母「いっけなぁーい、遅刻遅刻!」バタバタ
母「きゃっ」ドンッ
母「あたた… !ちょっとアンタどこ見てんのよ!サイテー!」バタバタ
息子「おかえり、母さん。日課の早朝妄想ランニングお疲れ様」
母「いい汗かいたわぁ」
155: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:15:53 ID:t3o.gKfTxg
>>152
コソーリ
⊃C⊂ <ありがとうございます!
幼女「ところでなんでおばさんは自分で戦わないんだろ?」
息子「それは多分――あ、始まるよ」
母「じゃあ私は審判をやるね。ゲームスタート!」
親友「僕からボールを蹴らせていただこう」
男の子「……」ゴクリ
親友「……」
男の子「……」
親友「…ていやっ!」スカッ
男の子「……んっ?」
156: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:18:17 ID:EG7w1yMPRs
親友「ふむ、ボールの位置が悪かったかな…少しずらして、と」
親友「えいやっ!」スカッ
男の子「……」
母「……」
親友「とりゃっうれっ」スカッスカッ
幼女「親友お兄ちゃん…」
息子「……運動オンチ、治ってないなあ…」
157: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:28:23 ID:t3o.gKfTxg
>>154
惜しい、逆でした!(゜∇゜)(してやったりな顔)
親友「ふむ…僕の足の長さから計算するにボールの位置はここが最適なのだが…」
母「し、親友くん」
親友「ふうむ、風のせいで位置が安定しないのかな。だがそれを考慮してもやはりこの位置が妥当――」
母「し、親友くん!」
親友「はい?」
母「ひょっとして…運動苦手?」
親友「何を言っているんだ、息子の母上よ」
母「そ、そうだよね!ちょっとしたギャグ――」
親友「古来から眼鏡キャラで蘊蓄語りは運動音痴と相場が決まっている」フフン
母「どうしよう眼鏡割りたい」
158: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:31:26 ID:nUErM70S8M
母「うーん、でもボールも蹴れないんじゃゲームにならないね…」
親友「面目ないな」
男の子「あ、じゃあやっぱやらないってわけ」
母「わかりました、私の出番だね」
男の子「にはいきませんよね…」
159: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:35:46 ID:7qWZnYTPBM
母「よーし、やるよー!」
男の子「はあい…」
母「私から蹴らせてもらうね」
男の子「はい(しかしきよきよ、サッカーなんて出来るのか?)」
男の子「(やっぱり女の人だし…俺の方がまだできるかも)」
母「いくわよー」
男の子「(仕方ないなあ、手加減してやるか)」
幼女「余裕な顔してるね〜…気持ちはわかるけど。おばさん運動とかできなそうだもん」
息子「今にわかるよ」
幼女「え?」
160: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:46:01 ID:t3o.gKfTxg
母「…」スッ
母「…!」ブンッ
ブルルルルズシャッアアアゴール
男の子「えぇえぇぇえ」
親友「息子の母上、1点だ」
幼女「男の子くんのギリギリ横を擦り抜けてスピンがかかったボールを見事にゴールに…!?あの女、何者なの!?」
息子「君こそ何者だよ」
161: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:49:34 ID:EG7w1yMPRs
幼女「おばさん、サッカーやってたの?」
息子「いや」
幼女「うそ、じゃあなんであんなに…」
息子「キャ●テン翼」
幼女「えっ」
息子「ハマった漫画はとことん極めるんだよ、あの人。サッカー漫画はいつの時代もあるから、最近じゃエ●アの騎士、イ●イレなんか面白いって言ってたな」
幼女「うそぉ…」ポカン…
162: 名無しさん@読者の声:2011/11/23(水) 14:53:28 ID:jQQSeuMw.g
ジャ●キリを忘れるな!
っCCC
163: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 14:57:28 ID:nUErM70S8M
息子「それだけじゃないよ。大き●振りかぶってに目覚めては野球をして、クッキ●グパパや美味●んぼに目覚めては料理を極め、焼●たてジャパンに目覚めてはパンを作り、●学少女に目覚めては本を読みあさりドラゴ●桜に目覚めては必死に勉強をして、果てはド●ゴンボールに目覚めかめはめ破を練習する毎日…」
幼女「……」
息子「今や出来ないことの方が少ないんじゃないかな」
幼女「何そのちょっとした完璧超人怖い」
164: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 15:05:50 ID:EG7w1yMPRs
>>162
すいません師匠!ジャイ●リを忘れるなんて修業不足でした!
