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姫「殴っていいですか」
[8] -25 -50 

1: ◆xXC7.dNnEA:2011/10/28(金) 22:21:53 ID:SCGnwLC0bk
姫「いいですよねお父様」

王「姫ちゃん怖いよ」

姫「殴りたくもなりますよ。



  ――何ですかこの財政は!」


328: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/21(水) 22:57:22 ID:IZAkWz/mtQ
仕立屋「姫様はサイズが変わってらっしゃらないので、私も仕立てやすかったんですよ」

従者「ああ、胸のサイズも」

姫「あんたそれセクハラよ?」

姫「ともかく、それじゃ、お兄様なんて大変だったでしょう。すごく背も伸びてらして」

仕立屋「まあ、頑張りましたわ。特に王子様には見返りがありましたし……」キラーン

従者「なんか怖い」
329: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/21(水) 22:57:42 ID:IZAkWz/mtQ
姫「あら、何かしら」

仕立屋「私の口からは申し上げられませんねえ」

姫「もう……」

従者「姫様、そろそろ次の方に」

仕立屋「あらすみません、つい話が長くなってしまって」

姫「良いのよ、仕立て直せだなんてお願い、聞いてくれてありがとうね」

仕立屋「いいえ、これからも何なりと」
330: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/22(木) 23:03:47 ID:/UGBUXLJ6g
王「姫ちゃん姫ちゃん、ちょっとこっち来てー」

姫「お父様?あら、そちらの方は……」

青年「初めまして、貴女のお父様の知人ですよ」

王「えっ」

姫「あら、それは失礼しました。初めまして、娘の姫です」
331: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/22(木) 23:05:30 ID:XXnWtGX0ys
青年「一曲いかがでしょう、お相手願えますか?」

姫「え、いやその、お父様が何て言うか……」チラッ

王「……姫ちゃん、行っておいで」

姫「嘘っ!?」

青年「面白いお嬢さんですね」クスクス
332: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/22(木) 23:07:26 ID:zfaQV.HN9M
従者「うーわー、姫様踊ってますよ、見知らぬイケメンと」

王子「え?まさか姫がそんな……って、本当だ。まずいんじゃないか」

宰相「いえ、でも姫様も必死で練習なさっていたそうですし」

従者「ていうか、何で俺らが一緒にいるんですか」

宰相「作者の趣味らしいですよ」

従者「いきなりメタ的な発言」

王子「迷惑極まりない」
333: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/22(木) 23:08:05 ID:zfaQV.HN9M
宰相「でも足元を見なければ姫様も中々頑張ってらして……」

従者「足元を見れば酷いものですがね」

王子「あ、また踏んだ」

従者「踊りながら平謝りですよ、姫様も」

宰相「ああっ姫様謝ってないで足元に集中なさらないと!」
334: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/22(木) 23:08:38 ID:zfaQV.HN9M
従者「上達しませんでしたねえ」

王子「本当に練習させたのか?」

従者「させてあれですよ、失礼な」

王子「父上が仰ったとはいえお前が仕組んだことだ、信用ならん」

従者「これはまた素晴らしく独断と偏見に満ち溢れたご意見をありがとうございます」

宰相「結局喧嘩するんですね……」

宰相(それにしても、あの男性、どこかで……)
335: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/23(金) 23:28:55 ID:YW2VpLC90c
姫「ああああのっ、本っ当にごめんなさいっ」ガクブル

青年「いえいえ、お気になさらず」ニコニコ

姫「すみません本当、もっとゆっくりした曲ならまだましなのだけれど……」

青年「試しましょうか?」

姫「申し訳ないです!」
336: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/23(金) 23:29:25 ID:YW2VpLC90c
青年「可愛らしい反応をなさいますね」

姫「おかしなことを言わないで、って、わ」コケッ

青年「いいえ、思ったことを申し上げたまでですよ」グイッ

姫「……お口が上手で」カアァ

青年「よく言われます」
337: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/23(金) 23:29:53 ID:YW2VpLC90c
姫「貴方は今日、どちらから?」

