母「いっけなぁーい、遅刻遅刻!」バタバタ
母「きゃっ」ドンッ
母「あたた… !ちょっとアンタどこ見てんのよ!サイテー!」バタバタ
息子「おかえり、母さん。日課の早朝妄想ランニングお疲れ様」
母「いい汗かいたわぁ」
610: 名無しさん@読者の声:2012/1/18(水) 10:38:55 ID:rGeVyfef4c
さぁて、wktkでもしてようかねぇ( ゚∀゚)o彡°支援!支援!
611: 名無しさん@読者の声:2012/1/19(木) 08:11:42 ID:e6z5jsigH2
初支援してやる!
C
612: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:30:11 ID:rCtZusBXzI
>>609
目指してるのはギャグSSなので、そう言って頂けると嬉しいです!
支援ありがとうございます
>>610
wktkに応えられるよう頑張ります!
支援ありがとうございます
>>611
初支援ありがとうございます!
更新していきます
613: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:36:10 ID:rCtZusBXzI
空港――
いとこ母「ペットボトルは手に持った?持ち物検査ひっかかっちゃうからねえ」
いとこ「うん…」
いとこ母「あ、このキーホルダー可愛いね。一個買おうかな〜」
いとこ「…」
いとこ母「…もう時間近いね。行こっか!」
いとこ「…」
いとこ母「…いとこ」グイ
いとこ「……うん、行」
幼女「ちょぉっと待ったぁあぁあああああ!!」
いとこ&いとこ母「!?」
614: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:40:34 ID:rCtZusBXzI
親友「よ、幼女、はや、速いっ…」ゼエハア
男の子「体力なさすぎだろ…っておい、幼女!?」
幼女「」ズンズン
いとこ「え…あの子…」
いとこ母「知ってるの?だあれ?」
幼女「」ズンズン
いとこ「えっと、息子の知り合い…」
幼女「好きなの」ドンッ
いとこ「」
いとこ母「」
親友「」
男の子「」
615: 名無しさん@読者の声:2012/1/19(木) 19:41:47 ID:huAFCDdjR.
端折り過ぎで意味がwwww
616: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:46:48 ID:rCtZusBXzI
いとこ「え………えっ?」
幼女「好きなの!」
いとこ「ええ!?」
いとこ母「…あ、お母さん席外そうか…?」
いとこ「何に気きかせてんのよ!?」
男の子「アイツ馬鹿だろ…あれじゃいとこって人の方好きって言ってるみたいじゃん。おい、どうする――」
親友「妹が百合だった…だと…?」
男の子「お前馬鹿だろ」
617: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:49:44 ID:rCtZusBXzI
いとこ「え、ええ〜…あの、気持ちは嬉しいけど…」
幼女「は?」
いとこ「え?」
幼女「はア?」
いとこ「何この子怖い!」
618: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:53:49 ID:rCtZusBXzI
いとこ母「えっと…お嬢ちゃん?私たち急ぐの。ごめんねえ、貴方の話に付き合ってる暇は」スッ
幼女「黙っててよおばさん」
いとこ母「お ば っ … ! ? 」ピキッ
幼女「親友お兄ちゃん!男の子くん!」
親友「何だ」
男の子「何?」
幼女「このおばさん連れてって!」
親友&男の子「えええええ」
619: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 19:57:41 ID:rCtZusBXzI
男の子「いやお前、いくらなんでもそれは失礼ってもんじゃ」
親友「そうだぞ幼女。そもそも僕たちには二人の邪魔をする権利など」
幼女「早く」
男の子「よーし、お前右腕掴めー」ガシッ
いとこ母「え」
親友「把握したぞー」ガシッ
いとこ母「えっ、ちょっ、きゃあああああ〜〜!?」ズルズルズル
エッサホイサッエッサホイサッ
いとこ「……」
620: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:00:50 ID:rCtZusBXzI
幼女「…ねえ」
いとこ「え、あ、はい」
幼女「好きなの」
いとこ「どうしよう三回目だわ」
幼女「……息子お兄ちゃんが、好きなの」
いとこ「え…?」
621: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:05:01 ID:rCtZusBXzI
