勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
327: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 22:37:26 ID:GoOVcwF126
おばさん『悪い事は言わないわ。あの村には近付かないほうが身の為よ。特に森はね』
側近『はぁ…』
おばさん『お兄さん格好良いから顔に傷でもついちゃったら大変よぉ?おばさん、泣いちゃうかも』
側近『そうですか』
おばさん『んもう、冷たいんだねぇ。でも、そこも格好良いから許す!!』
側近『そっすかー』
おばさん『ともかく、危ないから近付いちゃ駄目よ?旅人だから多少なりとも強いとは思うけれど。そうだ、酒場でお仲間でも集めてきなさいな!心強いかもよ?』
側近『そうですね。一人旅は危ないし、そうします』
328: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 22:37:42 ID:GoOVcwF126
側近「なぁーんてねぇ。僕は魔物だからいらないお世話ですよー、と」
側近「一応、魔王様の側近だし一応。まぁここ1年程満足に戦ったことないけど」
側近「そんな簡単にその狂暴な魔物に遭遇しないでしょう」
側近「多分、恐らく、きっと」
側近「…っと、見えてきたな。アレが森か。アレを抜ければ村、ねぇ」
329: 名無しさん@読者の声:2012/1/30(月) 18:29:35 ID:jEfiLTPAeE
取りあえず戦士、どんまい
遅かれ早かれ知る事だったろうけど、このタイミングで知ったらそりゃ混迷するよなあ。勇者ちゃん…
330: 名無しさん@読者の声:2012/1/30(月) 21:24:43 ID:lOQidby2kM
おいついてしまったああああ
C
331: 名無しさん@読者の声:2012/1/30(月) 23:07:14 ID:YdSfAzRiGo
追いついたあああああ
つC
332: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/30(月) 23:32:23 ID:GoOVcwF126
−−−
勇者「…ひっ…!!」
グルルルル…
フシュウー…
勇者「うあっ…ま、魔物…!?」
茂みから飛び出してきたのは、巨大な体躯の魔物。
赫くドス黒い色をした重量感のある体躯。狼と思しき容貌。
鋭い牙と爪。瞥見しただけでも獰猛な魔物だと理解する程だ。
血の気が引くのを実感した。
333: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/30(月) 23:34:08 ID:GoOVcwF126
勇者「あ…やだ…っ…」
怖い。
今まで本でしか見たことの無かった獰猛な魔物が目の前にいる。
魔王城にもこんなものは居なかった。
下手に動いたら殺されるかもしれない。
死。改めて死というものを認識し、恐怖で足が竦む。
勇者「やだ…、死にたくない…」
一歩、二歩、魔物がじわじわと近づいて来る。
獲物を捕らえんとする眼。
334: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 00:22:24 ID:Ym3lTLHz8Q
クリリン「四円斬!!」
335: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 00:58:50 ID:qYfOiSNYkg
C
336: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/31(火) 18:50:30 ID:df6KsqOD5c
ちょっと卒業できるか分からないので、5日まで留守にします。
すみません。書き溜めはしておきます。
337: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 20:04:22 ID:8bCKtj6Wk.
Cふぁいとです!
338: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 21:36:19 ID:huAFCDdjR.
卒業ってwwそんな重大な問題抱えながら更新してたのかw
がんばってください
っC
339: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 21:51:20 ID:44ePBrmhy6
待ってるよ〜!
つC
340: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 23:24:27 ID:xea6T4XEgE
CC
341: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 23:49:30 ID:HehK6hFvmE
しえん
342: 名無しさん@読者の声:2012/2/1(水) 14:24:31 ID:T77F4lTOsc
しーえーんーっ
ハァッ!つC
C
C
C
343: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/2(木) 21:43:01 ID:g.AV2R2.bU
5日まで留守にすると約束したな。あれは嘘だ。
嘘ではないが予想外に早く帰還した。すまない。
卒業はまだ危うい。が、もういいや。
勇者(私、此処で死ぬの…?)
勇者(みんなを放っておいて、魔王さん達に甘えて…)
勇者(これは…いつまでたっても脆弱で意気地無しな私への天罰なのかな…)
勇者(でも、でも…)
勇者(魔王さん…っ!)
勇者「いやっ…」
344: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/2(木) 21:43:24 ID:g.AV2R2.bU
グオオオオオオオオオッ!!!!
突如、劈くような咆哮をあげる。
獲物の位置を定めた、後は捕らえるだけだ。
その重量感のある体躯を容易に動かし、勇者に襲い掛かる。
勇者「ひっ…!!!!」
勇者「い…っ!!!」
勇者「いやああああああああああ!!!」
345: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/2(木) 21:43:55 ID:g.AV2R2.bU
−−−
回想
戦士『うるせえええ!!何もしてないし!フラれてない!た、多分!!…おい、勇者待て!!!』ダッ
魔法使い『あっ…!!ちょ、戦士!?』
魔法使い『…相変わらず、足が速いわね。もう、見えない…』
魔法使い『って、関心している場合じゃなくて…!!あっ、み、見失ったわ…』
魔法使い『…どうしよう』
346: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/2(木) 21:44:10 ID:g.AV2R2.bU
タッタッタッ…
魔法使い『…ん?』
タッタッタッ…
魔法使い『あれは…』
賢者『ぜー、はー…はぁっ…はぁっ…ぜー…』
魔法使い『ちょ、ちょっと、あんたも走ってきてどうしたのよ!!息絶え絶えじゃないの!!』
賢者『ゆっ…みな…ゲホッ…!!ゆうゴホッ!!!』バタッ
魔法使い『とりあえず落ち着きなさいよ!!』
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