母「いっけなぁーい、遅刻遅刻!」バタバタ
母「きゃっ」ドンッ
母「あたた… !ちょっとアンタどこ見てんのよ!サイテー!」バタバタ
息子「おかえり、母さん。日課の早朝妄想ランニングお疲れ様」
母「いい汗かいたわぁ」
90: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 01:28:26 ID:jXFPpZf.mk
その日の夜――
息子「ぬいぐるみ代は払わされるわ学校には遅刻するわ最悪だった…」
息子「…このぬいぐるみどうしよう」
息子「いらないし母さんにでもあげるか」ガチャ
いとこ「」ガチャ
息子「あ」
いとこ「ゲッ」
息子「この世最大の汚物を見たような顔するな」
91: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 01:34:26 ID:jXFPpZf.mk
いとこ「ん?あんたその手に持ってるのって――…」
息子「ああ、これ?そうだよ、これは君のせいで」
いとこ「な、何よ、もしかしてあたしの為に取ったわけ?」
息子「へ?」
いとこ「い、一応もらってあげる」バッ
息子「あ」
いとこ「こ、こんなんで機嫌取ろうったって、無駄なんだからね!」バタンッ
息子「窃盗だろ今の…(まあ処分できたからいいか)」バタン
92: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 01:39:12 ID:AKEZMREro2
いとこの部屋――
いとこ「何よ、あんなこと言っといて取ってくるなんて…」
いとこ「……」(ぬいぐるみジーッ)
いとこ「……よく見たらそんなに可愛くないじゃない」
いとこ「……」
いとこ「……」ギュ-
いとこ「……笑った顔、子供みたいだった」
いとこ「……」
母「いとこちゃんご飯よ〜」ガチャ
いとこ「どっせーい!!!」ブンッ
母「ご乱心!?」
93: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 01:44:21 ID:9T2uppugkA
母「どどどうしたのぬいぐるみを壁に叩きつけて!顔も赤いし!風邪!?風邪なの!?」
いとこ「な、なんでもありません。さあご飯を食べに行きましょう!さあ!」グイグイ
母「え?えー?」バタン
ぬいぐるみ「解せぬ」
94: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 01:46:02 ID:jXFPpZf.mk
今日の(?)更新はここまでです〜
母がまったく出てきませんでしたね!主役なのに!w
では失礼します´`支援感謝です〜
95: 僕様ちゃん ◆s1GX07Jqyg:2011/11/19(土) 04:09:10 ID:Qb3/gkn9Fs
4Yenあげようじゃあないかッ!
96: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 09:39:00 ID:0VQbs4Y8tE
どっせーい!!!にフイタwww
97: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 09:56:30 ID:T1ubdC60Hs
好きだww
つCCCCCCC
98: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 10:58:47 ID:O2Dmey52w.
だめだww全員のキャラが濃すぎるww
面白いけど思い出し笑いさせるのはやめてほしいなw
つCC
99: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 16:10:39 ID:VSZkNQQiMw
>>95
ありがとうございまあすッ!
>>96
そこは正直狙ってたので嬉しいですw
ありがとうございます
>>97
キュン(●^o^●)!
支援ありがとうございます!励まされます
>>98
そう言ってもらえるとありがたいですね〜
思い出し笑いしてくれるくらい楽しんでくれてるなら本望ですw
支援感謝です
今日も夜辺りに更新しにきますね!
ではでは
100: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 21:58:21 ID:jXFPpZf.mk
数日後、高校――
ザワザワ―…
クラスメイト1「お、息子、はよっす」
息子「ああ、おはよう」
息子「ふー…」ストン
息子「(疲れたな…)」
息子「(あれで終わるかと思ったら何故か毎朝一緒に登校することになってる…)」
101: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 21:59:16 ID:nUErM70S8M
クラスメイト2「息子、おはよう!」
息子「(大体あの子なんで朝からあんなテンション高いんだ?)」
クラスメイト2「なあ息子、今日の数学の宿題やった?」
息子「(チラチラこっち見るくせにこっちが何か話したら怒るし…)」
クラスメイト2「俺やってないから見せてほしいんだ。今日当たるんだよな〜」
息子「(カルシウムが足りてないのか)」
クラスメイト2「勝手に見るぜー?」ガサゴソ
息子「(魚でも食べさせるか?おろすか…いや)」
クラスメイト1「おいおい、勝手に見ていいのか?」
クラスメイト2「平気だって、コイツ優しいから。な、息子!」
息子「焼くか」
クラスメイト2「俺を!?ノートを!?」
102: 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 22:00:20 ID:O2Dmey52w.
