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魔王「何この子超弱い!」
[8] -25 -50 

1: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:25:15 ID:GoOVcwF126
勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」

ズルッ
ドテッ

勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」



31: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 09:26:32 ID:JrgEVdGhFo
支援
32: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 12:26:58 ID:0jlt/DZZyE

面白いです!!

つCCC
33: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 13:54:07 ID:CHtPSzJde.
面白いCCCC
34:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:40:39 ID:GoOVcwF126

>>29-33
支援ありがとうございます!
gdgdですが頑張ります!


35:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:41:28 ID:GoOVcwF126

魔王「あと、その辺は心配いらねぇからマジで」
勇者「えっ・・・でも」
魔王「俺の部下は下克上とかそんな事考えてる奴はおらんよ。俺に倒されるのが目に見えてるからな。俺超強いし」
勇者「でも」
魔王「・・・お前変わってんな。魔王の仕事とか心配してよ」
勇者「それは魔王さんにも言えることですよ」
魔王「後、俺そういうお前の言う仕事したことないし」
勇者「えっ。でも魔王って・・・」
魔王「あー嫌嫌、そういうレッテル貼られるの。面倒臭いわー」
勇者「な、なんかキャラがブレてます!」


36:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:41:46 ID:GoOVcwF126

魔王「俺は元からこういう性格なの。それをお前らが変なテンプレ魔王を求めるからイメージ崩さないようキャラ作りしてんの。まぁ仕事はしてないけど」
勇者(別に求めては・・・)
勇者「でも、それが本当ならどうしてあんなに魔物が溢れて・・・!凌辱されて・・・!!」
魔王「いやだから凌辱って言うなよ」


37:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:42:51 ID:GoOVcwF126

勇者「と、とにかく魔王のせいで今世界は闇に包まれようとしてます!」
魔王「え?快晴じゃね?」
勇者「そ、そういう意味ではなくて!支配!そう支配されようとしてるんです!それに魔物もなんか急に増えましたし!そっ、それに実際魔物の被害が!だから私がこうして・・・」
魔王「いやそんな事言われましても管轄外ですし・・・」
勇者「か、管轄」


38:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:43:33 ID:GoOVcwF126

魔王「大体俺、刺客やら戦士とかが来ない時はいっつも寝るかゲームするかの堕落生活してるし。支配言われてもなー」
勇者(もうどこまでが本当なのか分からなくなってきた)
魔王「今日も俺を倒すとかいう輩が来たから重たい腰をあげて何時も通りのテンプレ魔王のキャラで挑んだというのに」
魔王「歴代最強に最弱だよ!俺もう吃驚よ!」
勇者「す、すみませ・・・」
魔王「あ、ごめん。別に怒ってないよ。ただ拍子抜けだったというか」


39:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:43:50 ID:GoOVcwF126

魔王「まぁとにかくお前が心配するような事は俺はしてないし、魔物の被害ってのは脳筋な魔物や部下じゃない奴らの仕業かもな。魔物が急に増えたってのはまぁアレだけど」
勇者「うぅん・・・」
魔王「納得いかないってか?まぁそりゃそうだよな説得力ないもんな。曲がりなりにも俺魔王だし」
勇者「・・・魔王さんは基本的にニート野郎で」
魔王「確かに堕落生活とは言ったがニートって言うなよ。ニートって」


40:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:44:08 ID:GoOVcwF126

勇者「魔王らしい仕事は全然していなくて・・・それどころか」
勇者「勇者である私を殺さずに稽古をつけて、自分を倒せと言って・・・」
勇者「えっと、魔王ですよね。全世界を脅かすと言われるあの」
魔王「まぁ一応・・・」
勇者「・・・何で私を」
魔王「最初に言っただろ。同情だよ」
勇者「ど、同情・・・」


41:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:44:28 ID:GoOVcwF126

魔王「殺すのは面倒臭い」
勇者「そういえば、私が来る前にも色々な人達が魔王さんに挑んて来た、みたいな事を仰っていましたけど」
魔王「あぁアイツらな」
勇者「その人達は、殺したんですか?」
魔王「いや、適当にあしらった後記憶を消して適当な村に転送させている」
勇者「殺してない・・?」
魔王「だって殺すの面倒臭いし。血とかあれ、カーペットに付着したらなかなか落ちないんだぜ?」


42:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 15:44:42 ID:GoOVcwF126

魔王「さぁもういいだろ?修行再開だ。休憩終了」
勇者「えっ、私まだ聞きたい事が」
魔王「後々。お前は俺を倒す、強くなることだけ考えときゃいいんだよ。俺が死んだら世界が平和になるんだろ?だったら、いいじゃねぇかそれで」
勇者「魔王さん・・・」
魔王「剣を構えろ。休憩は終了と言っただろ」
勇者「はい・・・」


43: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 16:48:41 ID:mTdLBohn9A
魔王なんか良い奴だな…

つC
44:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:18:14 ID:GoOVcwF126

−−−

魔王「そう、魔力を手に集中するんだ。頭の中で炎を描け。」
勇者「ん・・・」
魔王「やってみろ」
勇者「・・・え、えいっ」

ボッ
ポスッ…

勇者「で、出た!」
魔王「一瞬、だったけどな。さすが腐っても勇者だな。素質はあるんだろうよ」
勇者「腐ってもって・・・」


45:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:19:01 ID:GoOVcwF126
>>43
支援ありがとうございます!





魔王「レベルも上がったし、頑張ったな」
勇者「い、1レベルだけですけどね・・・」
魔王「お前そこら辺の村人よりくっそ弱いのに半日でレベルが上がったんだぞ?それに一瞬だけど魔法も使えた。なかなかの進歩じゃあないか!」
勇者「ま、魔王さんのご指導のおかげです・・・」
魔王「このまま順調に事を運べばいいんだが・・・」
勇者「?」
魔王「何も無いところで転ぶのさえなけりゃなー」
勇者「はう」


46:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:19:23 ID:GoOVcwF126

魔王「日が暮れてきた。夜も近いな」
勇者「あっ、えっと」
魔王「お前は暫く魔王城に身を寄せとけ」
勇者「えっそんな悪いです・・・!」
魔王「人間はいつもいらん気遣いをするな。俺が言ってるんだから素直に甘えろ」
勇者「うぅ・・でも、私勇者だし、魔王城に居座っちゃったりしたら・・・」
魔王「魔王と修行している癖に今更何言ってるんだ」


47:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:19:47 ID:GoOVcwF126

−−−

側近「あーそれが勇者ですか。・・・本当だ。可愛らしいお嬢さんじゃないですか」
勇者「は、はじめまして!勇者です!15歳です!魔王さんには修行をつけさせて頂いています!不束者ですが暫くお世話になります!」
側近「あぁ宜しくお願いします。僕は魔王様の側近です。」
勇者「宜しくお願いします。側近さん」
側近「ふむ・・・」ジロジロ
勇者「え、えと・・・」
側近「・・・魔王様は馬鹿だなぁ」
勇者「え?え?」
魔王「おい側近お前ちょっとこっち来い」


48:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:20:24 ID:GoOVcwF126

魔王「側近、アイツはレベル90代になるまで俺が鍛え直すから。それまで此処に住まわすつもりだ」
側近「はぁ。まぁそれは良いですけど。なんか、魔王様は相変わらずですね」
魔王「あー?」
側近「馬鹿だ馬鹿だとは思ってたけど・・・」
魔王「おい」
側近「ここまで馬鹿とは」
魔王「・・・まぁ確かに今回のは馬鹿な行動だとは自分でも思ってるけどよ」
側近「今回?いつもじゃないですか」
魔王「お前」


49:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:21:00 ID:GoOVcwF126

魔王「それでも仕方がないんだよ。勇者があんなに弱いんじゃ話にならんからな。スライムも倒せない奴が俺を倒せる筈がないからな」
側近「えぇー勇者なのにスライムも倒せないんですかー?そりゃヤバイですわ。マジないわ」
魔王「だろ?さすがの俺でも引いたわ」
側近「本当に勇者なんですかぁー?」
魔王「あの剣を持てるくらいなんだから本物なんだろうよ」
側近「あぁ勇者の剣でしたっけ。栄光なる剣、レジェンドオブエクスカリバー」
魔王「なんだその胡散臭いの」
側近「厨二風に言ってみただけっす」


50:
◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 18:21:32 ID:GoOVcwF126

勇者「あ、あの魔王さん・・・」
魔王「?どうしたよ」
勇者「その、えっと」
側近「厠?」
魔王「おい」
勇者「そ、そうじゃなくて、えと」
魔王「なんだ。ハッキリ言えよ。それじゃ分からん」
側近「アレの日ですか?」
魔王「お前」


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