勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
237: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/21(土) 01:28:09 ID:GoOVcwF126
賢者「・・・散々勇者に遊びじゃないって言った癖に自分は遊びみたいな事するんだな」
戦士「はぁ!?遊びじゃねえよ!実戦を交えて修行も出来るし、オレだって強いから教えてあげる事も出来る!!」
賢者「本当か?さっき下心は無いみたいな事言っていたが、本当に下心が無ければ俺達もついていって良い筈だけど?」
戦士「ぐっ・・・まぁ、それは」
賢者「それに剣術だけ教えても意味が無いだろ?魔法も教えないと。勇者はお前みたいに脳筋じゃない」
戦士「・・・」
賢者「大方、2人きりで旅がしたいとかそういう気持ちが少しばかりでもあって、ついそんな提案をしたんだと思うけど」
戦士「う・・・・」
238: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/21(土) 01:28:24 ID:GoOVcwF126
賢者「お前、勇者に言った事自分の胸に手を当てて考えろよ?本当に勇者を思っての旅の提案だったのか自分の恋路の為なのか、両方なのか」
戦士「・・・」
賢者「・・・まぁいいさ。お前の自己中は今まさに始まった事じゃないし。それに、断られた雰囲気みたいだし。もう関係無いな」
戦士「・・・・ごめん」
賢者「いいよ。・・・もう夜中だ。魔物が彷徨いているだろうから気をつけて帰れよ」
戦士「・・・」
239: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/21(土) 01:28:40 ID:GoOVcwF126
戦士「・・・・あのさ、賢者」
賢者「何」
戦士「わ、悪かったな・・・その、色々と」
賢者「えらく素直に謝るんだな。珍しい。昼間散々だったからか?」
戦士「・・・幾らオレでも悪いと思ったら謝るよ」
賢者「先ずは、いきなり突拍子も無く旅の提案をされて傷心中の妹に謝罪しとけよ」
戦士「・・・その言い方、何時ぞやのお返しかよ」
賢者「さぁ」
240: 名無しさん@読者の声:2012/1/21(土) 07:57:06 ID:P/3Z/Hd7EE
はやく戦士がスライム殺したこと知って勇者に愛想つかされてほしい
241: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 00:17:54 ID:8milIh2Bi2
戦士ェ…
242: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 01:54:34 ID:hUs/wpID2k
おめええええええええええ
243: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 09:05:09 ID:1uPHLrvNvI
おめでとぉぉぉぉ
244: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 12:14:55 ID:GoOVcwF126
いつも支援とレスありがとうございます。
そしてランキング1位ありがとうございます!嬉しいです!
まさか1位になるとは思っていなかったので本当に吃驚しています。
これも皆様のお陰です。本当にありがとうございました!
245: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 12:53:56 ID:jowajketls
うわああぁ一位おめでとうございますぅぅ!!!これからも応援しております!
乗り遅れた訳じゃないんだからな!←
246: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 14:24:29 ID:57NKO.Nmj.
