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魔王「何この子超弱い!」
[8] -25 -50 

1: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:25:15 ID:GoOVcwF126
勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」

ズルッ
ドテッ

勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」



304: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:17:05 ID:GoOVcwF126

側近「そうと決まれば…」




魔王「は?」

側近「ですから、今から出掛けるので転送オナシャス」

魔王「いやいや、急すぎるわ。何?何か買いに行くの?ってかお前自分で転移魔法使えよ。使えるんだろうが」

側近「えぇ、ちょっと買い物に。後、僕魔力少ないんでなるべく使いたくないんですよねー」

魔王「ケチか」

側近「ちょっと違う気がします」


305: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:17:25 ID:GoOVcwF126

魔王「で?どこらあたりに転送して欲しいんだ?」

側近「そうですねー…」

側近(確か村の近くに街があった筈…)

側近「ココら辺で構いませんよ」

魔王「分かった。なるだけ早く帰ってこいよ」

側近「僕が居なくて寂しいんですか?」

魔王「違ぇよ。気持ち悪い勘違いをするんじゃない」


306: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:17:46 ID:GoOVcwF126

魔王「何を買いに行くんだ?」

側近「え?」

魔王「えって、え?」

側近「…あぁーあー、えっと、篆刻です」

魔王「えぇー何でまたそんな物…」

側近「多分」

魔王「多分って何だよハッキリしろよ…」


307: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:18:02 ID:GoOVcwF126

側近「まぁ、魔王様の好きで好きでたまらないたけのこの里でも買ってきてあげますよ」

魔王「だからお前そのネタ何時まで引っ張る気なんだよ。あと別に好きでたまらないって程じゃないからな」

魔王「ところでお前、どうやって帰るつもりなんだ?」

側近「え?自分で転移しますけど」

魔王「やっぱお前ケチだな…」

側近「ケチじゃないですー」



308: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 22:04:05 ID:sZ59C4fO/s
たけのこwww
309: 名無しさん@読者の声:2012/1/29(日) 00:07:49 ID:Y8nUCKBzqA
側近さん好きだわー

つCCC



|m_ _)moO(大変恐縮なのですが描かせていただいてもよろしいですか?
あと、もしよろしければキャラのスペック 教えてください)
310: 名無しさん@読者の声:2012/1/29(日) 00:14:54 ID:GoOVcwF126
>>309

まじですかあ!いいですよ、お描きになってくだせえ!
スペックは特にこれといって決まっていないんですが、
勇者はポニーテールで軽装。
魔王は絵スレ見て頂ければ描いとりますのでそれでww
側近は髪サラサラで若干長いけど肩にはつかない長さ。
それくらいですかねぇ
すみません適当で、一応鎧着込んでるキャラは居ませんww
311: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 00:15:11 ID:GoOVcwF126
309は私です!!!
312: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 00:16:33 ID:GoOVcwF126
309じゃねーよ310だよ!!!無駄レスごめん!!!!
313: 名無しさん@読者の声:2012/1/29(日) 06:43:31 ID:huAFCDdjR.
篆刻がわからなくてググったら余計にわからなくなった
つC
314: 名無しさん@読者の声:2012/1/29(日) 09:15:07 ID:aHTz7gkw9M
>>313
篆刻って判子(印鑑)を彫ること…でよかったはず
間違ってたらすまん

つC
315: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 11:09:48 ID:GoOVcwF126
篆刻微妙に間違ってて恥ずかしい。「篆刻セット」を買いに行ったという事にして下さい。
ごめんなさい。すみません。







−−−

勇者「はぁっ…はあっ…!んぁ……はぁっ…!!」

走って。走って。
持てる脚力全て使って、走って。
村を駆け抜けて、一番近い森へ。
様々な思想、事実、人物、全てがグチャグチャなまま、走る。

勇者「はぁ…はぁ………っ…」

森に着いた頃、気が抜けたのか膝がガクッと崩れた。
刹那、酷い疲労が全身を駆け巡る。
あれだけ走ったのだから無理は無い。
今は呼吸を整えることだけに専念しよう。



316: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 11:10:05 ID:GoOVcwF126

タッタッタッ


戦士「あいつ…っ…あんなに急いで…泣いてっ…何が、あったんだ…?」

戦士「彼処の道は確か…森」

戦士「あいつ、あんな丸腰で森に行くつもりか…!?」

戦士「あんの馬鹿…!!」

戦士「魔物にでも襲われたらどうすんだよ…!!」


317: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 11:10:21 ID:GoOVcwF126

勇者「…はぁ…。…大分、落ち着いた、かも…」

勇者「…うっ」

勇者「ふぇっ…ぐすっ…」ポロポロ

勇者「スライム、さんっ…!」

勇者「ごめんなさい…ごめんなさい…」


318: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 11:10:39 ID:GoOVcwF126

ガサッ


勇者「…!?」ビクッ

勇者「だ、誰か…」

勇者「いる、の…?」

ガサッガサガサッ

バッ

勇者「!!!!」



319: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 14:09:18 ID:GoOVcwF126

戦士「はぁっ…はぁっ…」

戦士「確か、こっちの方に…」キョロ

戦士「何処に…」

戦士「くそっ…見失ったか…!?」

戦士「最悪だ…」


320: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 14:09:52 ID:GoOVcwF126
魔王サイドと勇者サイドは同時進行していると思って下さい



−−−

とある街


側近「まぁ、怪しまれないように篆刻セットとたけのこの里買っておこう」

側近「必要ないけど」

側近「あ、ばくだんいし買ってスライムナイトにぶち当てよう」

側近「仕事のストレスを解消するにはアイツを痛めつけないと気が済まない。アイツも満更でもない顔するし一石二鳥だ」

側近「…さて、勇者さんの住む村まで行こう」

側近「確かこっちって言ってたようなないような」



321: 名無しさん@読者の声:2012/1/29(日) 18:25:22 ID:5RBL5NS2bY
スライムナイトMかよwwwwwww
支援
322: 名無しさん@読者の声:2012/1/29(日) 21:15:08 ID:.cEX9H328w
追いついた
つC
323: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/29(日) 22:36:19 ID:GoOVcwF126

テクテク

テクテク


側近「…しかし、この姿」

側近「適当に人間に扮したとは言え、なかなかどうして格好良いじゃないか。自分で言うのも何だけど」

側近「何か街歩いただけで人間の女に貢がれたし。菓子とか」

側近「まぁ元が良いから仕方ないね」キリッ

側近「…さて、魔物が来る前に事を済ませないとね」



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