勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
135: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 06:35:45 ID:U5PmRreCDE
スライムッ!
っダイヤモンドの鎧
136: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 07:25:50 ID:0m2kiAr3nk
スライムの人気さww
スライムを保護させろ下さい
137: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 07:32:27 ID:BC1ymxvK56
知ってるか?最近のスライムはマダンテがつかえるんだぜ?
つまりそーいうことだ
138: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 10:36:36 ID:rGeVyfef4c
>>137 知ってるか?最近のスライムはザオリクがつかえるんだぜ?
つまりそーいうことだ
139: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 14:37:03 ID:5RBL5NS2bY
マダー?
140: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:53:20 ID:GoOVcwF126
---
戦士「・・・全く歯応えが無かった。全員一振りで死にやがった。あーあーつまんね」
魔法使い「ちょっと・・・さっきから悪役キャラみたいな台詞やめてよ。あたし達が悪いみたいじゃないの」
戦士「冗談だよ。ちょっと言ってみたかっただけさ。オレだってスライムさん達を痛めつけちゃって心が痛いさあ」
魔法使い「本当かしら、それにしては面白がってたわよね」
戦士「そう見えた?あーそう言えばあのスライム、なんか人間の言葉を話してたな」
魔法使い「ふうん。まあ珍しいことでも無いわよ」
戦士「そうなの?オレ初めて見たんだけど」
魔法使い「それは貴方が戦闘狂だからじゃないの。口より先に身体が動いてるもの、マトモな話し合いなんてした事ないでしょ」
戦士「ほっとけ」
賢者(話し合いねぇ)
141: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:53:44 ID:GoOVcwF126
賢者「・・・」
賢者「すまないね、君達」
賢者「俺達どうしても魔王城に行かなくてはならないんだ」
賢者「妹がね、どうなっているか心配なんだ」
賢者「生きていてくれたら良いが、その望みは薄そうなんだよな・・・」
賢者「・・・」
賢者(言葉が話せれるならば、聞けば良かったな。今となってはもう遅いけど)
賢者(安否を確認しに行くだけだ。そんな問題ではないだろう)
142: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:54:00 ID:GoOVcwF126
戦士「なに魔物の亡骸じっと見てんだよ。気味悪いぞー」
賢者「・・・見てないよ」
魔法使い「埋葬しようだなんて馬鹿の事考えないでよ。魔物に感情移入しないで」
賢者「していないよ」
賢者「・・・勇者と違って弁えている、つもりだ。どの道魔物はいずれは殲滅しなければならない存在だし」
魔法使い「無駄な戦いは極力避けて欲しいのだけれどね」
戦士「・・・まぁ勇者ちゃんは優し過ぎるからな」
魔法使い「度を越した優しさは甘さに繋がるって誰かが言ってたわね」
戦士「甘いし、臆病だな。とても勇者なんてガラじゃない子だな」
魔法使い「本当にね・・・」
魔法使い「・・さて、見えてきたわよ。魔王城」
143: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:54:20 ID:GoOVcwF126
−−−
側近「今日のご飯はキノコご飯ですよ。たけのこ魔王様」
魔王「あ、お前今来ちゃうの。この若干重たい空気の時に来るの。ってか何だよたけのこ魔王って。たけのこは菓子だろ」
側近「空気は敢えて読まない事をモットーとしていますから」
魔王「そういうのやめて」
側近「勇者さんが泣いて魔王様が童貞男子の如くアタフタしているトコ、面白かったです」
魔王「おいやめろ」
側近「今スライム達にキノコ採り行かせてます。帰ってきたらご飯にしましょうか」
魔王「あぁ、もうそんな時間なのか」
側近「まぁあのスライム共に任せても良い収穫は得られなさそうですけど」
魔王「何で行かせたんだよ」
側近「そこに居たからです」
144: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:54:39 ID:GoOVcwF126
魔王「本当お前は人使いが荒くて粗いよな」
側近「この場合はスラ扱いかと思われますね」
魔王「んなこたぁどうでもいいわ!」
側近「どうでもいいだなんて、言葉は正しく使わないとお里がしれますよ・・・たけのこの里だけに」
