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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



228: :2012/3/12(月) 18:38:18 ID:NYeD4TnPcM
メイド「ご主人様、起きて下さい」

男「起きてる…うん、起きてる」

メイド「ご主人様、困りますよ…」

男「・・・なんで?」

メイド「私…ご主人様に起きていただかないと…解雇されてしまいま…」

男「はい起きました」ガバッ

メイド「朝食の準備が出来ております、食堂へどうぞ」

男「おう」
229: :2012/3/12(月) 18:50:05 ID:8m3SaG5X5s
〜〜〜食堂〜〜〜

父「おはよう!!男君!!」

男「何がおはよう!!だ、勝手に人のメイド解雇しようとして」

父「何が?」

男「父さんが起こさないと解雇するって命令したんじゃないのか?」

父「しないよ!!家の優秀なメイドを解雇なんてするもんか!!」

男「じゃあ…誰が…」

男「メイド長さん?」

メイド長「私は記憶にございませんわね」

男「なん・・・だと?」

メイド「申し訳ありません」

男「メイド!?」
230: :2012/3/12(月) 18:54:39 ID:16KxvmO2Jc
メイド「私の独断でやりました」

男「え…じゃあ、解雇されるっていうのは…」

メイド「ご主人様を起こすための嘘でございますね」

男「・・・お前なぁ」

メイド「お仕置きでしたら甘んじてお受けいたします」

父「あらやだ、男君ったら朝から卑猥」

男「そういう考えをするあんたの方が卑猥だよ」

メイド長「まあ、メイドへのお仕置きという言葉からそう連想するもの難しくはないかと」

父「僕がメイド長さんをお仕置きしたいって言ったらどうする?」

メイド長「その時は旦那様をお仕置きして差し上げます」

父「え」
231: :2012/3/12(月) 20:41:32 ID:BkO8xBXprQ
男「朝からなんつー会話してんだあんたらは」

父「意義あり!!男君が原因だと思います!!」

男「やかましい」

メイド「ご主人様…そろそろ」

男「おう…そうだな」

男「じゃ、行ってきまーす」

メイド長「いってらっしゃいませ」

父「メイドさんへのお仕置きは帰ってからのお楽しry」

男「埋まれ、もしくは天に召されろ」

メイド「いってらっしゃいませ」

男「ん、行ってくる」
232: :2012/3/12(月) 20:48:46 ID:4WUFTAFDDQ
〜〜〜教室〜〜〜

男「今日は珍しく友に会わなかったな…ん?」カサッ

男「メモ?一体誰が…」

『お前の友を拐った、無事に返して欲しければ東工場跡地に来い』

男「まさかな…こんなベタな手口…」

男「手の込んだ悪戯だな、友の奴覚えて」

先生「あれ〜?友君まだ来てないの〜?」

男「!!」

先生「おっかしぃな〜、確かに朝は連絡くれたのに…」

男「・・・マジかよ」ガタッ

先生「男君?」

男「先生、早退します」

ガラガラ バタン

先生「はーい…え!?」

先生「ちょっと!!男君!?」

233: :2012/3/12(月) 23:24:23 ID:MWknQI/4i.
〜〜〜屋敷〜〜〜

メイド長「旦那様方がお出かけしているこの時間帯は一番忙しく一番暇な時間帯ですね」

メイド「・・・そうですね」

メイド長「貴方も男様をからかえなくて寂しいでしょう?」

メイド「それは…そうですね」

メイド長「あら、やけに素直ですね」

メイド「別に、ご主人様の前では意地を張っているだけです」

メイド長「その素直さが男様の前でも出るといいんですけどね…」

メイド「そんな事があった暁には、きっと大パニックですね」

メイド長「ふふ、違いありませんね」
234: 1(投下☆終了):2012/3/12(月) 23:32:08 ID:/aRvBdX2pI
警備「お話し中申し訳ありません」

メイド長「どうなされました?」

警備「それが…先程男様がご帰宅なさいまして…」

メイド「!!」

メイド長「何故?」

警備「理由まではわかりませんでしたが…険しい表情をなさってまして…」

メイド「ご主人様はどこに?」

警備「自室へ足早に向かわれました」

メイド「・・・」ダッ

メイド長「報告感謝します。配置に戻って下さい」

警備「了解しました」

メイド長「男様…」
235: 名無しさん@読者の声:2012/3/13(火) 09:46:17 ID:G4bw/0.ftY
続きが気になる…

毎日楽しみに見てます。
がんばってー!
236: :2012/3/13(火) 19:36:49 ID:XjQnO/2/qc
>>235

メイド「毎日ご覧になっていただき誠に感謝いたします」

メイド「亀更新で申し訳ありません、作者に代わりお詫び申し上げます」

メイド「よろしければ最後までお付き合いいただけばと思います」
237: :2012/3/13(火) 19:40:18 ID:XjQnO/2/qc
〜〜〜男の寝室〜〜〜

