勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
356: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/3(金) 21:44:10 ID:g.AV2R2.bU
戦士(ぐっ…右腕がマトモに動かない…)
戦士(今のうちに逃げるか…いや…間に合わない)
戦士(…利き腕がやられたのが厳しいな…)
戦士(せめて、アイツだけでも逃がして…)
357: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/3(金) 21:44:28 ID:g.AV2R2.bU
グアアアアアッ!!!
バッ
勇者「あっ…!!」
戦士「勇者、危ない!!」
?「下がって!」
ヒュンッ
ドガアアアアンッ!!
勇者「ひゃっ…!」
戦士「爆発…!?」
358: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/3(金) 21:44:44 ID:g.AV2R2.bU
モクモク…
?「お二方とも大丈夫でしたか?」
勇者「えっ…」
戦士「アンタは…」
側近「吃驚しましたよ。ラスダン付近にいそうな魔物が勇者さん達とエンカウントしていましたもん。あーばくだんいし買っていて良かったー」
勇者「だ、誰…?」
側近(あ、そっか。今変装していたんだっけ)
側近「…旅の者です」ニコ
359: 名無しさん@読者の声:2012/2/4(土) 01:15:55 ID:yL8Zs9ljV.
しえん
360: 名無しさん@読者の声:2012/2/4(土) 09:08:51 ID:71pDIPnZFQ
おお側近キタ―
361: 名無しさん@読者の声:2012/2/4(土) 09:09:19 ID:71pDIPnZFQ
シエン
362: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:08:40 ID:g.AV2R2.bU
側近「この近くの村に向かおうとしていた所、あなた方二人が魔物に襲われているのを発見して、ばくだんいしを投げさせて頂きました」
戦士「あ、あぁ…そうか。助かったよ…」
側近「いえ」
勇者(この人さっき私の名前…。気のせいかな…)
側近「さて、安心するのはまだ早いですよ。敵は死んでいません。そこの剣士さん、動けますか?」
戦士「…利き腕がやられているから、大ダメージは与えられねえぞ」
側近「ふぅん…」
363: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:08:56 ID:g.AV2R2.bU
側近「ならば、僕が魔法でコイツを倒しますので、その間に逃げて下さい」
勇者「えっ…!でも、旅人さん危ないですよ!!」
側近「大丈夫ですよ。確かに、ここ数年マトモに戦ってませんが」
戦士「お、おいおい大丈夫なのかよ!!」
側近「大丈夫ですって」
側近(伊達に魔王様の側近なんて勤めてませんって)
364: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:09:22 ID:g.AV2R2.bU
側近「あ、僕魔力少ないし肉弾戦もあまり得意ではありません」
戦士「は、はぁ!?そんなんで良く逃げろとか言うな」
側近「だから、逃げるなら今のうちです。魔力は少ないですが、その分威力は並大抵のものではありませんよ」
側近「ほら、早く。一発撃ったら直ぐに向かいますから。…その人に死なれちゃ困るんですよ」
勇者「わ、私!?」
側近「僕も死ぬ気はさらさらありませんし」
365: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:09:38 ID:g.AV2R2.bU
戦士「…っ、よくわかんねーけど、信用して良いって事だな…」
戦士「勇者、逃げるぞ。此処はこの人に任せよう。立てるか?」
勇者「あ…う、うん…」
勇者(…私…また逃げるの…?)
勇者(この魔物は私じゃ絶対に倒せない…)
勇者(…でもこんな見ず知らずの人を盾にして逃げるなんて…)
366: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:10:05 ID:g.AV2R2.bU
側近「…余計な事は考えなくて良いですよ」
勇者「!」
側近「逃げるのは悪く無いです。寧ろ此処で無駄に蛮勇を振るわれても困ります」
側近「さっきも言いましたが今此処で貴女に死なれちゃ困るんです」
勇者「えっと…な、何で…今会ったばかりなのに…」
側近「勘違いはやめてくださいよ。僕は僕の大事な人を助けたいだけですから」
戦士「どういう事だよ…」
367: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/4(土) 23:10:32 ID:g.AV2R2.bU
側近「早く行って下さいよ。…死にたいんですか?」
戦士「…はっ、なんだよその悪役みたいなセリフ…」
側近「また言い得て妙ですねぇ」
戦士「…また?…まぁいいや」
勇者「あ、あの…」
戦士「…勇者、急ごう!」
戦士「何処の誰だかわかんねーけど…絶対死ぬなよ」
側近「いらないお世話ですよ」
368: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 00:54:33 ID:yL8Zs9ljV.
側近がかっこいい支援
369: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 13:27:54 ID:wPFCMzneoQ
側近さんマジイケメン支援
370: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 18:35:12 ID:WDEInYLiIw
側近を嫁にしたい
支援ーーーーーーーーー
371: 名無しさん@読者の声:2012/2/5(日) 22:00:05 ID:Zn..IGjcXM
続きが気になる
C
372: 名無しさん@読者の声:2012/2/6(月) 05:33:45 ID:NCugtmft1A
戦士だって利き腕犠牲にしてまで勇者守ったのになんだこの側近コールw
側近は俺の嫁支援
373: 名無しさん@読者の声:2012/2/6(月) 11:57:34 ID:d3WEHMFMiQ
4円
374: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:02:36 ID:g.AV2R2.bU
−−−
タッタッタ…
勇者「…」
戦士「…」
勇者「あ、あの…」
戦士「何?」
勇者「腕…私のせいで…ごめんなさい…」
戦士「お前のせいじゃない。これはオレが自分が勝手にした事だ。気にするな」
375: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/7(火) 00:03:52 ID:g.AV2R2.bU
違う
こっちが先です
すみません
グル…グルル…
フシュウ-…
側近「さて、勇者さん達も行ったことだし」くるり
側近「貴方には此処で死んで貰いますね」
側近「僕の少ない魔力をわざわざ貴方にぶつけるのだから」
側近「光栄に思って欲しいですね」
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