魔王「知らねえし上手くねえしいつまでソレ引っ張るつもりだよ。大体魔物にそんな事を強要するな」
側近「別に強要はしていませんねー被害妄想甚だしい」
魔王「あーそうかよ。ハイハイ」
側近「・・・とりあえず、スライム共が帰ってくるまで中に入っておきましょう。ほら勇者さんも。そんな喪中状態みたいなテンションはやめて立って下さい」
勇者「も、喪中・・・」
勇者(だ、誰のせいだと・・・)
勇者(・・・あ、駄目だ側近さんのせいにしちゃ、駄目だ)
145: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:54:57 ID:GoOVcwF126
勇者(勇者は魔王を討つモノ。それは依然として変わらない仕組み。でも、今の私にその大役果たせるだろうか・・・少なくとも、今のこの甘えた、かいない気持じゃ絶対無理だ)
勇者(どうして私なんだろう。他の人が選ばれたらこんな思いには。そのまま村で過ごせていたのに・・・)
勇者(村、・・・そう言えば)
勇者「今日で、一ヶ月か・・・」
魔王「何がだ?」
勇者「あっ、いえ、魔王さんと修行をし始めてから・・・村を出てから、もう、一ヶ月になるんだなあって・・・」
魔王「そう言えばもうそんな経ったのか・・・いい加減強くなれよお前。精神も」
勇者「ご、ごめんなさい・・・」
146: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:55:18 ID:GoOVcwF126
勇者「お兄ちゃん、元気かなあ・・」
魔王「そういや賢者の兄がどうのこうのって初めて会った時言ってたな」
勇者「よく、覚えていますね・・・」
魔王「あまりにも無責任な兄に驚いて無駄に覚えてしまっただけだ」
勇者「む、無責任って・・・!!」
魔王「無責任だろがよ。こんな心身ともに弱い妹を一人ラスボス城まで転送しやがるんだから」
魔王「死んだらどうする気だったんだろうな」
勇者「・・・・っ」
側近「この魔王様じゃなければ確実に死んでいましたね、勇者さん」
勇者「・・・・」
147: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:55:46 ID:GoOVcwF126
−−−
賢者(さっきも思ったけど、本当に魔王城とは思えない)
賢者(魔物の気配はすれど嫌な感じはしない。殺気立っていないというか・・・)
魔法使い「・・・着いたけれど、魔物のお出迎とかは無いのね」
戦士「警備がなっていないのか、それとも罠なのか」
魔法使い「どちらにせよ、此処で立ち止まっても仕方ないわ。行きましょう」
戦士「そだな」
賢者「・・・・」
148: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:56:04 ID:GoOVcwF126
戦士「無駄に広い城だなー」
魔法使い「お城は広いものよ」
戦士「それにしたってデカすぎ。・・・こっちが裏庭かね」
戦士「・・・・ん?」
魔法使い「何か見つけたの?」ヒョコッ
魔法使い「・・・・えっ」
賢者「どうした?」
魔法使い「・・・勇、者?」
賢者「え?」
149: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 21:56:55 ID:GoOVcwF126
側近「兎に角、話なら中でしましょう。ほら早く立ってくださいよ勇者さん。腰でも抜けましたか」
勇者「い、今立ちます・・・!っ・・・あいたあ!」ズテッ
魔王「お前そのドジっ子癖どうにかしろよ。・・・む?」
勇者「す、すみません・・・あいたた・・・」
側近「ん・・・」
賢者「・・・」ザッ
魔王「・・・お前ら誰だ」
勇者「?誰かいらっしゃる・・・・・」クルッ
勇者「えっ・・・?お、お兄ちゃん・・・?」
150: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/12(木) 23:19:58 ID:GoOVcwF126
いつも支援やレスありがとうございます(*´∀`)
今は超展開や謎シリアスでわけがわかんないと思いますがなんとか楽しく読んでもらえるよう頑張りたいと思います!
151: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 23:28:45 ID:rcYVC/WIFc
スライム・・・マジで死んじゃったの?
152: 名無しさん@読者の声:2012/1/12(木) 23:30:49 ID:R/pXqWMDcs
スライムー!!
スライム死んだら涙が…
153: C:2012/1/13(金) 00:02:31 ID:T2kk9rvpGo
ホイミ!ベホイミ!ベホイム!
ホイミホイミホイミ!(´;Д;`)
154: 名無しさん@読者の声:2012/1/13(金) 10:36:09 ID:rGeVyfef4c
俺が…俺がメガザルを唱えれたら
スライム達は生きかえるのに…!!(´;ω;`)
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