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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



393: :2012/3/23(金) 17:05:08 ID:tKolNl3U7M
父「君が、キチンと罪を償って…更正して、出所したら」

父「僕と二人で会社を作らないかい?」

菅野「・・・」

父「もちろん、君を許したわけじゃない…君のせいで僕の妻や息子に被害が及んだからね…」

菅野「じゃあ、何故協力を求める?」

父「僕はかなりの資産家だ、だから投資目的で媚びへつらう企業が多い」

父「でも、君は社員から腕一本で今の地位まで登り詰めた敏腕社長だ」

父「君となら、いい会社が作れると思ってね」

菅野「また、こんなことをしようとしたらどうする?」

父「大丈夫だよ」

父「僕がさせない」

菅野「・・・考えとく」
394: :2012/3/23(金) 17:08:28 ID:tKolNl3U7M
〜〜〜屋敷〜〜〜

男「ただいま〜」

メイド長「お帰りなさいませ、男様」

男「ただいまです、メイド長さん」

メイド長「無事に、メイドと共に帰ってきてくださいましたね…」

男「はい」

メイド「・・・あの、先程の意味は・・・」

男「わかったから、説明するから」

男「すまないけど、大事な話があるから、俺の部屋に誰も入れないでくれる?」

メイド長「かしこまりました」
395: 1(寝落ち申し訳ありません):2012/3/24(土) 08:11:28 ID:GI5J0KiUlA
〜〜〜男の寝室〜〜〜

男「まあ、座れよ…椅子にな」

メイド「・・・はい」

男「・・・」

メイド「あ、あの…さっきのは…?」

男「本気だけど?」

メイド「あ…えと…その」

男「俺は、お前の事が一人の女の子として好きだ」

メイド「そ、それは…長い間一緒にいたから錯覚を起こしただけで…」

男「錯覚なんかじゃない」

メイド「ひっ!!」ビクッ

男「・・・怖がるなよ、傷つくだろ」

メイド「す、すいませ…」

男「ほら、とりあえず落ち着いて茶でも飲めよ」

メイド「ありがとうござい…」

メイド「・・・媚薬とか入れてませんよね?」

男「なんでさ!?」
396: :2012/3/24(土) 08:17:13 ID:GI5J0KiUlA
メイド「・・・ご主人様って、お茶を入れるの上手ですよね」ズズ

男「落ち着いたか…そして俺はもうご主人様じゃない」

男「ただの男、さ」

メイド「・・・本気、なんですよね?」

男「ああ」

メイド「・・・」

男「色々思う事もあると思う、だけど…俺はお前と一緒にいたいし、お前を側に置いておきたい」

メイド「完全なるワガママですよね、それ」

男「ワガママだよ、自己満足の愛情を押し付けてるだけだ」

メイド「・・・」
397: :2012/3/24(土) 08:21:44 ID:OA7Ji7tMQ2
男「今すぐじゃなくて構わない、ここで断ってもいい」

メイド「・・・」

男「お前の事が好きだけど…無理矢理決断させたくないし…」

メイド「でも諦めないんですよね?」

男「当然だ」

メイド「遠回しにはいと言えと言ってるような物ですね…」

男「どうかな?」

メイド「・・・数日、考えさせて下さい」

男「わかった」
398: :2012/3/24(土) 08:50:22 ID:GI5J0KiUlA
〜〜〜数日後〜〜〜

メイド「今まで、お世話になりました」

父「君みたいな優秀なメイドさんが辞めたら…大変になるだろうな…」

メイド「大丈夫です。ここのメイド達は、皆優秀で優しい人達ばかりですので」

父「ん、そっか…」

メイド「はい」

父「じゃ、確かにこの辞表は受け取ったよ」

メイド「・・・」

父「男君なら部屋で待ってるよ、行ってあげて」

メイド「・・・ありがとうございます」

父「男君をよろしくね」

メイド「・・・」
399: :2012/3/24(土) 08:54:22 ID:GI5J0KiUlA
〜〜〜男の寝室〜〜〜

メイド「失礼します」

男「どうぞ」

メイド「・・・おはようごさいます」

男「おはよう」

メイド「先程、旦那様に正式に辞表を提出致しました」

男「・・・」

メイド「これでもうこの屋敷とは、何の関係もありません」

男「・・・」

メイド「ですが…まだこの屋敷を去るわけにはいきません」

男「どうして?」

メイド「婚約者を置いて去るわけにはいかないでしょう」
400: :2012/3/24(土) 08:59:11 ID:GI5J0KiUlA
男「メイドっ!!」ギュ

メイド「・・・痛いです」

男「ありがとう…あり…がとう」

メイド「泣かないで下さい、もう高校生なんですから」

男「本当…なんだよな?冗談とか、嘘とかじゃないんだよな?」

メイド「私だって、冗談だって思いたかったです」

メイド「だけど…どうしようもないくらい好きになってしまったんです」

メイド「責任…取ってくれますよね?」

男「取るよ、絶対」

メイド「・・・男さん」

男「・・・メイド」



「「愛してる」」



fin
401: :2012/3/24(土) 09:02:38 ID:OA7Ji7tMQ2
ふぅ…なんとか綺麗におわらせれました

とにもかくにも、このSSはこれで完結となります

見てくださった方々
応援、支援してくださった方々、ありがとうございました!!

