勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
4: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:26:31 ID:GoOVcwF126
勇者「くっ・・・さすが魔王・・・強さが並じゃないわ」
魔王「俺何もしてませんが。さっきから棒立ちですが」
勇者「このぉおお!!!うりゃあああ!!!」
ベシャッ
魔王「またコケた―!?」
勇者「うぅ・・・痛いよ・・・」
魔王「何この子超弱い!」
5: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:27:04 ID:GoOVcwF126
魔王「えっ?何、何でそんな弱いんだお前!」
勇者「うっ・・・」
魔王「魔法も剣も満足に使えない!何もないところで転倒する!お前どんだけ!」
勇者「ごめんなさい・・・」
魔王「いや別に怒ってないよ!?怒ってないけどさすがにそれはないわ!」
勇者「ま、魔法が使えないのはレベル1、だから・・・」
魔王「あーそっかレベル1か!レベル1なら仕方ないね!うん!レベル1がラスボスに挑むな!!!」
6: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:27:26 ID:GoOVcwF126
魔王「というか・・・よくそんな村人レベルで魔王城に、王座に辿りつけたな」
勇者「お、お兄ちゃんが・・・賢者の兄がここまでワープさせてくれて・・・」
魔王「うっわーいらんことを・・・」
勇者「じっ、実は昨日勇者に抜擢されたばっかで、剣を振るったのも今日が初めてで・・・!」
魔王「お前まともに修行もしてない癖に俺に挑んで死んだらどうするつもりだったんだよ・・・」
勇者「主人公補正でなんとかなるかなと・・・」
魔王「なりませんから!!」
7: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 00:27:36 ID:GLdkpQmdpQ
よし、続けろ。
8: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:27:52 ID:GoOVcwF126
魔王(えぇー・・・いくらなんでもコレはないわー・・・さすがの俺も引くわー・・・)
魔王(勇者って幾らか修行を積んでからラスボスを討ち取るもんじゃないのかよ・・・)
魔王(よく見たら軽装だし、ピクニックじゃねぇんだぞ・・・)
魔王(もう弱いとかいうレベルじゃないわこれ)
魔王「はぁ・・・仕方ない」
9: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:28:26 ID:GoOVcwF126
魔王「おい」
勇者「?」
魔王「俺がお前を鍛え直してやる」
勇者「えっ?」
10: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:28:48 ID:GoOVcwF126
魔王「聞こえなかったか?鍛え直してやると」
勇者「ええええええええ!!?何で!?」
魔王「いや、あまりにも弱すぎてなんか・・・同情というか」
勇者「こ、殺せばいいんじゃないんですか!?あなたにとって勇者という存在は害でしかないんでしょう!?」
魔王「いやもうここまで弱かったら殺すのも面倒臭いわ」
勇者「ええええ」
11: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:29:21 ID:GoOVcwF126
魔王「俺はお前を鍛え直す。お前は強くなれ。そして、強くなった暁には」
勇者「・・・」
魔王「俺を倒せ」
勇者「・・・」
魔王「・・・」
勇者「えっ」
12: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:29:46 ID:GoOVcwF126
勇者「私が強くなったら易々倒されるんですか?」
魔王「そんなわけないだろ。リベンジだ。テイク2だ。もう一度改めて闘うんだよ」
勇者「・・・負けたら」
魔王「修行し直しだな」
勇者「えええ・・・何この魔王」
13: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:30:08 ID:GoOVcwF126
−−−
魔王「と、言う訳で修行だ」
勇者「は、はぁ・・・」
魔王「先ずはこのスライム共を倒すのだ」
勇者「えぇっ!?そんなできません・・・!」
魔王「何が「えぇ」だ。お前その心意気で俺を倒せると思ってるのか?」
勇者「う、うう」
魔王「大丈夫だ!このスライム共は俺の部下だ」
勇者「何が大丈夫なんですかー!?余計倒せなくなりましたよー!」
14: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:30:38 ID:GoOVcwF126
スライムA「大丈夫っすよ勇者さん」
スライムB「俺ら序盤では必ず殺される運命なんですから」
スライムC「寧ろこんな可愛い子にやられるなんて」
スライムD「スライム冥利に尽きます!」
勇者「す、スライムさん達・・・」
スライムE「強くなって魔王様を倒すんでしょう?」
スライムF「微力ながらもお手伝いしますよ!」
スライムG「早く魔王倒しましょうね!」
勇者「スライムさん達ありがとうございます・・・!」
魔王「なにこれ」
15: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:32:07 ID:GoOVcwF126
すいませんとりあえずここまでで(´・ω・`)
また朝起きたら書きます。
16: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:44:21 ID:GoOVcwF126
>>7
ありがとうございます頑張ります。
また朝に書こうと思います
17: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 00:44:49 ID:GLdkpQmdpQ
なwwwにwwwこwwwれwww
やばい、魔王軍が乗っ取られる未来が見えるwww
18: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 00:49:40 ID:0OULCcik5.
はやいかもしらんがっC
19: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 06:42:19 ID:GoOVcwF126
勇者「スライムさんありがとう・・・ありがとう・・・」
スライムD「さぁ!」
スライムG「早く!」
勇者「は、はい!」
勇者「いきます!!えーい!」
プニョンッ
勇者「切れない!?」
20: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 06:42:46 ID:GoOVcwF126
魔王「刃、向き、逆、逆」
勇者「あ、あっそっか!ええい!」
プニョンッ
ズデッ
勇者「あいたっ」
勇者「な、何故・・・!?」
スライムA「こんな弱い人間、勇者さんが初めてですよ」
21: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 06:43:05 ID:GoOVcwF126
スライムC「・・・魔王様、これって俺らは攻撃しなくていいんすか?」
魔王「・・・していいぞ。それも修行だからな」
スライムB「では遠慮なく」
勇者「へ、へ、えっ、嫌・・・!」
スライムF「勇者さん覚悟―!!!!」
勇者「うええええええええ!!!」
スライムA「ごめんなさい」
スライムB「面目ない」
勇者「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」
魔王「まさかぶよぶよ攻撃で撃沈するとは」
22: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 06:43:24 ID:GoOVcwF126
勇者「ふぇ・・・っ・・・ぐすっ・・・」
魔王「はあー・・・」
魔王「おい、お前こっちゃ来い」
勇者「・・・?」トテトテ
魔王「回復してやる」パアアア
勇者「・・・えっ!?あ、ありがとうございます!!」
魔王「お前、スライム如きに倒されては格好つかんぞ。まぁ・・・一斉に仕掛けられたら厳しいかもしれんが・・・」
勇者「ごめんなさい・・・」
魔王「いいから泣き止もうな」
スライムC(如きて)
23: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 06:43:43 ID:GoOVcwF126
魔王「そうだな・・・じゃあスライムAと一騎打ちしてみろ」
スライムA「じ、自分すか!」
勇者「え、A郎さんとですか!?」
魔王「なにその名前」
スライムA「分かりました・・・!さぁ勇者さん!頭数が減ったから集中出来るでしょう!今こそ俺を倒すのです!」
勇者「A郎さん・・・!」
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