支援ありがとうございます!
母「円堂」
男の子「男の子ですが…」
母「本気で点を取りに来い!俺も本気でいくぜ!」
男の子「これそんな熱いゲームだったっけ!?あの、俺にサッカーの楽しさを教えてくれるって、そういうあれじゃ」
母「ボールは友達ィ!」ダダダダ
男の子「友達蹴りながら突進してくる!怖いやだこの人怖い!」
165: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 15:08:43 ID:9T2uppugkA
ワーワー
幼女「ど、どうしよう。おばさん目的忘れちゃってるよぉ…」
息子「仕方ないな…」スクッ
幼女「お、お兄ちゃん?」
息子「」スタスタ
幼女「お、お兄ちゃん!待って!」
166: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 15:14:14 ID:R4AFrbnJ1A
息子「親友、タイムかけて」
親友「む、息子。なんだね、幼女まで。喫茶店からこちらを尾行しているようだったが、もう出てきていいのかな。まあいいさ、タイムだ」
母「えっ?あ、あれ?息子くんに幼女ちゃん」
男の子「…え?」ガタガタ
男の子「あっ、お、お前らなんでここに!」
幼女「え、えーと」
息子「選手交代だ」
みんな「え?」
息子「男の子くん、俺とサッカーしよう」
男の子「……え?」
167: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 15:16:20 ID:t3o.gKfTxg
更新、ここでストップします〜
また夜するかもしれません
別スレでもこちらでま、支援、感想くれる方ありがとうございます!
これからもよろしくお願いします
それでは失礼します
168: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/23(水) 15:26:19 ID:7qWZnYTPBM
>>167
こちらでま→こちらでも です…感謝の言葉に誤字すいません
169: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/25(金) 19:27:00 ID:7qWZnYTPBM
男の子「ふん、なんだよ。もうサッカーなんて…」
息子「いや、なんか懐かしくなっちゃってさ。小さい頃よくやったなあ」トントン
親友「む?息子、サッカーなど好きじゃ」
母「しっ。ちょっと黙って見てましょう」
幼女「……(お兄ちゃん…?)」
170: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/25(金) 19:34:29 ID:9T2uppugkA
息子「久々にやりたくなっちゃったんだ。付き合ってくれないかな?この通り!」
男の子「あ、あのメガネとやれば?」ソワ
息子「いやいや、男の子くんの方が上手だからさ」
男の子「そ、そーんなに俺とやりたいのか?」ソワソワ
息子「うん!お願い」
男の子「し、仕方ねえなあ…」ソワソワチラチラ
幼女「(きめえ)」
171: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/25(金) 19:36:52 ID:7qWZnYTPBM
母「よし!じゃあ二人でゲームね!」
息子「お手柔らかにね」
男の子「仕方ねえなあ!」
172: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/25(金) 19:41:08 ID:9T2uppugkA
・
・
・
ワーワー
男の子「よっしゃ!一点!」
息子「うわあ、取られちゃった。男の子くん、うまいね」
男の子「ふふん、そうだろ」
息子「次はそうはいかないよ」
男の子「あっ!ボール!このぉ!」
173: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/25(金) 19:50:16 ID:9T2uppugkA
幼女「男の子くん、楽しそう」
親友「ふむ、適度に自信をつけさせつつも対抗心を忘れさせない…。うまいな。調子に乗らせるだけではクラスメイトと試合した時にプライドズタボロだろうからね」
幼女「お兄ちゃん、やっぱりすごいよ…」
母「奴はワシが育てた」
幼女「あんなに楽しそうな男の子くん、初めてだもん!」
母「奴はワシが」
親友「さすが僕の親友だ」
母「あの」
幼女「お兄ちゃーん!男の子くーん!頑張ってー!」
親友「いい試合だな。応援しているぞー」
母「……」
174: ◆dR7WV1bjfM:2011/11/25(金) 20:00:19 ID:jXFPpZf.mk
男の子「ハア、ハア…」
息子「お疲れ様。付き合ってくれてありがとう」
男の子「くそ、あと一点だったのに…」
息子「惜しかったね」
男の子「次は絶対負けねー!」ビシッ
息子「楽しみにしてるよ」
幼女「男の子くん!」
男の子「ゲッ…」
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