焼くなwwwwwww
この時間に声出してワロタwww
103: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 22:06:19 ID:iIheZSRL/E
息子「へ? あ、ああ、ごめん。何?」
クラスメイト2「なんだよ、寝ぼけてんのか?数学のノート!見してくんない?」
息子「ああ、いいよ。はい」
クラスメイト2「やりぃ!ありが」
親友「待て小僧」
クラスメイト2「と…う……」
104: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 22:20:27 ID:nUErM70S8M
息子「あ、おはよう。今日は遅かったんだね」
親友「ふむ、僕は通常8時17分には着席して好物であるしるこを啜っているからな。8時21分に登校してきた今日は些か遅い到着だった。認めよう。そして、おはよう。僕は自分の非を認め、そしてする挨拶はやはり清々しいな」
クラスメイト2「あ〜…悪ぃ息子、俺やっぱノートいいわ」
親友「む、何故だ?君は宿題をやってきていないのだろう?そして数学は一時間目に位置している。息子のノートを写しあたかも自分がやったかのように振る舞う方が賢いやり方だろう」
クラスメイト2「え、あ、ああ〜…じゃ、じゃあやっぱ写して――」
親友「だがまあ待て。僕は先程君のその行為を止めた。その解説を今しようではないか。そうだね、君のその行為は極めて効率的だろう。だがね、だがしかしだよ。君は僕の親友である息子の努力の結晶であるノートをなんの対価もなくただ写そうとしたわけだ。それは息子に対する冒涜ではないかな」
クラスメイト1「親友、その辺で」
親友「そこでだね、差し当たっての問題解決の為に僕のノートを貸そう。心配はいらない、僕は宿題の内容ならすべて頭に入っている。なんなら今ここで音読しよう。P138四角4の問1、X――」
クラスメイト2「すいませんでしたぁっ!」ダッ
105: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 22:25:08 ID:jXFPpZf.mk
>>102
焼きます、あぶりますww(魚を)
笑ってくれてなによりです(*^∽^*)
親友「訳がわからんな、理解しがたい。人の好意は受け取るものだ」
息子「そうだね、ところでそろそろ先生くるよ」
親友「む、もうそんな時間か?では僕は席に着くとしよう。ああそうだ息子、後で話すことがある。大した話ではないがな。ではな」サッ
クラスメイト1「…気の毒だったな、クラスメイト2」
息子「後で謝っておくよ…」
106: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 22:46:08 ID:VSZkNQQiMw
昼休み――
親友「ところで、話なのだかね。ああ、食べながらでもいいかい?本来何かを口に含みながら話すというのはマナー違反だが、学校生活における「昼休み」という希少な時間において、それを最も効率よく使うために僕は今敢えてマナー違反をしようと思う。これについての反論はあるかな」
息子「ないよ」
親友「うむ。では、いただきます」
息子「いただきます。…相変わらず豪華なお弁当だね」
親友「そうかな、まあ、そう見えるかもしれないね。重箱というのは僕以外持っている人を見たことがない。だが君はそろそろ見慣れてきていい頃合いだと思うよ。そして君のお弁当もとても美味しそうだ。具体的にいうと、そうだね。そのたこさんウインナーとか…」
息子「食べる?」
親友「いや、遠慮しておこう。君の母上は君に食べてもらう為に作ったのだろうからね。 ああ、話が逸れたね。それで、朝言っていた僕が話すことなのだが」モグモグ
息子「うんうん」モグモグ
107: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 22:51:54 ID:VSZkNQQiMw
親友「まあ、私事で申し訳ないんだが、僕はつい先日誕生日、というものを迎えてね。ああ、その節はメールありがとう、大切に保管してパソコンに送っておいた」モグモグ
息子「わざわざいいのに」モグモグ
親友「いや、とても嬉しかったからね。それでだな、まあ家族にも大層祝ってもらったわけだ。この歳で少々恥ずかしい気もするがね。妹からもプレゼントを貰った。感動したね」モグモグ
息子「ふむふむ(卵焼き若干しょっぱくないか、これ。俺甘い方が好きなんだけどな)」モグモグ
親友「その妹の話を聞くにね、どうやらそのプレゼントは君と一緒に買いにいったものらしいんだ」モグモグ
息子「そうだね(まあ食べれるからいいか)」モグモグ
親友「妹…幼女がお世話になっているようだね。これからも兄妹共々よろしく頼むよ」モグモグ
息子「こちらこそ(うん、おいしい)」モグモグ
108: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 22:59:33 ID:VSZkNQQiMw
親友「まあ僕が言いたいのはそこではなくてだね。うーん、なんと言ったらいいのだろう」
息子「?」モグモグ
親友「妹を、よろしく頼む」
息子「? さっき聞いたよ(お、ハンバーグ入ってる)」
親友「相変わらず察しが悪いね、君は。それとも焦らしているのかい?いいだろう、ならば僕がはっきり言おうではないか」
息子「(あー、今日トイレットペーパー買ってこいって頼まれたんだっけ)」モグモグ
親友「女として、妹を、よろしく頼む」
息子「ブーッ」
109: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/19(土) 23:04:01 ID:VSZkNQQiMw
親友「……」(眼鏡フキフキ)
息子「ごほっ、ごほっ」
息子「あ、ありえないだろ!母さんといい君といい、なんで俺が小学生を相手にしなきゃいけないんだ!」
親友「それは僕の妹に魅力がないと言っているのかな」イラッ
息子「なんでちょっとイラっとしてんの!? そういうことじゃなくて、俺は普通に普通の年代の子が好きだから」
親友「そうか…幼女にもいい相手が見つかったと思ったのだが…」ショボン
息子「ショボンとしないでよ…」
247.17 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】