戦士ェ‥
247: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 15:46:52 ID:GoOVcwF126
−−−
魔王「側近はよく図書室に篭るな」
スライムナイト「はい!何やら調べ物があるそうで!」
魔王「いやまあそんな気はするけど」
ナイト「はい!それで側近様以外の如何なる者も図書室に入室してはいけないと仰せられました!」
魔王「俺も?」
ナイト「はい!」
魔王「俺の城なのに・・・」
248: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 15:47:07 ID:GoOVcwF126
魔王「本が読みたいから入りたいんだが」
ナイト「お言葉ですが、いくら魔王様の命と言えど無理です!」
魔王「無理言うな!!ってか何で側近の命は聞けて魔王の命は聞けないんだ!」
ナイト「はい!それは私が側近様の豚、即ち家畜だからです!!!」
魔王「胸を張って言うな!このドM野郎!!」
ナイト「ハッ」
魔王「何で鼻で笑ったんだ」
249: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 15:47:23 ID:GoOVcwF126
ナイト「此処を通りたくば私を嬲ってから行くといいですよ!拷問も可!今ならアヘ顔ダブルピースもつけちゃいます!」
魔王「いらんいらんノーセンキューだ!!ええい寄るな来るな近づくな!!ドM菌が伝染る!!!」
ナイト「私はドMじゃあありませんよ!!タダ、嬲られたり弄られたり罵られたり冷たい目で見られたりするのが大好きなノーマル!!!」
魔王「お前のソレはアブノーマルだよ!!!」
ナイト「失敬な!アブノーマルと一緒にしないで下さいませんか!!幾ら魔王様といえど許すまじ!!」
魔王「何でそこでキレるんだよ!もうお前やだ!!」
250: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 16:07:10 ID:sGwPd7s8CQ
スライム族は総じて良いキャラしてる
251: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 16:23:45 ID:nFUwUyBQA2
一位おめ
っCCCCC
252: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 17:53:52 ID:GoOVcwF126
ナイト「いいですか魔王様。そもそもマゾヒズムというのはですね。被虐趣味とも言われるわけですが、起源はというとですね」
魔王「誰も頼んでいないのに、Mの講義を始めるな」
ナイト「知っていますか?ドMってオーストリアの作家、マゾッホに由来するらしいですよ。ちなみにSは」
魔王「いや知らんしどうでもいいし、その講義に全く価値は見出せない。いいからそこ通してくれよ」
ナイト「差し出がましいことを申し上げまするが、部下とマトモに会話を出来ないようでは王の名が廃りますよ!そもそも如何なる会話も全て熟し盛り上げるというのが王というものです!そんなのではコミュ障乙と言われるのが掉尾ですよ」
魔王「そんなお下劣な会話をするくらいなら廃れた方が数十倍、いや数百倍マシだし、何かもう色々とお前の言うことは間違っている!」
ナイト「フフフ、まぁ私がMでは無いという事を諳んじておいてさえいてくれれば、前述は別にどうでもいいのですがね!」
魔王「どうでもいいのかよ!!」
253: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 18:02:23 ID:GoOVcwF126
魔王「お前何で俺の部下なんだよ・・・」
ナイト「おや!お忘れになりましたか嘆かわしい!!なんたる薄弱な脳味噌でしょう!部下との思い出を忘れる等全くなんともいやはや!!」
魔王「お前本当はドSだろ・・・」
ナイト「何度も申し上げるように私はノーマルでございます!ドSでもドMでもドLでもありません!!」
ガチャッ
ドンッ
ナイト「むぎゅっ!!」
側近「あ、ごめん」
254: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 19:21:08 ID:GoOVcwF126
ナイト「側近様!!側近様ではないですか!!側近様が開け放った扉に私の後頭部が見事にクリーンヒットしてささやかな痛みを伴いましたがそんなものは一抹の問題!!さして問題ではありません!!ありがとうございます!!!!」
側近「魔王様、何の御用ですか?僕は今ちょっと小躍りしたい程嬉しい出来事があったので用は手短にお願いします」
魔王「見事に会話をしていないな、お前ら」
ナイト「無視されるのは本来ならば嫌な部類に属される行為では御座いますが、側近様のように丹精な顔立ちで若者言葉で言う所謂イケメンに無視をされるのは成る程いい気持ちです!!」
側近「キミは煩いから少し黙っていようか」ムギュ
ナイト「いたっ・・・くない!!全然痛くない!!底の厚いブーツで蹴られようと痛くない!!何故ならば私は側近様の行為行動振舞行儀全てを受け止める自信があるからです!!!あ、でもちょっといたっ、あっグリグリやめっいややめないで!!!」
魔王「うわ・・・」
255: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 19:21:26 ID:GoOVcwF126
魔王「いや、お前に用は無いんだ。ただ、俺は本を読みに来ただけなんだ」
側近「暇潰しにですか」
魔王「そうだ。やる事何も無いからな」
側近「・・・勇者さんの相手をする必要が無くなりましたからね」
魔王「・・・」
側近「ちょっと睨まないで下さいよ。怖いですう」
魔王「それうざい」
256: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/22(日) 19:21:48 ID:GoOVcwF126
−−−
側近の部屋
側近「ふぅ・・・魔王様も未練がましい男で」
側近「まぁいいや。それよりやっと見つけたんだ」
側近「やっぱり魔界の書物は万能だな。何でも載っている」
側近「いや、何でもは少し過大しすぎだな」
側近「・・・ただ、この方法」
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