青年「良いんですか、足元を気になさらないで」

姫「失礼なことを言いますね、少しくらい大丈」ズルッ

青年「……大丈夫ではなさそうですが」

姫「ごめんなさい……」
338: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/23(金) 23:30:18 ID:YW2VpLC90c
青年「姫様に一度、お会いしてみたく思いまして」

姫「私はそんな価値のある人間かしら」

青年「ええ、とてもからかい甲斐があって」

姫「ちょっと」

青年「冗談ですよ」

姫「仮にも一国の姫に……随分と不敵なものね」

青年「それはどうも」
339: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/25(日) 21:16:20 ID:XaSSnJluPk
昨日の更新を素で忘れていた1です(´・ω・`)すみませんでした
今から投下いきますよぉい
340: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/25(日) 21:17:48 ID:A1avxOZkx2
王「……あれ、もう帰ってきたの?」

青年「申し訳ありません、知人だなんておこがましい嘘を」

王「それは構わないけど、姫ちゃんはもういいのかい?」

青年「ええ、あれ以上は自分でもちょっと……」

王「ちょっと?」

青年「一曲で足が腫れたのは初めてですよ」クスクス

王「練習させたんだけどねえ……」ハァ
341: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/25(日) 21:18:25 ID:A1avxOZkx2
青年「驚きました」

王「何にだい?」

青年「普通の、女の子で」

王「姫ちゃんは普通の女の子だよ」

青年「普通の女の子が、城内の収支を取り仕切りますか?」

王「そう言われるとねえ」クスクス
342: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/25(日) 21:20:38 ID:A1avxOZkx2
青年「でも、興味深い方ですね。……これで、父上への土産話も出来ました」

王「帝国は遠かったろう、はるばるご苦労様」

青年「無理を言って来た甲斐がありましたよ」

王「本当にびっくりしたよ、こんな小王国に、大帝国の皇太子様が来るなんて」

皇子「まあ、そうですよね」
343: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/26(月) 23:21:25 ID:YW2VpLC90c
王「皇帝さんには良い報告ができそうかい?」

皇子「正直に言って構わないのか測りかねます」

王「酷いな、これでも頑張ってるんだよ?主に姫ちゃん達が」

皇子「風の噂で来てみたものの、本当に任せきりとは思いませんでしたよ」

王「君は、お父さんの手伝いはしないの?」

皇子「……あまり。羨ましいです」
344: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/26(月) 23:21:56 ID:YW2VpLC90c
王「うんまあ、各家庭の教育方針があるからねえ」

皇子「国政を教育方針で片付ける方は初めて見ました」

王「そうかな?まあ、そうなんだろうけどね、うん、気にしない」

皇子「はあ」
345: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/26(月) 23:22:21 ID:YW2VpLC90c
皇子「……良いんですか、そんな様子で」

王「どういう意味だい?」

皇子「政治は部下に任せきり、財政はまだ若い子供達に丸投げ」

皇子「自分が言うのもおかしいでしょうが、国の危機にこんな状態で構わないんですか」

王「……これで、いいんだよ」ニコッ
346: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/26(月) 23:22:46 ID:YW2VpLC90c
王「さあさあ、君のとこに比べたらちっちゃいパーティーだろうけど、折角来たんだから楽しんでおいでよ」グイグイ

皇子「うあ、ちょ、押さないでください!」

王「若いのに隅っこから眺めてるばっかじゃいけないぞー」

皇子「分かりましたから!」
347: 1
◆xXC7.dNnEA:2011/12/27(火) 23:46:46 ID:7cMpp1kMaE
宰相「お二方……その、そんな隅っこで眺めてらっしゃるばかりで良いんですか……?」

王子「おい、姫の踊りが終わったようだが側にいなくていいのか」

従者「王子こそ、本日の主役を国民がお待ちのようですが」

王子「お前が先に行くべきだろう、俺は休憩中なんだ」

宰相(もうやだこの人達)ハァ
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