男「おかしいな…確かにこの辺りに…」ゴソゴソ

男「サインだけじゃ…駄目だよな、多分」

男「しょうがねぇ、最悪拇印で…」

メイド「お探しの物はこれですか?」

男「!?」

メイド「・・・」

男「なん…で…」

メイド「警備から連絡が来ました、ご主人様がご帰宅なされたと」

男「・・・」
238: :2012/3/13(火) 19:47:16 ID:XjQnO/2/qc
メイド「それより…お探しの判子はこれですか?」

男「・・・ああ」

メイド「どうぞ」スッ

男「え!?」

メイド「どうされました?」

男「あ…いや、その…」

男「渡してくれるなんて…思わなかったから」

メイド「ご主人様が必要としてる物を渡さないなんてメイド失格です」

男「・・・聞かないのか?」

メイド「何がですか?」

男「いや、なんでもない」

メイド「ご主人様への私情詮索はご法度ですし、それに…」

メイド「ご主人様は止めてもお行きになるだろうと思いましたので」

男「・・・」

メイド「止めてほしいですか?」

男「それは違う」

メイド「じゃ、止めません」
239: :2012/3/13(火) 19:59:36 ID:XjQnO/2/qc
男「ずるいだろ…そんなこと言われたら行きづらいじゃねーか…」

男「せめて真っ正面から反対してくれりゃあな…」

メイド「ご主人様はドMなんですか?」

男「は!?」

メイド「だって…反対してほしいって…」

男「そういう意味じゃねーから!!」

メイド「じゃあいいじゃないですか」

男「ぐ…そういう問題でもなくてな…
240: :2012/3/13(火) 21:18:41 ID:v12GvXB3vM
メイド「ご主人様が何も考え無しにいくお方だとは思ってませんので」

男「(考え無しなんだけど…)」

メイド「それに、ご主人様をフォローするのが私の役目ですから」

メイド「お帰りをお待ちしております」

男「・・・ああ」

男「行ってくる!!」ダッ

メイド「・・・さて、私も行きますか」
241: :2012/3/13(火) 21:31:29 ID:3s89PAnmDA
〜〜〜東工場跡地〜〜〜

男「ここか?」

蜘蛛男「その通り!!」

男「お前は!!」

蜘蛛男「久しぶりだな!!」

男「なんでお前がここにいる!!」

蜘蛛男「知れた事!!菅野グループから脱走したのさ!!」

男「そんなことはどうでもいい、友はどこだ!!」

友「男!!」

男「友!!待ってろ、今助ける!!」

蜘蛛男「くくく、そうはさせんぞ!!」

男「ぐっ!!」

友「ていうか、なんで皆叫ぶんだ?」
242: :2012/3/13(火) 21:35:42 ID:3s89PAnmDA
蜘蛛男「さて、本題に入ろうか」

男「そうだな、手早く終わらせたいし」

蜘蛛男「やることはいたって簡単、この書類に判子を押せばいいだけの話だ」

男「・・・」スッ

蜘蛛男「ほう?実に用意がいいな」

男「まあな、想定はしているし」

蜘蛛男「ならば、その判子をこちらに寄越せ」

男「その前に友を解放しろ」

蜘蛛男「断る、逃げられたら困るのでな」

男「ならこうしよう」

スタスタスタスタスタ

男「このコンテナの上に置いておく、ただし友を解放しなかったら俺はここから離れない」
243: :2012/3/13(火) 21:39:29 ID:v12GvXB3vM
蜘蛛男「・・・いいだろう」

シュルシュル

友「男!!」

蜘蛛男「動くな!!」

友「!!」

蜘蛛男「ゆっくり歩け、お前は元の位置に戻れ」

男「・・・」スタスタ

友「男…」

蜘蛛男「よ〜し、それでいい」

蜘蛛男「二人とも動くなよ…」

244: :2012/3/13(火) 21:41:46 ID:v12GvXB3vM
蜘蛛男「くく…これで莫大な投資が川越グループに…」

蜘蛛男「一瞬で天下の川越グループになるだろう、はははは!!」ガシッ

バチィ!!

蜘蛛男「な!?がっ!!」

男「!?」

蜘蛛男「・・・」

男「ど、どうなってんだ?」

メイド「上手くいったみたいですね」

男「メイド!?」
245: :2012/3/14(水) 00:04:29 ID:3s89PAnmDA
メイド「申し訳ありません、ついてきてしまいました」

友「ほ、本業?」

メイド「初めまして、友様」ニコ

友「ど、どうも…///」

男「どういう事なんだ?説明してくれ」

メイド「簡潔に申し上げますと」ヒョイ

メイド「この判子にある細工をしておいたのです」

男「細工?」

メイド「はい、中に赤外線式の指紋認識装置を組み込んでいまして、登録されてない指紋を感知すると3000ボルトの電圧を発します」

男「おま…3000って」

メイド「大概の輩はこれで気絶するか行動不能になりますので」
246: :2012/3/14(水) 00:06:57 ID:3s89PAnmDA
蜘蛛男「くっ…」

メイド「やはりまだ動けますか、伊達に凄腕のヒットマンを名乗ってるわけではなさそうですね…」

メイド「答えなさい、どうやって菅野グループから脱走出来たんですか?」

蜘蛛男「・・・それは」

パン!!

男「!!」

メイド「何者ですか!?」

タタタタタタ

メイド「逃げられましたか…」

友「あ…あ…」

男「・・・」

247: 1(投下終了):2012/3/14(水) 00:10:37 ID:3s89PAnmDA
メイド「頭部を撃たれ即死…」

男「とりあえず、ここを離れよう」

男「友、大丈夫か?」

友「なんだよこれ…わけわかんねーよ!!」

男「友、落ち着け」

友「人が、人が撃たれて!!」

男「落ち着け!!」

友「!!」

男「・・・詳しく話す、説明…するから」

メイド「・・・」
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sage:


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