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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



267: :2012/3/15(木) 20:51:49 ID:vE6LRsgqDc
父「・・・」

男「俺は父さんと母さんは…いないんだっけか」

父「それは…」

男「気にすんなよ、父さんの駄目さ加減に嫌気がさして実家に帰ったんだろ?」

父「実家に帰って…もう11年経つけどね…」

男「・・・なんか、古傷抉ってごめん」

父「別に気にしてないよ」

男「うわお、見事な棒読み」


268: :2012/3/15(木) 21:06:19 ID:vE6LRsgqDc
男「とにかく!!俺は父さんの息子で良かったって思ってるし、この家を恨んだ事なんて一度もない」

男「今通ってる学校にも我が儘言って入らせてもらってるんだから」

父「・・・うん」

男「俺こそ、いつも我が儘ばっかでさ…ごめん」

父「いやいや!!僕こそごめん!!」

男「後…感謝してる」

父「!!」

父「男君がデレたー!!」

タタタタタタ

男「ちょ!?恥ずかしい事叫びながら屋敷を走り回るんじゃねー!!」

ダダダダダダ
269: :2012/3/16(金) 00:04:08 ID:ftTWldGmzM
〜〜〜食堂〜〜〜

男「ゼエ…ハア…覚えてろよ…」

父「ふふふ…まだまだ…若い者には…負けないんだからね…」

メイド長「お二人とも、いい加減おいかけっこは止めてもらいたいです」

父「だって男君がデレたんだもん」

メイド長「男様がデレるのは確かに貴重ですが時と場合を考えて走ってください」

男「走らせちゃ駄目だろ!!」

メイド「ご主人様、あまり大きな声をお出しになると…」

男「うえっぷ…」

メイド「どうぞ、お水です」

男「ありがとう」
270: :2012/3/16(金) 00:15:23 ID:4LNUEkB3tw
父「男君、明日からだけど」

男「普通に学校いくからな」

父「うん、それはわかってる」

父「ただ、今の内に話しておきたい事があって…」

男「なんだよ…急に」

父「よく聞いてほしい、多分今言わないと永遠に話せない気がするから」

メイド長「・・・」

男「お、おう…」

父「実は…」

父「夜に飲む飲み物だけど今はココアの気分なんだけど、カフェオレも飲みたいんだよね」

男「・・・」

男「どうでもいいわ!!」
271: :2012/3/16(金) 00:17:55 ID:4LNUEkB3tw
父「ひ、ひどい!!真剣なのに!!」

男「だったら両方持ってきてもらえばいいだけの話だろ!!」

父「男君天才!?」

男「普通に気づけよ!!」

父「さっすがー!!」

男「もういい、寝る!!」

父「まだ寝るの〜?」

男「一気に眠くなったんだよ!!」

男「いくぞメイド!!」

メイド「かしこまりました」
272: 1(投下終了):2012/3/16(金) 00:20:20 ID:4LNUEkB3tw
メイド長「私としたことが少し焦ってしまいましたわ…」

メイド長「旦那様があの事を男様に話すんじゃないかって」

父「今は話すべき時期じゃない、でもいつかは知らなきゃいけないよね」

父「男君が受け止めてくれるといいんだけど…」

メイド長「信じましょう…男様を」

父「・・・そうだね」
273: 1(投下遅れてすみません):2012/3/17(土) 00:12:27 ID:TtYSPXoATE
〜〜〜翌日〜〜〜

男「おはよ…」

父「おはよう、眠そうだね?」

男「ん、まあな…」

父「は!?まさか!?」

男「なんだよ…」

父「メイドさんと朝まで…」

男「・・・」

父「まさかの今夜は寝かさない編!?」

男「メイド長さん、コーヒーいれてくれませんか?」

メイド長「かしこまりました」

男「メイド、パン焼いてくれる?」

メイド「かしこまりました」

父「わーお、まさかの全スルー」
274: :2012/3/17(土) 00:17:12 ID:LyZuHi1WD6
男「う〜…学校行きたくねぇ…」

父「!!」

メイド「!!」

メイド長「!!」

父「メイド長さん!!」

メイド長「承知しております!!」

メイド長「ありとあらゆる手段を使って男様の交友関係を調べなさい!!また、そのなかで精神的嫌がらせを行いそうな人物のリストを出しなさい!!」

メイドA「はい!!」

メイド長「メイドは男様の精神ケアを!!」

メイド「かしこまりました!!」

父「男君!!大丈夫だからね!!皆がついてるよ!!」

男「・・・なんか、盛大な勘違いしてねぇ?」
275: :2012/3/17(土) 00:23:02 ID:LyZuHi1WD6
男「落ち着いてくれ、俺がいじめられるわけないだろ」

