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魔王「何この子超弱い!」
[8] -25 -50 

1: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:25:15 ID:GoOVcwF126
勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」

ズルッ
ドテッ

勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」



440: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/14(火) 20:11:32 ID:g.AV2R2.bU

魔王「僕はこいつの友人です。さっき逸れまして」

おばさん「え?でもその人一人旅って…」

魔王「あー!あー!!違います間違えました!!一人旅は一人旅なんですけど、ええと、さっき!そうさっき偶然この街で出会って…えっと、それで!!」

おばさん「えぇ…?」ジトー

魔王(うわ詰んだ)


441: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/14(火) 20:11:50 ID:g.AV2R2.bU

おばさん「まぁいいわ。おばさんには関係の無い事だし」

魔王(結構潔い)

魔王「はぁ…。えっと、まぁそれで、この旅人何処に行ったかご存知ですか?」

おばさん「えぇーと…確か、何処かの村に行くとかどうとか…」

魔王「何処だか思い出せますか?」

おばさん「うーん…」


442: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/14(火) 20:12:05 ID:g.AV2R2.bU

おばさん「あっ、思い出した!この近くの村だ!」

魔王「この近くの…?」

おばさん「そうよ。知ってる?勇者様が生まれ育った村よ」

魔王「勇者…?」ピク

おばさん「そうそう。まぁ最近抜擢されたばっかりのヒヨっ子勇者様らしいけどねぇ〜」

魔王「…ふぅん…」


443: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/14(火) 20:12:20 ID:g.AV2R2.bU

魔王(側近の奴…用事が買い物だけじゃないのか…?)

魔王(あいつの村か…何の用で行ったんだ…?)

魔王(何だか、行かなくてはいけない気がする…)

魔王「あの、その村って何処にありますか」

おばさん「ん?あぁ、ちょっと待ってね。地図描くから」

魔王「恐れ入ります」


444: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/14(火) 20:38:52 ID:g.AV2R2.bU

−−−

魔王「さて、行くか…」

魔王「森を抜ければ良いって言ってたけど…」

魔王「転送魔法…」

魔王「あ、歩いて行こうか」

魔王「いや、別に会うのがすげぇ気まずいから少しでも時間を喰って行きたいとかそんなんじゃなくて」

魔王「そう、散歩!散歩だよ!!」


445: 名無しさん@読者の声:2012/2/14(火) 21:55:11 ID:3.n7nWK9iw
( ^ ^ )/■ちょこドゾ
446: 名無しさん@読者の声:2012/2/15(水) 12:43:40 ID:sGsKplNHPk
魔王は俺の嫁w
447: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:24:17 ID:g.AV2R2.bU

魔王「それに、必ずしもあいつに会うとは限らないしな」

魔王「側近だって、何考えているかさっぱり分からないけれど、あいつと会う約束してるとは思えないし」

魔王「そうだ、そうなんだよ。何も心配することなんて無いじゃないかよ」

魔王「今は簡易とは言え変装もしている。そう簡単に俺が魔王とは気付かまい」


448: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:24:38 ID:g.AV2R2.bU

魔王「そうとなれば、ガンガンこの森を進むだけだ」

魔王「何も恐れることは無い」

魔王「ガンガン行こうぜ!!」

魔王「…」

魔王「テンションがおかしい」


449: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:24:53 ID:g.AV2R2.bU

−−−

私達が村に着いたのと同時、いや少しくらい後に、先程旅人さんと対峙した魔物によく似た2体のそれが、森の方から飛び出してきた。
村に向かって一直線に。疾く。切り裂くように飛び出してきたのだ。
幾つ物の疑問が脳裏を駆け巡る。
旅人さんは魔物に殺られてしまったのか。
どうして1体じゃなくて2体なのか。
何故気が付かなかったんだろうとか。
どうして、何故、何でと答えの分からない疑問が浮かび上がり消え、また浮かび上がる。
分かることはただ一つ、この後村がどうなるかだけ。



450: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:25:27 ID:g.AV2R2.bU
少なくてすみません。
土日だとまだ多く更新出来そうです。

451: スーパーキラーマシン:2012/2/17(金) 00:57:04 ID:S72h6PC/2Y
4円4円4円

452: 名無しさん@読者の声:2012/2/18(土) 00:15:57 ID:n.c7U/3INQ
CCC
453: 名無しさん@読者の声:2012/2/18(土) 11:49:22 ID:Iq/FZsJprc
超絶に面白い・・・だとっ!?

4円
454: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:15:20 ID:g.AV2R2.bU

村人「きゃあああああ!」

村人「ま、魔物だ!」

村人「女、子どもは避難させろ!戦闘力のある者は馳せ参じろ!」


勇者「…え」

勇者「さ、さっきの、魔物が…どうして、村に…?」


455: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:15:38 ID:g.AV2R2.bU

賢者「勇者、お前は家で避難しろ。此処は俺達で何とかするから」

勇者「えっ?そ、そんな、駄目だよ…っ!」

魔法使い「貴女が心配する事なんて何も無いわ。貴女が居ない間も今までこうして村に来る魔物を倒して来たもの」

勇者「い、今まで…」

戦士「村の連中は未だにこの状況に慣れていないみたいだけどな。まぁ任せろよ」

勇者「戦士くんは…怪我、してるじゃないっ…」


456: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:15:52 ID:g.AV2R2.bU

戦士「腕は大丈夫だ。さっき賢者に回復して貰ったばっかりじゃないか。なんだ、見ていなかったのか?」

勇者「見てた、けど…でも」

戦士「そりゃ、確かに感覚は鈍ってるけど、大丈夫だ。動かせない事はない」

賢者「まだ勇者は弱いんだ。勇者に被害が回ったら、それこそ駄目だ」

勇者「…」

魔法使い「ほら、いいから。大人しく家で待ってて」

勇者「そんな、留守番みたいな…」


457: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:16:07 ID:g.AV2R2.bU





魔法使い「送ってきたわ」

賢者「そうか。ありがとう」

戦士「でもさ、アイツには大丈夫っつったけどさ」

魔法使い「あら、怖じ気づいたの?」

戦士「最後まで話聞けよ」


458: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:16:22 ID:g.AV2R2.bU

戦士「あの魔物、かなり強いぜ?さっきも言ったけど、オレでさえ利き腕がやられるくらいだ」

魔法使い「一筋縄ではいかない相手なのは、見たら分かるわよ」

賢者「いざとなったらお前が盾になれよ」

戦士「分かってるっつーの。戦士は戦場で死んでこそだ」

賢者「はは、笑い事じゃないな」

魔法使い「フラグなんて立てて、本当に死ぬつもり?」

戦士「まさか」


459: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:17:02 ID:g.AV2R2.bU

賢者「此処で話し込んでいても仕方が無いな」

魔法使い「えぇ。戦える者は戦場に赴いてこそ」

魔法使い「加勢しましょう」

戦士「相手の強さは並じゃない。気を引き締めて行くぞ」

賢者「リーダー面するな。発情期猿」

戦士「賢者、お前最近オレに対しての風当たりが強くないか?」



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