勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
157: 名無しさん@読者の声:2012/1/13(金) 19:53:55 ID:dQzi.35icA
そうだ!スライムはみんなの心の中に…!
158: 名無しさん@読者の声:2012/1/13(金) 21:32:13 ID:t/ktAHJAz6
今更ながら支援。スライム勢にコアラのマーチをお供えしたい…
159: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 01:44:59 ID:GoOVcwF126
スライムA「俺らが死んでも変わりはいるもの」
スライムC「おいやめろ」
スライムF「支援ありがとうございます!」
また昼くらいに更新します
160: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 12:53:15 ID:5qvfeQjtIk
支援
161: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:35:04 ID:GoOVcwF126
昼くらいに更新と言ってたのに嘘ついてごめんなさいでした。
魔王「お兄、ちゃん・・・?」
側近「この人間達、勇者さんの知り合いか何かですか」
戦士(・・・勇者"さん"?)
勇者「お、お兄ちゃん達、どうして、此処に・・・・」
賢者「勇者・・・お前・・・」
魔法使い「・・・この状況は一体どういう事?」
勇者「そ、れは・・・」
賢者「良かった・・・」
勇者「え?」
賢者「生きていてくれて、良かった」
162: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:35:28 ID:GoOVcwF126
勇者「お兄ちゃん・・・」
賢者「俺の浅はかな考えのせいでお前が死んでしまったんじゃないかって、ずっと思ってた」
魔王「・・・」
賢者「悪かった。何も考えずにこんな処に転送して。浮かれていた自分が憎いよ」ギュッ
勇者「!」
賢者「でも良かった、元気そうだな」
勇者「・・・・あ」
勇者「ご、ごめんなさい・・・」
側近(なんかチキンそうな男だ)
魔王(どんな冷酷無慚な人間かと思ったら、なんだ、一応ちゃんと妹に対する愛情は有ったんだな)
戦士「いや良くねーだろ。自分の世界に入り込むなよ賢者」ドカッ
賢者「痛っ!」
163: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:35:46 ID:GoOVcwF126
戦士「おい、あんたら何なんだ。人間みてえな風貌してるけど、魔物だよな?アレか?魔王の部下か何かか?勇者ちゃ・・・コイツと親しげに話してたけどどういう関係だよ。答えようによっちゃ殺すぞ」
側近「・・・僕達からしたら突然乗り込んできた不審者のアンタ達が先に名乗るべきだと思いますけど」
戦士「あ?」
魔法使い「ちょっと、剣を握らないで。話通じそうだし、斬り込むのは後にして」
戦士「チッ・・」
魔法使い「とりあえず・・・あたし達はこの勇者と同じ村の出身で、保護者であり幼馴染よ」
魔法使い「そこの馬鹿で無神経で考え無しの兄のせいで安否が分からなくなった妹を探しに来たの」
賢者「う・・・」
側近「言うね、お嬢さん」
魔法使い「こんなもんでいいでしょ?次は貴方達があたし達の質問に答えなさい」
164: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:36:15 ID:GoOVcwF126
魔法使い「貴方、魔王でしょ?」
魔王「ああ、そうだけど」
戦士「はー?お前が魔王ー?冗談は抜きにしろよ。確かに角生えてて如何にもなマントしてるけど、こんな軟弱そうな奴が魔王とか在り得ないんですけど。少女漫画じゃねえんだぞ」
魔法使い「脳筋な貴方には分からないでしょうけど、馬鹿みたいに膨大な魔力を感じるわ。上手く抑えてるみたいだけど」
戦士「・・ふーん、まあ魔法の事は専門外だから分かんねーけど、魔法使いが言うならそうなんだろうな」
側近「だろうも何も実際魔王なんですけどね。まあ見えないのは同意ですが」
魔王「うるさい」
戦士(何かいけ好かない野郎だな)
165: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:36:49 ID:GoOVcwF126
側近「ああ、それと僕はこのだらしない魔王様の部下の側近です」
戦士「側近さんねぇ。どちらにせよあんたも魔物だろう?」
側近「ええ、此処に居る人間は、勇者さんと貴方達保護者しか居ませんよ」
戦士「・・・・その勇者"さん"って何なんだよ。その馴れ合いみたいなん鬱陶しいな」
側近「馴れ合いね。言い得て妙ですね」
戦士「は?」
166: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:37:04 ID:GoOVcwF126
賢者「・・・貴方達は妹と、勇者と一体何をしていたんだ?」
戦士「随分親しげそうだったな?」
魔法使い「・・・説明してくれるかしら?」クルッ
