男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」
メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」
男「いや、最近だけど」
メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」
男「どんな時代だよ」
516: 1 番外編(投下終了):2012/3/28(水) 23:37:42 ID:bfKAa5dNW6
男「母さん、来たよ」
母「座りなさい」
男「なんだよ、話って」
母「メイドちゃんとの事よ」
男「?」
母「はっきり言うわね…婚約してからキス以上の事をしてないでしょ」
男「なっ!?か、母さんにはそんなこと関係ないだろ!!」
母「それがね、大有りなのよ」
母「可愛い初孫が出来るかどうかの時期なのに!!」
男「俺まだ高校生!!」
母「別に高校生が父親でもいいじゃない」
男「駄目だろ!!」
517: 1 番外編(投下終了はフェイク):2012/3/28(水) 23:59:08 ID:bfKAa5dNW6
母「可愛い初孫の顔を見たいという老い先短い母親の願いを聞いてくれないの?」
男「嘘こけ、まだ30半ばじゃねーか」
母「ふふ、とにかく孫は欲しいものなのよ」
男「そういうもんか?」
母「そういうもんなの」
男「子供か…」
518: 1 番外編:2012/3/29(木) 00:15:34 ID:bfKAa5dNW6
男「本音を言えば、メイドに触れたいよ…でも、こんなこと初めてだし…どうしていいかわかんねーんだよ」
男「乱暴にしたりして…拒絶されたら…」
母「男」ニコ
男「?」バキッ!!
男「いってぇぇぇ!!」
母「あんた、それでもキン○マついてんの?」
男「グーはねえだろ!!グーは!!」
母「あんたが好きになった女の子でしょうが!!信じてあげなさい!!」
男「・・・」
母「メイドちゃんはね、あんたといて凄く嬉しくて、幸せなんだって」
母「だから、あんたが愛の証を行動で示す方法、わかってるよね?」
男「・・・」
母「卒業式」
男「?」
母「卒業式終わったら、メイドちゃんを抱きなさい」
519: 1 番外編:2012/3/29(木) 00:20:38 ID:s34UTNp0wM
男「・・・」
母「メイドちゃんは、きっと待ってるよ…男を」
男「うん」
母「大丈夫、メイドちゃんはずっとあんたの側にいて支えてたんだから…拒絶なんてするわけないから…」
男「・・・うん」
母「しゃんとして、あなたは私達の自慢の息子なんだから…」
男「・・・ああ」
母「話はこれでおしまい、部屋に戻りなさい」
男「ありがとう、母さん」
バタン
母「・・・」
520: 1 番外編(本当に投下終了):2012/3/29(木) 00:30:42 ID:s34UTNp0wM
ガチャ
父「やあ」
母「お帰りなさい」
父「男君は?」
母「卒業式終わりに抱かせる」
父「卒業記念か、そりゃいいね」
母「ねえ、本当にキス以上してなかった?カマかけてみたけど図星みたいで」
父「添い寝はしてるみたいだよ、ただ寝てるだけだけど」
母「そう…」
父「心配?」
母「なんだかんだであの子奥手だからね」
父「でも、獣になってもらわないとね」
母「ヘタレだから心配」
父「はは、まあ信じようよ、僕達の息子を」
母「・・・ええ」
番外編 続く
521: (④ω④):2012/3/29(木) 01:03:12 ID:xZgsXzpN3.
寂しがり屋の空気感じて支援注入ヽ(・ω・)ノ
522: 名無しさん@読者の声:2012/3/29(木) 01:26:43 ID:J/QHWuCNKY
2度目の卒業はkwsk
つ④
523: 1:2012/3/29(木) 12:29:29 ID:AeHidzNwG.
>>522
二度目の卒業は少し厳しいですかね。理由としては
申し訳程度のエロしか書けない
書いてる内に赤面しちゃってまともに書けなくなる
強制sageじゃない
主な3つの理由から今回は(ていうか私の作品全部)描写は控えさせて頂きます。下手なエロ書いて見た人を不快にさせたら本末転倒ですし
>>521
べ、別に寂しがってなんかいませんし、ただsageで更新したい気分だっただけですし…
ありがとう…ございます
524: 名無しさん@読者の声:2012/3/29(木) 13:02:30 ID:LyZuHi1WD6
みてますよーしえん!!
