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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



312: :2012/3/19(月) 22:15:34 ID:0rQfS4Ge.2
幹部「女、ややこしくなるからもうしゃべらないで」

女「ぶー」

幹部「だから二つ目も同じ解答、君の監視かな」

男「鬼瓦は、まだ質問に答えてないぞ」

女「鬼瓦?ああ、あのしたっぱ?」

男「したっぱ?」

女「そ、あいつが勝手な行動したせいで私達は君の監視って訳」

幹部「鬼瓦は今は謹慎処分、暴走行為の代償ってとこかな」

男「暴走…行為?」

女「そ、機密会話を聞かれて君を拉致」
313: :2012/3/19(月) 22:21:14 ID:0rQfS4Ge.2
男「機密会話!?」

幹部「そうだけど?」

男「てっきり…仕事関係の話かと…」

女「え」

幹部「え」

男「え?」

幹部「・・・これは、話の食い違いが出たようだね」

女「あの筋肉ダルマ!!」

幹部「だとしても尚更君を無事に帰すわけにはいかないね…」

幹部「どうするかな…」

女「あーあ、結局私達は馬鹿に付き合わされただけってこと?」

幹部「・・・ふむ、向こうも必死に探してるし」

男「・・・お前らと鬼瓦はどういう関係なんだ?」

幹部「上司と部下って所かな」
314: :2012/3/19(月) 22:26:48 ID:0rQfS4Ge.2
男「お前らを俺の知り合いって事にして監禁されてた俺を助けた事にしたらどうだ?」

女「どういう事?」

男「鬼瓦の上司なら、鬼瓦の発言なんていくらでも揉み消せるだろ、それにこの方法ならお前らも怪しまれないし」

幹部「中々の良策だね、でも残念ながら乗れないな」

男「なんでだ?」

幹部「君がここで見聞きした事を話さないとは限らないからさ」

男「は、話さねーよ!!」

幹部「残念だけど、君はこのまま監禁され続けるか、それとも…」

幹部「死体になるか、それしか道は残されてないよ」

女「ちょっと!?約束が違うわよ!?」

幹部「でも、確実だよ?」

女「それは…そうだけど」
315: :2012/3/19(月) 22:32:16 ID:LVeQmVhx2k
男「ていうか、俺はお前の役職を聞いたけど、肝心の企業を聞いてないだろ?だったらわかんないんじゃないか?」

幹部「わかってしまうものなんだよ、高校生が幹部の企業なんて、探そうと思えばいくらでもあるからね、裏を返せば探そうとしないと見つからないくらい秘密主義者の企業か、単に数が少ないだけか…」

男「・・・」

幹部「ちなみに君はなんの企業だと推測してる?」

男「なんとなく…川越かな…」

幹部「・・・そう」

女「どしたの?考え込んで」

幹部「どうやったら無事に男君を返し、かつ僕達があまり被害を受けないかを考えてる」
316: :2012/3/19(月) 23:07:01 ID:0rQfS4Ge.2
幹部「・・・ふぅ、現状維持が得策かな…」

女「私達もこのままって事!?」

幹部「他に方法が…」

ガシャーン!!

幹部「っ!!」

女「何!?」

「なるほどね…廃ビルの地下とは、捜索が難航するわけだ」

男「貴方は…菅野さん!!」

菅野「助けに来たよ、男君」
317: :2012/3/19(月) 23:11:36 ID:LVeQmVhx2k
幹部「・・・これはこれは、菅野グループの代表取締役がわざわざここまで」

菅野「男君は私が保護すると決めたからね、父さんと約束したし」

菅野「さて…君達がどこに所属してるかなんてこの際どうでもいい、早く男君を解放したまえ」

幹部「・・・」

菅野「下手な抵抗は止めた方がいい、このビルの周りには沢山の部下を配置してるからね…」

幹部「・・・わかりました」

女「・・・」
318: 名無しさん@読者の声:2012/3/20(火) 08:11:42 ID:887g2uN7O6
っC
319: 名無しさん@読者の声:2012/3/20(火) 11:37:08 ID:xLStSNYU8Y
っCCCC
っ鬼瓦のパンツ
320: 1(寝落ちしますたごめんなさい):2012/3/20(火) 11:58:27 ID:xlrEqSLHSs
>>318