魔法使い「勇者」
勇者「えっ、・・・わ、私?」
魔法使い「そうよ。まさかこのまま傍観者気取るつもりじゃなかったでしょうね?」
勇者「そ、そんな事無いよ・・・私のせい、だし・・・」
魔法使い「じゃあ説明して。貴女とコイツらはさっきまで何をしていたの?」
勇者「しゅ、・・・・」
賢者「しゅ?」
勇者「修行して、ました・・・」
167: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:37:19 ID:GoOVcwF126
賢者「・・・修行?」
魔法使い「魔物と・・・魔王と・・?」
戦士「はぁ!?なんだよソレふざけんなよ!!」
勇者「・・・・」
魔法使い「この一ヶ月もしかして・・・」
側近「強くなるために、僕達と修行してました」
賢者「本当、なのか?嘘ついてないよな?言わされてるとか・・・」
戦士「んな馬鹿な話があってたまるかよ・・・!」
勇者「ほんとう、です・・・ごめんなさい」
魔法使い「・・・」
168: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:40:45 ID:GoOVcwF126
魔法使い「・・・勇者、今村は魔物の被害が酷く、廃村と言われてもおかしく無い程荒んでるわ」
勇者「・・・えっ、う、嘘!」
戦士「嘘じゃない。元々から少し被害はあったのは知ってるだろうけど、最近は異様だ。魔物の凶暴化、増殖化、全てが異様だ。荒む程だからな」
魔法使い「この一ヶ月、貴女が魔物とのうのうと修行していた間の話よ。まあ今も継続中だけど」
勇者「う、そ・・・・」
賢者「今は村の戦える者等がなんとか魔物を凌いでくれているが、それも時間の問題だ。俺達でも塞ぎきれるかどうか」
勇者「・・・・そんな」
側近(また馬鹿な魔物の仕業ですか・・・)ヒソ
魔王(いや、明らかに凶暴化とかが原因だろ・・・)ヒソ
側近(なんとかしてくださいよ。あんた魔王でしょ)ヒソ
魔王(魔王だからって何でも出来ると思うなよ)ヒソ
戦士「・・・」
169: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:42:23 ID:GoOVcwF126
戦士「勇者ちゃんよぉ、確かにお前は糞弱いし臆病だし甘ちゃんの女の子で勇者なんてガラじゃない、それも分かった上で賢者は此処に転送した。コイツが全部悪い。けどよ、この状況なんだよ。なあ。何で魔王なんかと一緒に修行しているんだよ。何で仲良しこよしみたいな事してんだよ。ふざけてんの?」
勇者「う、あ・・・」
賢者「・・・戦士」
側近「まあ、怒るのも無理は無いですけど・・・」
魔王「お、おい。何もそこまで・・・」
戦士「魔物は黙ってろよ!!」ジャキッ ブンッ
魔王「!」
170: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/14(土) 20:42:48 ID:GoOVcwF126
戦士「・・・・かって。切り傷一つもついてやしねえ」
魔王「・・・伊達に魔王名乗っていないからな」
戦士「はん、そーかよ。あんたとやり合いたいところだけど、今はソレどころじゃないしな・・・」
勇者「ま、魔王さん!」タッ
戦士「!」
賢者「勇者?」
勇者「だ、大丈夫ですか?魔王さん!お怪我、ありませんか?」
魔王「・・・大丈夫だ。さっきあの兄ちゃんが言ってただろ"切り傷一つもついてない"って。人の話はちゃんと聞きなさい」
勇者「すみません・・・。良かった・・・」
戦士「なんだよ、それ・・・」
171: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 21:28:10 ID:BrQwzrbVPw
スマン、一言だけ言わせてくれ
戦士マジうぜえ
172: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 21:29:48 ID:JmyCuwL9V2
戦士は口悪いだけでこの世界では普通の人間の反応だろう
173: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 21:45:09 ID:OD/dcgKm2s
だがしかし戦士チャレェ
C
174: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 21:46:10 ID:huAFCDdjR.
>>172
普通の人間の反応だろうと一回戦士には勇者に土下座してもらわないと許さない
あとスライムにも
175: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 22:04:39 ID:pbBSj7o3Fs
なんであろうと戦士には戦死してもらう
176: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 22:09:27 ID:jowajketls
戦士嫌われすぎww
210.61 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】