男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」
メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」
男「いや、最近だけど」
メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」
男「どんな時代だよ」
287: 1:2012/3/17(土) 14:42:36 ID:8m3SaG5X5s
〜〜〜屋敷〜〜〜
メイド「お帰りなさいませ、ご主人様」
男「ただいま」
先生「ご主人様!?」
メイド「ご学友の方ですか?」
先生「教師です!!」
メイド「それは失礼しました」
友「あれ、わざとじゃないか?」ヒソヒソ
男「さあ?」
先生「男君!!これはなんなんですか!?」
男「落ち着いてください、全部話しますから」
288: 1:2012/3/17(土) 14:52:00 ID:Opd5Ib3YrA
〜〜〜男の寝室〜〜〜
男「というわけです」
先生「・・・」
男「先生?」
先生「今のが…家庭訪問させない理由?」
男「まあ、そうなりますね」
先生「ずっと…黙ってたの?」
男「言ったら言ったでめんどくさくなりそうだったんで…」
パン!!
友「!!」
男「っ!!」
289: 1:2012/3/17(土) 14:55:56 ID:8m3SaG5X5s
先生「なんでもっと早く言ってくれなかったんですか!?」
男「・・・」
先生「確かに私は一年の新米でドジでトロ臭くて、生徒に馬鹿にされたりもするけど、頼りないけど!!」
先生「先生は男君の先生なの!!皆の先生なの!!」
男「・・・」
先生「一人で悩まないで!!先生や友達がいるんだから!!」
男「・・・かよ」
先生「?」
男「じゃあ言ったらなんかしてくれんのかよ?」
290: 1:2012/3/17(土) 15:02:35 ID:8m3SaG5X5s
男「そういう同情はもうたくさんだ」
男「なんもできやしないんだよ!!友も!!先生も!!生徒も!!」
友「・・・」
男「話を聞いて、ただ頑張れって言うしか出来ないじゃないか…そんな応援、もう飽き飽きだ…」
先生「・・・ます」
男「?」
先生「先生は…男君の為なら命をかけます」
男「・・・別に強がらなくていいですよ先生」
先生「強がりじゃ…ありません」
男「震えてるじゃないですか…」
先生「・・・」
291: 1:2012/3/17(土) 15:12:30 ID:8m3SaG5X5s
先生「大学出て…教師を目指して、先生になって生徒の皆に慕われるのが夢だった…」
先生「でも、自分でもわかるくらいに鈍臭くて、駄目だったから…半分諦めてた」
先生「教員試験に合格したときは、念願の夢が叶ったって、凄い喜んだ」
先生「今いる高校の皆はとってもいい子達で…引っ張るつもりがいつの間にか引っ張られてたり…」
先生「それでも、この学校にこれて良かったって、そう思った」
先生「だから…私は恩返しがしたい」
先生「この学校に来て、みんなと一緒にいれて楽しい思い出を作れて…たった一年だけど、それでも皆は私を慕ってくれて」
先生「皆の事をもっとよく知りたい、助けてあげたい」
先生「男君も…私の大事な生徒なんだから…」
292: 1(投下終了):2012/3/18(日) 01:11:23 ID:LTl6i/EaNA
男「・・・個人が出来る事なんてたかがしれてますけどね」
友「男!!お前なぁ!!」
男「でも…頑張れる気がする…」
先生「男君…」
友「男…」
友「素直じゃねーな」
男「うるせえ」
メイド長「今日もツンデレ絶好調ですね…」
メイド「メイド長、盗み聞きはよくありませんよ」
293: 名無しさん@読者の声:2012/3/18(日) 09:50:32 ID:Tc4yOeK3GI
なんだか調子悪そうですね(´・ω・`)
二本お薬出しておきますね〜
つ―CCC―
つ―FFF―
294: 名無しさん@読者の声:2012/3/18(日) 10:21:52 ID:887g2uN7O6
っC
っF
っ額に貼るとリア充が治るお札
295: 1:2012/3/18(日) 17:37:33 ID:bfKAa5dNW6
>>293
メイド「お薬、確かに受けとりました。無事に作者にぶつけておきます」
男「いや、ぶつけちゃ駄目だろ!!」
メイド「作者からの言い訳という名のコメントです」
「最近ちょいちょい多忙が重なりあまり更新に時間を割けなくなってしまいました、とりあえずは1日10レスは更新していきますのでよろしくお願いします、本当に申し訳ありません」
男「ま、そういうわけで暖かい目で見守ってやってください」
メイド「ご主人様が面白い事をなさらないから…」
男「俺のせいかよ!?」
>>294
男「支援ありがとー」
メイド「三つ目のお札は確かにご主人様に張り付けておきますね」
男「そもそもリア充なんていないんだから意味がないだろ」
メイド「え」
男「え?」
296: 1:2012/3/18(日) 17:43:54 ID:bfKAa5dNW6
先生「とにかく!!先生は何でも相談に乗るし、先生に出来る事ならなんでもするからね!!」
男「ありがとうございます」
友「お、俺も協力するからな!!」
男「わかった…とりあえずこの事は他言無用で」
友「おう」
男「先生も、あまり長居はしない方が良さそうです、誰に見られてるかわからないし」
先生「そ、そんな映画みたいな展開は流石にないんじゃ…」
男「甘いですよ、この瞬間だってドアから覗かれてるかもわからないですし」