こんな両親いいなあ…
525: 522:2012/3/29(木) 13:30:32 ID:J/QHWuCNKY
>>523
やっぱり(-。-;
すいません、いぢめたかっただけですψ(`∇´)ψ
スレ汚しスマソ
526: 1:2012/3/29(木) 16:04:34 ID:9VL8F4gDNU
>>524
父「支援ありがとう!!」
母「私達はいい両親なんでしょうかね?」
父「少なくとも母さんは最高の人だよ!!」
母「・・・//」
男「惚気るなよ」
>>525
確信犯でしたか…
お巡りさんこの人です
527: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:06:38 ID:9VL8F4gDNU
メイド「お支度はできました?」
男「ん…多分」
メイド「忘れ物はありませんね?」
男「多分」
メイド「ハンカチちり紙は?」
男「小学生か!!」
メイド「その元気ならよろしいですね」ニコ
男「・・・まあな」
男「じゃ、いってきます」
メイド「いってらっしゃいませ」
528: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:10:09 ID:9VL8F4gDNU
~~~学校~~~
男「いよいよ卒業か…なんだか長いようで短かったな…」
友「おーっす、男」
男「よう友」
男「(元気そうだな…)」
友「本当にお前には感謝してるよ、後押しをしてくれてサンキュー」
男「え」
男「(ま、まさか…先生に許可取っt)」
友「先生には見事にフラれちまったよ、はっはっは」
男「・・・そのわりには元気そうだな」
友「ま、聞いてくれよ」
男「聞くだけならな」
529: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:16:11 ID:9VL8F4gDNU
友「先生にフラれて傷心の俺に話しかけてきた子がいたんだよ」
男「へー」
友「その子さ、部活の後輩で可愛いな~って思ってた子なんだよ」
男「ふーん」
友「でも俺は年下だし後輩だからって、あまり女の子として見なかったんだど、その子にさ聞かれたんだよ、元気無いですねって」
友「でまあ、俺としてはどうでもよくなってたから先生の事を伏せてフラれたとだけ言ったんだよ…そしたら」
男「そしたら?」
友「その子にさ、もしよろしければその悲しみを私に癒させてもらえますか?っていわれたんだよ!!」
男「・・・は?」
友「絶対にこれ告白だよな!?告白でいいんだよな!?」
男「・・・ソウナンジャナイ?」
友「でさでさ、メアドもゲットしてさ、もう昨日からテンション上がりまくりd…」
男「じゃ、教室いくかー」
友「置いてくなよ!?」
530: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:19:05 ID:VNW90a83Ro
~~~教室~~~
男「このクラスに来るのも、最後か…」
友「ほい、男」スッ
男「ん?」
友「寄せ書き、クラス全員から先生にだとよ」
男「またベタだな…」
男「・・・これでいいか」
友「なんて書いたんだ?」
男「先生に聞けばいいだろ、今見るもんじゃない」
友「うわ、ケチ」
男「やかましい」
ガラガラ
先生「はーい、皆席に座ってー」
531: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:30:02 ID:VNW90a83Ro
先生「・・・今日は、卒業式です」
先生「皆とは、たった一年だけだったけど…凄く楽しい時間を過ごさせてもらった」
先生「頼りない私を引っ張ったりしてくれて…このクラスに来れて、本当によかった」
先生「ありがとう…皆」
パチパチパチパチパチ
先生「や、やだ!!止めてよね!!式始まる前に…泣いちゃうじゃない…」
先生「う…ふえーん!!」
友「先生…可愛いなぁ…」
男「先生…相変わらずだな…」
先生「ひっく、皆どね、ずごぜてね、どっても、とっでも、うれじかったよ~!!」
男「おい、誰か翻訳こん○ゃく持ってこい」
532: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:34:33 ID:9VL8F4gDNU
先生「式が…始まったら…呼ぶから、それまでは教室で静かにしていてください」
ガラガラ
友「先生、辛そうだったな」
男「感情移入が激しい人だからな」
友「おい、そんな言い方」
男「でも、感情移入が激しいからこそ、俺達に全力でぶつかってきてくれた…そんな俺達は幸せ者だろ?」
友「・・・ああ」
友「ところで、メイドさんとはその後進展は?」
男「貴様に話す事なぞ何もない!!」
友「え」
男「ま、言うほど何もないって事だ」
友「もったいねーなー、あんな可愛い子と相思相愛で何もないのかよ」
男「・・・ああ」
533: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:39:26 ID:9VL8F4gDNU
男「お前から見てどう思う?女の子って、こっちからアクション起こした方が嬉しいのか?」
友「わかんねーけど、嬉しいんじゃねーの?」
男「そっか…」
友「ま、そんな焦らなくてもいいだろ」
男「ああ・・・ん?」
男「お前、俺が何に悩んでるのか知ってるのか?」
友「メイドさんとキス以上いってない事」
男「なん・・・だと?」
友「だって、お前らなんか青いんだよな」
男「(わかるもんなのか?そんなこと)」
ガラガラ
先生「皆、体育館に移動するよ」
友「来たな…」
男「・・・ああ」
534: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:51:04 ID:9VL8F4gDNU
~~~体育館~~~
校長「えー、晴天の中、ここに集まる生徒達は、今日この高校を卒業し、巣立っていきます」
校長「あなたたちは我が校の誇りであり、宝でもあります」
校長「これから先、苦しい事や辛い道のりがあなたたちを待ち受けるでしょう」
校長「ですが、忘れてはいけません」
校長「あなた達はこの高校を卒業した誇り高き生徒であると」
校長「短いですが、これを私からの祝辞とさせて頂きます」
校長「卒業、おめでとう!!」
535: 1 番外編:2012/3/29(木) 16:56:10 ID:9VL8F4gDNU
~~~教室~~~
男「・・・っは!?」
友「どうした?」
男「・・・意識が無かったんだが」
友「え」
男「卒業証書を受け取って…そのあとから全く覚えがない…」
友「えーと…そういやお前心ここにあらずって状態だったな」
男「空白の一時間半…映画のタイトルに出来そうだな」
友「まさか、そんなこと考えてたのか?」
男「なわけないだろ」
253.37 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】