ご回覧してくれた人全てに感謝を送りたいです

では、後日談、番外編を投下していきますが、恐らく午後になるかと思われます

それまでは気長にお待ちいただけると幸いです

それではまた後程お会いしましょう
402: 名無しさん@読者の声:2012/3/24(土) 09:05:44 ID:yVPaUx8QJg
お疲れさまでしたヽ(・ω・)ノ


403: 名無しさん@読者の声:2012/3/24(土) 09:25:03 ID:J/QHWuCNKY
1乙!!さぎし?乙
違ってたら、ごめんなさい…
404: 名無しさん@読者の声:2012/3/24(土) 10:30:38 ID:gJJmjmSKaM

おつ!


はげしくおつ!
405: 名無しさん@読者の声:2012/3/24(土) 10:32:15 ID:oZWiamn3Xg
一乙!
でれてるメイドさんカモン!
406: :2012/3/24(土) 14:38:08 ID:DnshjyytCg
>>402

お疲れ様でした♪


>>403

お疲れ様でした♪
ノーコメントと答えたかったですが、>>16さんがすでに見破っていますから隠しても仕方ありませんね

はい、私です

>>404

お疲れ様です♪
激しくお疲れ様です♪


>>405

お疲れ様でした♪
デレメイド把握しました


お待たせしました、ボチボチと投下します
407: 1 後日談:2012/3/24(土) 14:42:03 ID:DnshjyytCg
父「そっかそっか!!二人は結婚するのか!!いやー!!よかった!!」

男「ちょ、そんなに騒ぐなよ!!」

父「前からメイドさんとは相性が良いと思ってたんだよ!!」

男「あのなぁ…」

メイド長「でも、本当におめでたいですね、おめでとうございます男様」

男「ありがとうございます、メイド長さん」

父「やっぱり優秀なメイドさん、いやお嫁さんかな、沢山いても困らないからね!!」

男「父さんの用事にメイドは使わせないからな!!」

父「独占的だねぇ?」ニヤニヤ

メイド「あ、あの…!!」
408: 名無しさん@読者の声:2012/3/24(土) 14:44:45 ID:J/QHWuCNKY
さぎしさんの作品を保管庫で見て、ファンになった
→保管庫で育ったと表現しますたw
リアルタイムで会えて感動(/ _ ; )
409: 1 後日談:2012/3/24(土) 14:45:49 ID:DnshjyytCg
メイド「良いんでしょうか…私が…その…」

父「何言ってんの!!これ以上ないくらい最高のお嫁さんだよ、男君にはもったいないくらいのね」

男「それ、どういう意味だよ」

父「メイドさんこそいいの?僕が言うのもあれだけど男君で」

男「・・・」

メイド「いいんです」

メイド「世界中どこを探しても…私が愛せるのは男さんだけですから…」

男「・・・」

父「うは、惚気るねぇ…昔を思い出すよ」

男「昔っていえば…母さんにも報告しないとな…」

父「・・・それなら大丈夫だよ」
410: 1 後日談:2012/3/24(土) 14:49:14 ID:DnshjyytCg
父「少なくとも嫁姑問題は無さそうだしね」

男「は?」

父「ごめんね、男君にはずっと嘘ついてた」

男「・・・何が?」

父「母さんの事なんだけどね…実家に帰ったなんて…嘘なんだよ」

男「ど、どういう事だよ…?」

父「母さんは…本当は…」

男「ま、まさか…もう死…」

父「ここにいるメイド長さんなんだ」

男「・・・は?」

男「はあああああああ!?」
411: 1 後日談:2012/3/24(土) 14:53:29 ID:DnshjyytCg
メイド長「その通りでございます」

男「え?ちょ…」

父「男君を混乱させないために、実家に帰ったなんて言ったけど…今までずっとすぐ側にいたんだよ」

男「ちょ、ちょっと待ってくれよ!!」

男「聞きたい事が山程あるんだ、まず、なんで母さんがメイド長さんっていう証拠は?」

メイド長「どうぞ」スッ

男「これは?」

メイド長「DNA鑑定の結果です」

男「・・・!!」パラッ

男「完全に…一致している…」
412: 1 後日談:2012/3/24(土) 14:57:08 ID:MUS5/3PKD.
父「だから…君は僕とメイド長さんの間に出来た子なんだよ」

男「メイド長さんを孕ませたんじゃなくて?」

父「なんて事を!!」

男「じゃあ…なんで母さんはメイドなんかに?」

父「うん、話せば長くなるんだけど…」

メイド長「かいつまんで説明いたしますと、政敵を欺く為ですね」

父「やっぱり僕の妻となると色んな人から狙われるんだ…」

男「じゃあ…母さんも?」

父「男君みたいに…誘拐をされたよ」
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sage:


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