幼女「あなたなんかよりずっと前から好きなの」
いとこ「……」
幼女「あなたみたいな馬鹿女よりずっと前から好きなの」
いとこ「……」
幼女「あなたみたいなウジ虫よりずっとずっと前から好きなの!」
いとこ「ねえなんでどんどん暴言のレベル上がってくの!?」
幼女「このメス豚ぁ!!」
いとこ「小学生が使っていい言葉じゃないわよ!あとメス豚じゃないし!」
622: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:07:38 ID:rCtZusBXzI
幼女「好きなのにっ…」ジワ
いとこ「っ…」ビク
幼女「ずるいっ…」ポカッ
いとこ「……」
幼女「ずるい、ずるいずるい、ずるいよ、ずるいよぉっ…!」ポカポカポカッ
いとこ「……幼女、ちゃん…」
623: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:10:31 ID:rCtZusBXzI
幼女「ちょっと年が近いだけのくせに」ズッ
幼女「私の方が全然可愛いのに」ポロッ
幼女「逃げて外国なんかに行こうとしてるくせに」ボロボロ
幼女「好きになったのだって、気持ち伝えたのだって、私が先なのにぃ…!」ボロボロビロ
いとこ「……」
624: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:12:33 ID:rCtZusBXzI
いとこ「よ、幼女ちゃん」
いとこ「何か勘違いしてるわ、だって」
いとこ「だって息子には、もう彼女がいるんだし…」
幼女「」ピタッ
いとこ「?」
625: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:16:30 ID:rCtZusBXzI
男の子「親友に任せてきたけど…」タタタ
男の子「あいつ大丈夫かなー…」
男の子「いや、それより幼女は――あ、いたいた!ん?何やってんだ…?」
幼女「…いとこお姉ちゃん」ニコ
いとこ「な、なあに…?」ニ、ニコ
幼女「ちょっとしゃがんで耳貸してぇ」ニコニコ
いとこ「え、こ、こう?」ヨイショ
幼女「うん、動かないでね」
いとこ「え――」
―――パアンッツ―――
男の子「!?」
626: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:19:33 ID:rCtZusBXzI
いとこ「え……?」ヒリヒリ
男の子「何やってんだ、幼女っ!」ガシッ
幼女「……」
男の子「手上げることないだろ、やりすぎだっ!……おい、幼女…?」
幼女「…彼女がいるから諦めますって、何それだよ。くだらないよ!」
いとこ「!」
627: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:23:51 ID:rCtZusBXzI
幼女「私なら相手に好きな人がいても、彼女がいても好きだって言うもん!言っちゃうもん!」
幼女「たとえその人に妻と子どもがいても言っちゃうもん!!」
男の子「いやそれは言うなよ」
幼女「なのにいとこお姉ちゃんは、綺麗な別れ方して、一人だけ満足して、逃げてばっかりっ!」
いとこ「逃げて…なんか、ない。逃げてなんかないわよっ!何よ、黙って聞いてれば、子どものくせに」
幼女「子どもだよ!子どもだけど、いとこお姉ちゃんなんかよりよっぽど本気だよっっ!!」
いとこ「!!」
628: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:27:45 ID:rCtZusBXzI
幼女「好きなら好きって言えばいいのに!正々堂々戦えばいいのに!」
いとこ「(あたし、何やってるんだろ)」
幼女「戦いもしないで逃げてる人のこと、私絶対認めない!」
いとこ「(こんな小さい子だって、こんなに頑張って、一生懸命で…)」
幼女「なんとか言いなよ!」
いとこ「(気持ちを伝えもしないで…そうよ、逃げてばっかりだったじゃない…!)」ギュッ
629: ◆dR7WV1bjfM:2012/1/19(木) 20:32:07 ID:rCtZusBXzI
いとこ母「ちょっと離して、んもう、いとこっ!」ズルズル
親友「いや、もうちょっと。もうちょっとだけ待ってやってくれ。そうだ、では僕があーたんへ綴った歌でも一つ」ガシ
いとこ母「思い出語りもポエムも聞き飽きたよ!」ダッ
親友「あーたん、君の瞳は太陽よりもきらめいて――あ、待ちたまえ!」ダッ
幼女「ねえ、聞いてるの!?」
男の子「…幼女、もうやめ」
いとこ「……幼女ちゃん、あたし――」
???「――いとこちゃんッッ!!」
全員「!!?」
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