とニラを餃子の皮で包んでくれるわ!」

王「何だこの空前の包みブームはぁ!?魔王さん意外と家庭的じゃねえか!」

大臣「こうなったらベストツツミストとかいう賞をつくって受賞させるしかないですね」

王「何でだよ!?いいよ、そんなどうでもいい賞作んなくても!」

大臣「記念すべき初代受賞者は堤下敦で決定です」

王「魔王じゃねえのかよ!?完全に名前だけで選んだろ!賞の名前、ベストツツミシタに改名しろ!」

魔王「彼奴が相手なら納得するしかない。我は悔しさに包まれよう」

王「魔王もおかしいんだな!勇者も魔王もおかしいって、この世界もう終わってんよ!」

大臣「受賞を逃した悔しさを胸に、魔王を討伐を成し遂げていただきましょう。王様、命令を」

王「おかしいよ……もうおかしくない物の方が少ないよ……魔王よ、魔王を討伐してくるのじゃ!」

王「……大臣、今の俺の台詞聞いておかしいと思わない?」

大臣「いいえ。ご立派でしたよ」

王「やっぱり頭おかしいよ……」
90:🎏 :2013/5/13(月) 01:34:17 ID:YHEhymVdsU
翌日

大臣「王様、魔王が見事十面に到達しました」

大臣「しかし、魔王の正体はなんと魔王だったのです。魔王はそのまま魔王となり、魔王として支配しました」

王「日本語でおk!!もうお前の発言がおかしいよ!何かおかしいなーって思わなかった!?」

大臣「言われてみれば……一人称が我だったり、少し怪しい点はありましたね」

王「そうじゃなくてね!このレスでのお前の二度目の台詞がおかしくない!?って言ってんの!」

大臣「しかし、まさか魔王が魔王とは……すっかり騙されましたね」

王「お前だけぇ!この広い世界であれに騙されたの、お前ただ一人だよぉ!」

大臣「言い切っていいのですか?この世界には様々な人がいるのですよ」

王「言い切るよ!日本語読める奴なら瞬く間に真実を見抜くよ!」

大臣「はは、江戸川コナンじゃあるまいし」

王「コナンじゃなくても軽々見抜くわバーロー!」

大臣「じゃあそろそろ切り替えて次行きましょう。ネクストコナンズヒント!」

大臣「精神論!次の勇者はどんな奴かな!?お楽しみに!」

王「もう知ってるよ!既に名前出てるからあ!」
91:🎏 :2013/5/13(月) 01:35:04 ID:YHEhymVdsU
気持ちは勇者「どうも、気持ちは勇者です」

王「気持ちだけかよ!?実際のとこはどうなんだよ!?」

大臣「実際は町の道具屋みたいですね」

王「勇者じゃねえじゃん!いや、今まで勇者じゃねえ奴けっこう来たけども!」

気持ちは勇者「しかし、気持ちは勇者なんです!気持ちだけは勇者なんです!」

王「想いだけじゃ駄目なんだよぉ!」

大臣「想いだけでも……力だけでも……」

王「キラさんちょっと今介入するのやめてもらえます!?とにかく、気持ちだけでどう魔王倒すんだよ!?」

気持ちは勇者「脳内シミュレーションでは何度も魔王を倒しました!」

王「だからそれは現実に影響しないんだよ!そんなんでいいなら俺だってマンU移籍して12ゴール記録したわ!」

大臣「私の場合はルイージの足の裏を二時間くすぐりました」

王「お前普段どんな妄想してんのぉ!?そんなん妄想して楽しい!?」

大臣「そりゃもう爆笑ですよ。次に妄想する時は三時間いきたいですね」

王「今更だけど、お前を理解できないよ!」
92:🎏 :2013/5/13(月) 01:35:54 ID:YHEhymVdsU
大臣「で、話を勇者に戻しますが、気持ちだけじゃ駄目って言いますけども、やる気がないよりはいいですよ」

王「でもやる気だけ満々でも無駄死にコースだろうしなあ……」

気持ちは勇者「どうして私の気持ちを買ってくださらないのですか!?」

王「俺はお前を気遣って言ってやってんだけどな!気持ちだけじゃ死んじゃうからってね!」

大臣「人は時に命を賭してでも成し遂げなければならないことがあるのです」

王「魔王討伐な!それが成し遂げられないから命賭さなくてもいいんじゃね!?って言ってんの!」

気持ちは勇者「やってみなきゃわかりません!」

王「わかるよ!何だその体!?道具屋らしくぶよぶよじゃねえか!」

気持ちは勇者「脳内ではベンチプレス150kg上げました!」

王「現実的には50kgも上がらねえんじゃねえのか!?とにかく無謀だって!」

気持ちは勇者「私のこの想いがあればきっと大丈夫です!」

大臣「本人の言い分を通してあげましょう。これでマジで魔王討伐してきたら儲けもんですよ」

王「命をこんなに軽視していいのかなあ……気持ちは勇者よ、魔王を討伐してくるのじゃ!」
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