勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
377: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:08:41 ID:g.AV2R2.bU
勇者「で、でも…」
戦士「いいから」
勇者「…」
勇者(私…何しているんだろう…)
勇者「あの…さっきの…旅人さん…大丈夫、かな…」
戦士「さぁ…わかんねーけど…でも、あの目は簡単には死なない奴の目をしていた」
378: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:03 ID:g.AV2R2.bU
勇者「もし…もしあの人が、あの魔物にやられたら…それは、私のせい…なのかな…」
戦士「…そういうの、今はやめようぜ」
戦士「お前のせいじゃないよ。魔物が出てきたのもあの旅人が自分で盾になったの全部お前のせいなわけないだろ。自分を責め過ぎているよ」
勇者「で、でも…」
勇者「…私が…あそこで森まで逃げなければ、戦士くんの腕も怪我せずに…」
379: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:21 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…逃げたのには、理由があるんだろ?」
勇者「…」
戦士「何があって、どうしてオレを拒否したのか分からないけれど、それとオレの腕が怪我したのは関係ない」
戦士「オレはお前を守りたかった。それだけ」
勇者「…ごめん」
380: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:35 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…今聞いてもいいか?」
勇者「え?」
戦士「何でオレを避けたのか、あんな泣きそうな顔をしていたのか」
勇者「えっと…それは…」
戦士「…」
ガサッガササッ
勇者「ひっ!」
戦士「下がっとけ」
381: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:09:55 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…誰だ」
ガサッ…
魔法使い「あたしよ」
勇者「魔法使いちゃん!」
賢者「お、俺も居る、ぞ…」ゼー…ゼー…
勇者「お、お兄ちゃん!?」
戦士「何で息切れてるんだよ」
382: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:10:14 ID:g.AV2R2.bU
賢者「お、お前らを…勇者を…ゴホッ…追いかけてきたんだよ…!」
魔法使い「そんなに走っていないのにコレよ」
戦士「落ち着けよ…」
勇者「私を…追いかけてきたの…?」
魔法使い「思い詰めていたような顔をしていたからね。まぁ無理もないだろうけど」
勇者「…知ってるの?」
魔法使い「えぇ。さっき、賢者から聞いたわ」
383: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:10:28 ID:g.AV2R2.bU
勇者「そ、そう、なんだ…」
賢者「…」ゼー…ハー…
賢者「…ん?あれっ、戦士どうしたんだよ!その腕!!」
魔法使い「勇者にフラれて自傷でもしたの?」
戦士「してねーよ!馬鹿!これはさっき、獰猛なでっけー魔物にやられたんだよ…」
魔法使い「油断ね」
戦士「なんとでも言えよ」
384: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:10:43 ID:g.AV2R2.bU
賢者「とりあえず、回復、してやるよ…」
戦士「いや、先ずは呼吸を整えろよ。オレの事はいいから」
戦士「それに、また走る事になるしな」
魔法使い「どういう事?さっき言ってた魔物でも襲ってくるの?」
戦士「わかんねーけどな」
勇者「実は…」
385: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:10:59 ID:g.AV2R2.bU
魔法使い「そう…じゃあその旅人さんが今は食い止めてくれているわけね」
賢者「見ず知らずの人が何で助けてくれたんだろうな…」
勇者「わかんない…でも、死なれちゃ困るって…」
戦士「…とりあえず、急いで森を抜けようぜ。その旅人の為にもさ」
勇者「うん…」
386: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:11:22 ID:g.AV2R2.bU
−−−
プシュウー…
バタッ
側近「…」
側近「…結構強かったな」
側近「さすがラスボス付近に居そうな魔物だな…」
側近「この強さはやっぱり魔王様の魔力に関係あるのだろうか」
387: 名無しさん@読者の声:2012/2/7(火) 03:38:00 ID:Z7n6lNKY9c
紫煙!
388: 名無しさん@読者の声:2012/2/7(火) 23:58:07 ID:x0q3HRi1qM
しえん
389: 名無しさん@読者の声:2012/2/8(水) 12:48:26 ID:tbdB0UCCzM
つC
390: 名無しさん@読者の声:2012/2/8(水) 14:39:37 ID:OXmxEE5H02
追い付いた!
つC
391: 名無しさん@読者の声:2012/2/8(水) 16:44:02 ID:CmdQzk9Fwc
ぷよぷよのキャラで脳内再生されている…。
つC
392: 名無しさん@読者の声:2012/2/8(水) 17:23:03 ID:nfXWrQKYlE
つC
393: 名無しさん@読者の声:2012/2/8(水) 18:00:58 ID:1mgK1wytf6
追い付いた
つC
394: 名無しさん@読者の声:2012/2/8(水) 19:22:59 ID:NDeCNNc9dk
しえん
395: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/8(水) 22:49:56 ID:g.AV2R2.bU
側近「まさか本当にMPがなくなるまで戦うハメになるとはな…」
側近「まぁいいか、帰りは歩いて帰ろう…」
側近「…さて、急いで勇者さんの所に向かうか…」
グルッ…
側近「ん?」
グル…グルル…
側近「…まだ生きてたの?しつこいな」
396: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/8(水) 22:50:14 ID:g.AV2R2.bU
ゲシッ
側近「さすがにそこまで弱っていたら僕の蹴りで十分だね」
側近「…ったく、こっちは急いでいるというのに迷惑だな」
側近「ほら、早く死んでくださいよ。もう」
グ…グウウ…
側近「…はぁ。もう面倒くさいなあ」
210.61 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】