姫「いいですよねお父様」
王「姫ちゃん怖いよ」
姫「殴りたくもなりますよ。
――何ですかこの財政は!」
157: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/14(月) 23:26:18 ID:cdu7xIBYa.
王子「ええとですね、真面目な話」
王「うん?」
王子「舞踏会や催し事の度に衣装を新調するのは、無駄なことかと思われます」
王子「費用削減のためにも、一度着たものでも着られるものは再び利用するべきです」
王妃「そうね、それで?」
王子「だから俺は普通に長ズボンを」
王「結局そこじゃん!」バーン
158: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/14(月) 23:28:16 ID:cdu7xIBYa.
王妃「でもねえ王子くん、仕立屋さんにもうお願いしちゃったのよ?」
王子「そんな、勝手に」
王「先手必勝だもんねー」ニヤニヤ
王妃「仕立屋さんは、それはもう大変乗り気だったわ」
王子「味方はいないのか」
159: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/14(月) 23:29:14 ID:cdu7xIBYa.
王妃「仕立屋さんは明日、城までみんなの計測に来るわ」
王「止めるんだったら直接止めることだねー」
王子「止められなかった場合……」
王「白タイツとかぼちゃパンツが届きます!」
王妃「着ないことも出来るかもしれないけれど、お洋服のお金は払うことになるわね」
王子「頭痛い」
160: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/15(火) 23:45:18 ID:RXwsYJSRA.
姫「それにしても、お兄様が言いかけていたのは何だったのかしら」
従者「何でも良いですよそんなん」
姫「あんたも協力しなさいよ」
従者「はーい」
王子「姫?少しいいかい」コンコン
姫「あら噂をすれば」
161: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/15(火) 23:48:14 ID:YJIMGSU7Oo
王子「なんだ、お前もいたのか」
従者「姫様付きの従者ですからー」
姫「ちょっと、喧嘩するなら余所でやってよね?」
王子「しないよ、姫に話があって来たから」
姫「話……?」
162: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/15(火) 23:49:02 ID:YJIMGSU7Oo
王子「さっき、舞踏会の収支表を見てたろう」
姫「お兄様が調べてらしたあの冊子ね」
従者「それが何か?」
王子「いやね、衣装代をなくせるんじゃないかと思ったんだよ」
163: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/15(火) 23:49:58 ID:YJIMGSU7Oo
王子「城内のことは姫に任せるって言っていたけれど、自分のための会でお金を使わせてしまうのが心苦しくてね」
姫「それで舞踏会の帳簿を?」
王子「ああ」
王子「そもそも、催し事の度に洋服を新調するのはおかしいだろう」
王子「以前に着たもので事足りるんじゃないか」
164: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/15(火) 23:50:25 ID:YJIMGSU7Oo
姫「良いわねお兄様、そうしましょうよ」
従者「今回は簡単にいけそうですね」
王子「ただな、父上達がもう発注してしまったらしくて、明日仕立屋が来るそうなんだ」
姫「それじゃあすぐに断らなくちゃ」
王子「その事で、姫に手伝ってほしいんだよ」
165: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/16(水) 16:21:36 ID:YJIMGSU7Oo
姫「え?どうして?」
従者「断るだけなら簡単でしょうに」
姫「わざわざお兄様と一緒に行く必要はないと思うのだけれど……」
王子「え、えーと……」
166: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/16(水) 16:22:48 ID:YJIMGSU7Oo
王子(やばい、どうするんだ俺!)
王子(ひとりで行ったところで、白タイツを嫌がっているだけだと思われるのが落ち)
王子(いや実際そうなんだけど!城内を仕切ってる姫が一緒にいた方が!)
王子(いっそ素直に協力を求めて……いや、でも)
王子「」チラッ
従者「ん?」ジロッ
王子(言えない……!!)
167: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/16(水) 16:24:54 ID:wPFCMzneoQ
王子「…………」ズモモモモ
姫「あの、お兄様。よく分からないけどそんな難しい顔をなさらないで」
従者「そうですよ不審者のようです」
姫「あんたが喋ると面倒臭くなるからやめて!」
姫「あの、私も一緒に断りに行くから」
王子「あっ、本当かい?」ホッ
168: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/16(水) 16:26:40 ID:wPFCMzneoQ
王子「ありがとう、それじゃあ明日頼むよ。午前中に来るらしいから」
姫「え、ええ」
王子「それじゃ、俺はこれで」ソソクサ
姫「お兄様、また明日」
従者「…………」
姫「何だったの今のお兄様……」
従者「……怪しいですね。」
169: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/17(木) 23:03:11 ID:BD5gqboGtA
姫「あ、芸術家さんに会いに行くのはどうしようかしら」
従者「仕立屋のところに行った後で良いんじゃないですか?」
姫「駄目よ、作り始めちゃってたらどうするの?」
従者「というか既に作り始めているのでは?」
姫「いやああああ装飾費が!」ガバッ
170: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/17(木) 23:03:56 ID:BD5gqboGtA
姫「い、一刻も早くに行くのよ!いいわね!?」
従者「落ち着いてください」
姫「これが落ち着いていられますか!」
従者「落ち着けっつったろ」
姫「あんた誰に向かって口利いてんの?」ギロッ
従者「落ち着きましたね」
171: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/17(木) 23:04:27 ID:BD5gqboGtA
従者「王子と仕立屋に会った後、すぐに芸術家に交渉へ行くということで構いませんね?」
姫「仕方ないけれど、構わないわ」
従者「でしたら今日はもうお休みになってください、お疲れでしょう」
姫「あら珍しい、意外と優しいこと言えるじゃない」
従者「姫様といい王妃様といい……」ハァ
172: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/18(金) 16:22:02 ID:RXwsYJSRA.
仕立屋「王様、この度は名誉な仕事を仰せ使いまして本当にありがとうございます」
王「またまた、そんな畏まっちゃってー。いつもありがとうね、今回も頼むよ」
仕立屋「お任せください、何せ今回は特別ですから……」
仕立屋「私が!あの王子様に!白タイツとかぼちゃパンツを履かせられるなんて!」キャーッ
王「あー……そのことなんだけどね?」
173: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/18(金) 16:22:56 ID:RXwsYJSRA.
仕立屋「……なるほど、王子様が」
王「まあ嫌がるのは分かりきってたんだけどねー」
仕立屋「王様も大概性格がお悪いですね」クスクス
王「お互いにねー」ププッ
174: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/18(金) 16:23:31 ID:RXwsYJSRA.
王「と言う訳だから、いつもの衣装室でよろしくね」
仕立屋「かしこまりました」
王「あ、でも王子くんの言い分に納得したらやめてあげてね」
王「俺、直接止められたらいいよって約束しちゃったから」
仕立屋「はい、納得できればですが」
175: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/18(金) 16:24:10 ID:RXwsYJSRA.
王子「仕立屋、少しいいかい?」
仕立屋「ああ王子様お会いしたかったです!計測にいらしたんですね」
王子「いや、そうじゃなくてね……」
姫「仕立屋さん、お久しぶりね」
仕立屋「姫様も!」キャーッ
176: 1 ◆xXC7.dNnEA:2011/11/18(金) 16:24:40 ID:RXwsYJSRA.
仕立屋「暫くお会いしないうちに、すっかり女性らしくなられて」
姫「もう!誉めても何も出ないわよ!」テレテレ
仕立屋「いえいえ、本当のことを言ったまでですので」
姫「仕立屋さんも相変わらずお綺麗なままよね」
仕立屋「嫌ですわ姫様、お口がお上手で」
王子「なにここ怖い」
216.14 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】