母「いっけなぁーい、遅刻遅刻!」バタバタ
母「きゃっ」ドンッ
母「あたた… !ちょっとアンタどこ見てんのよ!サイテー!」バタバタ
息子「おかえり、母さん。日課の早朝妄想ランニングお疲れ様」
母「いい汗かいたわぁ」
261: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/2(金) 23:04:12 ID:h/ClQokcJU
>>260
いつの間にかそんな性格になっちゃいましたね…!
すいません、睡魔が襲ってきた今日はもう寝ようと思います
262: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:20:30 ID:px..1hXM1Q
(焼き上がるの待ち)
いとこ「……」ワクワク
脳内天使「ずいぶん楽しそうね。そんなに息子にケーキをご馳走するのが楽しみ?」
いとこ「べ、別にそういうわけじゃないわよ!」
いとこ「正直になりなって」
いとこ「……」
いとこ「……息子のこともあるけど…」
いとこ「誰かと一緒に料理するなんて、初めてだったから…」
いとこ「…今日、おばさんとケーキ作れて…良かった」
脳内天使「いとこ…」
脳内天使「(九割がた私と作ってただろとか言えねえ…)」
263: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:23:55 ID:RmOrKfqhgo
母「焼き上がったわね!じゃあクリームを塗って飾り付けていきましょ」
いとこ「はい!」ベチャベチャグチャベタ-
母「」
いとこ「どうですか!?」
母「げ、芸術的だわあ…」
264: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:28:29 ID:0wEUMZPqbc
〜完☆成〜
母「…………………………………」
いとこ「中々の出来栄えですね…!」
母「そ、そうね…胃を掻き乱されるような、不思議な感覚を覚える…こう、エクセレントな出来栄えね」
息子「ただいま〜」ガチャ
いとこ「あっ、息子さんが帰ってきました!早速食べてもらいましょう!」
母「おぉぅ…」
母「(ま、まあ材料とては変なものは入れてないし…見た目がちょっとベトベターに近いだけだから!大丈夫大丈夫!)」
265: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:31:25 ID:RmOrKfqhgo
息子「ただいま。母さん、トイレットペーパー安売りじゃなかっ…た…」
いとこ「……」ドキドキ
母「お、お帰りなさい、息子くん!あのね、実は今日――」
息子「うわ、酷いな…母さんコレ失敗したの?」
いとこ「え………?」
266: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:37:33 ID:lYfTVhTdoI
息子「クリームべたべたにテーブルについてるし…大丈夫?具合でも悪いの?」
母「いや、違くてね、あのね」
息子「台所もグチャグチャだし…俺が片付けとくから休んでなよ」
いとこ「……」
267: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:38:18 ID:m89zjFo/aY
母「いや、ちょっと待って、聞い」
息子「でも小腹空いてたんだよね。見た目あれだけど、味は大丈夫だよな?母さんなんだかんだで料理うまいし」ヒョイ パク
母「あ、そうそうそうね、あの、味はね。じゃなくて、これはいとこちゃんが」
いとこ「……………」
息子「う、ゲホッグホッ…なにこれ、しょっぱっ…母さん、砂糖と塩間違えた?これはちょっと食べれない――」
いとこ「…………によ…」
息子「え?」
268: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:42:28 ID:RmOrKfqhgo
いとこ「なによ、なによなによなによっ…なによ!!」ボタボタ
息子「い、いとこちゃん?」
いとこ「どうせマズイわよ!なによっ!それがなによっ、なによ!!」ガッ
息子「ちょっケーキ構えてどうするつもり――」
いとこ「なによぅぅぇえええええええん!!!」ブンッ
息子「うわぁあああああぶふぅっ」グッシャ-
269: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:46:45 ID:s9b2qli3Ck
いとこ「うええええん」バタバタ
母「い、いとこちゃん!待って、いとこちゃん!!」
息子「ゲホッうッェホッ」
母「ウホッ。……じゃなかった。息子くん!最低よ!!」
息子「えぇ…?」
母「あれはいとこちゃんが息子の為に作ってくれたの!!」
息子「え……」
270: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/4(日) 00:50:02 ID:NaEglORUm2
すいません、今にも寝そうなので更新ストップします
また明日
271: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 07:03:21 ID:PAwAbUl9wo
なにこれめちゃくちゃおもしろい
つC
272: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 22:33:49 ID:W.YwX.TgTA
ksk
っC
273: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:15:38 ID:PuIPEiTT3Q
>>271
なんて嬉しいお言葉…!
支援共にありがとうございます
>>272
支援ありがとうございます!
また明日と言いつつ若干の放置すいません
今から更新していきます
274: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:21:36 ID:PuIPEiTT3Q
公園――
いとこ「なによぉ、息子のバカッ…」キーコキーコ
いとこ「一生懸命作ったのに…」キーコ…
いとこ「……バカぁ…」グスングスン
??「ん…?」
??「君」
いとこ「え?」
親友「こんな時間に何しているんだ、お家に帰りなさい」
275: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:24:54 ID:PuIPEiTT3Q
いとこ「な、だ、誰よアンタ」
親友「僕が誰か、それは今関係がない。今注目すべきは、君のような未成年の女の子が何故こんな時間に外を出歩いているのかという一点のみだ。怪しい人物に声をかけられたらどうする?」
いとこ「…今まさにその状況なんだケド」
親友「…盲点だった」
276: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:27:24 ID:PuIPEiTT3Q
いとこ「…帰れな…帰らないわよ」
親友「む、何故だ。鍵を忘れたか?ならばせめてどこかの店に入るがいい。見たところ君は薄着だし、この寒さに耐えられないだろう」
いとこ「…お金ない」
親友「やらんぞ」
いとこ「ケチ」
277: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:29:04 ID:PuIPEiTT3Q
いとこ「あーもう!とにかく私はここにいるからっ」
親友「いつまで?この公園に住むわけにもいかんだろう」
いとこ「もう、ほっといてよ!」
親友「……」ジッ
いとこ「…何よ」
親友「泣いていたのか?」
いとこ「っ」
278: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:32:00 ID:PuIPEiTT3Q
いとこ「なんで」
親友「泣き跡がついている」
いとこ「…」ゴシゴシ
親友「泣いていたことと家に帰れないことは関係があるのか?いや、あるのだろうな。どうだろう、僕に話してみないか」
いとこ「な、なんでアンタなんかにっ」
親友「話せば楽になることもある。それに僕は君に家に帰ってほしい」
いとこ「変!」
親友「よく言われるな」
いとこ「絶対話さないから!」プイッ
親友「ふむ…」
279: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:34:05 ID:PuIPEiTT3Q
親友「隣、失礼する」
いとこ「ちょっと…」
親友「この歳でブランコというのも、中々のものだ」
いとこ「……」
親友「」ブンブンブンブン
いとこ「立ち乗り!?」
280: ◆dR7WV1bjfM:2011/12/6(火) 19:36:11 ID:PuIPEiTT3Q
親友「フゥ…」キーコ、キーコ…
いとこ「……」
親友「どうだね、話す気になったか?」
いとこ「えっ全然!?まったく!?むしろなんでそう思った!?」
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