男「支援ありがとー」


>>319

男「支援ありがとー」

メイド「鬼瓦のパンツは何でしたっけ?」

男「トランクスじゃなかったか?」

メイド「ブリーフだったような気も…」

鬼瓦「(言えない…ここにきてボクサーパンツ派だなんて…)」
321: :2012/3/20(火) 12:00:33 ID:xlrEqSLHSs
男「菅野さん」

菅野「もう大丈夫だよ、この二人の身柄は私が確保しよう…行って」

男「頼みました!!」タッ

菅野「さて、君達二人だが・・・」


322: :2012/3/20(火) 12:03:59 ID:bGFacmblSk
男「こんな所に廃ビルがあったのか…」

男「ん?あの人達は…」

「男さんですね、菅野さんからお話は聞いております、さあこちらに」

「こちらA班、無事に男さんを保護、これから護衛しつつそちらに向かいます」

「お怪我は?」

男「特には…」

「ご無事でなによりです」

男「ありがとうございます…」
323: :2012/3/20(火) 12:08:13 ID:bGFacmblSk
メイド「ご主人様!!」

男「メイ…ド!?」ドン

男「いって…体当たりかます…」

メイド「・・・」ギュー

男「ちょ、ちょっと…は、恥ずかしいだろ…」

メイド「良かった…ご無事で…本当に…良かった…」

男「・・・すまん、心配かけた」

メイド「いいえ…私の方こそ…ご主人様をお守り出来ませんでした…」

男「お前は悪くないよ、危険に足突っ込んだ俺が悪いんだから…」

メイド「いえ…私が予め分かっていれば」

男「いやだから…」

メイド長「はいそこまで」

男「メイド長!?」
324: :2012/3/20(火) 12:11:48 ID:bGFacmblSk
メイド長「男様、ご無事でなによりです」

男「あ、はい…」

メイド長「とにかくお疲れでしょうから…こちらに、メイド、いつまで引っ付いてるんですか?」

メイド「・・・」スッ

男「あ…」

メイド「え?」

男「いや…なんでもない…」

男「いくか…」

メイド「・・・」

メイド長「そんな怖い目でこちらを見ないで下さい」
325: :2012/3/20(火) 12:15:45 ID:xlrEqSLHSs
〜〜〜車内〜〜〜

男「・・・2つ聞いていいですか?」

メイド長「なんでしょうか?」

男「メイド長って、運転出来たんですね…」

メイド長「屋敷に所属するメイドは全員運転免許を所持しております」

男「へー…って、メイドもなの!?」

メイド「はい、送り迎えに便利なので」

男「(この身長と顔でよく試験通ったな…)」

男「それで…二つ目なんですけど」

メイド長「・・・」

男「俺が鬼瓦に誘拐されてから…どれくらい経ちましたか?」
326: :2012/3/20(火) 12:19:28 ID:xlrEqSLHSs
メイド「・・・1日です」

男「1日!?そんなに短いのか!?」

メイド長「ええ…旦那様ご帰宅後に、旦那様が菅野に連絡をいたしまして、菅野が男様捜索の為にかなりの人員を費やした様です」

男「菅野さん…俺の為に…」

メイド「結果、1日という非常に早い時間でご主人様が発見なされたのです」

男「そっか…菅野さんには頭があがらないな…」

メイド「・・・」
327: :2012/3/20(火) 17:06:29 ID:4LNUEkB3tw
〜〜〜屋敷〜〜〜

父「男く〜ん!!」

男「父さん…ただい」

父「心配したんだよ〜!!」

男「ちょ!?こっちくんなー!!」

メイド長「・・・元気ですね」

メイド「特に異常が無いようで安心しています」

父「あ、メイド長さんにメイドさんは少し残ってくれない?」

メイド長「かしこまりました」

メイド「かしこまりました」

男「え、メイドもか?」

父「何々〜?やきも…」

男「うるさい」


328: :2012/3/20(火) 17:08:46 ID:4LNUEkB3tw
メイド「ご主人様にあまりお耳に入れたくない内容ですので…申し訳ありません」

男「なんか納得いかないけど…まあ、お前が言うんならいいよ」

メイド「はい…」

メイド長「男様、寝室に警備を何人か配置させましたので」

男「ありがとうございます」

男「じゃ、あとでなメイド」

メイド「はい」
329: :2012/3/20(火) 17:19:27 ID:4LNUEkB3tw
〜〜〜父の寝室〜〜〜

父「さて…今回の件をおさらいするけど」

メイド長「ええ」

父「まず、菅野君にはこちらから感謝をしておいたから大丈夫だよ、菅野君は好きでやったことだからって謙遜してたけど」

メイド「好きでやったこと…ですか」

父「まあ二人がどう捉えるかは分からないけど…僕は感謝してる、理由はどうあれ男君を助けてもらったからね」

メイド「私も感謝はしています…ご主人様を助けていただいて…でも、素直にそれを受け取れない」

父「わかるよ…理屈じゃないんだよね、わかる」

メイド長「とりあえず、不審な点をあげていきましょう」
330: :2012/3/20(火) 17:26:28 ID:ftTWldGmzM
メイド長「まず、情報公開が酷く大雑把な所」

メイド長「私達に教えられたのは、廃ビルの地下に男様が監禁され、見張りは二人という事だけしか教えられていません」

メイド長「後に男様に詳細を聞くのを見越してか、それともあえて伝えなかったのか…」

メイド長「次に、発見に要する時間が短すぎる」

メイド長「これはまるで予め知っていたかのような速さですから」

メイド「だとすると、情報規制は関係を見破られたくないから…」

メイド長「ええ、見張りの二人は恐らく菅野の関係者の可能性が高いですわね」

父「菅野君やり手だからね〜」

メイド長「問題はやはり男様ですわね」

メイド「はい、確かにご主人様を助けた状況を作り出せば、二人と菅野は無関係という証言ができますからね」

331: :2012/3/20(火) 17:34:20 ID:4LNUEkB3tw
父「菅野君はそれも計算したのかな?」

メイド長「わかりません、それにこちらは圧倒的に不利ですからね」

メイド「ええ」

父「こっちは疑うだけで何の証拠もないし、向こうは最悪見張りの二人を殺せば誰もわからなくなるし…」

メイド「・・・」

メイド長「警戒はしておいて損は無いと思います」

父「そうだね…メイドさん、男君の側にいってあげて」

メイド「かしこまりました」

バタン

父「・・・メイド長さん」

メイド長「なんでしょうか?」

父「菅野君は、やっぱり投資をさせたいのかな…」

メイド長「・・・恐らくは」

父「もう…あんなの経験するのはごめんだな…」

メイド長「旦那様…」
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sage:


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