メイド「・・・」ビクッ
メイド長「鋭い…」
男「とにかく、今日はもう帰宅して、この事は心の隅にしまうように」
友「わ、わかった」
297: 1:2012/3/18(日) 17:49:19 ID:s34UTNp0wM
男「メイド、いるか?」
メイド「ここに」
男「友と先生が帰るから玄関まで送って(ドアから見てただろ)」
メイド「かしこまりました(バレてましたか)」
男「(もろばれなんだよ)」
メイド長「(なんで心の中で会話してるんですか)」
男「(聞かれたくないからですよ)」
メイド「お二方、こちらへ」
298: 1:2012/3/18(日) 17:57:30 ID:bfKAa5dNW6
友「じゃあな、男」
先生「また明日、学校で」
男「ああ」
バタン
男「・・・」
メイド長「よろしかったのですか?」
男「ああ…」
メイド長「いいご友人と先生をお持ちで」
男「うん…」
メイド長「お疲れになられたでしょうから、お部屋でゆっくりとおやすみ下さい」
男「そうさせてもらいます」
299: 1:2012/3/18(日) 19:06:39 ID:Gfz0L5n6MQ
メイド「戻りました」
メイド長「お疲れ様」
メイド「ご主人様は?」
メイド長「自室にておやすみになられてます」
メイド「・・・わかりました」
メイド長「珍しいですね、いつもなら真っ先に向かうのに」
メイド「流石に今日ばかりはゆっくりしたいでしょうし」
メイド長「そうですね」
メイド長「・・・メイド、貴女に話しておきたい事が」
メイド「なんでしょうか?」
メイド長「それは…」
300: 1:2012/3/18(日) 19:21:26 ID:8A07q3W3go
〜〜〜男の寝室〜〜〜
男「・・・どうすっかな」
男「なんだかんだで友と先生を巻き込む形になっちまったし…」
男「今更だけど、とんでもない決断しちゃったかな…」
男「でも…突き放せないし、甘いよなぁ…」
男「でも…この家に産まれたからには…しょうがない事なんだよな」
男「しかし、暇だな・・・ん?」
男「なんだあいつ?屋敷の警備さんじゃないみたいだけど…」
男「まさか…泥棒!?」
男「・・・追いかけてみるか」
301: 1:2012/3/18(日) 19:25:41 ID:8A07q3W3go
〜〜メイド控え室〜〜
メイド「・・・」
メイド長「・・・」
メイド「本当…なんですか?」
メイド長「貴女に隠し事は出来ませんからね」
メイド「・・・嘘みたいです、でも嘘じゃない」
メイド長「ええ、嘘じゃありません」
メイド「ご主人様には?」
メイド長「言えるわけがないでしょう」
メイド「…ですよね」
コンコン
メイド「どうぞ?」
302: 1:2012/3/18(日) 20:15:06 ID:7Eqi6lmTD6
警備「失礼します」
メイド長「どうしました?」
警備「いえ、カメラに妙な影が映りまして、ご報告に」
メイド長「影…ですか」
警備「はい、侵入者の可能性を考えて警備を強化しましたが」
メイド長「男様を狙いに来たかもしれません…最大限の警備を」
警備「わかりました」
バタン
メイド「心配ですね」
メイド長「しかし…一体何の目的で…」
ダダダダダダ!!バン!!
警備「大変です!!男様が自室におりません!!」
メイド長「!?」
メイド「ご主人様!!」ダッ
303: 1:2012/3/18(日) 20:18:56 ID:S00oMycDV2
男「・・・確か、この辺りに」
男「いた…」
「・・・」キョロキョロ
男「あの人は…SPの鬼瓦さん?」
鬼瓦「・・・」キョロキョロ
男「しきりに周りを気にしてるな…着信音?」
鬼瓦「はい…鬼瓦です」
男「誰かと会話してる?」
男「くそっ、ここからじゃよく聞き取れないな…もう少し寄るか」
304: 1:2012/3/18(日) 20:27:26 ID:S00oMycDV2
鬼瓦「はい、大丈夫です。周りには誰も」
鬼瓦「例の計画も無事に進行しつつあります、ええ、手筈通りに」
鬼瓦「誰にも勘づかれてはいません」
男「何を話してるのかわかんないな…もうちょい近くに…」
パキッ
鬼瓦「っ!!」ジャコ
男「しまった!!」
鬼瓦「男様…」
男「ど、ども…」
鬼瓦「・・・今の会話をお聞きになられましたか?」
男「な、なんの事かさっぱりですよ…とりあえず銃を降ろしてくれません?」
鬼瓦「・・・お断りします」
男「!!」
305: 1(投下終了):2012/3/18(日) 20:34:40 ID:7Eqi6lmTD6
男「断るって事はなんかやましい事があるんだ…」
鬼瓦「男様こそ、いい加減しらをきるのは止めた方がいいですぞ」
男「だって…なんも聞いてないですし…」
男「(とにかく、時間を稼いで…)」
鬼瓦「仕方ありません…聞かれたからには」
鬼瓦「口を塞がさせてもらいます」スッ
男「っ!?」
トンッ
男「う…ぐ…」ドサッ
鬼瓦「・・・」ヒョイ
男「(メイ…ド…)」
306: 1:2012/3/19(月) 07:02:21 ID:gn/SHE4gko
メイド「ご主人様!!ご主人様!!」
メイド長「メイド!!いましたか!?」
メイド「どこにも…いません」
メイド長「そうですか…引き続き捜索をしましょう」
メイド「・・・ご主人様」
メイド長「警備に全力でカメラ解析をさせていますから、それを待って…」
警備「報告します!!カメラの解析が終わりました!!」
メイド長「早速見ましょう」
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