父「でも…男君が登校拒否だなんて…」

メイド長「何かあったとしか思えませんわね…」

メイド「いつもなら嬉々としてご登校なされるのに…」

男「昨日、何があった?」

父「・・・あ」

男「恥ずかしいんだよ…」

メイド長「それは確かに恥ずかしいですね」

男「だろ?その上絶対に早退理由を聞かれるぜ?」

父「あー、それは…」

メイド「非常に返答に困りますね」


276: :2012/3/17(土) 00:28:20 ID:LyZuHi1WD6
男「行くしかないのは…わかってんだけどな…」

父「いくのかい?」

男「ああ」ガタッ

男「行ってくる」

バタン

メイド「・・・」

父「・・・」

メイド長「男様は口では反抗しながらも体は従順に反応してしまう非常に調きょ…教育しやすい方でございますね」

父「それは思っても言っちゃいけないんじゃないかな?」

メイド長「その時の教育係は、メイドに任せましたよ」

父「任せちゃ駄目でしょ!?」

メイド「かしこまりました」

父「返事しちゃ駄目でしょ!?」
277: :2012/3/17(土) 00:33:36 ID:LyZuHi1WD6
〜〜〜学校〜〜〜

男「・・・」カサカサ

男「・・・」カサカサ

男「・・・」カサカサ

友「・・・Gか?お前」

男「うわあああ!?」

友「ぬわああ!?」

男「お、おおおお前か!?」

友「なんか、このやり取り、前にもしなかったか?」


278: :2012/3/17(土) 00:36:04 ID:LyZuHi1WD6
友「どうしたんだよ、そんなカサカサして」

男「いや…早退の理由がね?」

友「ああ、それなら任せとけ」

男「なんかあるのか!?」

友「ふ、この平成の孔明と呼ばれた俺に隙は無かった…」

男「頼りにしてるぜ」

友「任せろ」
279: :2012/3/17(土) 00:42:24 ID:LyZuHi1WD6
〜〜〜教室〜〜〜

先生「男君、昨日の早退の理由を教えてもらえるかな?友君も、昨日の欠席の理由を聞いてないなぁ…」

男「(やべー、あの温厚な先生がぶち切れてる…)」

男「(だが!!こっちには平成の孔明と呼ばれた友がいる!!)」

男「(さあ友、これをどう切り抜ける?)」

友「・・・」

男「(友…?)」

友「\(^o^)/」

男「今DEATHー!?」

先生「二人共放課後職員室に来なさい」
280: 1(投下終了):2012/3/17(土) 00:46:06 ID:TtYSPXoATE
〜〜〜昼休み〜〜〜

男「おいこら友てめえこの野郎!!」

友「すまん…あの笑顔なのに額に怒りマークが浮き出てる先生みたら…俺の策なんて無に等しかったんだ…」

男「だからって\(^o^)/はないだろ!?」

友「/(^o^)\よりはマシだと思ったんだが…」

男「どうでもいいわ!!」
281: :2012/3/17(土) 14:17:30 ID:Opd5Ib3YrA
男「どうすんだよ…絶対に聞かれるぜ…」

友「うーん、言うわけにはいかねーしな」

男「事情を知る人は少ない人がいいし、危険に晒せないし」

友「先生を巻き込むのは勘弁だしな」

男「本当はお前も巻き込みたくなかったけどな」

友「んなこと言うなよ、水臭いな」

男「・・・なんとかでっち上げるか」
282: :2012/3/17(土) 14:21:13 ID:Opd5Ib3YrA
〜〜〜職員室〜〜〜

先生「で?説明してもらうからね」

先生「まず、友君から」

友「あ〜、風邪です」

先生「なるほど、風邪ね…」

先生「じゃあなんでお家に電話したのに出てくれなかったのかな?」

友「えっと…」

先生「友君、誤魔化しは駄目だよ」

男「先生、友が休んだのは俺のせいなんです」

先生「男君?」

友「男!!お前…」


283: :2012/3/17(土) 14:25:46 ID:Opd5Ib3YrA
男「詳しくは家庭の事情で話せませんが、友に迷惑がかかってしまったので尻拭いに」

先生「男君のお家?そういえば一度も家庭訪問に行ってないけど」

友「(そりゃ、無理な話だな)」

男「とにかく、友が休んだのは俺のせいですから、友をそれ以上責めないで下さい」

先生「なんだか納得がいかないな…家庭の事情って具体的に何?」

男「言えません」

先生「家庭訪問させてくれないのは関係ある?」

男「はい」
284: :2012/3/17(土) 14:29:04 ID:8m3SaG5X5s
先生「そっか…わかった」

男「先生…」

先生「じゃあ男君の家庭訪問にいきましょう」

男「!?」

先生「駄目だって言っても行きますからね」

男「駄目ですよ!!」

先生「先生はね、生徒の情報を持ってるから住所なんて分かるんだよ?」

男「(まずい!!住所はでたらめを書いてるから存在するわけがない!!)」

先生「さあ、案内してくれる?」

男「へ?」
285: :2012/3/17(土) 14:33:41 ID:Opd5Ib3YrA
先生「実は前に生徒一人一人の住所を回った事があるの」

男「!!」

先生「そしたらね、男君の住所だけ違ったの、書いてある場所にお家が無いの」

先生「でも、男君が複雑な家庭環境だって事は知ってるから無理に聞けなかったけど…もう駄目だよ」

先生「本当の事を言うか、家庭訪問するか、選んで」

男「・・・わかりました、家で全部話します」

友「お、おい…」

男「いいんだ、これでいい…」
286: :2012/3/17(土) 14:39:44 ID:Opd5Ib3YrA
〜〜〜屋敷正門〜〜〜

先生「・・・」

友「見事な絶句」

先生「え…、これ、お屋敷…え?」

先生「えーーーーー!?」

男「先生、近所迷惑ですよ」

男「ただいま〜」

警備「お帰りなさいませ、友様も、ようこそいらっしゃいました」

友「ど、ども…」

警備「男様がご帰宅なさいました、お客人が二名いますので、もてなしの用意を」


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